モンハン用語/小型モンスター

Last-modified: 2024-04-20 (土) 18:50:28

主に群れを成して生活している、比較的小さな身体のモンスターのこと。
他のゲームで言う「雑魚敵」に相当する。

目次

概要

  • いわゆる「雑魚モンスター」のカテゴリーに相当する。
    アクションゲームにおいてプレイヤーにいち早く快感を与え、
    ライト層のモチベーションに貢献する、基本的だが重要な役割を担う。
    また、モンスターの中では小型な部類が多く含まれるなど、基本的に「小型」という表記に忠実。
    ただ、中にはアプトノスやリモセトスのように大型モンスターと同じかそれ以上の巨躯を誇るものも存在し、小型という表記と矛盾する。
    ゲーム内の世界の認識としてはおそらく、小柄なものを中心とした「危険度の低いモンスター」という認識なのだろう。
  • 能力的には大型モンスターと比べるとかなり低く、基本的に適正ランクのものであればどんな装備でも討伐可能なレベル。
    単体での危険度は低いが、油断していると手痛い一撃を繰り出してくることもあったり、
    一個体ではさほど脅威にはならないが、複数個体で群れを形成して現れ、囲まれると危険な場合もある。
    ハンターからすれば大したことは無い存在でも、一般人からすれば十分すぎる脅威である。
    そのため、「大量に出現した小型モンスターを掃討してほしい」、という依頼がギルドへ入ることも少なくない。
  • これらのなかには、成長すると大型化して群れを率い、
    中型モンスター大型モンスターとしての扱いを受けるモンスターも存在する。
    • 因みに上記のような大型モンスターには、
      ドドブランゴやアグナコトルなど、亜種の存在も確認されている種もいる。
      現時点での小型モンスターの亜種はMHR:Sで追加されたハゼヒバキ(ヤツカダキ亜種の幼体)のみが確認されている。
      • 一応、アイルーの亜種がメラルーであったり、
        ランポスやジャギィなどには生息環境の違いによって誕生した様々な亜種が存在している。
        ただ、これらの場合はMHシリーズで言われる「亜種」とは意味合いが微妙に異なり、
        公式で○○亜種などのような名前を付けられたモンスターはやはり確認されていない
        (こちらに関しては世界観/近縁種に詳しい)。
      • MH2でのみ、今で言う「ギアノス」は「ランポス亜種」と呼ばれていた。
        MHWまでの時点で、小型モンスターの亜種と扱われた初の事例である。
    • ランゴスタやガレオスはボスとなる個体が最初から決まっており、
      大半の個体は成長しても小型のまま生涯を過ごす。
  • 狩りを、あるいは採取を彼らに邪魔され、狩り場の掃除に勤しんだ人も多いだろう。
    モンハンシリーズの花形といえばやはり大型モンスターとの対峙だが、
    狩り場に出れば良くも悪くもターゲット以外の小型モンスターの存在は意識せざるを得ない。
    ハンターの仕事は基本的に、綺麗に整えて御膳立てされた「決闘」や「試合」ではなく、
    こうしたモンスターも生きている自然環境の中に分け入って行う「狩猟」なのだ。
    • …とは言え、今と比べて序盤装備の性能が控え目だった初期シリーズでは
      小型モンスター自体がターゲットの掃討クエストはもちろん、
      状況を問わず彼らの存在感が大きかった。
      緑ゲージさえ短めな斬れ味の武器や、弾薬とアイテムが一緒で容量上限も低いアイテムポーチでは
      本来のターゲットにとりかかる前の消耗も馬鹿にできなかったのだ。
      ゲームバランスの確立されていなかった当時は、
      単純かつ執拗にハンターを狙うばかりの行動パターンや大量の出現数、
      いくら討伐しても討伐しても出現する無限湧きなど、ゲームシステムもプレイヤーに牙を剥いていた。
    • 時代は流れシリーズを重ねるにつれて、
      数々の調整やハンター側のアクションや仕様面の強化*1が施され
      初期装備であっても小型モンスターに数の暴力で押し負ける機会は減った。
      順当に装備を強化して適正レベルのクエストに挑むのであれば、
      小型の排除にはさほど苦心することなく中型や大型のメインターゲットに取りかかる事もできる。
      もちろん、小型モンスターの思考や生態にも調整や強化は施されている。
      ハンターへの実害がより増えた厄介者も居れば、所構わず異様なまでに執拗で攻撃的だったのが
      一転して不動の守り重視と大幅に性格の変わった奴、作品によって攻撃性がころころ変わる奴まで、
      その内容は様々だが、多くは「生物としての習性」の描写を強化するものとなっている。
  • 技術の進歩で小型モンスターの思考パターンも多様化した近年の作品では、
    同エリアに大型モンスターが現れた場合、エリア端の縄張りまで避難する種が多い。
    巻き添えを食っては堪らないということなのだろう。
    ただし、その縄張りに大型モンスター(やハンター)が接近した場合は、
    果敢に攻撃を仕掛けて撃退しようとする姿も見られる。
    雑魚敵などと呼ばれる小型モンスターではあるが、彼らも生きるのに必死なのである。
    また、大型モンスターが居るエリアに隣接するエリアでは、小型モンスター達は警戒行動を取る。
    ペイントボールが切れてしまった場合のヒントとしても有用。
    その際に大型モンスターがやって来たエリアにいた小型モンスターは隣接エリアへと逃走する。
    • なお、ブルファンゴやリノプロスのように極端に気性の荒いモンスターは別で、
      大型モンスターが同エリアにいようがお構いなしにハンターを狙ってくる。
    • 鳥竜種を筆頭に、ガレオス、ブランゴ、ルドロス、ウロコトル、ガミザミやヤオザミなど
      同族の成体モンスターと連携してパーティープレイでハンターに群れを成して襲って来る場合もある。
      • また、MHRiseで登場したイズチオサイズチに関してもパーティープレイでハンターに襲いかかってくる。
        とは言え、大型ボスモンスターの取り巻きに付くモンスターは元から気性が荒い者も多く
        ラギアクルスに加勢するルドロス、ウラガンキンに加勢するウロコトル、
        ディアブロスに加勢するガレオスなど、赤の他人の異種族ボスとの連携共闘なども日常茶飯事である。
    • またMHRiseでは、ハンターから未発見の場合、
      逆に大型モンスターに敵対行動を取る小型モンスターが複数見られる。
      ガブラス鋼龍に群がり毒液を吹き掛け、小型の蜘蛛炎王龍に火炎放射を浴びせたりする様はややシュール。
      アイツに至っては大型モンスターに針をぶっ刺して麻痺させたりする始末。
      もちろんそんな行動を取った奴らをその後に見たものはいない…
    • 本作ではハンター側のカウンター攻撃が豊富な関係上、これらの小型モンスターの行動が問題視されており、
      特に、開幕咆哮をカウンター狙おうとして小型モンスターに先手を取られて失敗する事が頻繁に起こりえるので、
      プレイヤー側から不満の声が多く見られる。
  • MHWorld以降は個体差のようなものも描写されるようになり、
    同じ種の小型モンスターでも色の薄い個体が群れに混じっていることがある。
    新モンスターのジャグラスやイズチだけでなく、既存モンスターのガーグァやランポスなどにも色褪せた個体が存在している。
  • 各クエストの達成条件などを見ると、小型モンスターは基本的に「○匹」で数えられる場合が多い。
    しかし、アプトノスやリモセトスなどの比較的大きな体格を持つモンスターは、
    たとえ小型モンスターとして分類されていても「○頭」で数えられる場合がある*2
  • 通信プレイにおいて小型モンスターは同期が簡略化されているらしく、
    同じ個体でもプレイヤー毎に位置がズレている場合がある。
    というかMHXXまでは全く同時にエリアインしないと確実にズレる。
    • 体力は同期しているため、他のプレイヤーが別位置で倒したモンスターはその瞬間に死亡する。
      その辺を歩いていたランポスが突然吹っ飛んで息絶えたり、
      いきなりガレオスが地中から飛び出してのたうち回ったりするのはこれが原因である。
    • それだけなら笑い話だが、例えば運搬クエストで運び役に接近した小型を攻撃したり、
      剥ぎ取りの邪魔になるので小型を掃除しようと攻撃をしていたら、
      他の人の画面ではそこに何もおらず、味方を攻撃して妨害しようとしていると誤解される、
      みたいな事もあるので気を付けよう。
    • MHWorld以降ではシームレス化したフィールドに小型モンスターも同期し、エリア移動も行える様になった。
      エグゼクティブディレクターの藤岡要氏が小さな生物まで同期させるのが最初の課題だった
      語っているように、かなりの難題であったようだ。
  • MHST2においては、小型モンスター(特に甲虫種)がかなりの強化を受けており、
    特に竜の拠り地・裏の個体は通常攻撃ですら200ダメージを、
    クリティカルが出ようものならライダーの体力を一瞬で削り取られかねない。
    油断しているとターゲットの大型モンスターを差し置いて3乙させられることも…
  • 位置情報ゲームのMHNowでも小型モンスターは登場する。
    戦闘はシームレスに移行し、必ず1対1の戦闘になる。
    大型は特定の範囲内まで移動しなければ相手できないのだが、小型は一定時間経過すると何処でも湧いてくる。
    大型モンスターとの狩猟をメインにしている関係上、小型モンスターの種類は少ない。
    リリース時点ではジャグラス、シャムオス、メルノス、ノイオス、ラフィノスの5匹しか登場せず、
    その中で翼竜種の3匹は一切攻撃してこない
    そのためSPゲージ溜めのサンドバッグにされてしまいがちである。
    一方牙竜種は好戦的で、噛みつかれて体力がゼロになると戦闘は強制終了する。
    • ちなみにこの牙竜種の攻撃、主にジャグラスとシャムオスのものは恐しく発生が速く
      見てからではほぼ回避が間に合わないほどである。
      ついでに、何故か小型モンスターからの攻撃ではジャスト回避が発動されない。
  • 本作の小型モンスターの体力はどうやらこちらの攻撃力に比例して且つ固定では無くランダムとなっているらしく、
    大剣やハンマーなどによる重い一撃を当てても耐える事があり、こちらの武器が最終強化をしている場合だと
    数値にして★1のドスジャグラスよりも高い体力を持つ事になる
    • 一方で攻撃力に関しては常に一定なので、この無駄に高い体力について武器のSPゲージの回収に役立つと見るか、
      素材集めの際に一撃で倒せない事があるので面倒と捉えるかはあなた次第。
  • 討伐することで牙竜種からは武器強化用のとがった爪、翼竜種からは防具強化用の翼竜の皮を入手できる。
    グレードが上がるに連れて要求量は膨れ上がるが、素材集めはたとえ田舎でも容易なので、
    ボックス枠が埋まって処分してしまってもすぐ取り返せる環境になっている。
    • 冬の大型アップデート『雪華散らす碧雷』以降は、渡りの凍て地出身のウルグコルトスが加入。
      だが入手素材に関しては相変わらず小型モンスター汎用素材のみとなっている。

一覧

魚類
サメ型
クラゲ型
ナマズ型
アロワナ型
マンボウ型
カツオ型
ガライーバ
草食種
アプトノス
ケルビ
ガウシカ
ポポ
アプケロス
モス
エピオス
リノプロス
ズワロポス
ムーファ
リモセトス
ケストドン
ガストドン
メルクー
ブルック
エルペ
獣人種
アイルー
メラルー
チャチャブー
ガジャブー
ボワボワ
ウルキー
(テトルー)*3
甲殻種
ヤオザミ
ガミザミ
クスバミ
甲虫種
ランゴスタ
カンタロス
大雷光虫
オルタロス
ブナハブラ
クンチュウ
紫光虫
大蝕龍蟲
鳥竜種
ランポス
ゲネポス
イーオス
ギアノス
ジャギィ
ジャギィノス
フロギィ
バギィ
ガーグァ
マッカォ
イズチ
オルギィ
アピポス
牙獣種
ブルファンゴ
コンガ
ブランゴ
ブンブジナ
ココモア
魚竜種
ガレオス
デルクス
海竜種
ルドロス
ウロコトル
ポカラ(雌)
飛竜種
ギィギ
エギュラス
牙竜種
ジャグラス
シャムオス
ギルオス
ウルグ
蛇竜種
ガブラス*4
両生種
スクアギル
鋏角種
ツケヒバキ
ハゼヒバキ
翼竜種
メルノス
ノイオス
ラフィノス
バルノス
コルトス

関連項目

モンスター
モンハン用語/中型モンスター
モンハン用語/大型モンスター
モンハン用語/超大型モンスター
モンハン用語/極小個体 - 似て非なるモノ


*1 特に序盤の装備の性能がより優秀となった面が大きい
*2 昆虫のカイコを「頭」と数えたり、子犬は「匹」だが成体犬は「頭」と数えるなどの例も存在しているので、「匹」と「頭」の使い分けに明確な基準がある訳ではないが
*3 NPC扱い
*4 MH2・MHFでは飛竜種