モンハン用語/先生

Last-modified: 2024-03-09 (土) 15:36:54

モンスターハンターシリーズにおいて、初心者の登竜門、
もしくはプレイヤーに立ち回りの基本などを(半ば強制的に)教えてくれる存在の総称。
MHW以降は登場人物であるソードマスターの別名としての意味も持つ。

目次

概要

  • モンスターハンターシリーズには一応基本操作のチュートリアルが存在はする
    (無い作品もある)が、ほぼ全ての作品においてプレイヤーは実際に狩場に放り込まれ、
    そこでゲームの基本を学んでいくことになる。
    そしてある程度基礎を積んだところで大型モンスターの狩猟へと挑戦していく訳だが、
    ここで初心者への壁として立ちふさがり、同時にMHシリーズで重要となる
    「立ち回り」を学ばされる大型モンスターに付けられる俗称が「先生」である。
    「先生」は敬意を表した表現でもあり、そのモンスターの愛称となる事も少なくない。
  • MHシリーズで最も有名な「先生」はクック先生ことイャンクックであり、
    イャンクック及びその近縁とされる種、
    及び似たようなポジションにあるモンスターに「先生」などの敬称が付けられる。
  • ちなみに他のゲームでは「効率よく稼げるモンスター」や、
    「味方サイドにおける非常に強力な助っ人キャラクター」などに敬意を表して先生と呼ぶケースもあるが、
    MHシリーズにおいてはこの用法ではあまり用いられない。
    • 世界観上、ハンター生活における技能の継承は教官と呼ばれる人々が担っている他、
      個人間では師弟関係となる場合が多く、「先生」という呼称で呼ばれることが少ない。
      数少ない例で言えば、新大陸古龍調査団の1期団に所属するソードマスターは周りから専ら「先生」と呼ばれている。
    • MHは他社のハンティングアクションと比べ、クエストに帯同するNPCが頼りない傾向があり、
      NPCに頼り切ったプレイングは難しい、といった側面がある。
      MHFには基本的にリアルマネーを払うことで狩猟に参加するNPCが存在し、
      「先生、お願いします!」「どぉ~れ」と言わんばかりの用心棒ぶりを発揮したこともあるのだが、
      武器種毎に設定された使い手が居ること、人気なのは大体女性NPCであることから、
      基本的にNPC名を呼び捨てにされることが多く、やはり「先生」と呼ばれることは少ない。
      せいぜいが「たん」だの「たま」だのを付けられるぐらいである
  • ガンナーの間では、尻尾を切ってくれる剣士を先生と呼ぶ文化があった。
    睡眠弾で眠らせて大剣使いの先生に溜め斬りを当てていただくのがお決まりのパターンであり、
    斬裂弾が無かったり、剥ぎ取り以外では尻尾が出づらい作品では崇められていた。
    時代劇などで用心棒の剣士が「先生」と呼ばれるのが由来であろう。

先生とされる事が多いモンスター

イャンクック先生

  • シリーズ最初の「先生」であるイャンクックを指す愛称。
    「イャンクック先生」とフルネームで呼ばれたりするが、「クック先生」「先生」と略された呼び方が一般的。
  • 初代MHではイャンクックも飛竜種の1頭として扱われる存在であり、*1
    後に主に戦うことになる「ワイバーン骨格」のモンスターとして、
    大抵の場合初めて対峙することになる存在であった。
    攻撃パターンも他の飛竜に共通するものが多く、それらに対処できないようではとてもじゃないが先に進めない。
    つまりプレイヤーはイャンクックを通して、後に戦うモンスターの動きは何たるかを学んでいく事になり、
    その結果付いた愛称が「先生」である。
  • 初代以外の作品においても、イャンクックは「初心者の壁」として立ちはだかるケースが多かった。
    モンハンを始めたばかりのハンターは、操作に慣れていないばかりか、
    「武具の強化を理解していない」だとか「素材集めがめんどくさくてしていない」だとかで
    初期装備のままの場合もある。
    とは言え最序盤の小型モンスターや、いわゆる「ドス鳥竜」、ドスガレオス等の中型モンスターは、
    初期装備や適当な動きでも特に苦労もなく倒せてしまうため、装備や立ち回りの重要性に気づかない事が多い。
    そんな中で、多くのプレイヤーは意気揚々と次のクエストに進むわけだが、
    そこで初心者ハンターの目の前に現れるのがクック先生ことイャンクックである。
  • イャンクックは中型モンスターとは一線を画す攻撃力や体力を有し、
    攻撃パターンもそれまでに相手してきた敵とはまるで異なる。
    肉質も、初期に多い斬れ味黄色でははじかれる部位もある。
    初期装備では、はじかれたり、防御力の低さですぐに力尽きてしまうことも多い。
    そこで多くの初心者は武器や防具の強化の大切さ、立ち回りの重要性を知るのである。
    • ちなみにクック先生は純粋な強敵というわけではなくあくまで最初の登竜門であり、
      これをクリアしたハンターは次に「レイア女史」に挑み、
      返り討ちされることになるのが旧シリーズの定番だった。
      • 余談だが、MHF-G10以降の仕様ではイャンクックがHR1帯、
        リオレイアがHR2帯のギルド指定クエスト(=キークエスト)に含まれている。
    • 初期作品では最初の捕獲クエストのターゲットがイャンクックであることも多い。
      「耳を畳む」など捕獲可能か否かのサインが非常に明確なモンスターであるため、
      詳細なチュートリアルやスキルがない時代でも「捕獲して無事クエスト達成」となり易かった。
      「クック先生のお蔭で捕獲に慣れた」というハンターも多数存在していた。
  • そんなこんなで、MHP2Gまで一貫して初心者プレイヤーの登竜門として立ちはだかったイャンクックは、
    多くのプレイヤーから「先生」と呼ばれ、親しまれる存在になった。
    • MH3からはしばらくイャンクック自体が登場せず、
      復活したMH4以降も最初に戦う大型モンスターではなくなった*2ため
      もはや「先生」ではなくなっているが、単純な渾名としてはMHXX現在でも呼ばれることもある。
      • それどころか、卒業生もとい狩猟に慣れたハンターにとっては、
        むしろ数々のノーモーション攻撃で並の大型モンスターよりも恐れられている存在である。
        先生にして頂点
  • 下位の先生方の授業を乗り越えめでたく上位に昇格したハンターは、
    昇格早々青色に染まったクック先生に改めて上位クエストの手ほどきを受けることになる。
    とはいえ、クック先生の亜種は他の亜種と比べて変化が少ないため、
    上位に上がったハンターならさほど苦労せずに授業をクリアすることができるだろう。
    • 上記のあまり用いられない意味で、先生(ピンクのお財布)と言われる事もある
      (慣れると大して脅威ではないため、資金確保に乱獲されることから)。
      ただし、たかがクックと侮って手を抜くと1死どころか2死することもある。腐っても大型モンスターの端くれ。
  • MH3シリーズでは指導役をロアル先生やペッコ教授(後述)に託し、
    人知れず羽を伸ばしていた(?)クック先生だが、MH4シリーズにて職場復帰。
    MH4シリーズ特有のランダムフィールド未知の樹海にてギルドクエストの流れやシステムを指導してくれる。
    厳密にはドスランポスが一番手として導入教育を務めるが、
    本格的に未知の樹海の散策が解禁され、同時にギルドクエスト関連のシステムを始動させるには
    二番手のクック先生による本格的な実地試験を合格しなければならない
    • ギルドクエストの性質上、クエストのレベルが上がる毎にモンスターも段階的に強化され
      高レベルのクック先生の強さは、全盛期のそれを遥かに超えるスパルタの化身と畏怖される。
      また、ギルドクエストを受注するために必要となる探索においては、
      3乙以上も許容される温情処置がある一方、制限時間が来ると律儀に定時退社してしまうと言う、
      如何に短時間で狩猟するかの立ち回りを、まったく新しいアプローチによって再教育してくれた。
    • また、各地に拡がる狂竜ウイルスの脅威は先生をも襲った。
      だが先生は、病を押してまでハンター達への指導を継続。
      その動きにはところどころ無理が見てとれるものの、
      まさしく命を燃やさんばかりの授業を行ってくれるという。
      • 高レベルクエストに登場する歴戦の先生ほど、
        ハードな教育を続けてきた無理が祟ってか発症率が高いらしい。
        先生・ハンター双方にとって命懸けの授業、心して受けよう。
  • MHXおよびMHXXシリーズでは、MH4Gを含めた攻撃の多彩化によって不良教師と化した。
    初心者の壁どころか中堅飛竜の役どころとなり、基礎教育係はロアルドロスに奪われる形となった。
    攻撃後の隙が無くなり、攻撃を避けて反撃を入れるという一般的な戦い方がとにかく割に合わない。
    一方で体力が低く、怯みやすい為、強力な武器を用意して集団で一気に叩くという戦術に弱く、
    強力な攻撃をいかに押し付けられるかどうかが攻略の肝になる。
    戦いの方法を習う相手というより、武器の生産を怠っているプレイヤーへの躾け役という立ち位置である。
    • G級では、獰猛化個体の教育役としても辣腕を振るう。
      ……とは言うものの、緊急クエストでもなければキークエストでもなく、
      中盤に解禁される複数の獰猛化狩猟クエストの中の一つであり、
      任意の獰猛化クエスト2つを達成する事により、さらに獰猛化関係のシステムが解禁される仕組みとなっている。
      多くのハンターが「どれ。獰猛化とはどんな物なのか、ちょっと手慣らしに様子を探るかな…」と、
      手始めに歴々の恩師たるクック先生の門を叩いたのは容易に想像できよう。
      しかし...
      黒いオーラを纏い獰猛化したクック先生は、多くのハンターを返り討ちにして
      獰猛化システムの真の恐怖を、新米のみならず、古参ハンター達にも身を以て叩き込んだのである。
      「たかがイャンクックごときと侮ってはならない。」
      全盛期を知る者、全盛期を知らぬ者、多くのハンターがその一戦を経て兜の緒を締め、褌を締め直し、
      新たな脅威たる獰猛化個体と本気で向き合おうと気構えを改めたとか。
    • また、獰猛化したクック先生の熱意が武器にまで宿ったのか、
      本作では一部のイャンクック武器が火属性武器中でもトップクラスの性能を持ち、
      これらの武器を装備してモンスターを熱血指導しに行くハンターも多く見受けられる。
  • 公式でもイャンクック=先生を意識したネタが多く盛り込まれている。
    • MHP2G - イャンクックを100頭討伐すると「先生」という直球な称号が得られる。
      MH4でも50頭狩猟で同様に称号を得られる。
    • MHX - ココット村の村長が、「イャンクックを単独で狩猟できるかどうかがハンターの腕前を測る1つの基準になる」
      といったことを述べる。
    • MHF - 毎日イベントに「剣士武器限定かつ防御力制限下*3でイャンクック変種*4を一定数討伐する」
      という条件で獲得できる通り名称号「先生的存在」「熱血先生」が存在する。
  • 愛称であるこのクック先生のネタは、モンスターハンターフロンティアオンラインの
    マナー等の説明ページにまで使われていた。
    内容は、ハンター達がイャンクックことクック先生に挑んで来るが、
    そのプレイヤー達はネットマナーが悪い為連携等も全く出来ず、
    多人数であれば戦略無関係で倒せるはずのイャンクックに何度も敗北を喫する事になる
    しかし、クック先生は画像付きでその敗北理由と解決法を説明してくれる。
    つまり我らがクック先生は、
    自らを討伐しに来る初心者ハンター達に、パーティプレイのマナーを懇切丁寧に教えてくれるのである。
    なんという度量の大きさだろうか。
    • 尚、このクック先生、最終的にはネットマナーの改善されたハンター達に再挑戦され、
      討伐されてしまう
      「よい好敵手に出会えて幸せだったよ」と言っている辺り、恐らく本望なのだろう。
      見事先生を狩猟出来たハンター達の装備もクック(亜種)の素材を用いた装備に一新されている。
      前ページでクック先生に狩猟のコツを教えてもらったハンター達は、彼の最期に胸を痛めたという。
    また、第98回公式狩猟大会ではイャンクック亜種が題目となったのだが、その際のアオリ文が
    「青怪鳥先生との授業に挑み、狩猟教室を卒業せよ!」である
    ちなみに、変種特異個体はその圧倒的な強さから「校長」と呼ばれることも。
  • TGS2012のステージにおいて、MH4でイャンクックが復活することが発表された際にも、
    ネット上は「クック先生お帰り!」というファンからの歓迎と祝福の言葉で溢れかえった。
    twitter上では、一時トレンドに「クック先生」「イャンクック先生」というフレーズが出てきた上、
    日本のソーシャルネットワーキングサービス最大手のmixiでも、
    イャンクック先生の復活を「注目のピックアップ」の1つとして取り上げたほど。
  • また、2012年の年末にマイナビが行った
    「モンハンシリーズ初見で一番苦戦したモンスターは?」というアンケートでは、
    男性編女性編共に、第1位にこのイャンクックの名前が挙げられている
    (ちなみに、男性は30.6%、女性は26.7%がイャンクックの名を挙げた)。
    その一方で、「イャンクックから戦いの基本を教わった」という意見も男女に共通して見られた。
    この結果から、多くのプレイヤーがイャンクックのことを、
    初めて戦った強敵であると同時にハンターの戦い方の基本を教えてくれる
    「先生」として認識していることが改めて示されることとなった。

レイア女史(レイア先生)

  • 旧シリーズにおいては、概ねイャンクックを狩猟した後に対峙する大型飛竜であるリオレイア
    イャンクック同様の立ち回りが通用する相手でありながらその実力は桁違いであり、
    初心者を卒業しつつあるハンター達を飛竜の代表としてビシビシとしごいていくのである。
    雌という設定から「女教師」というクック先生とはまた微妙に異なるポジションで、
    現状全シリーズで登場しているのもポイントだろう。
    • ただし初代MHでは「リオレウスより後に解禁される」「オフラインではゲームクリア後に解禁」
      という性質から、このポジションが確立したのはクック先生より後の作品で、
      もっと早いタイミングで狩猟解禁されるようになったMH2以降の話である。
  • 彼女から新たに学べることも非常に多く、例えばサマーソルトやチャージブレスなど、
    予備動作が長い分、一撃食らえばたちまち窮地に陥る必殺技の存在。
    尻尾を切り落とすという新たな部位破壊。毒や拘束攻撃、バインドボイスへの対処等々。
    また、振り向くスピードで突進かブレスかを判別するなど、
    総じて「相手をよく観察しなさい」という基本を改めて教えてくれる。
    • また、シリーズ恒例行事として旦那リオレウスとの夫婦共同授業がキークエストに指定される事が定番化し、
      同時狩猟クエストが苦手で避けて来た初心者に対しても夫婦そろって教鞭を奮い、
      二頭同時クエストのいろはを徹底的に叩き込んでくれる試練役となる作品が多いのも特徴。
      ペッコ教授など、火竜夫婦の共同授業より前に二頭同時狩猟を強いられるケースは多いが
      二頭が連携して相互に助け合う、意図的に合流する、などの特性により、殊更、シビアな授業となる。
      将来的には決戦型フィールドでの強制二頭同時クエストも増えて来るため、早い段階で慣れておきたい。
    • 作品が新しくなるにつれモンスターのモーションの多彩化が進み、
      そのモンスターのモーションを覚えたとしても他のモンスターでの立ち回りには使い回せない事が多い。
      そんな中でリオレイアは相手の動きをよく見てヒット&アウェイで戦い、肉質の柔らかい弱点を狙うという、
      より広汎的な立ち回りの基礎を叩き込んでくれるモンスターとして現在までその地位を保っている。
  • 亜種や希少種の登場する、特にMHP3以降の作品においては、通常種とは一線を画した戦闘能力を誇ることが多く、
    たかがレイアの色違いだろうと舐めてかかった上位ハンター達を悉く焼き尽くしている。
    まだ亜種としては手優しいクックやロアル先生等の初級試験を難なくパスし、
    浮かれている上位なりたてのハンターに亜種の真の恐ろしさを身を以て教えてくれる、
    そういった意味でも立派な先生と呼べるかもしれない。
  • MHSTでは亜種が典型的な初見殺しモンスターとしてインパクトのある登場を飾った。
    最初は寝ているため余計な事せずに離れたり、万一戦闘になってもすぐに逃げれば大丈夫なのだが、
    大した実力もないのに彼女にちょっかいを出したライダーたちはほぼ例外なく消し炭にされたという。
    また、ギルデカラン初到達時に受けられるサブクエストの中には「亜種の強化個体を倒す」という、
    時期を考えれば明らかに早すぎる内容のものも紛れており、
    こちらの方でも多くのライダーがトラウマを受けたとされている。
    本作でのリオレイア亜種は、「自身の身の程をわきまえる」ことの大切さを身を以て体験させてくれる、
    言わば鬼教師のような立ち位置にいると言ったところだろう。
  • 余談だが、MHF-G10以降はHR2のギルド指定クエストに含まれているが、
    同じHR2ギルド指定クエスト組と違ってG9.1までにおいても強さは常識的レベルだと言われていた。
    勿論、HR1指定クエストに入っているクック先生と比べる必要はない強さであるが、
    他3体がG9.1までは強豪だったのでそれと比べると下げ幅はおとなしいと言えるレベルである。

ガルルガ教官(教師、鬼教官)

  • イャンクックの近縁種とも目されるイャンガルルガは、
    クック先生に倣って「教官」あるいは「教師」と呼ばれる。
    イャンクックやリオレイアに似た攻撃技を持ちながら、
    非常に硬い肉質と獰猛な行動から多くの作品で怖れられる存在となっている。
  • 特にMH4(G)の狂竜化したイャンガルルガは手の付けられない程の強さと公式でも言われているので、
    ネタで「鬼教官」とも言われたりしている。
  • MHXに登場する隻眼はニャンターの育成に一役買っている。
    ただし、猛ハプルネコ銃槌によってボコボコにされる彼らには教師としての威厳はもはやない……。
  • 余談だが、MHFでは変種がビギナーシリーズのラスボスを務めている。
    MHFにおいてはそれ以外でめぼしい役目がなく*5、教官の称号も後述するアビオルグに奪われた感がある。

ペッコ教授

  • イャンクックが不在となったMH3シリーズにおいて、
    大型鳥竜種モンスターとして登場するクルペッコに付けられた俗称。
    勿論、イャンクック先生に倣ったネーミングである。
  • イャンクックとは異なる点として、クルペッコは独自要素の塊であることが挙げられる。
    そのためどちらかといえば、属性やられやモンスター乱入等の新要素のレクチャー役と言えるかもしれない。
    MH3シリーズにおける立ち回りの先生については別のモンスターが担っているとされる。
  • 当記事で取り上げている「先生」の中で、
    メインシリーズ内では唯一本元のイャンクック先生と共演できていないモンスターでもある。
    残念ながらMH4でクック先生が復帰と同時にペッコ教授がリストラされて先生と教授の共演が果たされなかった。
    モンスターハンタースピリッツモンスターハンターストーリーズでは共演しており、
    メインシリーズでの共演について望む声もある。

ロアルドロス先生(水泳教師)

  • ロアルドロスはMH3シリーズ及びMHXにおける先生役と言われることがある。
    これは彼が実質初めてまともに対峙することになる海竜種だからである。
  • MH3シリーズでは海竜種が初登場し、MHXでは久方振りに海竜種カテゴリが復活。
    海竜種の代表であると同時に別名も「海竜」であるラギアクルスや、
    火山の生態系の頂点に立ち、溶岩の中を自在に行き来する、
    炎戈竜アグナコトル等の強敵と同じ骨格であり、
    地上での立ち回りがほぼ共用できるのでそう云われるのだとか。
  • また、MH3(G)においては水中戦全般における立ち回りを教わることになるため、
    水泳教師とも言われていた。
    残念ながら先生役としての知名度はそれほど高くはないが、彼から教わることは決して少なくない。
    • MH3の村ラスボス、3GのG級緊急、集会所ラスボスなど
      水中戦は要所で避けて通れない必須科目となっている。
      前者2体は水中戦オンリーな上、挙動はロアルドロスと共通しているので是非とも彼の授業で馴れておきたい。

余談

  • モンスターではない、本当の意味での「ハンターの先生」に当たる存在としては、教官がいる。
    だがこの教官、「イャンクック先生」が誕生した初代にはおらず(MHGより登場)、
    初登場から暫くは訓練所で腕試しをするハンターを待ち受けるポジションであったこと、
    MH3以後のシリーズにおいて、必ずしも先生として立ち振る舞っているとは言い難い、
    という例も見られるようになったことから定着せず、
    モンハン界隈で先生と言えば基本的にイャンクックを指す場合が殆どである。
    • ただしMHRiseに登場するウツシ教官は、翔蟲や操竜、百竜夜行などのチュートリアルを担当しており、
      これまでの教官とは打って変わってとても手厚く指導してくれる。
  • 先生と呼ばれる機会こそ稀なものの、それっぽい役割を持っているモンスターは他にも結構存在する。
    鈍重な動き故、ヒット&アウェイを意識しやすいババコンガやアオアシラ。
    獣竜種の1番手であり、同時に登竜門にもなり得るドスジャギィやボルボロス。
    直線的な攻撃と序盤では頭抜けたパワーで、攻撃タイミングや装備強化の重要性を認識させるテツカブラ。
    MH4の目玉である二重床の使い方をレクチャーし、その上で壁として立ちはだかる
    ケチャワチャおよびネルスキュラ。
    MHRiseにて翔蟲受け身の仕様を理解させるため、容赦ないダウン追撃を仕掛けてくるアケノシルムなど。
    先生としての役割を持ち得るのは、やはりドス鳥竜と同時期かそれを少し過ぎた後位の、
    比較的序盤のモンスターが多いようである。
    特殊な事例としてはオンラインで戦力外なふんたーと対面し、
    相対的に評価が上がったオトモが先生と呼ばれた事もあった。
    • 中でもアオアシラは近年頭一つ抜けた先生ポジションを確立しており、
      二つ名個体ヌシ個体傀異化にてそれぞれ先鞭をつけている。
      アオアシラだから許される厄介なモーションの数々を引っ提げ、これらシステムの恐ろしさを遺憾なく指導している。
  • MHX系列の村下位では、龍歴院直轄の通常クエストの他に
    ベルナ、ココット、ポッケ、ユクモの各村の依頼クエストを順次クリアして行くことで順番に解放される
    別枠のキークエスト群(四天王フラグ)が存在する。
    ココット村はクック先生、ユクモ村はルドロス先生が依頼クエストのキーフラグ担当を受け持つが
    ポッケ村はフルフル臨時講師が担当すると言う、前例の無い抜擢となった。
    この三人の特別講習をクリア後、晴れて四天王との初邂逅クエストが解放される
    • ベルナ村では星2のドスマッカォを皮切りに、星3ではカブラ親方が立ちはだかる。
      そして早弁ハプルボッカ、摘み食いダイミョウザザミ、イャンクック等を経て
      初邂逅クエストが解放されるが、先生役と言うほどの門番は(クック先生は別格として)存在しない。
      ただし、このクエストの後には
      緊急クエストとして新米教師のホロロホルル新任教諭から
      新仕様の「混乱」に関するレクチャーを受けると言う、ペッコ先生を彷彿とさせる流れとなる。
    • 初邂逅クエスト後には四天王はしばらく鳴りを顰め、改めてそれぞれと本格的に対決するに至るまでには
      レイア女史の定期講習を筆頭に、体育教師のナルガクルガ、音楽教師のガララアジャラ、
      美術のモデルにショウグンギザミのスカウトなどなどを経て
      次なる緊急クエストとして当然、ガルルガ教官の熱血指導も待っている。
  • MHFではフォワード.4以降チュートリアルでいきなりゴゴモアと戦わされるようになった*6が、
    G9.1までにおけるゴゴモア自体の狩猟可能HRは3~なのに対しイャンクックは2~であったため、
    本番*7という意味についてはイャンクックの方が先という展開に違いはない。
    G10以降の仕様ではイャンクックがHR1~(ギルド指定クエスト)・ゴゴモアがHR2~なので
    ポジション的な変化はない。
    それ以上に、MHFでは上述したように公式でイャンクックが文字通りの先生役になっているため、
    イャンクック以外のモンスターを先生と呼ぶ風習は基本的にはないが、
    後述するようにG10の仕様変更に伴い最初の緊急クエスト担当になったアビオルグ
    弱体化ぶりからくる呼称の変化としてアビオルグが「教官」と呼ばれることはある。
    上述した先生的な役割を持つモンスターとしては、
    HR4緊急クエストのアクラ・ヴァシム変種(ここからモンスターのステータスが跳ね上がる)、
    HR5キークエストのディオレックスなどが挙がることが多い。
  • 「先生」ではないが、本シリーズの炭鉱夫ネタにおける専門職的な指導役・研修役として
    「主任」や「現場監督」などと呼ばれるモンスターもいる。
    よく言われるのはガンキン主任ブラキ主任などだろう。
    これらに関しての詳細は「炭鉱夫」の記事を参照していただきたい。

アビ教官

  • MHF-G10以降、HR1のギルド指定クエスト3つ(クック先生・ヒプノックタイクンザムザ)をクリアすると
    最初の緊急クエストとしてアビオルグが登場するようになった。
    その一方、同アップデートでは下位・上位のクエストにおけるモンスターの体力や攻撃力への
    下方修正が激しく、それまでの仕様においては(下位でも)強豪だったはずのアビオルグが
    大幅に弱体化し登竜門としては常識的なレベルに収まってきたことから、
    それまで言われていた「アビ叫喚」から「アビ教官」へと変化していくようになった、という物。
    • アビオルグが登場したフォワード.3当時から「阿鼻叫喚」という語句に対する当て字としての呼称は
      存在していたが、当時は尻尾叩きつけ(上位以上)や打ち上げ炸裂ブレス(剛種)を受けた時の
      悲惨な様(主に即死級の威力)と、通常の証とは別に2頭クエストで別の証が登場することから来る
      武具強化に対する難度を受けて「アビ叫喚」とすることが多かった。
      • なお「阿鼻叫喚」の本義は「災害や混乱などの中で人々が泣き叫ぶ様」を表した語句であり、
        その語源は仏教における八大地獄のうち「阿鼻地獄」と「叫喚地獄」である。
        「阿鼻地獄」は一般的に「無間地獄」と呼ばれる物で猛火に身を焼かれる物、
        「叫喚地獄」はいわゆる「釜茹地獄」の事を指す物であり*8
        どちらも火や熱に関するという意味ではアビオルグにも通じている。
    • またG10当初は下位・上位モンスターの難度調整が知れ渡っておらず、
      G9.1までにおける基本ステータスの圧倒的な高さから初心者が阿鼻叫喚になるのは
      間違いないと言われていたが、
      実際にはアビオルグ自身が弱体化で阿鼻叫喚となっていたというネタにもなっている。

関連項目

モンスター/イャンクック - 元祖先生
モンスター/イャンクック亜種 - 先生の亜種
モンスター/リオレイア - 女教師
モンスター/イャンガルルガ - 鬼教官
モンスター/ロアルドロス - 水泳教師
モンスター/クルペッコ - 新要素を担当する教授
モンスター/プケプケ - 50頭狩猟で手に入る称号が先生
システム/キークエスト - 上記先生らが担任する事の多い必修科目
システム/緊急クエスト - それまでのノウハウが試される実技試験


*1 システム上で鳥竜種が存在しなかったため。設定上は初期から鳥竜である。
*2 MH4ではチュートリアルのダレン・モーランを除けば順番的には最初だが、戦わなくとも先に進めるようになっている
*3 防具による防御力が450未満、「熱血先生」は全ハンターが対象(G5.2以降、不具合修正の絡みかNPCは対象外となっている)。
*4 クエスト指定がHR100~(G10以降はHR5~)という形であり、数値の関係上非現実的ではあるがG級クエストでも対象にはなると思われる。
*5 ガルルガ自身のめぼしい出番はビギナーシリーズのラスボス程度だが、素材に関して言えば音無珠Gを作るための素材となる音無珠を作るために黒狼鳥の耳の需要が存在する。
*6 余談だが、フォワード.3までの仕様では狩人キャンプに連行され諸々の操作説明の後ランポス3頭討伐の闘技場クエストに連れ出されるという物であった。
*7 チュートリアルのゴゴモアは剥ぎ取りなどで入手できる素材が専用の「跳緋獣の毛玉」となっている。
*8 語源由来辞典では猛火の鉄室に入れられるという記述もある。