モンスターハンターというゲームを語る上で欠かせない、ハンターの狩猟対象。
一番目にする機会も狩る機会も多い大きなモンスターたちのこと。
他のゲームで言うところのボスキャラといえる存在。
概要
- アクションゲームにおける「ボスモンスター」のカテゴリーに相当する。
また、表記通り原則として大型で、
例えばドスランポスやドスジャギィなど、一目見てそれだと認識可能な程度には巨大である。
また、遭遇時にはBGMもかかる。
本シリーズにおける小型モンスターとのゲームシステム上の最大の違いは、
大型モンスターはHPが高く、ちょっとくらい切っても簡単には死なないこと。
また、小型モンスターでも群れのトップや成長した個体等の一部は、
呼び名が変わってこちらとしての扱いを受けるモンスターもいる。
- キリンとホロロホルルを除き、おおよそ全長(頭から尻尾の先)は10m以上。
特に大きいガノトトスやアグナコトルなどは30m突破も十分あり得るほどで、
ガララアジャラに至っては大抵の場合40m、個体によっては50mにも達する。
大型生物である分、戦闘能力・耐久力もそこらの小動物の比ではなく、
到底一般人の手に負えるようなレベルではないため、これらを討伐するのがハンターのメインの仕事となる。
ハンターにとっても直接命に関わる依頼ということもあり、報酬は採集クエ等に比べて高額。- 各モンスターにはギルドや古龍観測局などによって、
モンスター間での力関係に比例した危険度が定められている。
危険度が低い、つまり力では弱いモンスターは、
より力の強い大型モンスターと同じエリアに居座ることをなるべく避けようとする。- 正確にはこの習性はゲーム内でも確認できる危険度ではなく、
一種の隠しパラメータである「大型モンスターの強さランク」によって管理されている。
詳細はリンク先を参照。
- 正確にはこの習性はゲーム内でも確認できる危険度ではなく、
- 各モンスターにはギルドや古龍観測局などによって、
- 飛竜種は「ワイバーンレックス」、鳥竜種全般は「イグルエイビス」、小型(陸上性)の鳥竜種は「ケプトス」、
中型(ワイバーン型)の鳥竜種は「ボルドル」という生物から派生したものであるとされる。
古代には、「エンシェントサーペント」という魚竜が生息していたらしい。
もちろんそれらは既に絶滅しており、残念ながら現在狩猟することはできない。
詳細は絶滅種を参照。
大型モンスターの種類
- 大型モンスターの中には、「亜種」や「希少種」と呼ばれる、体色や生態などが異なる個体もいる。
また、亜種や希少種、後述する特殊な種の存在するモンスターの場合、
そうではない種のことを「通常種」または「原種」と呼称している。
詳細はリンクを参照して頂きたい。
- また「特殊個体」と呼ばれるモンスターも存在する。
これは同一種でありながら通常個体とは別枠として扱われる特別な個体を指し、
激昂したラージャン、怒り喰らうイビルジョーなどが有名どころ。
詳細はリンク先を参照のこと。
その他の区分
- MHFでは、ヒプノックにのみ「亜種」ではなく「繁殖期」の個体がいる。
厳密に言うと、ディアブロスの亜種は繁殖期を迎えた個体であり、
グラビモスの亜種も排熱能力の優れたバサルモスが成長した個体という設定なのだが、
ゲーム内では単なる亜種としてしか扱われていない。
ラヴィエンテの場合は「狂暴期」の個体が存在し、こちらは亜種ではなくHR100以上のラヴィエンテという扱いである。
- MHFには原種や亜種に酷似した姿を持ちながら、
高い能力を有した変異種である「変種」や「奇種」がいる。
その種に共通した特徴を非常に強く持ち、素材は"汎用性"に極めて優れることから「汎用素材」と呼ばれる。
- また、MHFにおいては「○種」という言葉がモンスターの強さや脅威性の高さを表す称号として用いられることもある。
それがHR100以上の「剛種(剛種クエスト)」、SR300以上の「覇種(覇種クエスト)」、
G級ランクの「烈種(烈種クエスト)」「始種(始種クエスト)*1」などに該当するモンスターである。
これらは単にクエストの難易度として扱われているだけであるため、
オディバトラスやゼルレウスなど、剛種クエストから初めて登場するというモンスターや、
覇種クエストから初めて登場するアルガノスやゴルガノスといったモンスターもいるが、
それは結局は「上位から登場する」や「G級から登場する」などの場合とほぼ同じことになる。- これらのランクとしての「○種」の場合、正式な表記上はモンスターの名称の頭に冠する。
「上位テオ・テスカトル」のように「剛種テオ・テスカトル」などと表記するのが正しい。
- 覇種クエストに登場するモンスターは特別で、外見も通常の個体から大きく変貌していることが多い。
- これらのランクとしての「○種」の場合、正式な表記上はモンスターの名称の頭に冠する。
- 同じくMHFにおいてのみ、「種」のさらに下位の区分に「個体」が存在する。
- まだ成長の段階にあって力の弱い個体は「若個体」と呼ばれ、
こちらは狩猟が比較的容易であるため、初心者ハンター向けとしてギルドから扱われている。
- 若個体とは逆に、「激個体」という、高い戦闘能力を有した個体も存在する。
何らかの原因で怒り状態が解除されなくなっており、さら通常では見られない強力な攻撃を繰り出す。
イベントクエストなどが主で、通常のクエストには登場しない。
- そのほか「特異個体」と呼ばれる、突然変異を起こして外見が大きく変化、
通常とは全く異なる動きをする特殊な個体も確認されている。
中には特異個体ショウグンギザミなど、突然変異により身体の内部器官そのものが変異している
種もあり、その差は千差万別だが、基本的に通常の個体と比べて圧倒的な戦闘力を誇る。
基本的にはHR300で秘伝書を入手後に受注が可能となる「ハードコアクエスト」でしか狩猟できない。
詳細はリンク参照。
- まだ成長の段階にあって力の弱い個体は「若個体」と呼ばれ、
- モンハン探検記においても他に様々な種が登場し、
体色が変化、さらに特定のモンスターに対して異常なまでの強さを発揮する「特種」や、
極めて高いステータスを有し、紅いオーラを纏う「烈種」といったモンスターが登場する。
後に「烈種」は本編であるMHFに仕様を大きく変更して輸入されることとなった。