MHシリーズにおける大型モンスターの区分の一種。
概要
- いわゆる「お邪魔虫」ポジションで配置される大型モンスター。
ターゲットにされていないため、ムリに倒す必要はない。
小型モンスター掃討作戦に乗り出すとその群れに親玉が控えていたり、
火竜の卵を盗もうとする狩人に雌火竜が襲いかかってきたり…など。
大型モンスターと邂逅する可能性があればそれだけ難易度が上がるため、
採取クエストであろうと厳しいランク制限が設けられたりする。
上位クエストにもかかわらず簡単そうな採取クエストが配置されている背景には、
こういった事情もまた絡んでいるのだろう。
- MH3から登場した「乱入」とは似て非なるものである。
大まかな違いとして、- 乱入ではクエスト開始後最低でも2分は姿を現さないのに対し、
非ターゲットモンスターはクエスト開始時点から徘徊している。
そのため、いざクエスト開始したら目の前に大型モンスターがいる状況も考えられる。 - 乱入モンスターを狩るとフリーハント報酬+部位破壊報酬が貰えるが、
非ターゲットモンスターは作品によっては部位破壊報酬しか貰えない
(討伐時の剥ぎ取り、もしくは、捕獲報酬は入手可能である)。 - 乱入モンスターは何種類かの内からランダムで乱入してくる可能性があるのに対し、
非ターゲットモンスターはクエストによって固定されている。
そのため、乱入モンスターが他にいない場合、狩猟環境は「安定」となる。
文句をつけても「乱入ではないから」と一蹴されてしまうので注意する事。
毎回安定して大型モンスターが居るとも言えるし、上位やG級でも基本的には一体相手の戦闘となる*1ため
効率を捨てて気長に回して部位破壊報酬と剥ぎ取り(捕獲報酬)を集めるスタンスを選ぶハンターも居る。 - 乱入ではクエスト開始後最低でも2分は姿を現さないのに対し、
- 非ターゲットのモンスターを狩猟しても、当然ながらテロップなどは表示されない。
ただし、そのモンスターを倒さないと本来のターゲットも達成できない仕様のクエストも存在する。
特定の非ターゲットが討伐されることでモンスターなどの配置が変化し、
そこで始めてクエスト達成条件を満たせる環境が整うというクエストである。
なお、ここでいう特定の非ターゲットは大型モンスターに限らず、小型モンスターの場合もある。
- 大型モンスターによる無茶ぶりクエストは基本この形式である場合が多い。
達成条件を見るだけでは単なる納品依頼にしか見えないが、実態は強大なモンスターの顔見せだった……など。- 特筆すべきはMHPにおける「ランポスの群れを討伐せよ!」というクエスト。
ターゲットはランポス20頭だが、初回に限り同作にて初登場のイャンガルルガが登場する。
MHP単体でイャンガルルガが出現するのはムービーを見た回=ほぼ初回限定であり、
MH2との連動かイベントクエストをDLしない限り、同じデータでは二度とイャンガルルガと戦えない。 - 最近では何事もなく終わったと安心したハンターの裏を突いてきたり、
クエストでも何でもない移動中に襲いかかってきたりと一癖あるものも多い。
これらの場合、実際には新たに発生したクエストのターゲットとして設定されている。
ただし、それは事前に確認できる類いのものではないため、やはり不意討ちに近い状況になる。
- 特筆すべきはMHPにおける「ランポスの群れを討伐せよ!」というクエスト。
- サブターゲットの対象として部位破壊や狩猟などが設定されていたりする。
こちらはサブの報酬もしっかり受け取れる。
クエストを高速で回したい場合、サブクリの方が手間がかからなければそちらを利用する手もアリ。
ただし、これはメインでは無いとはいえ明確にサブ「ターゲット」に設定されているため、
非ターゲットと呼ぶかは少々疑問が残るところである。
最たる事例ではメインターゲットでも無いブラキディオスが集中的に乱獲されるが御馴染だろう。
モンスター素材のみならず、サブターゲット報酬として得られるお守りや鎧玉が目当てにされるケースも多い。- そのせいで、先に非ターゲットモンスターが何なのか分かってしまうこともある。
とはいえ、実際には「主な出現モンスター」欄に、
徘徊している可能性のあるモンスターとして真っ先に挙げられている場合も多い。
また、依頼文にハッキリと「周囲を〇〇がウロウロしてるから気を付けろ」と明記される場合もある。
いずれにせよ、万全を期すならしっかり目を通して準備しておくとよい。
- そのせいで、先に非ターゲットモンスターが何なのか分かってしまうこともある。
- MHWorldでは仕様が一新され、マップ中に常に最大3体の大型モンスターが徘徊するようになった。
とはいえ、こちらから手出ししなければ襲ってくることはほとんどなく、
縄張り争いを起こし、メインターゲットの体力を削ってくれたりと逆に助けてくれることもある。
また、探索やクエストの開始時点からいるにはいるが、狩猟すればその分の素材もキッチリ貰えるため、
従来の乱入モンスターと非ターゲットの間のような存在となった。
どちらにせよ、メインターゲットを狩猟する際にはあまり気にならない存在だろう。
…容赦なく乱入してくる例外もいるが。- ところがMHW:Iでは歴代メインモンスターやWorld初出モンスターの亜種など多くのモンスターが追加され、
各フィールドに現れるようになったのだが、彼らの移動ルートの被りが多く*2、
乱入頻度が明らかに増えたため、無視したくても無視できない存在になってしまっている。
それを見越してか植生研究所でスリンガーこやし弾が増やせるようになっているが焼け石に水感は否めない。
- ところがMHW:Iでは歴代メインモンスターやWorld初出モンスターの亜種など多くのモンスターが追加され、
- MHRiseでは操竜の関係で、里クエ序盤から非ターゲットのモンスターがうろついている。
溶岩洞の一部モンスターのように完全に生息域が分かれているものを除けば、割と頻繁に乱入が起こる。
ただむしろ大ダメージを稼ぐチャンスになるため、ハンターたちからは割と歓迎されている。
そのため割とすぐに立ち去ってしまうが
- MHFでもこの手のクエストはごまんと存在する。
これを利用したものとして、クエストをクリアして魂を稼ぎ合う第18回狩人祭において、
配信されたシクレが燃石炭12個納品でたったの1魂しか貰えない激マズシクレかと思いきや、
非ターゲットのフルフルを狩猟するサブターゲットにボーナス魂が仕込まれていた、
という事例が過去にあったりする。
他にもMHFでは様々なドッキリネタに用いられている非ターゲットモンスターであるが、
流石にHR22で伝説の白い龍と会えるクエストを予想できたハンターはごく少数だろう。
余談
- ゲネル・セルタス(亜種)を狩猟するクエストはその仕様上、
アルセルタス(亜種)が必ずと言っていいほど非ターゲットとして登場する。*3
その場合でも、依頼書にはアルセルタスのアイコンが併記されており、予め出現することが分かっている。