防具やお守りを一切身に付けずにクエストへ向かうこと。
特に、大型モンスターの狩猟という防具が重視されるクエストにおいて、
それを全く身につけないで挑戦することを指す。
目次
概要
- モンスターハンターの世界において、
防具は大型モンスターの攻撃から身を守るための手段として重宝されており、
(といってもあまりにモンスターの攻撃が強烈すぎるため、すべての攻撃が凌げる訳ではないが)
ゲームバランス的にも、基本的に(モンスターと同ランクの)防具を着用して
クエストに挑む前提のゲームバランスになっている。
これを、あえて脱ぎ捨ててしまうのが「裸」と呼ばれるプレイスタイルである。
- 防具を装備していない場合、防御力は一切機能しないに等しい(基本的には防御力1になる)。
当然ながら、食事以外のスキルに頼る事も出来ない。
アイテムは使えるためちょっとした採取程度でなら裸でもさほど問題はないが、
これで大型モンスターを狩る、というのは世界観的に見てもゲームバランス的に見ても正気の沙汰ではなく、
自ら行う場合、玄人の腕試しか物好きがモンスターを狩りにいくときのネタ(装備)と言える。- 例外的に、武器にも防御のポイントを持つ物がいくつも存在している。
所詮は申し訳程度のオマケであり、事実上防御力1相当と認識して立ち回る状況に違いは無いが、
物によっては防御力+60という下位序盤フル装備に匹敵する硬さが得られる物も存在する。
後述の裸指定クエストでは、相手側の攻撃力が温情措置で多少は弱体補正されている事もあり
防御ボーナスが付く武器が選択肢として一考されるケースも、場合によっては少なくない。 - 防具が無ければ守りが無に等しくなるのは言うまでもないが、
火力スキルや武器種ごとの必須スキルの類も積めなくなるため、攻めや立ち回りの方にもかなり影響が出る。
総じて普段の狩りとは勝手が違うことを意識しなければならない。
- 例外的に、武器にも防御のポイントを持つ物がいくつも存在している。
- 裸とはいうものの、実際はインナーを着こんでいるので、
防具なしでも文字通りの一糸纏わぬ全裸という訳ではない(というかそうなら18禁である)。
安心してください、穿いてますよ。
ちなみに防具によってはインナーのみの場合よりも露出が多くなるものもある。
なのでそれらの装備を組み合わせて、
更に防具の色も肌の色とほぼ同じにする事により擬似的な裸を演出することも出来る。
その場合は胸を隠す必要がないぶん、女性よりも男性の方が裸に近付けやすい。- この例として、MHP3にユアミシリーズが存在する。
一式装備すると、体にタオルを巻いているだけというほぼ裸と言って差し支えない舐めきった見た目になる。
男性用は腰に巻いているのみだが、女性用はもちろん胸部まで巻いている。
- この例として、MHP3にユアミシリーズが存在する。
- ちなみに、防具を一切装備していない可能性があるゲーム最序盤については、
ある程度の攻撃であれば裸でも耐えられたりする。
だが直ぐにそれは通用しなくなってしまい、G級クエストなどに挑んだ日には、
威嚇の時に振り回される尻尾に当たるだけで力尽きてしまう。*1
こうなると襲い来るモンスター全てがラージャンもかくやという攻撃力の強敵に思えてくる。
- クエストによってはこの裸状態でなくては受注できないクエストもある。
主にイベントクエストやコラボクエストなどで一種の縛りとして設けられる事が多い。
一応出現するモンスターなどの攻撃力等は調整されている場合が多いが、
耳栓や風圧無効といったスキルがないため被弾が確定するという事もそこそこ発生しうるため、
やはり難易度は数段上がる。- MHW以降はこうした条件のあるクエストはMHR:S現在登場していない。
- MHW:Iでは「神裸袢消」という、クリアすることでインナーの見た目になる
重ね着装備が作成可能になるクエストが配信されたのだが、特に装備に制限はない。
当然裸で行っても問題はないのだが、強化されたラスボスが相手であるため
かなり厳しいハンティングになるだろう。
ちなみに、クリア時には下記のMH4時代の話を知る人物に賞賛される。
- シリーズ初期作品では、ゲーム開始時の所持品はハンターナイフのみ、文字通りの裸一貫からのスタートであった。
チュートリアルで村長に会いに行くことで支度金として1500zを貰うことができ、
レザーライト一式を買うことはできる…が、この頃は特にスキルがあるわけでもなく、
防御力も全身で5しかなかったので武器に全振りで裸のまま狩りに繰り出し、小型モンスター装備を作る、
バトルを頑張って作るというプレイがしばしば行われていた。- MH、MHG、MHP、MH2、MH3がこれに該当する。一方で、MHP2以降の携帯機タイトルには初期防具がある。
これは当初Pシリーズが「据え置き機に比べて手軽に遊びやすく調整されているバージョン」としての存在意義があった事、
元になっている据え置き版を既にプレイしている人に対して同じことを繰り返しているという印象を与えない為の配慮などがあったものと考えられる。
- MH、MHG、MHP、MH2、MH3がこれに該当する。一方で、MHP2以降の携帯機タイトルには初期防具がある。
- MH4ではOPイベントにおいていきなりダレン・モーランと遭遇し、防具なしのまま戦う事になってしまう。
なお、この時は流石にカスっただけで力尽きないように調整されている。
裸とはいえインナーはちゃんと着ており、移動中にダレン・モーランと遭遇してなんとか追い払ったという流れなのだが
バルバレのギルドではその様子が超盛られたうえで語り草となっており、
「パンツ一丁でダレン・モーランに挑んだ奴がいた」と言われている。- 以後のシリーズではナンバリングと携帯機版が統合されており、裸からゲームスタートではなくなっている。
- MHXで配信された、お馴染みの刃牙クエ「最大VS最強」では、
当然ながらニャンターで挑む場合も裸を強制される。
…のだが、同時に配信されたコラボオトモ「範馬ネコ次郎」は、
なんと裸の時に攻撃力・防御力が上がるという前代未聞のオトモスキル「地上最強の術」を習得している。
時間はかかるが、これを鍛えたオトモに伝授させてしまえば、その防御力は300近くまで上がり、
ハンターの裸を想定した相手に上位序盤前後の防御で挑むことが可能。
ハンターにも裸限定時のスキルが欲しい所である。まあこちらにはアイテムがあるしね…
というかニャンターは裸でも対策スキルとか自由に積める時点で普通に有利… - MHXXでは調査隊の隊長のセリフに
「今のままでバルファルクを追いかけるのは、裸でモンスターに挑むようなもの!たいへん危険です!」
というものがある。
モンハン世界の中においても、「防具なし=裸」という認識なのかもしれない。
- ちなみに裸ソロでゲームクリアした猛者もいる。文字通りの裸一貫である。
- こうした事例があることを踏まえてなのか、MHXXでは、龍識船の武具屋兼加工屋の台詞に
「モンスターを狩るのは、素っ裸じゃあできねぇぜ!たぶんな!」
というものがある。 - また、裸でクエストをクリアすることで、ギルドカードの狩人生活日記の項目に特別な表記がつく。
縛りプレイとしてはほぼ公式認定といって差し支えないだろう。
- こうした事例があることを踏まえてなのか、MHXXでは、龍識船の武具屋兼加工屋の台詞に
- MHRiseのハンターコネクトでは説明文において「防具なし!」というものがある。
防具なしで狩猟に赴くドM猛者達の集いを作りたい場合に設定してみるといいかもしれない。- ちなみに、本作では全身の防具の表示を消すことができるようになった。
これにより、見た目は裸、防具はフル装備のハンターが現れることとなった。
紳士淑女諸君にとっては朗報かもしれない
- ちなみに、本作では全身の防具の表示を消すことができるようになった。
- MHFではG級クエストにおいて、クエスト難易度に対して防具の防御力が低すぎた場合に、
防具を着込んでいるのにもかかわらず防御力が0の状態と変わらない、
つまり「裸」となってしまう(ただしスキルは機能するが)場合が存在する。
こうなった経緯についてはシステム/G級クエスト/MHFを参照のこと。
また、MHFでは火力スキルも含む、様々なスキルを発動させている前提でバランスが調整されているため、
スキル自体が一切発動しない裸装備のデメリットが極めて大きいものとなっている。
アイテムでカバーすることは出来るが、基礎的な火力スキルまでカバーできる訳ではない。
それにもかかわらず、MHF-Z現在最強格のモンスターである、
★4辿異種を裸で討伐している猛者も現れている。- なお、MHFにおいても裸必須のクエストはあるにはあるが、
基本的にモンスターを直接狩猟しない、もしくは小型モンスターの狩猟に限られ、
メインシリーズにあるような高難度ポジションの裸限定クエストは存在しない。
これは上記のような事情があるためと見られる。
- なお、MHFにおいても裸必須のクエストはあるにはあるが、
- ここまで防具に関してのみ言及して来たが武器は外す事が出来ないため
どんなに裸であろうとも何がしかの武器は絶対に装備する事になる。- シリーズによっては見た目が素手の武器を利用して
疑似的に素手での戦闘の雰囲気を味わう事だけはできる。
これに見た目が裸に近い防具を合わせて
ほぼ「裸に素手の状態(に見える)」で狩猟を楽しんだりできるが
この場合は本項に説明する所の『裸』とは何の関係も無い状態である。
- シリーズによっては見た目が素手の武器を利用して
余談
- モンスターを倒せるほどの破壊力を秘めた武器で裸のハンター同士が相打ちになっても、
最悪でも吹っ飛ぶだけで無傷というのはおかしな話である。
一説によれば、武器にはアタリハンテイ力学を応用した技術力が使われているらしい。
- ノベル版では、血気盛んな若いハンターが度胸試しや腕試しと称して
インナー姿で狩猟に赴く、という事例があるとギルドナイトがぼやくシーンがある。
気分は繁華街で泥酔者の相手をする警官か。
- 古くはオンラインゲーム、マルチプレイのあるゲームなどで、処理を軽くするために裸になるという暗黙の了解も存在していた。
- 集まったプレイヤーが描画処理の重い装備(頂点数が多い、テクスチャが重い、透過処理の重ね合わせになっている、エフェクト表示など)を着ていると
高負荷=FPS値に悪影響が出てしまい、快適にプレイ・周回できなくなるケースがあったためである。
特に据え置き機にオンライン機能が尽き始めた黎明期のタイトルに多く、「重い服を着てる奴は地雷」等と冗談めかして言われることもあった。
- 集まったプレイヤーが描画処理の重い装備(頂点数が多い、テクスチャが重い、透過処理の重ね合わせになっている、エフェクト表示など)を着ていると