ストレス要素が少ない、戦っていて楽しいモンスター(強さとは関係無い)。
或いは、プレイヤーが自分の好きなモンスターを分類する時によく使われる俗称。
対義語である糞モンスと同様、基本的に個々のプレイヤーの主観に基づく話題ではある。
対義語:糞モンス
概要
- その理由はプレイヤーによって非常に多岐に渡る。
何を以って良モンスと定義するかには個人差があるが概ね下記のような理由が挙げられやすい。
- 実力・戦闘面
- 積極的に交戦距離を保ち、プレイヤーの攻撃が届かない遠距離、ないし地形に篭もらない
- 攻撃に執拗な軸合わせや高いホーミング性能などの理不尽さがない
- 動きに緩急があり、プレイヤー側が現在何をするべきかを理解しやすい
- 事故を誘発するランダム要素が少なく、プレイヤーが上達を実感しやすい
- 起き攻め、壁ハメ、車庫入れなどの隙潰しに属する行動が少ない
- 対処する余地が少ない理不尽な攻撃を行わない
- バインドボイス、風圧、拘束攻撃などのプレイヤーの行動を阻害する行動を多用しない
- 毒、麻痺、雪だるま、属性やられなどの状態異常を多用しない
- 理不尽に硬い部位を持たない。あるいは、肉質に付け入れる部分がある
- エリア移動の頻度が少なく、長時間戦える
- 当たり判定に理不尽さがない
- など、ハンターにストレスを与えにくいモンスターや実力のある一方で
戦っていくうちに攻略法がつかめて、戦っていて楽しくなるモンスターが良モンスターと呼ばれる傾向にある。 - その一方で、避けやすい攻撃ばかりで厄介な拘束技もなく、さらに簡単にハメ殺せてしまう
動作を完全に把握していてあっさり倒せるモンスターとなると
一方的に攻撃できる=弱いという理由から雑魚モンスと呼ぶ人もおり区別しづらい。
上記は良モンスと呼ばれやすいモンスターの条件ではあるものの、
逆にこれを全て満たしてしまうと戦いがいが無いモンスターになってしまいかねない。
開発側からするとこの匙加減は非常に難しいだろう。- 例えば、セルレギオスやガムート、ネルギガンテなどは人によって強さの評価が極端に分かれるモンスターであり、
武器種やスタイル、戦法など諸々の要素によっては強敵にもなるので得意不得意が分かれやすい。
- 例えば、セルレギオスやガムート、ネルギガンテなどは人によって強さの評価が極端に分かれるモンスターであり、
- 攻防の楽しさは、ターン制を軸に語られることも多い。
ターン制要素の強いMHP3時代のジンオウガやナルガクルガは実際そういった理由での高評価が多く見られた。
逆に、明確な隙の減少などで狭義のターン制*1を放棄した調整の『MH4(G)』では、糞モンスがやり玉に挙げられることがかなり多かった。
以降の作品でも、被弾リスクと回避メリットでシーソーを作ることを意識した調整がしばしばみられる。
例として、『MHXX』では高難度版のG級作品ながら既存・新規問わずにはっきりしたターン制を意識した調整が多い。
隙が少なく糞モンスと言われがちだった相手に高威力だが後隙の大きい大技が追加され、
「G級の方が戦いやすくなった」「戦闘に駆け引き要素ができた」とする評価がなされた。 - 強敵においてもターン制が強いと肯定的な反響が起きやすい。
その極致ともいえるのが鏖魔ディアブロスだろう。
咆哮ひるみ状態に確定で高威力を持った突進へとハメで繋げて来る上、超特殊許可ともなれば即死、
それ以外にも即死ダメージの攻撃を乱発するなど一見糞モンスとも見做されそうな特徴を持つが、
きっちり攻撃を避ければ確定威嚇によって大きな隙が生じるため、スリル満点で楽しいという評価を確立している。
とりわけ上級者からはこうした難易度を上げつつ対処に成功した時の代価が発生する調整は肯定されやすい。- 細かな隙にチマチマ切るというモンハンの基本に対し、派手な大技の後にガッツリ反撃するチャンスがあるというのは
攻防のクライマックスとしてわかりやすく、プレイヤー側の開放ポイントにもなっている。
- 細かな隙にチマチマ切るというモンハンの基本に対し、派手な大技の後にガッツリ反撃するチャンスがあるというのは
- 見た目・ビジュアル面
- モンスターの見た目も、好感を得るため非常に重要なポジションを担っている。
しかし、当然ながら好みやツボは個人差がある。
大抵の新規モンスターは、真っ先に発表されるのがそのモンスターの公式イラストであるため、
それが受け入れられるか受け入れられないかでハンターの印象も大きく変わってくる。
形態変化や特殊な要素が見られないモンスターは「野性味がある」、「世界観に合っている」
と高評価を下すハンターが多い一方で、
「地味だ」、「インパクトが無い」とがっかりされてしまうこともある。
逆に、形態変化したり、派手なビジュアルのモンスターは、
「かっこいい」、「強そう」、「戦うのが楽しみ」と評すプレイヤーも多いが、
「野性味が無い」「世界観に合っていない」「インパクト重視か」と低評価を下す人も一部いる。
他人の創り上げた世界観に合わないなどと言っても主観や偏見の押し付けでしかなく平行線ではあるが。
- 装備面
- 「作れる武器、防具が高性能で消費する時間の割に合う」というパターン。
基本的にハンターがモンスターを狩るのは「装備を作るため」であり、
作られる装備が優秀であればあるほどモチベーションが上がり、
ハンターからの評価も高くなるのは言うまでもない。
またこれと関わって、装備に必要なレア素材や部位破壊素材が少ない
(或いは部位破壊が簡単で入手しやすい)モンスターは概して評価される傾向にあり、
少なくとも批判を受けることは滅多にない。- 本家シリーズもさることながら、モンスターとの連戦が基本のMHF-Gでは特に大きな要素である。
これが大成功したのがF.5の覇種軍団、大失敗を喫したのがG級の初期であった。
- 本家シリーズもさることながら、モンスターとの連戦が基本のMHF-Gでは特に大きな要素である。
- 掲示板などの大人数が参加する場で一方的に特定のモンスターを称賛すると、
それに対立する意見も出てきてまず言い合いが起きる。
真面目に取り合ってくれる人もいるが、
ただ煽ったり悪口で返すだけの輩も出てくるのであまり真に受けないようにしよう。
「この攻撃が理不尽だ、だから俺はコイツ嫌い」といった苦情系の悪口を言った時は、
真摯に理解してくれる人(好きなモンスター=何度も戦っていてその攻撃の理不尽さが分かる)もいるが、
「お前の腕が悪いだけ」「悪口を言う奴は対処ができない地雷」という意見もある。
その逆も然りでなんでも主観だけで糞モンスと決めつけるクレーマーと対して変わらない者もいて、
最悪そのモンスターのアンチ行為をしそのモンスターのファンを不快にさせる者もいる。
無論、中には基本が出来れば避けられるような攻撃を理不尽と言うケースもある。- 時折「文句も擁護もあまり良い事ではない」と主張する人もいる。
先述したように好みや主観が関わる話題なので異なる意見を持つ人がいるのは当然だが、
好きな物事を悪く言われて頭に来たり不快に感じるのは人として当然の事だし、
そもそも文句を言う人がいなければ擁護する人も現われない。
上述の掲示板等における口論も大抵は文句が引き金となって発生する為、
争いの火種になるような発言をしないよう配慮し、そういう発言を見ても相手にしないよう心がけよう。
- 時折「文句も擁護もあまり良い事ではない」と主張する人もいる。
- 「一方的にボコボコにできて稼ぎに利用できるから」「女装備がエロいから」
といった理由で良モンスと呼ばれるモンスターもいる。
モンスターにとっては不名誉なことなのかもしれないが。- また、このタイプのものは新しい作品が発売されて上位互換に位置する新モンスター
(上の例で言えば、「より稼げる攻略し易いモンスター」や「より女装備がエロいモンスター」)が現れると、
即座に乗り換えられてしまう場合が殆どである(いわゆるイナゴ)。
場合によっては「下位互換(=戦う価値がない)」と言うことで、
一転して糞モンス認定されてしまうことも。
- また、このタイプのものは新しい作品が発売されて上位互換に位置する新モンスター
- 「○○は良モンス」と言う人=○○の狩猟が得意、という場合は結構多いため、
どうしても攻略法が掴めないモンスターで詰まってしまった時には、
そのような人たちに攻略法を聞いてみるのも一つの手である。