モンスターハンター:ワールド(MHWorld)に登場する"調査拠点"。
従来のシリーズにおける村や街に相当する場所で、規模もかなり大きい。
新大陸の狩猟地「古代樹の森」近くの海辺に設営されている。
目次
概要
- 「新大陸古龍調査団」として新大陸へと派遣された人々が築き上げた、調査活動の拠点。
その来歴から特徴的な様相を呈している。
- 未知の大陸ゆえに物資が乏しく、新大陸への航海に用いた船も資材として転用して補っている。
このため、アステラでは船の面影を残す建造物が所々に点在している。
特に、アステラの最上層部には底が抜けた巨大な帆船が岩場に鎮座しており、
この異様な状態になった船が、調査拠点アステラの象徴の一つとなっている。- なお、この船は開発陣曰く「ある事情であんなところに行ってしまった」らしい。
ゲーム中では、第1期団が新大陸に行き着いた際に船が荒波に呑まれて打ち上げられ、
真っ二つに割れてしまったものを後に改修したことが語られている。
現在は甲板を用いた酒場「星の船」となっており、集会エリアの役割を担っている。
空に置き去りにされたかのような見た目だけに、しっくりくるネーミングである。 - 集会エリアを頂上として住居や工房、調査施設などが取り囲むように建築されており、
アステラは上下に長く、立体的な構造の拠点となっている。
重要施設を結ぶ移動手段としてリフトが設置されているが、
これを用いず階段で上層階を目指した場合、見た目以上に時間が掛かる。
階段が岩場を回り込むように設置されているためで、特に1F⇔2Fはかなり歩かないといけない。
- なお、この船は開発陣曰く「ある事情であんなところに行ってしまった」らしい。
- 調査団は10年に1度確認される「古龍渡り」という謎の事象の解明を目的としており、
MHWorld開始時点より40年ほど前、1期団による最初の渡航調査が行われた。
この時に調査拠点の基礎が築かれ、以後長い年月を経て現在のアステラが形成されていく。- 約10年後、鍛冶職人など技術者を中心とした2期団が新大陸へと到来。
これによってアステラの物資環境はやや改善し、調査活動の基盤がある程度整った。
次の3期団ではフィールドワークを行う研究者たちが送り込まれる。
更に、アステラの人員増加に対応するため4期団として物資を扱う人員が投入される。
そして、MHWorldにて「熔山龍ゾラ・マグダラオス」が古龍渡りを行うと判明。
ギルドは40年間に渡り続けてきた調査活動に終止符を打つべく、
ハンターを中心に構成された第5期調査団(5期団)を結成、新大陸へと送り込む。
プレイヤーハンターはこの5期団に"推薦組"として参加し、アステラへ赴くことになる。
調査団は期数によって色分けが成されており、それで見分けることができる。 - なお、あまりにも長い調査期間ゆえに「新大陸生まれ」の人間まで生活している。
アステラで生活する人の数は多く、大きな村くらいの規模はある。
- 約10年後、鍛冶職人など技術者を中心とした2期団が新大陸へと到来。
- 貨幣経済が成り立っているほか、一部施設では「調査ポイント」の利用が可能となっている。
- 集会エリアの船の真下を流れる滝を利用し、下層部には巨大な水車が設置されている。
ポッケ村同様、リフトなどの動力源として活用されているのだろう。- 食事場近くのクエスト出発口からは、狩猟地「古代樹の森」が遠くに見える。
古代樹の森からアステラを挟んだ反対側には「大蟻塚の荒地」という狩猟地があるが、
そこの沼地は古代樹と同じ水源によって形成されたものという設定がある。
両狩猟地の狭間にあるアステラについても、同じ水源の水を用いているのだろうか?
- 食事場近くのクエスト出発口からは、狩猟地「古代樹の森」が遠くに見える。
- 隣接する古代樹の森や、大蟻塚の荒地の高台からもアステラの様子は確認できる。
特徴的な「星の船」は昼間でも遠景でよく見える他、夜になると火が灯され、
崖の下にある研究施設なども照らされて夜景に浮かび上がるようになる。
古代樹の森エリア4にはアステラへと続く道があり、クエスト中は柵越しに眺められる。
「探索」であればその道からもアステラへと帰還できるようだ。
- ストーリーがMHW:Iの範囲へ進むと、
一部の団員は渡りの凍て地にあるセリエナへ移住する。
施設紹介
- アステラは大きく分けて4つのフロアに大別されている。
これらはリフトによる移動で、便利に行き来することが可能。- 1F:流通エリア(生態研究所・植生研究所・調査資源管理所・物資補給所・拠点入口)
- 2F:工房エリア/一等マイハウス前(加工屋・武具屋・マイハウス)
- 3F:食事場(食事場・クエストカウンター・クエスト出発口)
- 4F:集会エリア(集会所)
1~3Fについてはシームレスに(読み込み無しで)行き来可能。
- ここでは現状明らかになっている特徴的な施設について紹介する。
生態研究所(1F)
- アステラにおいて特に重要となる施設の一つ。1F西側に位置する。
風雨を避けるための天幕と、無造作に山ほど積まれた無数の本が目印。
関西弁のような口調の竜人族男性「生態研究所の所長」が管轄している。
- この施設では新大陸における生態系の調査・"古龍渡り"の分析を行っており、
調査団所属の研究者、ハンターは狩猟地で遭遇した事象を報告することになる。
痕跡の報告・モンスターの狩猟によって研究は進展していく。- また、プレイヤーハンターが捕獲したモンスターは生態研究所近くに移送され、
すやすやと眠っている姿を見ることが出来る。
このモンスターには狩猟中の部位破壊なども反映されており、
「プレイヤーが捕まえたモンスターのその後を見ている」という演出になっている。
余談だが寝ているモンスターの前にプーギーを連れていくとフンを見つける。
モンスターが寝ている土台の下には、木製のローラーコンベアと思われる物が設置されている。
もしかしたら、このローラーコンベアを使って、捕獲したモンスターをフィールドから拠点へと
運搬しているのかもしれない。
- また、プレイヤーハンターが捕獲したモンスターは生態研究所近くに移送され、
- MHWorldのモンスター、環境生物の情報は生態研究所がほぼ一括管理しており、
調査の進展状況に応じて、対応するモンスターの詳細情報が段階的に開示されていく。
また、研究レベルの上昇によって数々のメリットが得られる。- 研究レベル上昇で開示される情報は日本で展開されていた従来作品の比ではなく、
大まかなモンスターの肉質や弱点、有効な属性、破壊可能部位といった情報や、
剥ぎ取り・部位破壊・落とし物・クエスト報酬アイテムまで開示される。
従来作品では攻略本に載るような内容をゲーム内で確認できるということで、
中国版であるMHOのゲーム内図鑑に近く、革新的な内容と言えるだろう。 - また、導蟲に関わる要素である「各モンスターのガイドレベル確認」も行える。
こちらはフィールドに残された痕跡の調査によって上昇していくゲージ制のレベルで、
これが高い程導蟲の性能が向上し、各モンスターの動向が掴みやすくなる。
ただし、研究レベルとは違いガイドレベルは時間によって減少していくため、
上記のような恩恵を受けるには高レベル状態を維持することが重要となる。
フィールドで痕跡を確認した際には適宜回収しておくとよいかもしれない。
- 研究レベル上昇で開示される情報は日本で展開されていた従来作品の比ではなく、
植生研究所(1F)
- 新大陸の植物などを研究している施設。生態研究所の隣に位置する。
若い竜人族の男性「植生研究所の所長」が管轄している。
- 古代樹の周囲のものを取り込んで成長するという特徴を利用して植物の栽培を行っており、
ハンターたちにとっては農場のような感覚の施設として利用できる。
仕様面ではMH3系の仕様(アイテムを増やす)が近いか。
増やせるアイテムは植物・虫・キノコ類となっている。
これによって同時進行で複数のアイテムを増殖させることが可能となる。
何故か育てられなかったツタの葉もアップデート3.00から育てられるようになった。- 古代樹というのはただの呼び名で、何本ものいろんな植物がくっついて育った集合体であるため、
正確には「古代樹という植物」はこの世に無いらしい。
それぞれの性質を伸ばして利用する事で、いろんな虫が来たり、実が成ったりする。
幹や枝を利用した棲みかを作って虫を集めたり増やしたりすれば
植物系アイテムの受粉を助けたり、排泄物などが栄養となったりするだろうし、
花は樹冠の日なた、キノコは木の陰など適した環境の場所に一体化させる形で育てているのだろう。
下には水場もあるのだが魚は増やすことができない… - 当初は芽が出ていなかったが、マグダラオス上陸後にクエストをこなすことで調査が進み
その裏で採集されたマグダラオスの堅殻のかけらを肥料にしたことでついに発芽する 。
この後、納品依頼やクエストをこなすことで古代樹が成長していき、
最終的に瘴気の谷の土を研究し応用した結果、
ついには屋根をブチ破って3階の食事所まで届くほどにもなってしまう。どうしてこうなった。
- 古代樹というのはただの呼び名で、何本ものいろんな植物がくっついて育った集合体であるため、
調査資源管理所(1F)
- MHWorldから登場した新システム「バウンティ」に関わる重要施設。拠点入口正面にある。
物資を次々運び込む歯車と、それに取り付けられた翼のような装飾が目印。
ここではバウンティの登録・報告・報酬受け取りなど管理全般を担当している。
また、各種納品依頼などもこの調査資源管理所が請け負っている。
- 「バウンティ」とはいわゆる「サブクエスト」のようなシステム。
フィールド探索やクエストなどで発生する課題で、進行中のクエストなどの成否には関わらない。
「指定されたアイテムを規定数入手」や「特定狩猟地でのクエストを指定数達成」、
「特定狩猟地でモンスターを指定数狩猟」など内容は多岐に渡る。
- また、「調査クエスト」の各種管理などもこの場所で主に行うこととなる。
詳しくは個別記事に記されているが、本作におけるやり込み要素の一種となる。
- 納品依頼はキャンプ設営地を新たに発見することなどで発生する。
利用できる施設・設備の増加や特殊装具の開発、新食材の入手などといった機能に関わる。
例えば各地に増設できるベースキャンプも納品依頼の達成によって解禁される。
マカ錬金(1F)
- 多数のマカ壺が立ち並ぶ施設。
ゲーム開始直後は存在しないが、ストーリーを進めると(担当者の帰還によって)解禁される。
材料を渡すと特定の別のアイテムを作成してくれる。
- ゾラ・マグダラオス誘導作戦を達成すると強力なアイテム群も開放される。
また、そこからしばらくストーリーを進めると、装飾品の錬金についても行ってくれる。
本作では装飾品入手がランダムとなっているが、要らない装飾品を別のものに変えることがこの施設で行える。
物資補給所(1F)
- 既存シリーズにおける雑貨屋に相当する施設。4期団が管轄している。
「物資を融通する」とのことだが、ハンターに対して金銭による対価を求めてくる。
調査団結成当初は金銭によるやり取りは無かったそうだが、
金銭と言う統一の価値観があった方が良いと判断された、という経緯がある。
任務クエストを進めていくことで徐々に品揃えが増えていく。
- ちなみに物資補給所では複数の店舗があるが、
実際に購入できるのは高く積まれた積み荷の上に立っている団員のみとなる。- 場所が妙に分かりにくく「雑貨屋はどこだ!?」と走り回ったハンターは数知れず。
調査資源管理所から通り道を挟んだ反対側、カメラを上に向けて丸い看板に赤い字で
何かが描かれている(おそらくMH世界の言語)のが物資補給所である。
カメラ操作をしていないとただの荷物の山に見えるので少々分かり難い。
- 場所が妙に分かりにくく「雑貨屋はどこだ!?」と走り回ったハンターは数知れず。
- 特徴的な品物として「アステラジャーキー」を扱っている。
アステラで作られている干し肉で、モスジャーキーと似たようなものか。
なお、説明文によると自然回復力を高め裂傷状態を回復するとのこと。
交易船(1F)
- ゾラ・マグダラオス誘導作戦後に解禁される施設。
船長が「現大陸」へと4~6クエストかけて出港し、アステラに戻ってきた3クエスト分だけ利用できる。
これらのアイテムは調査ポイントを消費して入手することが可能であり、
品揃えについても物資補給所では得られないものが多く存在している。
また、交易品の中には換金アイテムとして選択できる懐かしのアイテムも存在する。
- 仕入れの要望によってはモンスターの素材を得ることも可能。
素材についてはリオレイアやボルボロス、
ランゴスタなど現大陸(つまり従来シリーズ)でも調達できる素材がメインとなっているようである。
工房(2F)
- シリーズ屈指のメカニカルな設備が整った立派な工房施設。無数の煙突が目印。
工房付近は2期団メンバーが乗り込んできた船を建材として用いている。
内部にはベルトコンベヤーを彷彿とさせる武具が流れてくるレーンがあり、
実際に武具を生産・強化するとその武具が流れてくるという、
従来では成しえなかった表現がなされるなど、かなり凝った仕様になっている。
製造シーンがデモムービーで描かれる点はドンドルマなどの工房を彷彿とさせる。
こちらは「2期団の親方」が取り仕切っている。
- また、武具屋も併設されている。
武具屋は単に武具を販売するだけでなく、時折特殊装具開発の相談をしてくる。
工房施設の脇には探索に出発できるゲートもある。
- 工房の大きな炉は階段でぐるりと見回ることができる。
恐らく炉で発生した熱気を利用しているとみられるが、大変スチームパンクな機構が動いている。
特に壁にある歯車を利用した打ち付け装置は好きな人はいくらでも眺めていられる代物である。
なんのための装置かわからないだって?こまけえこたあいいんだよ!- 炉の上で動いている3つのアームはよく見ると個々がとんでもなく複雑な動きをしている。
一つは2段階で下がって骨などの素材を掴み、一つは炉におろして素材を放し、
一つは動かないという動作を同時に行っている。
アステラの発明王の科学力にはただただ脱帽である。
- 炉の上で動いている3つのアームはよく見ると個々がとんでもなく複雑な動きをしている。
マイハウス
- ゲーム進行によってグレードの異なる3種のマイハウスが利用可能となっている。
最初は二等、ゾラ・マグダラオス捕獲作戦後に一等、上位昇格後に特等へ引越し可能。
グレード違いのマイハウスが登場するのはロックラック以来となる。- 二等マイハウスについては他ハンターと共用であり、入室時に別のハンターが居る。
また、特等マイハウスは「五匹の竜の間」となっており、非常に広い。
さらに、作品内で度々言及される伝承「五匹の竜の話」の資料を閲覧することが可能。
- 二等マイハウスについては他ハンターと共用であり、入室時に別のハンターが居る。
- アイテムBOXではアイテム調整・装備の変更や売却、身だしなみ変更ができ、
ルームサービスでは特典の受け取り、後述するトレーニングエリアへの移動が可能。
また、捕獲した環境生物をマイハウスに放す機能もある。
二等マイハウスでは1匹だけ、かつ一部の環境生物のみ飼育可能。
- 物語の進行状況次第で、マイハウスの仕様もグレードアップしていく。
狩りに関わる基本機能は同じだが、グレードが上がる毎に部屋の広さが増し、
魚を放せる水槽などが追加されていく。
それに伴って環境生物の配置数が増え、最終的には作中に登場する全ての環境生物を、
自分の部屋で飼育することが可能になる。
トレーニングエリア
- MHWorldにて初登場となる仕様、トレーニングエリア。
マイハウスのルームサービスに話しかけることで移動できる。
ここでは各種武器の操作を試したり、スリンガーの操作も一通り行える。
画面左にコンボ表まで表示されるので気軽に練習が可能。
弾やビン、消費アイテム類は消費されずに使えるため、存分に試し撃ちも可能。
もっと言うと大タル爆弾などを使い、自滅することまでできる。
既存作品における訓練所の役割を一部担う施設と言えよう*1。- なおゲーム的には探索やクエストのような扱いのエリアとなっているらしく、
トレーニングエリアにいる間はゲームの終了など一部の操作が出来なくなっている。 - トレーニングエリアで力尽きた時も、おまけ術を発動させていない限り
食事効果が消滅する。そんな所までクエストと同じにしなくていい。
そのまま拠点に戻っても食事し直す事はできないので、
適当なフィールドに探索へ行くなどワンクッション置く必要がある。
面倒な仕様だったが、ver.12.10で力尽きても食事効果が消えない様修正された。
わざわざトレーニングエリアで自滅なんて普通はしない?そうですよね…
- なおゲーム的には探索やクエストのような扱いのエリアとなっているらしく、
- 様々な硬さ(肉質)のタルや丸太、元は船だったと思しき資材が乱雑に置かれている。
攻撃すると一定時間後に爆発するタル爆弾も設置されており、カウンターなどの練習も行える。
どのタルも一定のダメージを与えると壊れてしまうが、すぐにオトモが新しいものを用意してくれる。
さらに、エリア上方にはワイヤーを撃ち込める楔虫が設置されている。
アイテムBOXも設置されており、マイルームと遜色ない機能を利用可能。
アイテムBOX隣のルームサービスに話しかけるか、エリア出口へ移動することで退室できる。
- MHW:Iから、ルームサービスに話しかけることで配置物の変更ができるようになった。
従来のトレーニングエリアの配置と、大きな荷車が置かれる配置の二種類から選べる。
クラッチクローを含んだコンボの練習を行う際は後者の配置を使うと良いだろう。
配置を変えるとタル爆弾が消えるから自滅が手間取る?何を言っているのですか…?
食事場(3F)
- 料理長やアイルーたちが料理を提供してくれる食事場「武器と山猫亭」。
ここではお金、調査ポイント、お食事券のいずれかを消費して食事を行える。
また、クエスト前にアイテムを預け、1クエスト後に変化したアイテムを受け取れる
新システム「かまど焼き」の依頼もこの場所から行える。
また、着席中ではシリーズでお馴染みのテーブルアクションも行える。- なお、これらの機能は各狩猟地のBCにてクエスト中でも利用可能。
その場合は受付嬢が料理を担当するが、アステラのそれと差は特にないようである。
- なお、これらの機能は各狩猟地のBCにてクエスト中でも利用可能。
- 食事場付近にはクエストカウンターや出発ゲート、アイテムボックスも存在する。
ソロプレイでクエストを周回する場合、この3Fが活動の基盤となるだろう。- クエストカウンター……というより主人公専属の受付嬢が食事場近くに居るのは便利だが、
山盛りの肉とリンゴらしき果物をモリモリ食べており、食べるのが好きな彼女の性格が窺える。 - 調査団の何人かは夜になるとここに集まり、食事を摂りながら歓談しているのが見られる。
あくまで雰囲気づくりの一環だが、主人公だけでなく他のメンバーも
それぞれのサイクルで生活している生きた人間であるという演出になっている。
この雰囲気が好きでたまにセリエナから戻ってくるという人もいるはず。
- クエストカウンター……というより主人公専属の受付嬢が食事場近くに居るのは便利だが、
- ちなみに上層階にあたる集会所エリアで食事をとると、
エレベーター状の設備にて出来上がった料理が運ばれてくる。
オーダーを受けて下の食事場で料理を作っているのだろう。
下層の流通エリアにも届けてほしいのだが……。
集会エリア(4F)
- アステラ最上層部に位置し、岩場に乗った船の甲板を用いた酒場「星の船」がある。
16人のプレイヤーハンターが同時に滞在・利用できるマルチプレイ向けの場所。
4人PT×4組分滞在できるという規模は流石据え置き機作品と言うべきか。
主要な機能(クエストカウンター、食事場、マイハウス、物資補給係)が揃っている他、
腕相撲などの設備が用意されており、他ハンターとの交流の場となる。
同じ集会エリア内では各ハンターの現在地に関わらずチャットが可能となっている。- オフラインでは一部機能が使えないものの、集会所エリアには赴ける。
‐‐特等マイハウスはこの4Fにあるが、外に出る際はもちろんロードを挟む。
禁忌の秘術を使った者によると、特等マイハウスは広い何もない空間にポツンと存在しているらしいが……。
- オフラインでは一部機能が使えないものの、集会所エリアには赴ける。
- 特徴的な施設として「サークル管理所」という窓口がある。
これはMHWorldから初登場となるゲーム内コミュニティ「サークル」の受付で、
ここから目的に沿うサークルに参加したり、自らサークルを結成できたりする。
1人のハンターが複数のサークル*2に参加することも可能となっている。- サークルに参加した場合、集会所エリア限定でハンター名の隣にアイコンが付加される。
このシンボルアイコンは所属サークルのものが表示される。
- サークルに参加した場合、集会所エリア限定でハンター名の隣にアイコンが付加される。
- なお、アステラには様々な場所にクエストボードが設置されており、
集会エリアや3Fにあるクエストカウンター(受付嬢)だけでなく、
これらクエストボードからもクエストの受注・参加が行えるようになっている。- 闘技大会カウンターは集会エリア内に存在しているが、
集会所以外のクエストボードでは新規の受注ができない。
- 闘技大会カウンターは集会エリア内に存在しているが、
余談
- アステラは「調査拠点」とは言いつつもかなりの規模を誇っており、
これまで登場した拠点の中でも歩いて移動できる範囲が広大な部類に入る。
これは開発陣によると意図的なものであるようで、
「長年の調査を支えてきた拠点がこじんまりしていると不自然だ」とのこと。- アステラの各所にリフトやクエストボードが設置されている理由も、
この広大さでプレイヤーの利便性が低下するのをある程度解消するためである。- なお、新しい拠点のセリエナは突貫で作られた拠点ということもあり、
広さ的には従来の村程度のサイズで、
また拠点入り口から拠点奥に行くのに時間短縮の地下道が設置されているなど
コンパクトに収める要素も加えられている。
壮大で複雑なアステラは世界観的には非常に面白いのだが、
実際にプレイヤーとして歩く側にとってはちょっと広すぎるという声が強かったからであろう。
- なお、新しい拠点のセリエナは突貫で作られた拠点ということもあり、
- 流通エリアの下は広い空間が広がっている。ゲーム内では松明くらいしか見ることができないが、
もしかしたら船から積み上げた荷物を一時的に保管しておくスペースなのかもしれない。 - ストーリーに関わるような重大な作戦を行う際は、流通エリアに大砲や物資などが設置されることがある。
- アステラの各所にリフトやクエストボードが設置されている理由も、
- 今回の主人公はアステラの正式な所属者であり、今までのような個人で活動するハンターではない。
が、固定給や配給などはなく、収入はいつも通りクエストをこなして得て、
それを元手に物資などを得るという従来通りのスタイルとなっている。
これについては物資補給係の台詞からアステラ内における貨幣経済の成り立ちが判明しており、
当初、一期団の頃には配給制を中心にしていたが不具合が多くなり、
各々の功績を評価するためにも報酬制を導入し、現在の形になったようだ。
- 集会所をはじめとして、拠点のあちこちに船の一部と見られる風景が多い。
これは第2期団の手で、4期団迄の船舶を拠点の資材として流用した事が語られている。
新大陸は海路も空路も不安定で、物資輸送がそう円滑に行えなかった事から、
あるものは全て使うというスタンスで流用されたようだ。
一応、現大陸への航海用、そして万一調査が失敗に終わった場合の保険として、
二隻は最低限残すようにはしてある事が船長から語られる。
実際に可動状態にあるのが二隻というだけで航海後のメンテ中なども含めれば、
その倍程度は残されているのだろう。- 5期団の船はきちんと桟橋らしき場所に停泊している。残念ながら乗り込むことは出来ないが。
- アステラの名前はラテン語の「ステラ(Stella)」あるいは「アストラ(Astra)」あたりが由来と思われる。
どちらも星という意味だが、アストラは「Astrum」の複数形で「星々」、ステラは単一の「星」を指すニュアンスが強い。- MHWorldのメインテーマが「星に駆られて」という楽曲名であること、
「導きの青い星」というフレーズが冒頭イベントで語られていること、
アステラの象徴ともいえる集会酒場が「星の船」という名称であることなど、
MHWorldでは星に纏わるワードが多く、拠点名の由来としても自然である。
- MHWorldのメインテーマが「星に駆られて」という楽曲名であること、
- MHWorldのPV第5弾では調査拠点アステラとは別の拠点が描かれている。
この拠点は「研究基地」と呼ばれ、3期団の期団長に代表されるメンバーが滞在している。
元々は気球だったが、とある事件によって墜落し、修理が行えなかった事からそのまま拠点として利用されている。
ストーリーを進めると、この基地が再び浮上する姿を見ることができる。
- 集会所や受付嬢、工房前のクエストボード等で受注してクエストをクリアしても、基本的には1Fに戻ってくる。
これによってバウンティや生態報告などを素早く行えるメリットがあるほか、
1Fにあるクエストボードによって円滑にクエストの再受注・参加が可能*3な為利便性の面での不都合は生じにくいが、
階層移動のリフトからは離れた場所に帰還する事がややネックになっている。
また、集会所エリアに戻るには都度読み込みが発生するため、集会所エリアをメイン拠点とするにはやや不向きか。
- 余談の中の余談ではあるが、アステラの中央でダイナミックに動いている水車は「胸掛け水車」という方式である。
簡単に言うと水車に向かって奥側で流れる水の落下エネルギーを利用して動かす方式なのだが、
どちらかといえばこの方式は落下距離の少ない滝を利用する方式である。
アステラの滝のように大瀑布でエネルギーの効率を求めた場合は
水車に向かって手前側に水を流して回す「上掛け水車」という方式をとる。(=回転が逆になる。)
ただし上掛け水車は水車を動かした水が手前に飛び散るので多少の効率を犠牲に居住性を重視したのだろう。
メタ的には上掛け水車は水車本体が水で隠れてしまうため胸掛け水車式にしたのかもしれない。
- メインシリーズでは初となる、村や街と言った一般人たちが暮らす場所ではない拠点である。
これまではMHFのメゼポルタやMHSTのシャクードなど、
一部の派生作品でしかこの手のハンター用の拠点と言うものは存在しなかった。- なお、その後はMHW:Iのセリエナ、MHR:Sのエルガドと、
このタイプの拠点も続々と登場するようになってきている。
- なお、その後はMHW:Iのセリエナ、MHR:Sのエルガドと、
関連項目
シリーズ/モンスターハンター:ワールド
世界観/新大陸古龍調査団
世界観/研究基地
世界観/セリエナ - 「前線拠点」とも称され、海路で物資をやり取りしている。
フィールド/古代樹の森 - 隣接しており、陸路で直接往来できる。
フィールド/大蟻塚の荒地 - 同上。
武器/ブルームスター - アステラと同じ由来である「アステール」の銘の強化段階が一部作品に登場する。