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添付MH4(G)に登場する拠点の一つ。
ストーリー中では我らの団が最後に向かう村となる。
概要 
- 竜人族の人々が暮らす村、というのはシリーズを通してこのシナト村が初。
派生作品を除けば今のところ唯一となる。
伝説と呼ばれる鍛冶職人やバルバレギルドのギルドマスター、
我らの団の加工担当の祖父など、様々な竜人族の故郷であったことが語られており、
世界観を語るうえで非常に重要な村と言える。- また、村ではこれまで確認されていなかった子供の竜人族も生活している。
ハンター大全において、若い竜人族は世界のどこかにある竜人族の隠れ家にいるとされていたが、
その隠れ家こそがこのシナト村なのかもしれない。
作中では「若くしてこの村を降りる者が多い」という主旨の話も聞けるため、
幼少期をシナト村で過ごす竜人族が相応に存在するのは間違いなさそうである。
- また、村ではこれまで確認されていなかった子供の竜人族も生活している。
- 常に風が吹いているため「風鳴り(かざなり)の村」とも呼ばれ、
村のいたる所に設置されている大小様々な風車が特徴的。- 村に吹き込む風とその風の荒れ方を伝える風車は半ば神格化されており、
「風とおしゃべりするかざぐるま」といった昔話もあるほど。
昔、山の頂に黒い風が吹き荒れた時、風車が激しく回り危機を伝えたという。
現在でも魔除けとして大事な場所に飾る風習がある。
- 村に吹き込む風とその風の荒れ方を伝える風車は半ば神格化されており、
- シナト村において、天空山は「お天さん」と呼ばれて信仰されている。
後述の神殿は天空山を祀るために建てられたものである。
- 失われたという錬金の技術の発祥の地でもあり、14代目のマカ錬金屋さんが管理している。
錬金の技術を探しているという竜人問屋も「まさかここに錬金の技術があったとは!」と
興奮した様子を見せていた。
ちなみに、この錬金の技術は、狂竜結晶を使ってアイテムの増殖やお守りの合成を行うというもの。
- 村の奥の閉じられた門のさらに奥には神殿があり、そこには大僧正が座すことがある。
ちなみに、この大僧正の正体は…(以下反転)
普段はシナト村の畑を耕している「にこやかな青年」であり、同時にジャンボ村村長の弟でもある。
- シナト村は天空山の神格化、神殿や大僧正が存在するなど村ぐるみで宗教色が強い。
これはシナト村の人々が「山を守り、守られ、山と共に生きていく」
と決めた約束の証と言われている。
竜人族はハンター大全などで「合理的で、神話や宗教とはほぼ無縁」と紹介されて来た種族なため
世界観に関する情報を知っていたハンターほどシナト村の姿を意外に感じたようだが、
劇中の歴史を読み解いていくと、伝承の手段として宗教を利用しているとも言える。
当時の竜人族たちにとっては、約束の証として宗教を興す事が「合理的な選択」だったのかもしれない。
- シナト村には古くからある歌が伝わっており、天廻龍との決戦前に大僧正が教えてくれる。
その内容やタイミングから、ゴア・マガラとシャガルマガラの関係、光と闇の共存を表した詩と思われる。
「闇がその目を覚ますなら
彼方に光が生まれ来て
大地に若葉が伸びるなら
此方に影が生まれ来る
すべてを照らすは光なれ
あまたの影は地に還り
いずこに光が帰る時
新たな影がうまれけん
やがては影が地に還り
新たな命の息吹待つ
共に回れや光と影よ
常世に廻れや光と影よ
そしてひとつの唄となれ
天を廻りて戻り来よ
時を廻りて戻り来よ」
- さらにこの詩には続きがあり、「団長からの挑戦状」をクリアすると村長が古い書を紐解いていて見つけた
と言って教えてくれる。
「御魂がその目を醒ますなら
彼方に命が生まれ来て
心がその目を醒ますなら
此方に想いが生まれ来る
すべてを包むは御魂なれ
あまたの想いは力に変わり
命が御魂に帰る時
新たな想いが生まれけん
消えぬ想いは御魂に帰り
新たな命の息吹待つ
共に回れや 命と心
常世に廻れや 命と心
そしてひとつの唄となれ
共に歩みて戻り来よ
共に歌いて戻り来よ」
- エンディング後のシナト村のクエストを全てこなすと、長老から「シナト村を故郷だと思ってくれてもいい」
「わしの孫にならないか」と言われる。長老の我らの団ハンターへの親愛がうかがえる場面だが、
それだと名実ともに我らの団ハンターは長老の後継者になってしまう…
余談
- 名前の元ネタは日本神話に登場する風の神「志那斗弁命(シナトベノミコト)」と、
それに由来する風の異称「科戸（しなと）の風」だと思われる。
風と共に生きる村にはぴったりの名前である。
- ストーリーの終盤で訪れることになる場所だからなのか、
他の拠点となる村とは異なり、公式HPではシナト村に関する紹介が一切なされていない。
- 上でも触れたが、シナト村には竜人族の子供も存在しており、
「照れ屋な女の子」という竜人族の少女が登場する。- NPCとして子どもが登場したのはモガの村が初だが、
女の子(=照れ屋な女の子)が登場したのはこのシナト村が初となる。
そのうち打ち解けて普通に話をしてくれるようになる。
その可愛らしさに魅入られ、用も無いのに話しかけるハンターも多いとか…。- 竜人族は長寿ゆえに見た目よりも遥かに年を取っている
場合が少なくない。
そのため照れ屋な女の子も年齢の程は定かではないのだが、台詞はネコ嬢などと比較してもひらがなの割合が非常に多く*1、
見た目相応の年齢である可能性が高い。
照れ屋は克服したのか名義は「シナト村の女の子」にクラスチェンジを果たした。
外の街に憧れ、『我らの団』のキャラバンにお願いして連れてきてもらったらしく、
彼らと一緒にユクモ村に滞在している。
その途中、仲間である竜人商人の商いの手腕に感銘を受け、
自分も将来立派な行商人になって世界を回るという夢を見つけたようだ。 EDでも他の足湯のNPCと並んで、一番左手に座って登場している。 - NPCとして子どもが登場したのはモガの村が初だが、
- 4Gより確認され始めた現象であるが、ハンターがマイハウスから出てきた際に、
この子どもNPCがすぐそばの空中に佇んでいることがある。
おそらく、子供たちの行動範囲の広さと、容量が増えた事で発生する
処理落ちに起因するバグの一種であろうが、初見だと唖然とすること請け合いである。
崖っぷちに建てられた建物が近くにあるが……。 まさかそこから出てきたわけではないだろう、多分。
- シナト村の武具店には店の横にハンターの太刀の二倍、店の上の部分には三倍
はあろうかというトンデモないサイズの刀が二振り飾られている。
普通に考えたら単なる店の装飾品だろうが、竜人族の村なので
大長老クラスの人が使う実用品の可能性もなきにしもあらず。- あたりまえだがハンターがこの刀を買うことは出来ない。
- 他の村の雑貨屋や武具屋の話す内容がかなり基本的な内容であるのに対し、
この村のそれらの店で聞ける話は下記のように重要なテクニックや知識を多く含んでいる。
…惜しむらくは、真にこれらの知識を得るべき人の多くは、恐らく彼らの話を聞いていないであろうことか。・大剣は抜刀術【技】との相性が良い
・古くから存在するモンスターには罠が効かない
・小タル爆弾は大タル爆弾の起爆に便利
・大タル爆弾Gは眠ったモンスターによく効く
・地図を持たないことでポーチに空きを確保する
- クルドローン系のスピード型猟虫には「オオシナト」「シナトモドキ」「シナトオオモミジ」という名前の種が存在する。
この村の近辺に生息する虫なのだろうか。風の村にスピード型猟虫というマッチ感が共通性を感じさせる。
- MHXでは食材として「シナトビウオ」なる魚が登場した。
再登場したシナト村の長老からクエスト報酬として入手できるのだが、
説明によると「シナト村の周辺に生息する、別名「天駆ける魚」」だという。
……よく考えてみて欲しい。シナト村は雲海を見渡す超高度に位置する村である。
近隣にある天空山にも釣りポイントすら存在しない環境で魚、しかも海産物のトビウオが採れるなど誰が想像できようか。
我らが分身、龍歴院のハンターも思わず耳を疑ったようで長老に聞き返していたが、
長老本人はさも当然のように返している辺り、村では馴染みの食材なのかもしれない。- 「天駆ける魚」とか呼ばれるあたり、ひょっとしてシナト村周辺の雲海を泳ぎ(?)回っているのだろうか。
もしそうなら、それ本当に魚なんだろうか?
- 「天駆ける魚」とか呼ばれるあたり、ひょっとしてシナト村周辺の雲海を泳ぎ(?)回っているのだろうか。
関連項目
世界観/シキ国
世界観/竜人族
世界観/宗教
フィールド/天空山
フィールド/禁足地
システム/マカ錬金屋
登場人物/伝説の職人 - この村の出身者。
登場人物/バルバレのギルドマスター - 同上。
登場人物/ジャンボ村の村長 - 同上。
世界観/ナグリ村
世界観/チコ村
世界観/バルバレ
