モンスターハンターの世界に存在している乗り物の一種。
ロックラックやバルバレの周辺に広がる大砂漠など、
広大な砂漠地帯を移動するために作られた、砂の上を走る船の総称。
概要
- 大砂漠には緩やかな波のような流砂が発生している特殊な地域が存在する。
この地域を移動するために作られたのが砂上船である。
流砂の波と帆で捉える風の力で動くロックラックには必須の交通手段。
移動のための小型船から物資運搬用の大型船まで用途や乗船人数によって多種多彩。- ロックラックの酒場からは砂上船が多数停泊している様子が確認できる。
- MH3とMH3Gでは、この砂上船を模った「模型・砂上船」というインテリアがある。
- MH4でも登場。今作はまず大型砂上船(撃龍船)の船上から物語が始まる。
雄大な砂漠の中を力強く進んでいく大きな船にはある種の感動を覚えるところだが、
シリーズの経験者であれば空に群れるガブラスや砂上を跳ねるデルクスに
言い知れない不安を覚えることだろう。
そう、彼らは災厄の前兆。そしてデルクスが群れているということは……。
- なお、筆頭ハンターが砂海や荒れ狂う大海原を同じような見た目の船で航行していること、
及びバルバレの移動式集会所が「いざとなったら海も砂漠も」渡るという発言を加味すると、
砂上船と通常の船は構造があまり変わらない(又は同一の)ものと考えられる。
- MHX以降は長らくメインシリーズには未登場だが、その後は派生作品のMHST2の方に久々に登場した。
ラムル地方のストーリーで、ある理由で主人公たちは大型の砂上船の行方を追うことになる。
なお、見た目は3シリーズや4シリーズに登場していた撃龍船とほぼ同じで、
大銅鑼や撃龍槍などの設備が搭載されているのが確認できる。- 前述の大砂漠は水のごとく極端な流動性をもつ砂で構成されており、
ハンターが足を踏み入れようものならそのまま砂中に沈んでしまう。
ゆえに船という形状を用いることにもある程度説得力があったのだが、
本作の砂漠は何の障害もなく歩き回れてしまうし、船の通ったあとには盛大に轍が残る。
車輪を使わないこと自体はまだ理解できるものの、流石に帆船で進むには無理があるのではなかろうか…。
風の力だけで進んだとはとても思えない軌跡を描いて進んでいることも考慮すると、
プレイヤーからは見えないだけで実際は動力源などが搭載されていたりするのかもしれない。
あるいは発泡スチロール並に軽い素材で作られて、ちょうど吹いた風に煽られまくって変な軌道を描いたか。
- 前述の大砂漠は水のごとく極端な流動性をもつ砂で構成されており、