登場人物/ジャンボ村の村長

Last-modified: 2020-03-03 (火) 06:24:34

MH2に登場するジャンボ村の村長。その後のシリーズにもちょくちょく登場している。
ドス古龍デビュー作で村長を勤めた縁なのか、古龍クエストの依頼人である事も多い。

目次

概要

  • シリーズの村長としては珍しい竜人族の若者
    一人称は「オイラ」で、これまた首長級キャラクターとしては珍しい部類。
    • MHP以前の竜人族といえばココット村の村長山菜ジジイなど、
      「背の低い男性の老人」ばかりが登場しており、竜人族のイメージが概ね固定化されていた。
      MH2では竜人族のお姉さま歌姫大長老など既存イメージに囚われない竜人族が登場しており、
      中でも「若い竜人族男性」はジャンボ村の村長として初登場することとなった。
    • ただし、後年のシリーズに登場している竜人族男性の若人と比べるとビジュアルが特徴的である。
      交易船の船長」やMHWの「竜人族のハンター」らは特徴的な耳といった要素はあるものの、
      顔立ち自体は一般的な「人類」から極端にかけ離れているわけではない。
      一方、ジャンボ村の村長は異常なまでに鼻が高く、他の人から明らかに浮いて見えるような容姿となっている。
      他の竜人は一般的な人と変わらず鼻根*1が目の横辺りにあるのだが、
      ジャンボ村村長はおでこあたりから直線状に鼻が伸び、横からは尖った三角形のように見える。
      最初に登場したが故に「竜人族男性の若者はこういった姿をしている」と捉えられることも多かったが、
      同時期のNPCである竜人族女性にはこのような特徴はみられず、
      彼やその親族特有の特徴、あるいは特定の竜人族の特徴*2である可能性が高いと言えよう。
  • 開拓意欲が人一倍強く、それが自分の使命であり生きがいと考えジャンボ村を興すにいたった。
    勿論情熱だけではなく、地理に対する目や商才知識にも長けている。
    実際にジャンボ村は交易の活性化、船舶での輸送の拠点を念頭に置かれており、
    人さえいれば非常に恵まれた地であった。
    さらに彼は村の発展にはハンターが不可欠と考えていたらしく、
    当初から工房や酒場、狩人道場等のハンターにとって最低限の設備が整っていた。
    • 後に開拓したとみられる場所も河が付近に存在し、交通の便を重視する彼の思想が読み取れる。
  • 煙管(キセル)を常備していたり、服装が袖なしの着物やたっつけ袴や地下足袋だったりと、
    当時のMHには珍しく和風な服装をしている。出身地を考えれば当然ではあるが。
    • 大きな壺の様な物を背負っており、中には複数の地図が収まっている。
      一部ムービーでは側面に片手剣よりは大振りの剣をストックしていた事もあった。
  • 昼間の間は村中を歩き回っているため、用事があっても中々見つけられないこともある。
    初めてジャンボ村を訪れたハンター(プレイヤー)も村中を探し回る羽目になる。
    これは発展途上の村のため、色々な悩みを抱える村人の話を聴いて回っているためである。
    彼の努力や才能も、ジャンボ村の発展には欠かすことの出来ない要素だったのだろう。
  • エンディングでは、彼はジャンボ村の発展を見届けた後、また新たな土地を開拓するため
    家族同然である受付嬢パティと友人である竜人族のお姉さまたちに村を任せ、一人で旅に出ていった。
    そのエンディングムービーの最後を見ると、新たな開拓地を見つけて村を興したようだが、詳細は定かではない。
    ちなみに収穫祭イベントを発生させると、その時だけ挨拶のためジャンボ村に戻ってくる。
    • なお、パティによると、MH4Gの時点で「少し前に旅立った」事になっている。

その後のシリーズ

MHP2(G)

  • 「若き竜人族の開拓者」もしくは「鼻の高い外套姿の男」としてクエストを依頼してくる。
    素顔をさらしているときは砂漠でのテオ・テスカトル討伐、
    隠している時は旧沼地での希少種リオ夫婦同時狩猟をそれぞれ依頼する。
  • 依頼文では「開拓の途中でモンスターに出くわした」という状況説明とともに
    「知り合いのハンター(MH2のプレイヤーキャラ)」についても言及している。
    特にドンドルマのギルド管轄ではない旧沼地を開拓していることは、
    まだその知り合いには伏せておきたかったようだ。

MHP3

MH4

  • MH4に登場するシナト村の「にこやかな青年(=大僧正)」は彼の弟であり、
    若干肌の色が白いこと以外は見た目もそっくりである。
    これにより、彼の出身地がシナト村である事が判明した。
    また、先代の大僧正でもあり、シナト村を出た際に弟にその座を譲ったとのこと。
    彼はストーリー中、弟にクシャルダオラの来襲への警戒を促す旨の手紙を送ってくるが、直接姿を現すことはなかった。
    ただ、集会所上位では彼と思われる人物がテオ・テスカトルの討伐クエストを依頼してくる。
  • ちなみに弟によると、彼は小さい頃から好奇心旺盛でどんな場所にも行ってしまい、
    ある時、弟と2人で山に入り込んだ際にモンスターに遭遇した。
    無事に逃げ帰れたものの凄く叱られたという。
    後述するMH4Gのエピソードクエストでの会話においても、ジャンボ村の村長は
    「弟は自分と比べるとだいぶ落ち着いた性格だった」といったことを述べている。
  • また、MH4の竜人商人の取引先であるココットキノコ村は「竜人族の若者が拓いた村」とされている事から、
    そちらに関わっている可能性が高い。

MH4G

  • 高難度:時を廻りて戻り来よ」の依頼人として登場。
    シナト村を守る為にG級シャガルマガラの狩猟を依頼する。
  • なお、エピソードクエストをすべてクリアすると、
    「シナト村に弟がいるので、機会があったら是非会ってみてほしい」と言われる。
    理論上はオフラインのストーリーでシナト村に行く前にこのクエストを受けることも可能なので
    この言い回しになったと思われる。
    MH2並びにジャンボ村の村長のことを知らないユーザーへの配慮という側面もあるだろう。

MHX

  • 本作でも依頼人として登場。旅の途中でユクモ村に立ち寄っていたようである。
    また、久しぶりに故郷たるシナト村に里帰りする予定のようだ。
  • せっかくユクモ村にきたはいいものの、土産を買う余裕がなかったらしく、
    龍歴院ハンターにユクモ温泉たまご氷結晶イチゴ特産キノコキムチの納品を依頼する。
    しかし、ユクモ温泉たまごはまだしも、氷結晶イチゴや特産キノコキムチはユクモ村の特産品というわけではないので、
    お土産にするのは何か違う気がしなくもないが……。
    • 一応、渓流の特産キノコを使うならまだ分からなくでもない。
      だがそれでも渓流なのだから普通のキノコじゃなくてもっといい土産になりそうな物があるのだが……
    • シナト村の最寄の狩場天空山ではそれらの調合材料は手に入らず、周辺地域も同様である可能性が高い。
      ユクモ村の特産品では無いが、各地を転々として来た彼が旅先で出会った「思い出の品」という意味でのお土産、
      と考えればそうおかしな選択でもない*3
      なのでキノコキムチは沼地だけで、結晶イチゴは砂漠だけで作れるとは言わない事。
  • その後、帰郷の途につくのでしばらく姿を見せないが、HR解放後にユクモ村に戻ってくる。
    途中でシナト村方面に向かうクシャルダオラを見かけ、龍歴院ハンターへ撃退を依頼するために戻ってきたとのこと。
    村クエストでソロでも比較的狩りやすく調整された上位個体と戦えるので、
    素材が欲しいときはお世話になるクエストだろう。
  • 因みに彼が立っている位置は武具屋の横だが、そのすぐ後の足湯には共にジャンボ村を発展させた
    船大工の親方調合屋、故郷から『我らの団』に連れてきてもらったであろう竜人族の女の子が登場する事がある。
    もうちょっと奥に行けば居候させていた教官もいる。
    ハンターの知らない所では対面してたりするのかも知れない*4

関連項目

世界観/ジャンボ村
世界観/シナト村 - 故郷。
登場人物/伝説の職人 - 友人。
登場人物/竜人族のお姉さま - 友人。彼が旅立った後は村長代理も務めている。
登場人物/工房のばあちゃん - ジャンボ村の加工兼武具屋担当。職人の弟子でもある。
登場人物/モガ村の村長 - キセルを嗜む村長繋がり。
クエスト/竜ガ紡ギシ古キ歌


*1 鼻の付け根にあたる部分の呼称。
*2 「竜人族」の中にもヒトの人種のように様々な姿が見られる。
*3 実際「なにかミヤゲでも持って帰りたい」「ミヤゲになるような物を集めて欲しい」としか言っておらず、『ユクモ村土産を欲しがっている』が『ユクモ村土産を欲しがっている』訳では無い。
*4 顔は弟と瓜二つなので女の子の方は反応しそうだが、村長がシナト村を飛び出したのは大昔の事らしいので彼女とは面識の無い可能性はある。