登場人物/ライバルハンター

Last-modified: 2024-03-19 (火) 12:18:35

ココット村、ジャンボ村にて登場する人物。
見た目はどちらもモブのハンターだが、それぞれの村ごとに別人である。

目次

概要

ココット村のライバルハンター

  • MH~MHPの主人公の自称ライバル。
    尊大な言動と「ワハハ」という笑い方が特徴的。
    自身については一流のハンターと豪語している。
    ただ、その実力は大したことはないらしく、リオレウスの狩猟経験も無いようだ。
    また、砥石の存在を忘れていたせいで刃こぼれの酷い剣を捨てた
    『狩りに生きる』で紹介がなされているにもかかわらず訓練所の場所を知らない、
    閃光玉を使い忘れてドスランポスと追いかけっこするハメに、
    リオレウス討伐に向けて片手剣を強化していたらいつの間にか双剣になっていた*1
    さびた塊を入手したものの、普通の武器が出るのではと恐れて研磨しに行けない……、
    など、抜けている部分も多い。
    また、ハンター生活で役立つ情報を聞くことも出来るが意図的でない場合が多く、
    アドバイスをしてくれることはあんまり無い。
    • こんな調子なので、快調に実績を重ねるプレイヤーにとってはライバル(笑)といったところ。
      ただし諦めは悪いようで、主人公と実力の差がついてもめげずにライバル認定し、
      最後まで一歩遅れつつもついてくる。
  • そんな彼だが、なんと老山龍の討伐戦に参加している。
    砦戦では上から岩が降ってくるが、それを落とす仕事をしたのが彼だという。
    彼いわく「今回の巨龍討伐に関しては引き分け!というワケだ!」とのこと。
    • 得意気に話しているが、プレイヤーにとってこの落石は大変迷惑なものである。
      岩のせいで背中への飛び移りに失敗したり、1乙したりしてしまったハンターの中には、
      彼のことを思い出して腹立たしく思う人もいるとか。
      どう見てもラオシャンロンに落石によるダメージはないのもマイナスポイント。
      一応、内部的にはわずかながらダメージは入っているらしいが…。
  • ただ、そんな彼もあの邪龍の出現で転機が訪れる。
    英雄と呼ばれたハンターでさえも幾度も挑まねば勝てなかった、というおとぎ話を教えてくれ、
    その龍に主人公が挑むと聞いて「君に張り合って邪龍に挑戦、なんてできない…」
    として、遂に主人公のライバルを返上する。
    • その後、見事ミラボレアスを倒した主人公には素直に接してくる。
      また、競い合っていた日々が懐かしい……といった話が聞ける。
  • MH2では名前を「ココットハンター」と改め登場。
    MHPまでの主人公が住んでいた家で暮らしている。
    全財産を注ぎ込んで著名な画家に描かせた自身の肖像画を家に飾っており、
    夜の間は肖像画を見つめながら満足そうに過ごしている。お前それでいいのか……。
    • 名前が変更された理由は、MH2の主人公とはライバルどころか面識がない他人であることと、
      後述する新たな「ライバルハンター」の登場によるややこしさ回避のためだろう。
  • MHP2(G)では「狩りに生きる」にも寄稿している。内容は至極まとも。
    「2代目<<ココットの英雄>>と呼ばれた高名なハンター……のライバルと呼ばれた……ことのある、この私」
    と自身を紹介している。
  • MHXでは久々にプレイヤーハンターがココット村に行くことができるようになったのだが、
    初代主人公はもとより彼自身もなぜか登場しない。
    そして、彼らが住んでいた家は村を訪れるハンターたちのためにと、村長によって開放されている。
    どうやら彼自身も初代主人公と同様、どこかへ旅に出てしまったようだ。
    • ちなみに、彼が毎晩眺めていた自身の肖像画は、きっちりと片付けられている。
  • 因みに態度や言動から忘れられがちではあるが、
    最終的に主人公にクエストを譲ったものの、
    彼もギルドからミラボレアスのクエストの自身での受注許可が出る状態にまで上り詰めた
    歴とした"英雄級"のG級ハンターである。
    • 後のシリーズでもライバルとなるハンターは出てきているし、
      ラスボスにも挑んでいるが禁忌の存在が出現しても会話は変化しない。
      その中でも挑める状況になっていると言及のあるこのライバルハンターは、相当の実力者であると言えるだろう。

ジャンボ村のライバルハンター

  • MH2の主人公の自称ライバル。
    MH2でゲーム開始後、オフラインを攻略中にしばらくすると村を訪れる。
    どうやら主人公と同じく、村おこしの知らせを受けてジャンボ村にやってきたらしい。
    主人公が村にやってきたハンターとしては10人目で、彼は11人目とのこと。
    主人公と同じ武器を使っているとして、やはり勝手にライバル認定してくる。
    自身のことを「孤高を愛する一匹狼のハンター」と称する。
    また、やたらと自信満々で厨二気取った言動を取る。
  • ココット村のライバルハンターとは違い、色々役に立つ情報を聞ける。
    特に、サブターゲット関係の知識に関してはやたらと詳しい。
    それだけに留まらず、なんと主人公の家を訪れて手料理をご馳走してくれる
    彼の話では、どうやら料理の腕にも相当な自信があるとのこと。
    断ると「このオレが徹夜で下ごしらえした料理を食べられないだと!?」と動揺する。
    なんだこのツンデレは
    • ちなみに、我らが脳筋ハンターにとって肝心の料理の"効果"はそれほどでもない。
      しかしながら「天にも昇る味だった」と表示されるところを見ると、
      味に関しては実際にかなりの腕前ということなのだろう。
    • 主人公は(ゲームシステムの都合もあるが)料理は肉や魚を焼いたり、
      氷結晶イチゴや特産キノコキムチを調合で即席で作る程度しかできないのに対し、
      この点に関しては明らかに彼の方が勝っている部分であると言えよう。
  • 姿の見えない飛竜に不覚をとった際に恐れをなして
    素早く燃石炭を集めてサブターゲットクリアした……という話も聞ける。
    そんな失敗をも得意気に話してくる辺りは、もはやある種の才能なのではなかろうか。
    もっとも某2人組曰く難敵からしっぽを巻いて逃げ帰るよりも依頼に失敗する方が恥ずかしいため、
    この判断が間違いという訳でもいないのだが(得意気に話す内容かはともかく)。
  • しかしながらどうやら彼もやる時はやるようで、
    未知の黒いモンスターがジャンボ村近郊の密林に迫ってきていた際には、
    対抗意識から主人公に先んじて挑みかかっていたらしい。
    結果的には討伐には失敗して逃げ帰る羽目となってしまったようだが、
    その際には当のモンスターと戦ううえで役に立つ有益な情報を多数、主人公に提供してくれたりしていた。
    • また面倒くさいフルフルの表皮破壊や、
      雪山に入ったばかりで火属性武器を満足に用意できない*2中でドドブランゴの牙破壊にも成功したと言っている。
      本当ならなかなり凄いのかも。
  • MH2のオフラインではMHPと連動させることでイャンガルルガが登場するが、
    その受注を行ってくれるのが彼である
    この縁で、MHP2Gでは傷ありガルルガのクエスト「一匹狼に捧ぐ挽歌」の依頼人となっている。
    なお、一応秘密の依頼なので名義は「外套の一匹狼ハンター」。他の依頼人にも言えるが隠す気あるのか
    そんなせいか村上位クエスト「ドドドドブランゴ!」では村の看板娘から言外に「頼りない」とされている。
    村に来た当初は「クールでかっこいいかも」と言われていたのだが。
    でもってG★2「月に吠える」では手負いのガルルガを自ら狩ろうとして猛反撃に遭い、援護を依頼するはめに。
    • とは言え彼も数少ないG級ハンターである事が判明、なんだかんだで彼も相当な実力者である事がうかがえる。
  • MH4(G)では依頼人としての登場こそないが、イベクエに登場した看板娘の依頼文によれば
    未だにガルルガにこだわっているようで、思いっきり溜め息を吐かれている。
    • MHXでも相変わらずガルルガに執着しており、
      村★5クエストにまたしても「外套の一匹狼ハンター」名義で依頼を出している。
      残念(?)ながら二つ名の依頼はの担当なので、隻眼の方には無関係である。

修行中ハンター

  • MH2のオフラインに登場するもう一人のハンター。ライバルではないが便宜上ここに記載する。
    女性でMHP2のツンデレハンターやMH3のリッチなハンターと似た外見であり、
    「ねーねー、知ってるー?」などちょっと馴れ馴れしい口調でアイテムやスキルの豆知識を教えてくれる。
    ただし知識はそれなりにあるようだが、
    御覧の通り肩書が「修行中ハンター」とあるとおり実力は今ひとつのようである。
    しかもプレイヤーのことを相当なめているようで、
    「キミに出来るくらいならアタシも挑戦してみようかな」
    という理由で自分もクシャルダオラに挑もうとしている。
    命がいくつあっても足りないと思う…。しかし狙って古龍に会えるものなのだろうか。
    • MHP2(G)やMHXではギザミ2匹クエスト「鎌将軍の包囲陣」を依頼してくる。
      「早速挑戦するのがハンターってものよねー!」と軽く言っているが、
      彼女自身も修行中とはいえハンターであることには違いない。
      果たして自分で受注したらクリア出来るのだろうか? と言うかなぜお前が依頼を出した?
    • こちらのハンターに関しても、MH4(G)のパティからの依頼文では
      「村のハンターは修行中だったり…」と、軽く触れられている。
      というかまだ修行中なのかよ。
    • ライバルハンターと違い、こちらは今のところG級に上がっていそうな描写は見られない。

余談

  • いわゆる「ライバルキャラ」や「好敵手」などと呼ばれるキャラクターは、
    古今東西の多くの創作物でよく登場するものである。
    物語の主人公の対を為すようなキャラ設定がされていることが多く、
    大抵の場合は主人公に対する執着心を抱いており作中で何かと張り合おうとしてくる存在である。
    主人公とは共通点こそ多いものの、その一方で所属組織が真逆だったり、
    行動理念が異なっていたりと言った設定になっていることがほとんど。
    場合によっては「もう一人の主人公」や「ダークヒーロー」とでもいうべき活躍を見せたり、
    物語の最序盤から張り合い続けて最終的にラスボスその前座として立ちはだかるまでに至ると言ったケースもあり、
    時には本来の主人公以上に確固たる人気をものにしてしまうことすらある。
    • 本項で取り上げているココット村とジャンボ村のライバルハンター達に関しては、
      主人公に対して張り合う様子こそあれど、ストーリー上で大きな存在感はあまりないこともあり、
      世間一般で言う「ライバルキャラ」と比較すればどうしても印象が薄くなっている。
    • むしろモンハンでライバルキャラと言えば、各作品のメインモンスターを思い浮かべる人も多いだろう。
      メインモンスターは大抵の場合、攻略段階において「顔見せ」と「決着」で最低でも2回は会う場合がほとんどで、
      中にはクシャルダオラやラギアクルスのように決着前に撃退戦が挟まったり、
      ジンオウガやゴア・マガラ(シャガルマガラ)、マガイマガドのようにストーリーの最後まで絡んだりすることも。
      一方ストーリーであまり関わりがないメインモンスターは、今のところナルガクルガとブラキディオスくらいだろう。
    • MHSTシリーズはまた事情が異なる。
      こちらはライバルキャラとして設定したと思われる登場人物*3がしっかりと存在しており、
      RPGと言うゲームジャンルも手伝って彼らの信念や心の成長、主人公との対比なども描写がされている。

関連項目

世界観/ココット村
世界観/ジャンボ村
クエスト/怒りの黒狼鳥 - MH2における「黒狼鳥の逆襲!」の依頼人。
登場人物/ツンデレハンター
登場人物/ハッハッハッハー!の人


*1 当時は片手剣から双剣への派生が多数存在していたため、そのことをプレイヤーに示唆する発言ではある。
*2 あくまでプレイヤーサイドでの目線の話ではあるが、MH2主人公が初めてドドブランゴを狩れる段階では斬れ味が黄色のバルバロイブレイドとか、ボウガンの火炎弾とかくらい。もしかしたらライバルハンターの方には他に火属性武器を作れそうなクエストがタイミングの都合で出されていたり、お得意の部位破壊で非ターゲットの野良モンスターから火属性を発現する素材を手に入れていたのかもしれない。
*3 MHSTはシュヴァル、MHST2はカイルがライバルキャラに該当すると考えられる。