MH4Gの主要人物の一人。
MH4の頃には本人はまだ登場していなかったが、筆頭ハンターたちとの会話中において、
この人物のことであろうと思われるセリフが入っていた。
目次
概要
- 元ハンターの壮年の男性。
筆頭ハンターらとは深い縁のある人物であり、筆頭リーダーと筆頭ガンナーの師匠で、筆頭ランサーとは同期の間柄。
唯一筆頭ルーキーとは作中での対面が初となるが、
筆頭リーダーが彼の教育係を務めているので、師匠からすれば孫弟子に当たる。
- ガンナー曰く「裏表のない人」とのこと。
左頬に大きな傷が走っているが、常に穏やかな笑みを浮かべており険しさはあまり感じられない。
しかし、時折見た者に強い印象を残す鋭い眼差しを見せることがあるという。
茶色のコートをベルトで浴衣の様に重ねて着こなし、
リオレウスの翼膜で作られた赤色の手製の傘と、使い込まれた剥ぎ取りナイフを携帯している。
- 現在はハンター業を引退しており、ドンドルマを中心に防衛の専門家として活動している。
派手な功績は無いながらも、その地に生きる人々の命や生活を力を尽くして守り続けており、
ドンドルマの住民からは尊敬の念を込めて「お師匠さん」と呼ばれている。
- 現役時代はハンマーを使っており、ガンナー曰く「真っ先に勇猛果敢に挑んでいった」とのこと。
そう言われると、傘の持ち方や動かし方が何処となくハンマー使いの立ち振る舞いに見えなくもない。
- ハンマー使いであったことからか、策の立案やそれを実行に移すこと、
何かに挑戦することなどを「一打を打つ」と表現する。
「どんな状況になろうとも、常にその時に打てる最高の一打を打つ」という信念を持ち、
出来ることを一つ一つ確実に為していこうとする実直さの持ち主である。
その人柄から、兼ねてより関係の深い筆頭ハンターらや、今作で協力することになった我らの団メンバー、
ドンドルマの住民らなど、作中の人物達からとても慕われている。
街に向かう彼の乗った砂上船がモノブロスに襲撃されそうになっているとの報が届いた際は、
街を離れられない筆頭ハンターや住民達が彼の救助を我らの団ハンターに懇願し、
無事に彼を街へ送り届けた際は口々に感謝を述べられるほど。
街の青年が時折食事を御馳走していると語る、工房を開いている男性が彼との酒宴を楽しみにしている、
武器屋の少女が彼の好きなお酒をわざわざ遠方から取り寄せるなど、彼への信頼がうかがえる話が随所でうかがえる。- なお、彼と酒を酌み交わした我らの団団長によると、
師匠の好みの酒は「東方の強い蒸留酒」であるとのこと。
ちなみに、現実でこれに当たる酒は恐らく焼酎の類であると思われる。
- なお、彼と酒を酌み交わした我らの団団長によると、
- なお、ギルドから筆頭ハンターにならないか打診されことがあったが、躊躇いもなく断ったらしい。
筆頭ランサー曰く「常に野に下り、より広い視野で物事を見ていた」とのことで、
たまに筆頭ランサーは彼の生き方が羨ましくなることがあるという。
また、作中の筆頭リーダーと筆頭ガンナー以外にも、何人ものハンターを弟子として育て上げたとのこと。
- MHXXで新たに判明したことだが、「全ての技は、狩りの中でこそ身に付く」という信念を持っており、
よくこの言葉を弟子の筆頭リーダーたちに口にしていたようだ。
ストーリー上の活躍
- 古龍の襲来によって甚大な被害を被ったドンドルマの復興と防衛のため、
ギルドの依頼を受けて、筆頭ハンターと我らの団のいるドンドルマへと合流する。
そして、筆頭ハンターと我らの団ハンターを指揮しドンドルマの復興に当たることになる。
- 順調に街の復興と防衛兵器の開発を進める最中、古龍観測所の予想通り戦闘街にクシャルダオラが襲来。
この時は幸い筆頭ハンターとガーディアンズにより退けられたものの、
そのクシャルダオラが額に傷を負っていたことが筆頭リーダーから語られ、二人の間に暗澹とした雰囲気が流れる。- 後に筆頭リーダーが我らの団ハンターに「君には知ってもらいたい」と、
このクシャルダオラと彼、師匠の間にあった出来事を語ってくれる。
実はこのクシャルダオラこそが師匠がハンターを引退せざるを得なくなった原因であり、
かつて筆頭リーダーが師匠と共にリオレイアの狩猟へ赴いた際、狩場へ乱入してきたのだという。
当時、師匠といたことによる安心感や若さゆえの慢心から、彼はクシャルダオラを迎撃しようとし、
逆に追い詰められてしまい師匠に庇われるという事態になってしまった。
なんとか一撃喰らわせて撃退することは出来たものの、
これによる負傷が原因で師匠はハンターを引退することになってしまったのだという
(クシャルダオラの額に残っている傷は、この一撃によるものである)。
この事件を筆頭リーダーは今も引きずるほど悔やんでおり、
また、この件からリオレイアが苦手になってしまっている。
- 後に筆頭リーダーが我らの団ハンターに「君には知ってもらいたい」と、
- クシャルダオラに対抗する兵器の開発のため、
我らの団ハンターに依頼してリオレイアの捕獲を行おうとしたのだが、
セルレギオスが乱入するという予想外の事態が発生。
本来は生息域外に決して出ようとしないはずのセルレギオスの出現に激しく動揺し、
我らの団ハンターの安全を最優先とし、クエストを中断させてドンドルマに帰還させるという判断を行う。
出現したセルレギオスは我らの団ハンターが討伐し、
リオレイアも筆頭ガンナーが無事に捕獲したことでドンドルマの復興は再開したのだが、
その直後にセルレギオスが各所に現れるという更に不可解な事態が発生。
我らの団団長やギルドなどとの相談の結果、
筆頭ランサーと筆頭ルーキーを調査へと向かわせて事態の真相究明を開始した。
- 調査開始から程無くして、今度は狂竜化したブラキディオスやイビルジョーが出現したという報が入る。
シャガルマガラが討伐されたにもかかわらず狂竜化個体が出現するという異常事態に緊迫感が走る中、
遂に筆頭ランサーから狂竜ウイルスを克服し、自身が狂竜ウイルスの感染源と化したセルレギオスの発見が報告され、
事態の真相が判明することとなった。
最悪なことに撃退されたクシャルダオラが再度ドンドルマへ向かっているとの報も直後に入り、
街への古龍の襲撃と狂竜化モンスターを生み出し続ける古龍以上の脅威と化した千刃竜という、
同時に二つの危機に挟まれる形になってしまった。
- しかし、師匠はそれを「簡単な話」と一蹴。
街を全力で防衛している間に我らの団ハンターという最高の一打により極限化セルレギオスを討伐。
その後戻ってきた我らの団ハンターと協力して攻勢に転じ、クシャルダオラを撃退するという案を出す。
一見無謀にしか見えないというか主人公補正が無ければ確実に死ぬこの案、しかし誰も異を唱える者はなく、
我らの団ハンターは極限化セルレギオス討伐へと出立。
見事にセルレギオスを下して戻った我らの団ハンターはそのまま筆頭ハンター達と協力、
クシャルダオラの撃退を成し遂げた。
その際、巨龍砲の一撃で地に臥したクシャルダオラに筆頭ルーキーが油断して駆け寄り、
起き上がったクシャルダオラに反撃を受け危機に陥るという事態が発生。
絶体絶命となったものの筆頭リーダーがルーキーを庇い、
そのリーダーも筆頭ガンナーと筆頭ランサーによって辛くも危機を脱し、
最後は再び筆頭リーダーに攻撃されたことでクシャルダオラは撤退していった。
この一連の防衛戦の後、師匠はそれまでずっと所持していたナイフを筆頭リーダーに手渡し、
住民に別れの挨拶を告げて、晴れ渡ったドンドルマを去っていった。
その後
- また何処かへと旅立っていった師匠だが、我らの団ハンターの活躍を聞きつけて
『師匠からの試練』と題したクエストを依頼する。
その依頼文によると、ドンドルマから遠く離れた地で活躍している様子。
余談
- MH4Gではギルドカードで選べる背景柄に「最高の一打」というものがある。
師匠が常に持ち歩いていた傘と、素材つながりなのかリオレウスの絵が描かれており、
和風情緒溢れるデザインとなっている。
なお、この背景柄はMHXでも続投している。
ただ、残念ながら師匠本人がMHXに登場する事はなかった。
筆頭ハンター一行が登場したため、彼も顔を出すと思っていたハンターは多いようだが…。
まあ仮に出たとすれば無茶苦茶な試練を与えてきそうな気がしないでもないが…。
- また、ドンドルマにいる彼を観察していると後頭部を掻く、傘を開く、
剥ぎ取りナイフをかざすといった仕草を見せる。
何気に退屈ポーズが複数設定されている数少ない人物なのでこんな所でも優遇されている。
- なお、彼の持つナイフは剥ぎ取りナイフとはされているものの形状自体はハンターナイフである。
- MHXXにて本人の登場とは行かなかったが、
オフライン最終クエストの一つに上記の"師匠からの試練"をもじった"ギルドからの試練"なるクエストが登場した。
- 筆頭ハンター達の前日譚を描いたCGアニメ映画『モンスターハンター:レジェンド・オブ・ザ・ギルド』において、
筆頭リーダーのジュリアスの師匠として「カンベイ」という名が登場している。
他にジュリアスの師匠に当たる人物はいないため、これが師匠の名前だろう。- ちなみにMH4Gが発売された2014年には大河ドラマ『軍師官兵衛』が放送されている。
防衛の専門家→軍師と考えれば名前や設定で何か参考にした可能性も考えられるが、
MH4Gの時点で名前が決められていたかが分からないため詳細は不明である。
- ちなみにMH4Gが発売された2014年には大河ドラマ『軍師官兵衛』が放送されている。