MHF-Gのアニバーサリー2016イベント「グーク、弓になる」で作製可能な弓(?)。
子どもたちの遊び道具をモチーフに、とある愛好家がグークを模して作ったものである。
当記事では色違いの「えるぜりおんグーク」についても記す。
目次
概要
- MHFのマスコットキャラクターであるグークを模した武器なのだが、
外見としてはグークそのもの(体色はデフォルトの白色)である。
予告バナーによれば「一緒に狩りに行き」たかったのだそうで、
これを担いでいればいつでもグークと一緒な気分が味わえるだろう。- アイルーラグドールなどと同様に、
納弓時はハンターの肩にグークが止まっているような感じになる。
アイルーラグドールと異なり、かなり強引に乗っているような気もするが…
- アイルーラグドールなどと同様に、
- 一応武器カテゴリーは弓なのだが、この武器には弦も矢筒も存在しない。
大きく広げた翼の先端から後方にゴム紐が伸び、
矢を射ると変な効果音&グークの鳴き声と共に丸い玉が飛ぶ。
そう、この武器はMHF初にして通算四代目となる「パチンコ(スリングショット)」なのだ。
また、矢筒の代わりにポーチをぶら下げている。玉はここから取り出すのだろう。- よく観察すると分かるが、溜めるとグークの口が微妙に開く。
一応溜め段階に応じて口が開くが、誤差レベルのためこれで溜め段階を判別するのは難しい。 - MHFの弓には「オーラアロー」という長距離射撃手段があるが、
この武器でそれをやると、玉が光芒を描きつつ一直線に飛ぶという凄まじくシュールな絵になってしまう。
流石に曲射のエフェクトは変化しない。
- よく観察すると分かるが、溜めるとグークの口が微妙に開く。
- パチンコということで気になる矢斬りアクションだが、
この武器はあろうことか剥ぎ取りナイフで矢斬りを行う。
MHFでも剥ぎ取りナイフを攻撃に転用する技術はあるが、
純粋にモンスターを斬りつける目的で剥ぎ取りナイフが使われるのは、MHFではこれが初である。
- 生産にはイベントクエスト「最終兵器グーク」で入手できる、
「幻の卵殻」が10個必要。
強化の専用素材はなく、1クエストに5個出るため、2回クリアすれば最終強化が可能である。- なお、このクエストの受注にはHR3以上に加え、
参加料(?)として「旨味グークエキス」1個が必要となる。
旨味グークエキスは、グーク鍋を大成功させた際に副産物として手に入るアイテムである。
- なお、このクエストの受注にはHR3以上に加え、
性能
- パチンコの先輩達がそうであったように、この武器もイベント武器ながら決して侮れない性能を持つ。
生産(HR3)時のぱっちんグークIの性能は以下の通り。- このランク帯としては標準的かそれよりやや低い攻撃力204
- 水属性210
- 会心率50%
- 矢タイプは連射・放散曲射
- 武器スロット2
- 強撃・麻痺・毒ビンを装着可能
- 最大の特徴は言うまでもなくその高い会心率にある。
攻撃力だけならこのランク帯の武器にはもっといいものがあるが、
会心率の高さから実火力としてはそれらに決して劣ることはない。
- そしてHR帯ではもう一つ考慮すべき事情がある。
それは「水属性の連射弓が極端に少ない」こと。
HR3で作成できる水属性連射弓は特典武器に限定されており、乏しい穴を埋める選択肢になってくれる。
指定クエストのノノ・オルガロン戦などで役立つことだろう。
- HR5では剛種古龍の素材を用いて「ぱっちんグークII」へと強化可能。
性能は下記の通り。- やや低い攻撃力288
- 水属性430
- 会心率70%
- 親方印効果が付与
- 武器スロット3
- 会心率は70%と更に上昇。
HR5の標準的なスキル環境でも容易に会心率100%に届くだろう。
ビン補正等を考えると、バルラガルの剛種弓「バル・ヤスロク」との物理火力差があるのは否めないところだが、
属性値がこのランク帯の武器にしてはかなり高く、会心と属性で差別化することは不可能ではない。
ちなみに強化素材は「古龍種の重殻」4個と「古龍種の牙」1個。
どちらも剛種クシャルダオラから入手できる。
- G級では「ぱっちんグークIII」へと強化可能。
キャンドルエッジ同様、俗にいう「準G級武器(GR5)」ながらG級武器Lv50と同格のポテンシャル*1を有する。
その性能だが……- 初期のG級武器Lv50よりやや高い攻撃力582
- かなりの高水準である水属性740
- シジルスロットは通常のLv50G級武器同様、3つ(取り外し自由)
- 会心率: 100%
G級系列の武器では初の快挙である(HR止まりであれば、先駆者がいる)。
- 一閃や高レベルの見切りがあるG級で会心率100%があっても…と思われるかもしれないが、
そこでG9で登場した「余剰会心率を攻撃力に転換する」閃転スキルの出番である。
何せ、閃転スキル込みで会心率が100%になっている状態でこの武器を担げば、
その会心率は200%を容易に超えるのだ。
詳しい計算式は閃転スキルの記事を参照してほしいが、会心率200%の場合攻撃力補正は単純計算で+84となる。
元の攻撃力と足せば攻撃力666となり、
最先端の武器とも十分張り合えるおそるべきパチンコなのである。
また、ここから更にシジルで攻撃力や属性値をテコ入れすることもできる。
流石に会心率は伸ばしても攻撃力の伸びが薄いので、それ以外の数値につぎ込むのがよいだろう。- ちなみに見切りスキルを完全に切って、一閃と閃転のみで構成した場合でも、
会心率は170%前後、攻撃力上昇値は70前後となる。
スキル枠の圧縮という点でも利点が大きいことが分かるだろう。
- ちなみに見切りスキルを完全に切って、一閃と閃転のみで構成した場合でも、
- ただし極端な会心率が故に、閃転スキルがないとG級環境では真価が発揮できない。
上述したように見切りを外しても十分すぎるほどの火力UPが見込めるので、
是非閃転スキルを組み込んだ上で活躍させてあげたいところである。
- MHF-Zでは素の会心率が100%なモンスターの武器群が登場。
そちらに弓はないので、ポジションの食い合いは起こらない。
またZでは「閃転強化」という辿異スキルが登場しており、
閃転と組み合わせることで、武器に元から備わる会心率に応じて、
閃転スキル本来の効果とは別に直接攻撃力が増加するという効果を持つ。
この武器と「閃転強化+2」を組み合わせた場合、素の攻撃力が702となり、
最終強化辿異武器にも匹敵する物理性能が得られるようになる。
そこに上記の攻撃力増加を加算すれば、G級進化武器にすら迫る攻撃力を獲得することも不可能ではない。
前提条件などを考えると決して簡単な話ではないが、グークを活躍させたいなら検討する価値はあろう。
余談
- この武器のグークの頭の後ろには、×印の絆創膏のようなものが張られている。
パチンコ玉が当たることがあるのだろうか…
- この武器の素材が手に入るクエスト「最終兵器グーク」だが、
このクエストの依頼文がまずスゴイ。まずはとりあえず読んで頂こう。- 依頼主…グーク
- キョグワァァァ!
テーグ!グワワ
ングゥワワワ
デーグアグワワ
ハワーッウワワワ
ナーガッグァーグー
ビュウワワワガー
これは本当にクエストの依頼文と言ってよいのか。
- まず、依頼主がまさかのグーク本人という時点で、既にツッコミが追い付かない気もするが、
それにもまして意味不明なのが、その後の本文である。
グーク本人の依頼という事なのでグークが鳴いている訳なのだろうが、
果たしてグークは本当に「テーグ!」とか「ビュウワワワガー」とか鳴くのだろうか。
依頼文の大半が、一般的にイメージされるアヒルの鳴き声から全力で逸脱しまくっているような気がするが…。
まあブタが「ニャー」と鳴く世界だし、きっとグークもそう鳴くのだろう。
と言うかそもそも、これまでにも厨二病だの錯乱状態での求婚(?)だの
ほぼ右読み依頼文だのとぶっ飛んだ依頼文はちょくちょく登場していたが、
よもや動物の鳴き声がそのまんま依頼文にされてしまう日が来ようとは…。
- なお、このクエストはマストオーダー制となっているが、
その任務のうち一つは「???で???の使用」と伏字になっている。
…が、長年メゼポルタで戦ってきたハンターならば、何をすべきかはだいたいお分かりだろう。ちなみに恒例の縦読みは「キョテンデハナビ」。
「拠点で花火」と読むことができる…だろう。
花火とは何のこっちゃと思うかもしれないが、グークの愛好家ならきっとわかるはず。
最初から支給品に入っているのでチェックすればすぐに気付くだろうけど。- なお、1行目の「ョ」を読まなかった場合は「キテンデハナビ」→「起点で花火」という感じになるが、
本クエストはスタート地点がベースキャンプで固定されている(らしい)ので、
以前のFateコラボのクエストと違い1行目の「ョ」を読まなくても特に問題なく意味が通じてしまう。
- なお、1行目の「ョ」を読まなかった場合は「キテンデハナビ」→「起点で花火」という感じになるが、
えるぜりおんグーク
- ぱっちんグークの実装から1年後の2017年アニバーサリーイベントで登場した、
グークの弓……というかパチンコ。
名前から、同アップデートで追加された灼零龍エルゼリオンがモチーフと見られる。
- エルゼリオンは左半身が炎の赤、右半身が氷の青というカラーリングが特徴のモンスターだが、
えるぜりおんグークもそれを模してか、グーク部分の左半身が赤色、
右半身が青色という奇抜なツートンとなっている。
持ち手部分は赤と青のストライプで、パチンコ玉入れ(矢筒)はエルゼリオンの本来の体色である白色に、
アクセントとして赤と青が用いられている。- また、エルゼリオンの目をイメージしているのか、
えるぜりおんグークのグーク部分の目の周りだけは白色になっている。
そのせいで、プロレスラーのマスクっぽくなってしまっている。
- また、エルゼリオンの目をイメージしているのか、
- えるぜりおんグークはイベントクエスト「密林からの脱出」の報酬として生産が可能。
余談だが同イベントでは新たなチャットアクションである「おどる2」も報酬として解禁される。- また、強化段階を問わずコリニィシリーズ受取条件の1つにもなっていた。
- 余談だが、このイベントの開催期間の前半ではシリーズクエスト「メゼポルタ10年の軌跡」も配信されており、
ぱっちんグークもそちらで入手可能だった。
- えるぜりおんグークはHR武器として生産し、強化で辿異武器となる
(直接辿異武器段階を作ることも可能)。
辿異武器は最終的にレア度12(GR800)の、辿異種モンスター武器と同等の性能まで強化することができる。
レア度12まで強化した際の性能は、- 申し分のない攻撃力698、会心率10%
- 溜め1と溜め2は拡散(どちらもLv3)、溜め3は貫通(Lv4)、溜め4は連射(Lv4)
- 辿異スキル「適応撃強化+1」
- 集中型曲射
- 強撃、毒、麻痺、睡眠(強化+1)ビンを使用可能
ただし、何故か属性は全く有していない。
エルゼリオンは灼零属性という複属性を備えるが、流石にそれを付与してしまうと、
矢タイプと矢レベルが全く同じ「灼零エルゼアロー」を完全に喰ってしまうからであろうか。
- 昨今は弓の属性値も1000を超えるようなものが続々登場しており、
弓も属性が重視されるようになってきている。
ただ無属性ということはすなわち、無属性弓強化シジルによる性能の更なる強化が可能ということでもあり、
適応撃強化+1に着目した適応撃装備を構築することで、他の辿異弓との差別化も可能であろう。
- ぱっちんグークがいろんな意味でぶっ飛んだ性能であるのに対し、
こちらは見た目がぶっ飛んでいる代わりに性能そのものはスマートなものになっている。
ちなみに当武器にも会心率が10%ながら備わっているので、
閃転強化+2を発動させた場合の攻撃力は、735となりぱっちんグークを上回ることはできる
(会心率100%を超えたことによる攻撃力の増加は計算していない)。
- ちなみにレア度12時の武器銘は「えるぜグークグワワッ」である。
上述したぱっちんグークの依頼文でも、確かにグワワとは言って(鳴いて?)いるが、
強化でモチーフ元の名前が削られたという点では、チャランスを彷彿とさせるかもしれない。
関連項目
登場人物/グーク - 武器のモデルにして、クエストの依頼主。
武器/ぴーひゃらグーク - 同じくグークを模した狩猟笛。
武器/鹿角ノ弾弓 - メインシリーズで登場する、パチンコの先輩
武器/カブト - 2代目パチンコ
武器/魔弓グリモワール - 3代目パチンコ
武器/カヤンチャスリンガ - 5代目パチンコ弓
武器/ヴィランブレイス - 6代目パチンコ弓
武器/ヒュプノカッター - 強化で会心率がデフォルト100%になる武器の先輩
武器/グレンクライス - 同上
イベント・メディア展開/武器デザインコンテスト - 2013年度の優勝作品が、同じくグークを模した狩猟笛だった。
モンスター/エルゼリオン - えるぜりおんグークのモチーフ元。
クエスト/密林からの脱出 - えるぜりおんグークの入手クエスト