武器/ほろ酔いビーア

Last-modified: 2023-11-28 (火) 16:06:29

MHXより登場した双剣
記事名を見てカテゴリ間違ってるだろと思ったそこのあなたは正しい。

目次

ほろ酔いビーア

  • この剣には、とある勇ましい逸話が伝わっている。
    かつて開かれたとある宴。
    皆が皆酒に酔い戦いを忘れたその場に、あろうことか巨竜が乱入したという。
    しかし、その場にいた双剣士がわが身を省みず奮闘、そして巨竜を撃退した。
    この双剣は、そんな双剣士の魂が宿った伝説級の一杯一振りなのである。
  • デザインは文字通り(色々な意味で)伝説
    なんと、ビールが並々と注がれた3つのジョッキ以外の何物でもない。
    うち2つは泡が少なく黄色が見え、もう1つは液面一杯に泡が満たされている。
    ジョッキが不透明なため後者はパッと見だと本当にビールなのかわからないが、
    よく見ると泡の一部にビールの黄色が混ざっていることがわかる。
    • ご丁寧にサウンドエフェクトも専用のものが採用されており、
      振り回すだけでも中身がチャプンと波打つ音が聞こえる。零れないか心配である。
      納刀時の位置も専用のものになっており、腰の辺りに付けられる。
  • その謳い文句は伊達ではなく、鬼人化するとジョッキを打ち付ける涼やかな音が狩場に鳴り響く。
    鬼人化なので当然ジョッキが赤いオーラを帯びる
    右手に2つ、左手に1つのジョッキを手に狩場に繰り出せば、
    いつでもどこでも乾杯できる夢のような双剣なのである。
    よくよく考えたらハンター一人で無意味に乾杯しているわけで、非常に寂しい光景である。
    仲のいい狩友がいるならば、4人でこれを持ってクエストクリア後に一斉鬼人化しよう。
    それはとても素敵な光景になるはずだ。え?その後?採掘でもしてなさい。
  • 見た目はどこからどう見てもジョッキなのだが、
    これでも一応"双剣"なのでちゃんとモンスターの尻尾を切ることはできる
    酔った状態で斬られるので普通の尻尾切断よりは痛くなさそうである。

性能

MHX

  • その実態だが、MHXでは唯一の睡眠属性双剣にして、割とレアな純睡眠属性双剣*1となっている。
    このジョッキそのものな見た目で睡眠属性とは何とも意外に思えるが、
    恐らくモンスターを殴りつけて酔わせて昏倒させる……というデザインなのだろう。
  • 会心率は初期段階で25%、そしてスロット3。ここまでなら優秀である。
    だが、斬れ味は極短。攻撃力は僅かに80。そして頼みの綱の睡眠属性はたったの2
    名前通りほろ酔い程度の属性値である。
    この手のネタ武器は物理性能が控え目でも属性値がぶっ飛んでいることが少なくないのだが、
    流石に睡眠双剣の前例を重く見た結果であろう。
    尤も、前作で登場していた睡眠双剣の属性値は最低でも100以上(今作の10相当)あったのだが。
    • 斬れ味黄色で使うなら鈍器を発動させてみるのも手かもしれない。
      確かに、剣ではなくジョッキで殴るのだから鈍器ではある。
      そこまでして使うかという話は置いておいて
  • レベル4にすると、最終強化酔いどれビーアに変貌する。
    会心率は40%に強化されており、スロット3も健在だが
    やっぱり攻撃力と斬れ味は劣悪そのもの。
    そして最も肝心な属性値を見ると……


    属性 睡眠  2


    ……現実は非情であった。
    まぁそもそも"ただのビールジョッキ"に睡眠属性が付与されていること自体が奇跡みたいなものなのだが。
  • この属性値がどれほどのものかと言うと、
    たとえ4人全員でこれを担いだとしても1回ぐらいしか寝かせられないレベル
    普通のPTプレイでは言わずもがな。モンスターを1回も寝かせられず、
    火力不足で足を引っ張りがちになってしまうだろう。
    当たり前だが、弱点属性の双剣で戦った方が間違いなく強い
    弱点属性ではない双剣でもそうそう負けないと思う。
  • 生産に必要な素材はココットチケットと上竜骨、そしてネムリ草。
    いつものこととは言え、この素材でどうやってジョッキを作っているのか不思議で仕方ない。
    しかし最終強化にはライゼクスや獰猛化ウラガンキンの上位素材をぼったくられる使うので、
    ここまで強化する価値を見出すのはハッキリ言って難しい。
    しかし低レベル段階で見れば必要な素材も楽な上、スロット3は初期段階から存在している。
    敢えて強化せず、装飾品を詰め込んで炭鉱夫のお供にするのも一興か。
    灼熱の火山で飲むビールはさぞや美味であろう。ぬるそうだけど。
    あるいは宝纏シリーズと合わせると見方によってはブースターか燃料タンクのようにも。
    • 当然と言えば当然だが、これで現場主任の相手をしようなどとは思わないこと。
      ビール一杯で見逃してもらえる程彼らは甘くない。
      むしろ勤務態度が悪いとお叱りを受ける可能性も。
  • MH4以降の「特殊攻撃」の仕様変更により、
    状態異常攻撃のスキルが発動すれば最低1は属性値が向上するようになった。
    このため、状態異常攻撃+1と併用することで、なんと属性値が1.5倍に跳ね上がる。
    …無論、実用性は殆ど変わらないが。
  • 上述の通り実戦で使う機会はないだろう……と思われるこのジョッキだが、
    あろうことか闘技大会・ケチャワチャ討伐で双剣を選択するとこのジョッキで出撃する羽目になる。
    タオル姿でガノトトスを倒せなど、本作の闘技大会はネタに走りすぎである。
    キッチリ攻撃を重ねていれば一回は寝てくれると思われるので、
    支給される爆弾でキッチリ睡眠爆殺を決めておきたいところ。
    ちなみに状態異常攻撃+1も発動しており、前述の通り属性値は1.5倍3に上がっている。
    実は他の武器がレベル1~2の中この武器だけレベル3なので、物理攻撃力は近接武器トップだったりする。

MHXX

  • 続編のMHXXではこの武器も限界突破してG級に対応。
    究極強化形は酔いつぶれビーア
    狩人の魂が呼び覚ますビールの極致とはいったい何ぞや
    会心率40%とスロット3は据え置きだが、攻撃力は250と双剣最低クラス。
    なんと睡眠属性が倍増…しているが、たったの4しかない。やはりネタ武器である。
    しかし斬れ味レベル+2を施すことにより、その斬れ味はに達する。10しかないが
    ジョッキの斬れ味とは何なのか問い詰めたくなること請け合い。
    ビールのコクとキレが増したのだろうか…?
    • 今作では実践的な性能の睡眠双剣が追加されたため、完全なるネタ武器と化した。
      いっそこの武器も限界までキンキンに冷やして氷属性との双属性にしたらまだマシだっただろうか

べろべろビーア

酒豪なハンターのために特別に用意
されたマル秘なビール。
一気飲みにはご注意!分類は双剣。

  • 時は流れてMHW:I。
    イベントクエスト「幻の轟竜???」で手に入るチケットにて
    なんと待望の?ビール双剣が復活した。
  • チケットを手に工房に向かうと、そこで待っていたのは懐かしのほろ酔いビーア……
    ではなく、ワイルドな木樽ジョッキになって帰ってきたべろべろビーア
    しかも生産して終わりではなく、強化を経てへべれけビーアという銘となる。
    ほろ酔いどころではない名称の通り量も更にワイルドになっており、
    クリーミーな泡を溢れんばかりに湛えたジョッキがハンターの背中に2段になって納刀され、
    抜刀すればジョッキを両手に3つずつ、合計6つ掲げることになる
    研ぐ時も多すぎるジョッキのせいで砥石が見えず、ジョッキで虚空を研ぐという奇怪な光景が広がる。
    • 今作では武具の生産を依頼すると工房の漢達がえっさほいさと製作してくれる演出があるのだが、
      その過程の最後にコンベアに乗って回転寿司の如く大量のビールジョッキが流れてくる様はシュール極まりない。
  • グラフィックの向上により、ハンターの動きに合わせて泡の部分がたぷたぷと揺れ動く。
    満杯も満杯なのでビジュアル的にはいつ溢れてもおかしくなさそうなのだが、
    いくら空中回転乱舞で振り回そうが、ポーズセットの武器構えで横向きに固定しようが、
    中身がぶちまけられる気配は一向に無い。モンハン世界の特殊力学の賜物だろうか。

性能

MHW:I

  • さて、最終強化となるへべれけビーアの気になる性能はと言うと、
    • やたら高い攻撃力420
    • 代償の会心率-15%
    • 斬れ味は異常なまでに長い、匠無効で白は出ない
    • 麻痺150睡眠90とまさかの双属性
      納刀時に2段なのはそういう理由だろうか。
    • レア度は11
    • Lv4スロット×2
    物量もといジョッキの数が増えたためか、攻撃力が増加し物理寄りに。
    攻撃力420と言えば、かの砕光の双閃数値だけは同じである。
    麻痺属性と睡眠属性はほろ酔いビーアよろしく殴りつけて昏倒させるイメージ……と言いたいところだが、
    やはりどう考えてもビールを浴びるほど飲ませて昏睡させているとしか思えない。
    眠るだけならまだしも身体麻痺となると相当危険な状態である。
    • 性能について真面目に解説すると、斬れ味と会心率、双属性故の属性値の低さが足を引っ張る。
      Lv4スロット2つの拡張性は素晴らしいが、基礎能力の低さから一線級の活躍はできないだろう。
    • ちなみに、カスタム強化を全てスロット強化に施すことにより
      全武器で唯一のLv4スロット×3*2を実現することも可能である。
      更に全身を黒龍防具のβで固めればLv4スロット×18という圧巻の光景を見る事ができる。
  • それでも、各種属性強化やカスタム強化龍脈覚醒をフル活用すれば
    双属性でもそこそこ実用的な属性値を実現することはできる。
    属性値強化の手段が多い今作では、ネタ武器といえど全く使いようがないという程ではない。
    それなりの腕があれば、限界まで属性値を上げ適切なタイミングでの罠やぶっ飛ばしを織り交ぜることで、
    MRでもボルボロスやバフバロクラスの相手ならほぼ完封して倒せる程度の性能は備えている。
    もっとも、実用性を追求するなら麻痺と睡眠のタイミングをずらすために
    片方の強化を緩めにしたほうがいい場合が多いのだが
  • 今作では武器重ね着にもしっかり対応。あらゆる武器をビールに化けさせることが可能になった
    皇金武器や黒龍武器などの一線級の武器の重ね着にすれば、
    超火力のビールでモンスターを屠るというシュールすぎる絵面も実現可能である。
    • 反対に当武器に赤龍武器の重ね着をすると、双属性ならではの左右で発光色が異なる見た目となる。

余談

  • 乱入して来た巨竜に関して具体的な説話や言及は無いが
    今作が新登場で、ココット村で乱入が御家芸の巨竜と言う流れなのか、
    本文にある通り、何かとライゼクスの素材が何度も要求される。
    とは言え、武器開放のための依頼クエスト自体はココット村で発生するものの、ライゼクスには掠りもせず
    ライゼクスのライバルの赤き巨竜を巡る大騒動が展開される。
    • MHW:Iでは、ライゼクスが不在のため幻の轟竜に差し替わり、
      過去作のそれとは別物として武器銘を新たに続投するに至る事情の一端ともなっている。
      また、解説文も変更されており、べろべろビーアには巨竜撃退の伝説はない。
  • MHX(X)ではココットチケットを使ってオトモ用武器「ココットネコビーア」も生産可能。
    ちなみになぜかこっちは水属性
    レア度は無駄に3もあるが、性能はそれ相応とはとても言えず、完全なネタ武器である。
    これがハンター用の武器だったらネタでもまだ使えたというのに…。
    • 睡眠状態にならない=酔わないと仮定すると、
      こちらのジョッキに入っているのはノンアルコールビールなのだろうか?
      あるいは獣人用として水溶きマタタビでも入っているのかもしれないが、
      この武器で野生のアイルーやメラルーを殴っても当然ながら寝る兆しはない。
  • ほろ酔いビーアと女性インナーTYPE7にヒーラーUなどのスカートを合わせると、
    さながらディアンドル*3のようになる。
    やや厳つくなるが、クロムメタルコイルでもそれっぽくできるため、
    三眼系と合わせて炭鉱夫装備を考えてもいいかもしれない。
    胴5倍だと頭がドクロの可能性があるが。
  • へべれけとは「意識や記憶を失うほど酒に酔った様子」を現す。
    いわゆる酩酊を通り越した泥酔と呼ばれる状態で、
    言動がめちゃくちゃになり記憶障害が起きる段階である。
    人にもよるがほろ酔いはビールを1~2本、へべれけはビール7~10本ほど飲むとそうなるという。
    片手にジョッキ3つずつは伊達ではない様だ

関連項目

世界観/酒
世界観/達人ビール
モンハン用語/ネタ武器
武器/ポッケミトン - ポッケ村産ネタ双剣。ちなみに同期。
武器/狩団子【白玉】 - ユクモ村産ネタ双剣。こっちは先輩。


*1 例として4シリーズでは、覚醒不要で双属性でもない睡眠双剣は、Gを含めても一振りしかない
*2 他にLv4スロットを2つ持つ武器はゼノ武器と覚醒能力にスロット強化を付けた赤龍武器、そして黒龍武器があるが、いずれもレア度12でありカスタム強化ではLv2までしか強化できない
*3 ビール大国ドイツの民族衣装。同国のビールの祭典『オクトーバー・フェスト』でもよく着られている。