武器/エムロードウイング

Last-modified: 2023-09-15 (金) 14:36:29

ライゼクスの翼を模して作られ
た大剣。蓄電性の素材により
その斬撃には迅雷が伴う。
(エムロードウイング/啼剣ライゼクス)

MHXの4大メインモンスターの一角、ライゼクスの素材で作られた大剣。
本項では二つ名持ちモンスターである青電主ライゼクスの武器も扱う。

目次

概要

  • ライゼクスの武器はどれもシャープな外見が特徴。
    この大剣は両刃型で他と比べて刀身が細く、中心に輝く緑光と白銀の刃が美しい。
    しかし、溜め斬りの際には刀身が大きく展開するギミックが発動し、より大剣らしいシルエットに変化する*1
    ちなみに、この形状はライゼクスの翼を模しているらしい。

性能

MHX

  • 作成時点では前述の通り「エムロードウイング」。
    その性能はと言うと
    • 下位終盤としてはやや平均的な攻撃力120
    • ゼクス武器らしく標準搭載だが、大剣だからかやや高めの雷属性25
    • 火力をフォローする会心率15%
    • ゼクス武器らしくなかなか優秀な長めの斬れ味
    • おまけのスロット1
    看板モンスターの武器らしく、性能自体はかなり優秀。
    この時点で作れる雷属性大剣は他にフルミナントソード(LV2)、ラギアブレイド(LV1)があるが、
    フルミナントソードはスロットと多少高い雷属性以外の性能で劣り、
    ラギアブレイドは攻撃力で上回る代わりに雷属性がたったの8
    いずれも比較対象にはなり難いだろう。
    • その後、ジンオウガ大剣である王大剣フウライが作成できるようになり、ライバルとして立ちはだかる。
      フウライは物理火力こそエムロードウイングに僅かに及ばないものの属性値で勝り、
      異常に長い緑ゲージによる高い持続力を誇る。
      かくして、旧看板モンスターのジンオウガと強大剣の座を巡って争うのであった。この時点では
  • 強化するに際しては逆鱗・雷玉に加えノヴァクリスタル3個を求められる事になる。
    上位解放の時点でのノヴァクリスタルは原生林の秘境での入手のみである為、結構強化は大変である。
  • そして、最後まで強化されたエムロードウイングは「電剣ライゼクス」へと変貌を遂げる。
    その性能は、
    • 大剣にしては少し物足りない攻撃力180
    • 及第点の雷属性38
    • 低めの攻撃力を補う会心率20%
    • 斬れ味は素で白ゲージが出ており、匠で延長可能
    • スロットは変わらず1つ
    やはり看板モンスターの装備らしく、バランス自体は悪くないのだが…。
    いくら会心率ありとは言え、攻撃力180は低すぎる。あの召雷剣【麒麟王】と同値。
    物理が最重要になる大剣にとってはかなり痛い欠陥である。
  • 本作はが付けづらく、これに抜刀術【技】及び集中までつけるとなると尋常ではない難易度になる為、
    素で白ゲージを有するアドバンテージは決して小さくない。
    と言っても素ではたった10しかない為、結局匠や業物でのフォローが必要。
    絶対回避【臨戦】を上手く活用して漸くといった有様である。
    雷属性大剣は攻撃力200以上の武器がごまんとある為、
    そこまでしても劣勢は簡単に覆せない。無念である。
  • 最大のライバルとなりうるのが、下位の時点ではしのぎを削っていた王牙大剣【黒雷】
    攻撃力200・属性値48といずれもこちらを上回っているのは序の口。
    斬れ味こそあちらは素では青が限界だが、斬れ味+1で白も15出る。
    電剣ライゼクスは匠ではなく業物での運用も可能なため、
    スキル自由度では僅かに勝っていると言えるかもしれないが、それでもこの火力差を覆すのは難しい。
    実は白ゲージ時の電剣ですら会心が出ない場合青ゲージの王牙大剣に瞬間火力で追い付かれる
    また、抜刀術【技】で会心率20%のアドバンテージがほぼ消滅するのが痛すぎる。
    抜刀状態での立ち回りが多くなるエリアルスタイルならばこの会心率を活かすこともできるが、
    火力で劣るのはやはりどうしようもない。
    さすがに先輩雷看板モンスターの汎用性には勝てなかったか。
    • ただ少しフォローしておくと、例えばクシャルダオラの様な肉質の相手なら、
      「集中」「抜刀術【技】」「超会心」の条件下であれば王牙大剣にも勝る期待値を出せる。
      斬れ味白が絶対条件であり維持は少々難しいものの、
      まだ現実的な範囲で絶対回避【臨戦】などでフォローは可能である。
      かなり狭い範囲ではあるが選択肢として選ばれる性能はある事はここに追記しておきたい。

MHXX

  • G級が解禁され、霆剣ライゼクスへの強化が可能となった。
    字が大体つぶれてしまい見えないが剣ライゼクスである。
    読みは「テイ」。訓読みで「いかづち、いなずま、かみなり」。意味としては『とても激しい雷』。
    馴染みがないだろうが、かみなりを2つ並べた雷霆(ライテイ)という言葉もある。
    雷そのもののことだが、先述の通りより激しく荒れ狂うような雷のことを指す。
  • 性能は
    • G級武器としては若干低めの攻撃力290
    • 変わらず会心率20%
    • 雷属性45とまあまあな数値。
    • 斬れ味は素で紫10。匠で60まで伸びる。
    • やはりスロットが1つ
    やはり大剣としては攻撃力290は痛い。
    属性値を活かしやすいエリアルスタイルでの運用を考えても、
    雷属性の属性大剣は1番高い召雷剣【麒麟帝】雷属性74という圧倒的な数値を持っている。
    これ以外にも属性値50を超えるものが複数あり霆剣の数値は高いとは言えず、
    属性寄りの大剣としても今ひとつな性能になってしまっている。
    とはいえ、数値自体は叛逆ノ覇刀レギオンの上位互換といえるレベル。
    運用するなら、超会心で火力を盛って刃鱗を発動させ、
    文字通りレギオンの上位互換として、エリアルスタイルでのバランス型雷大剣として使うべきか。

MHR:S

降り注ぐ反逆の啼声は全ての
命に牙を剥く。彼の者は覇道
征き、後には塵すら残らない
(霆剣ライゼクス)

  • サンブレイクでライゼクスが復活。生産段階では「啼剣ライゼクス」という新たな銘が
    与えられているが、最終強化では他の武器種同様XXと同じ霆剣ライゼクスとなる。
    一発生産はできず、鉱石素材派生のクロームヘルからの強化のみで作成可能である。
    炎龍の剛爪と電竜の天鱗を用いて啼剣ライゼクス改に、傀異化した爪と鱗を5つずつ用いて
    霆剣ライゼクスとなる。
    性能は
    • 少し低めの攻撃力320
    • 会心率20%
    • 雷属性47
    • 紫10、匠で延長可能
    • スロットLv1×1、百竜装飾品スロットLv2
    となっている。
    攻撃力についてはワースト1位であるが、今作の雷大剣は320か330のものしかないため気にすることもないだろう*2
    本武器の強みはやはり会心率にあるだろう。いくらスキル自由度が過去最高クラスとなった本作といえど
    やはりあって困るものではないため、他の武器が会心率を上昇させるスキルやを付ける傍ら、
    こちらは攻撃力を上げて差別化を図ろう。
    ただ、素紫とはいえたったの10では大剣だろうとすぐ白になってしまうため、
    斬れ味維持のスキルも必要となる。
  • Ver.11では、最終強化した武器の性能をさらに底上げする傀異錬成が登場。
    Ver.15を経て、傀異スロット拡張を最大まで行った場合
    攻撃力+25、雷属性+30、斬れ味+20がノーリスクで付与される。
    これにより大鬼金棒【温羅】が素紫を獲得したり、
    鬼神金棒【猿魔王】が百竜装飾品スロットLv拡張を行うことでLv2を獲得したりするが、
    好みで使い分けるくらいで良いだろう。

ゼフィロウイング

MHXX

  • ゼフィロウイングからLV5の究極強化を施すと青電主剣ライゼクスになる。
    黒炎王剣リオレウスのオマージュである。
    性能は
    • G級武器としては少々低めの攻撃力280
    • 低めな雷属性23
    • 火力を補う会心率40%
    • 少々長めの白ゲージと僅かな紫ゲージ。匠で70まで延長可能。
    • 二つ名武器特有の狩技ゲージブースト効果。
    通常種以上に攻撃力・属性値は低くなっているが会心率の高さで物理期待値はわずかに上回っている。
    しかし、属性値が半分ほどになってしまっているため属性を含めると、
    スロットがないこともあって通常種の劣化になることもある。
    通常種同様に抜刀術【技】と相性が悪く、抜刀溜め斬りをメインで戦うスタイルとの相性はよくない。
  • 運用する場合は抜刀術【技】があまり有効ではないエリアルスタイルが向いている。
    スキルなしでも会心率を含めた物理性能は320の白ゲージ相当はあり、匠なし運用では他に劣ることはあまりない。
    高い会心率を活かして超会心や連撃の心得などで強化すれば見た目の攻撃力は低いが、
    意外と火力が出るようになっている。
  • 相性の良い防具は青電主シリーズ
    飛燕や連撃の心得といったエリアルスタイルと相性の良いスキルが揃っており、
    この武器の運用に必須とも言える超会心も入っている。
    ただしこれを使うと武器も防具もスロットがないため、
    スキルの拡張が完全にお守りに頼りきりになってしまう。

余談

  • 上記の通りこのゼクス大剣はレウス大剣の武器名のオマージュだが、
    強化前の時点ではあまり知られていないが「イ」が大文字になっている
    レウス大剣はレッドウングだが、ゼクス大剣はエムロードウングである。
  • 強化後の銘も炎剣リオレウスのオマージュであることは上述した通りだが、
    それ以上に雷剣ラギアクルスと名前が非常に似ているため、間違えられやすい。
    あくまで「剣」であり、「剣」ではない。
  • MHXXのOPでは大剣使いの男性ハンターがライゼクスの防具と共にこの大剣を得物とし、
    仲間と共にベリオロスと戦う姿が見られる。
    ベリオロスを相手とするなら火属性の方が有効だが、
    雷属性でもかなり通用するので最適解とまではいかなくとも相性は決して悪くない。
    充分に鍛えられた火属性大剣が無かったか、あるいはそれそのものが彼の自慢の装備の一つなのだろう。
    • ちなみに大剣の方は上記の通り概ね問題ないが、防具のほうはというとゼクス装備の氷耐性が非常に低く、
      ベリオロスに対してはかなり苦しい状況に陥ることが予想される。
      詳しくはゼクス装備を参照のこと。

関連項目

モンスター/ライゼクス
モンスター/青電主ライゼクス
武器/ゼクス武器
武器/炎剣リオレウス - この武器名の直接のオマージュ元
武器/雷剣ラギアクルス - 綴りが非常に似ている武器
武器/水剣ガノトトス - 同じく「(属性)剣(モンスター名)」の名を冠する武器


*1 後述のMHXXのOPでもこのギミックは反映されており、ハンターが力を溜めるとそれに呼応するように刀身が広がる様子が見られる。
*2 通常ラージャンの武器が会心率を有している影響か、スラッシュアックス共々他の武器種と比べて攻撃力がやや抑え気味となっている。