武器/カドゥケウス

Last-modified: 2023-08-28 (月) 22:33:28

MHF-Gに登場する、Nの塊によって作る事の出来る穿龍棍。
古から伝わる武器だがその製法には謎が多く、かつての輝きを失っているが…。

目次

概要

  • エクスカリバーGは合計413個という膨大にも程があるほどの量のNの塊が必要であるが、
    カドゥケウスは最終強化に"415個"のNの塊が必要となる。
    つまり文字通りエクスカリバーGと同格の存在であり、発表された際には会場がどよめいた。
    • Nの塊はNポイント100Pで交換できるのだが、理論上41500NPが必要になる計算となる。
      単純計算でネットカフェ864時間プレイに相当する。
      現在のMHF-Gではハリセンネコのきんぴか小判(いわゆるガチャ)というアイテムの
      「大当たり」としてNの塊が250個手に入る。*1
      しかし大当たりだけあって入手確率は"667分の1"という狙っても狙えないような数値である。
      これだけで強化を狙う場合、この確率で2回引き当てなければならないのだから尚更である。
  • 武器説明に「曽ての輝きを失っている」とあるとおり、この武器は最初は黒色の外見となっている。
    しかし最終強化を行うことで色が金色に変わり、
    それに伴って細部のパーツも変化するという特徴的なギミックが存在している。
    感謝祭ではギミックだけでなく、性能も最終強化とその1つ前では大きく異なることが明言されていた。

性能

  • 穿龍棍はG級ハンター専用武器、つまりG級武器であり、
    エクスカリバーG同様、Lv強化を行える珍しい特典系のG級武器である。
  • 生産時、つまりLv1での性能は
    • 攻撃力450
    • 光属性150・麻痺属性50
    • 斬れ味が黄色と白のみ
    という風になっており、このまま使うのは非常に厳しい。
    これはどのG級武器にでも言える事だが、この武器に関しては生産するだけで、
    なんとNの塊を50個も使ってしまう。
    なんとなくNの塊が50個あったから作ってみよう、
    という考えはこの武器を強化するにあたって非常に後悔するので、
    よく考えてなおかつNの塊の数をよく見て生産しよう。
  • 金色に輝くLv50時の性能は以下の通り。
    • 攻撃力は他のG級武器より少し低い840
    • 属性値は光属性650と高水準
    • 更に、そしてかの有名で凶悪な穿龍棍ヴァシム・フワァールに近い麻痺属性220を有する
    • 斬れ味はなんと素で空色ゲージであり、次に白ゲージが1/3以上を占める。
    非常に高性能であることが伺えよう。
    これだけの空色ゲージを有する穿龍棍は少なく、あってもこの武器より攻撃力は低いため、
    物理性能も申し分無いと言える。
    無論、属性や麻痺値の高さが凄まじいのは言うまでもない。
    しかし先ほども述べたように、この武器を限界まで強化するのには415個のNの塊を必要とする。
    エクスカリバーGの項にもあるが、Nの塊を入手できる様々な機会を活用していくとよい。
  • ちなみに上記でも触れたが、最終強化であるLv50とその1つ前でのLv49では極端に性能が異なる。
    具体的にはLv49では
    • 攻撃力711
    • 光属性450・麻痺属性100
    • 匠発動で微量の空色ゲージ
    と、あからさまな性能差である。
    これは通常のG級武器Lv49では最低の性能であり、GR5の準G級武器にすら劣るものとなっている。
    あくまで金色に輝かせないと真価が発揮されないと考えていいだろう。
    しかしLv49からLv50にするのにNの塊は99必要である。さすが汚い
  • なおエクスカリバーG同様、成功率が60%である変わりに必要素材数が少ないレシピ1が存在しない。
    従ってきっちりNの塊415個を要求されることになる。
  • MHF-G7では麻痺属性こそ持たないものの、物理と属性値でカドゥケウスを上回るG級武器の
    ロウ・プリュト」が登場した。
    こちらは作成にMHFの4台定期開催イベントのクリアが必要で、最短でも作成に1ヶ月かかる代物ではあるが、
    通常の手段ではほぼ同じ期間(約36日間)四六時中ネカフェでログインしていないと*2
    作成ができないカドゥケウスよりはマシである。
  • MHF-G8では「Lv50G級武器の派生強化」が実装され、その対象にカドゥケウスも選ばれていることが判明。
    派生させると「魔杭カドゥケウス」となり、カラーリングも更にまばゆい金色に変化する。
    穿龍棍では数少ないG級技巧武器としての効果が発現し、
    Lv50まで強化させることで内部グラフィックが変化、
    納刀時に赤い光線が発生するようになり、抜刀時に杭から放たれる眩い光がオレンジ色に変化する。
    Lv1でもカドゥケウスLv50時の攻撃力や属性値は維持されるが、ここまできたらLv50にしたいのが人情だろう。
    なお例によって例のごとくNポイントが必要となるが、Nの塊を使うわけではないため注意が必要。
    必要なNPは、カドゥケウスをもう1個Lv50まで強化するのと同じと考えれば差し支えない。
    そして現時点では、この武器を効率上の理由で派生強化する利点は一切無いと言い切れるものとなっている。
  • 再度Lv50にした際の性能は以下の通りである。
    • 攻撃力はカドゥケウスLv50から何と武器倍率+10された858
    • 属性値は光属性950とかなり上昇
    • 更に、最近ではあまり重要視されなくなったが麻痺属性250にパワーアップ
    • 会心率10%が付与
    • 空色ゲージは据え置きであり、次に紫ゲージが1/3以上を占めるようになった。
    麻痺属性のUPは誤差の範疇なので、実質的に光属性値ぐらいしかまともに強化されていないのである。
    これに42000NPをつぎ込む度胸が君にはあるか?という話になってしまうだろう。
    勿論見た目やロビーエフェクトに期待して「強化したい!」と思う貴方は何も間違っていない
  • 最後になるが、以上のことにより作るのであれば強武器としてではなく、ネタ武器として作ったほうが良い
    強い武器が欲しいのであればこれ以上の武器はいくらでも存在する。

元ネタ

  • カドゥケウスとはギリシア神話のヘルメス神の携える杖であり、2匹の蛇が巻きついた短い杖が特徴的。
    しかし元ネタが杖に対してこちらはトンファーである。
    MHFにはないがもう1つの棍ならそれっぽかったかもしれない。
    • カドゥケウスはラテン語読みであるが、ギリシア読みでは「ケーリュケイオン」となる。
      MH4Gではそちらの名前を冠したランスが存在するので、
      そちらで知っている方も多いのでは無いだろうか。
    • なお、英語ではカジューシアスのような読み方がされるが、
      フィクションでこの読み方が採用される事は滅多に無い。
  • Lv50になると武器が金色になるという特殊なギミックがあることは上述したとおりであるが、
    これはおそらく元ネタのカドゥケウスが黄金杖とも呼ばれていることも由来にあるのだろう。

余談

  • この武器は作成の難度を考えると、言うなればネタ武器に相当する存在であると言える。
    事実この武器の先輩は運営側が何度も「ネタ武器なので真に受けないでほしい
    と発言しており、同様の労力が必要なカドゥケウスも例外ではない。
    だがMHF-G6当時は(大分平準化されてきたとは言え)穿龍棍が指定の最前線武器種であり、
    その観点で武器を極限まで煮詰めると「カドゥケウス一択になる(つまり必ず作らないといけない)」
    と言うことで物議を醸すことになった。
    ただしその作成難度からG7時点でも指定には一切絡むことはなく、おそらくは今後も無いだろう。
    Lv50まで強化しきっているプレイヤーも、キャラバン殴棍ほどではないが少数である。
    麻痺が効かない相手に対してはロウ・プリュトがほぼ上位互換に近いということもあり、
    この武器が唯一最強ということも無い。
    • G8では魔杭カドゥケウスという派生が登場するが、カドゥケウスの時点で指定されていない以上、
      今後これが必須として指定されることは無いと言っても過言ではないだろう。
      性能面でも上に書いたように労力を考えると全く見合っていないというレベルでしか上昇していない。
      一応魔杭Lv1でもカドゥケウスLv50と同じ性能はあるのだが、
      現状これらの改G級武器が低いレベルでもG級武器Lv50と同質のものである、
      と多くのハンターに認識されるかはまだ未知数であり、
      募集に乗ることを考えると、42000NPが無いのなら現時点では下手に派生させない方が逆に懸命とも言える。
  • 上記の経過があったこともあり、ネ実ではこの武器を「毛薄(けうす)」と略する人が多い。
    人によっては「過度毛薄」(かど(ぅ)けうす)と呼んだりすることも…

関連項目

武器/ネットカフェ武器
システム/Nポイント
武器/ヴァシム・フワァール - 麻痺属性260の穿龍棍。実装当時の比較対象でもある。


*1 最近のクジでは100個ながら確率が少し上がった「当たり」も存在する
*2 定期メンテナンスがあるので実際はこれよりも日数がかかる