武器/クイーンブラスター

Last-modified: 2023-11-01 (水) 14:55:10

陸の女王、リオレイアの素材で作られた弓。
本項では二つ名持ちモンスターである紫毒姫リオレイアの武器も扱う。
希少種の弓はこちらへ。

目次

概要

  • 洋弓のようなデザインが特徴。やや装飾過多ながらスラリとした外見は人気が高い。
    まさしく、魂まで囚われてしまいそうな、素晴らしくも危うい造形美でもある。
    弓と言えばこれをイメージする人も多いのではないだろうか?

性能

  • 無属性拡散弓である。
    シリーズ通して細かい調整はあるが、これはMH4Gまで一切変化しなかった。
    装填出来るビンも、一貫して強撃と毒である。レイア武器で無属性なのは地味に珍しい。
  • 癖はないもの、目立つ長所もなく初期の頃は割と冷遇されていた弓だったといえる。
    特に同じ拡散型だと、古龍武器の龍弓【国崩】勇気と希望の凄弓辺りが
    属性持ちながら物理攻撃力も高く大きな壁になっていた。
    • その代わり、ということなのか生産難度は低くなっている。
      逆鱗は(地道に強化していけば)必要なく、割と簡単に作成可能。
      癖のない性能な事もあり、攻略用としては便利。

MHP2G~MH4G

  • MHP2Gでは念願の個性として、毒ビン強化をゲット。
    同じ特徴はユミ系も持っているが、あちらは連射型なので
    純粋に毒にさせることにかけては最強の弓になった。
    • 一方で、MHP2Gで追加された強化形態であるIV~Vへの強化にはキッチリ紅玉天鱗が必要になった。
      まぁこれは他のレイア武器も同じなので、文句を言わずに集めよう。
      それに見合う性能はある。
    • Vへの強化には金火竜の厚鱗が必要になるが、希少種カラーにはならない。
      モデルチェンジにはMHP3の月穿ちセレーネまで待つ必要がある。
  • MHP3で弓の武器種ごと復活。
    後述の亜種武器が存在しないためか、麻痺ビンに対応している以外特に変わった点はない。
    むしろこの武器自体の性能より、MHP3最強クラスの弓である月穿ちセレーネへの繋ぎとして知られている。
  • MH4では傷ついた武器や低危険度モンスターのギルドクエストでの歴戦・栄光の武器から出てくる発掘武器としても登場。
    弓の前面に取り付けられた棘の色が違ったりする。

MHX

  • MHXでは最終強化はクイーンエテノルクという銘に。
    なんとついに無属性武器の名を返上し火属性を獲得。
    …したのだが、強撃ビンに非対応なところまで獲得してしまった。
    (LV1属性強化ビンがあるが)つまるところ、今回のこの弓は毒ビン強化のついたハートショットボウである。
    • なお、今作では月穿ちセレーネは一発生産限定になり、この武器からは派生しない。
  • 作成可能となる時期では攻撃力が頭一つ抜けて高く、毒ビン強化も併せて下位中盤から終盤では大活躍するだろう。

MHXX

  • MHXXでは限界突破することでLV1だが待望の強撃ビンに対応。
    究極強化のクラリチェエテノルクはクック弓同様アグナ素材が必要になるので、強化できるのはG★4以降となる。
    物理火力ではLV2強撃ビンに対応した二つ名武器に押され気味だが、
    完成時期とスロットでは明確に勝っているので両方作って損はないだろう。
    • その一方で、月天フォエベーはそのあんまりな性能から歴代屈指の残念性能として語り継がれる事に…。
      …と思いきや、属性値を生かしたブレイヴ溜め2貫通弓としてギリギリ命脈を保つことに成功し、
      他のレイア弓とは違う道に進むことになった。
      そして、どういう訳かシンヴァルツボウが月天フォエベーと入れ替わるように
      エリアル・ブレイヴ担当の溜め2拡散弓として火属性拡散弓の仲間入りを果たしたのだった

MHRise

  • MHRiseにも無事に登場。
    外見は従来のクイーンブラスターに戻り、属性もMHX時代の火属性弓に戻った。
    最終強化のクイーンエテノルクの性能は
    • 今一つの攻撃力180
    • こちらも今一つの火属性16
    • 会心率0%
    • スロットLv1×1
    • 会心型
    • 対応ビンは接撃ビン、毒ビン強化、麻痺ビン
    • 連射3-連射3-拡散3(-拡散3)
    • 百竜スキルは攻撃力強化II、属性強化【火】I、小型特効
    …あれ?なんだか弱くないか?と思うかもしれないが、それもそのはず。
    なんと本作のクイーンエテノルクはほぼ従来のレイア弓の性能を引き継いで拡散弓に転向した
    プロミネンスボウへの派生元としての趣が強い
    むしろこの性能で派生先が無かった日には、アイツよりも悲惨なかの重弓の後継者としてネタにされていた事だろう…。
    • ちなみに、本作の火属性弓は連射弓が1つ、拡散弓が(実質的に)1つ、貫通弓が2つと貫通弓に偏っている。
      レウス弓が従来の貫通弓仕様だと貫通弓が増えすぎてしまうため、このような仕様になったのだろうか。

MHR:S

  • 上位の段階では強化の途中でプロミネンスボウに派生してしまう不遇な弓だったが、
    MRのリオレイアの追加に伴い、プロミネンスボウに派生することなくレイア弓のままで強化可能なルートが追加された。
    傀異化モンスターの素材を用いることで、最終強化である「クラリチェエテノルク改」へ強化できる。
    気になるその性能は、
    • それなり攻撃力330
    • 高めの火属性41
    • スロットLv4-1、百竜スロットはLv3
    • 対応ビンは変わらず接撃ビン、毒ビン強化、麻痺ビン
    • 連射3-連射3-拡散4(-拡散5)
    前作の不遇っぷりはどこへやら。
    そこにあったのは高性能火拡散弓となったクイーンエテノルクの姿だった。
    火属性41というのは弓の中では高めの部類に入り、火弱点のモンスターに対して高いダメージを期待できる。
    攻撃力330に加え溜め4で拡散Lv5が使えるほか、Lv3の百竜スロットで様々なモンスターに対応できるため、
    物理火力も決して低い訳ではない。
    Lv4スロット持ちというのも強みの一つで、弓溜め段階解放を自力で発動させられるのも嬉しい。
    • 欠点が無いわけではなく、相変わらず強撃ビンは使えない。
      ただし拡散弓ならば刃鱗磨きを活かしやすいので、そこまで問題にはならないだろう。
  • 同じ火属性拡散弓のライバルはオロミドロ亜種の弓であるトリニテ=Yと、リオレウスの弓である炎撃弓フラム
    • トリニテ=Yは同じく強撃ビンが使えず、溜め3までで攻撃力310と物理面では勝るが、
      火属性54という弓トップの火属性値を誇る。
      溜め3と溜め4の属性補正の差を考えてもクラリチェエテノルク改に属性ダメージで大きく勝る為、
      モンスターの肉質や運用次第で使い分けるのが良いだろう。
    • 炎撃弓フラムは高めの攻撃力350と火属性34に加え、強撃ビンが使用可能
      …ここまでなら悪くなさそうだが、
      溜め3が拡散Lv5にもかかわらず溜め4がまさかの拡散Lv3
      属性弓で溜め4が弱いのは火力的にかなり不利で、もし火弱点のモンスターを想定した場合、
      強撃ビンを装填した炎撃弓フラムの溜め3と接撃ビンを装填したクラリチェエテノルク改の溜め4では、
      火力に大きな差が無い
      強撃ビンが切れたり、クラリチェエテノルク改に刃鱗磨きを発動させると、一気に火力差は開いてしまう。
  • 後のアップデートにおいて、リオレイア希少種と共に月穿ちセレーネが復活。
    これにてクラリチェエテノルク改はお役御免か…と思われたものの、
    なんとあちらは本作では龍属性拡散弓に転向してしまい、既存の龍属性拡散弓と比べると性能が今一つであった事から、
    派生しない方が使いどころが多いというまさかの事態になってしまった。
    一応あちらは基本性能だけならMHP3の頃を思わせる物理重視型の優秀なスペックに仕上がっているものの、
    3G以降没収されっぱなしの強撃ビンが戻ってこなかったため、残念な評価を脱しきることは出来なかった。

MHF

  • MHFにも登場。加えて、SP武器版の「モーヴブラスターSP」も登場する。属性は無属性。
    カラーリングは紫色であり、イャンガルルガを彷彿とさせる。
    深い紫に染まった猟弓。扱いやすさには定評がある。

ハートショットボウ

  • 亜種素材で作られた桜色の弓。

MH2・MHP2(G)

  • クイーンブラスターとは能力が大きく異なる武器。
    MH2では派生からして丸々別物であり、
    概ね通常種武器の上位互換として扱われやすい亜種武器としては珍しい特徴を持つ。
    その後MHP2ではクイーンブラスターから派生するようになるも、やはり性能的には全く異なる。
  • 高い会心率を持つ無属性貫通弓である。
    なんと毒ビンに対応していない。その代わりなぜか麻痺ビンが使える。
    しかし、この「高会心率・貫通弓」というのはライバルが多く、
    登場初期からブロスホーンボウ系統というライバルに悩まされていた。
    せめてあちらにはない麻痺ビンで差別化できるか…と思いきや、
    MHP2Gで全てのビンが装填できる闇夜弓【影縫】というさらなるライバルが現れてしまった。
    他にも、タメ4が最初から解放されているイヌキも大きな壁になる一方、
    コイツはなぜか最終強化のIIIでも貫通4止まりと、完全に一歩出遅れている。
    どれぐらい相手にされていないかというと、
    これらの武器の記事でハートショットボウの存在に全く触れられていないことからも察することが出来るだろう。
    • いっそのこと麻痺ビン強化機能でもあればまた違ったかもしれない
      …それはそれでレイア武器の面目丸つぶれだが。
    • 一応生産難易度は非常に低い。
      最終強化までてこずりそうな素材といえば雌火竜の秘棘一本ぐらいであり、簡単に作れると言えば作れる。
    • 使い方としては装填数UPを発動させ、溜め2と溜め4の拡散矢を生かす方向となる。
      装填数UP・集中・拡散矢強化と揃えるのが精一杯だが、拡散矢は会心率が高いものが少ないので十分な差別化になる。

MH3G

  • 亜種復活のMH3Gで再登場。
    今回は素直にクイーンブラスターの系列に組み込まれており、
    毒ビン強化も手に入れて名実ともにクイーンブラスターの強化型に…ならなかった
    なぜかクイーンブラスターIIIからハートショットボウIに強化する際、
    拡散型だったのが突如貫通型に切り替わるのである。
    亜種素材はそこまで貫通特化なのだろうか?
    • しかし、その後強化を重ねて月穿ちセレーネにすると
      また拡散型に戻る…というなんだかややこしいことになっている。

MH4(G)

  • MH4でもクイーンブラスターの上位弓として登場。
    今作では名実共にクイーンブラスターの強化型となっており、
    ようやく貫通ではなく拡散型となり、ついでに火属性も得た。
    しかしその関係で同じ火属性拡散弓のクック弓と完全に競合する関係に。
    こちらの方が攻撃力が高いのだが、強撃ビンを使えなかったり
    スロットも全く空いてなかったりと劣る点も多く、上手く差別化されている。

MHF

  • MHF開始当初から存在していた武器ながら攻撃力228に会心率20%というスペックを持ち、
    MHF-G6に至るまで下位最強クラスの貫通弓として君臨し続けた。
    以前は上位への昇格試験となるシェンガオレンに非常に有効であるとして、
    強化が下位で打ち止めで将来性が無いにもかかわらず、多くのハンターがこの武器を持っていた。
    その後、フォワード.2で上位武器となるハートショットボウIIIが実装されたが、
    ここまで来るとブロスホーンボウ等のライバルに押されてしまいあまり日の目を見る事は無かった。
    • その後、MHF-G3アップデートから少し経った頃に
      HR31の公式狩猟試験の対象モンスターがシェンガオレンからエスピナスへ変更となり
      試験対策として誰もが持っている武器ではなくなったが、
      下位では猛威を振るうスペックなのは変わらない為、
      貫通弓が必要となればまずこれを作るハンターは相変わらず多い。
  • フォワード.4で同じリオレイア亜種をモチーフにしたキルシュ・フォイアが実装された。
    見た目は似てこそいるものの、ハートショットボウよりも有機的な新規デザインとなっており、
    矢種も拡散弓となっている。
  • MHF-G6ではクオーレショットボウとしてG級武器版が登場。
    攻撃力537はG級武器としてはかなり低い数値だが、
    火属性680は単一の属性値としてはG級武器でも二位につける非常に高い数値である*1
    同じ火属性貫通弓に爆狼弓【アタル】があるが、会心率を含めた物理期待値では大きく下回るものの、
    属性値は逆に1.5倍近い差を付けている為、肉質によって使い分けられるレベル。
    • むしろ、無属性貫通弓である雅翁弓【姫淡】の方が立場を脅かす存在である。
      圧倒的な倍率と無属性弓強化に支えられた高い物理ダメージにより、
      余程火属性が通る部位を狙わない限りクオーレショットボウが上回る事は無い。
      ましてそういった部位をピンポイントで狙うのが難しい貫通弓であり、
      曲射タイプも被っているため雅翁弓に食われ気味である。

レギーナブラスター

MHX(X)

  • 10回の強化を経て最終強化でレギーナエテノルクと言う銘となったこの弓だが、
    攻撃力が通常種武器のクイーンエテノルクより20高い事、
    二つ名武器特有のスロット0と狩技ゲージが溜まりやすい効果を除けば
    ほとんどクイーンエテノルクと同じ特徴を持つ(装填可能ビンと溜め3と溜め4が同じ)。
    • しかし、本作には希少種武器である月創のアルテミスも続投している。
      攻撃力は同じだが属性値が9上回り、LV2属性強化ビンが装填可能なため、
      毒ビン強化が無い事以外はほぼ上位互換の存在と言っていい。
      おまけにスロットが0である関係上クイーンエテノルクにもスキル面で差を付けられやすく、
      正直言って通常種・希少種武器双方の短所を受け継いだ残念な性能と言わざるを得ない。
      というか通常種・希少種・二つ名武器のいずれもデフォで強撃ビンが使えない時点で…。
  • しかし、MHXXで限界突破することで状況は一変。なんとLV2強撃ビンに対応する
    一方の月天フォエベーは強撃ビンに対応せず、究極強化でやっとLV1属性強化ビンが追加されるという惨状であった
  • 究極強化のレギーナエルクエピネの性能は
    • 火属性拡散弓では最高の攻撃力300
    • 逆に火属性拡散弓では最小の火17
    • 溜めLvは貫通Lv2-貫通Lv4-拡散Lv4(-連射Lv4)
    • 強撃Lv2、属性Lv1、接撃、ペイント、毒、麻痺ビンに対応し、毒ビン強化持ち
    • スロット、会心率は0だが二つ名武器なので狩技ゲージボーナスあり
    と、物理寄りの火属性拡散弓となった。
  • ちなみに、クック弓は両レベルの強撃ビンに対応し、こちらはこちらで素で高い継戦性能という新たな強みを手に入れ、
    短期戦向きの二つ名弓、拡張性が高い通常種弓、継戦性能に優れるクック弓
    何故かエリアルやブレイヴでの溜め2拡散弓に転向することになった黒炎王弓と火属性拡散弓は住み分けがなされている。

余談

  • 初登場のMH2ではクシャルダオラと一緒にパッケージを飾っている。
    更にオープニングムービーではトリの一撃を勤める等、新武器種だけあって妙に扱いがいい。
    ただし、何も考えずにこれらを真似てクシャルダオラに挑むと間違いなく地獄を見るので注意しよう。
  • MHP2のオープニングムービーで、
    ティガレックスに襲われたマフモフハンターを助けに現れた弓使いが装備している弓である。
    しかしなぜか矢が1本しか飛んでいない。しかも外している
    よほど慌てていて溜め2で撃ってしまったのだろうか。
    現実的に考えれば弓から放たれる矢は1本だけなのが自然ではあるが…

関連項目

モンスター/リオレイア
モンスター/リオレイア亜種
モンスター/紫毒姫リオレイア
武器/火竜武器
武器/月穿ちセレーネ - リオレイア希少種の弓
武器/プロミネンスボウ - 旦那のリオレウスの弓


*1 禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓が表示上は熾凍属性800だが、計算上は高い数値を採っても火と氷属性640でこの武器より下回る