武器/クリムゾンホーン

Last-modified: 2023-03-08 (水) 12:06:57

初代モンスターハンターから由緒正しく存在するランス。

目次

概要

  • 真紅の一角竜ことモノブロスの素材から作られている。
    真紅の角を丸ごと加工した、その見た目通りの破壊力と頑丈さを誇る。
  • Gからは亜種素材を使ったグラシアルブロス系統も登場した。
    白銀の甲殻や角を使用したその見た目は、
    飛竜の血をどれだけ浴びても決して汚れず、純白さを保ち続けるという。

性能

無印

  • 最終強化のクリムゾンブロスは、攻撃力367・火属性31とランスとしては及第点。
    同じ火属性ランスに、火竜リオレウスの素材を使ったプロミネンスピラーがある。
    そちらは攻撃力は321とやや低いが属性値は34と高め。
    手数を重視されやすいランスにおいては一歩リードかと思われがちだが、
    強化する上で火竜の尻尾を10本も要求されるので製作難易度が非常に高い。
    そのため、村長クエだけで作れてしまうこの武器を担ぐハンターのほうが多かった。
    強化費用が15840zと良心的なのも地味に大きい(プロミネンスは48000z3倍以上の値段)。
  • 無印のモノブロスは片手剣でも突進を完全ガードできたり、怒り状態でも音爆弾が効いたりして、
    狩りやすいと言えば狩りやすい。もっとも、こちら側の装備も弱いので一撃が重いのだが。
    なお当時はモノブロスやディアブロスに火属性が良く通ったので、彼らに対しても有効な武器である。

MHG

  • 本作から亜種の追加とともに、既存の武器にも亜種素材を使った強化版が追加。
    この武器も例外ではなく、モノブロス亜種の素材を使ったグラシアルブロスが用意された。
    クリムゾンブロスの性能は無印と殆ど変っていない(強いて言うなら攻撃力が1上がったことぐらい)。
    そして強化はここで打ち止めである。
    ライバルであったリオレウスのランスには、レッドプロミネンスブループロミネンスといった
    業物が用意されたというのに。
  • MHGでは、上位性能の武器を作成するには下位武器に上位素材を投入するのではなく、
    G○○オリジン(○○にはソードやハンマーなど、武器種を表す用語が入る)という
    簡素な骨の見た目をした武器を生産する必要がある。
    それにモンスターの上位素材を投入することによって武器を作り上げていく。
    • 同種のディアブロスのランスであるブロスホーン系統は、
      このGランスオリジンからでないと作成できないという謎の仕様があった。
      最終強化のブラックテンペストは、攻撃力575と圧巻の高さ故に、
      ランスどころか、ゲーム中の武器全体を見渡しても最高レベルの人気を誇っていた*1
  • クリムゾンブロスは打ち止めであったが、
    その憂さを晴らすかのごとく亜種のグラシアルブロスが最終強化でホワイトディザスターに進化。
    攻撃力529・水属性220と水ランス最高峰の性能で、グラビモスキラーとして名を馳せることになる。
    • ちなみにホワイトディザスターはGではほぼ唯一の水属性ランスであった。
      ガノトトス素材を使ったアクアンスピア系統は下位で強化が止まってしまい、
      例のバキュームは…お察しください。

MHP

  • クリムゾンホーンからクリムゾンブロスかグラシアルブロスの2方向に強化できるのだが、
    それらを強化しようとすると、どういうわけか2つとも強化先がブロスホーンで統合されている。
    そして次の角槍ディアブロスで再び2つに分かれている。
    ブラックテンペストかホワイトディザスターかという二択で迷うことになるが、
    なぜかホワイトディザスターの強化には
    ディアブロス素材の中でも屈指の悪名高さで知られる「堅牢なねじれた角」を要求される
    (Pでの堅牢なねじれた角の確率は12%。Gクラスのディアブロスの通常種は単体クエのみ)。
    ハッキリ言ってブラックテンペストのほうが作りやすいと思ったハンターも多いだろう
    (ディアブロス亜種には、補正で体力・攻撃力ともに落ちている2頭クエがある)。
    但し堅牢なねじれた角は、山菜爺で鎧竜の剛翼との交換と言う抜け道があることを述べておく。
    とはいえこの鎧竜の剛翼も剥ぎ取りで8%とレア素材の一角に入るのだが。
  • 作製にかかる手間はとんでもないが、グラビモスキラーなのは相変わらずであり、
    特に黒グラビモス2頭を狩る「灼熱の双璧」には最適解の近接武器であった。

MH2・MHF

  • モノブロスと戦うためにまずシングルモードでナナ・テスカトリを倒す必要があり、
    その後港の大型船を完成させてココット村へ行けるようにし、
    そこでリオレウスを倒さなければならない。結果製作可能時期がかなり遅い。
  • ディアブロス武器のブロスホーン(今回は下位武器)からいきなりクリムゾンブロスに強化される。
    攻撃力こそ391と高めだが、プロミネンスピラーには武器スロット2というアドバンテージをつけられている。
    そしてやっぱりここで打ち止め。ピラーも同じく打ち止めの運命だが。
    • なお、MHFではさらにブロスペイン、ブラッディブロスへと強化可能。
  • 同じくブロスホーンからグラシアルブロスに派生強化させることも可能だが、
    今回は何故か氷属性。モノブロスの頭は氷に弱いのだが…。
    上位のホワイトディザスターに強化も出来る。同じく氷ランスのテリオス=ダオラには
    威力では劣るものの、スロット2と会心率+10%で勝る。
    MHFではホワイトディザスターからさらにホワイトホーン、ホワイトトランクへと派生。
    • …なお、MHP2では何事もなかったかのように水ランスに戻された。ダオラ一人勝ち。
      また、今作から追加されたモノブロス亜種の太刀である「ホワイトマンティス」も、
      MH2とMHFでは氷だったが、Pシリーズでは何故か水になっている。
  • MHFでは長らくブラッディブロスで足止めを食らっていたが、
    MHF-G5.2にて遂にG級ランクのモノブロス原種が登場し、『ヴーロートブロス』という槍へ転生した。
    性能面で大出世したモノブロス槍であり、非常に強力な火属性ランス。
    詳細は該当記事へ。

MHP2(G)

  • P2では、やっぱり風采の上がらない下位止まりの武器という印象が強いまま。
    なお初期段階のクリムゾンホーンは真紅の角さえあれば強化で作成できる。
    ザザミのヤドを破壊することで作成できるが、斬れ味が劣悪でとても実用に耐えない。
    しかもそこからの亜種派生のグラシアルブロスも斬れ味は短い緑しかない。
    • 原種の方は本格的にモノブロス素材を使ってもう一段階強化したクリムゾンブロスで打ち止め。
      攻撃力は368、火280と悪い数値ではないが、モノブロスハートを要求されるため制作難易度は高い。
    • 亜種の方はグラシアルブロス改を経てホワイトディザスターへ強化可能。
      攻撃力437・水属性220・会心率15%と高水準でまとまっており、非常に有用。
  • P2Gでは村にも上位クエストが出現したため、
    通常種武器はクリムゾンブロス改、そして亜種武器もホワイトカタストロフに強化が可能になった。
    • クリムゾンブロス改は攻撃力437・火属性300と悪くはない性能だが、
      いかんせんモンスターのバリエーションが多彩なP2Gでは、ライバルが多いのも現実。
      十分な攻撃力414に火属性も360と悪くはない上、防御力上昇効果も持つ漆黒槍グラビモスや、
      攻撃力は391とやや心もとないが420という破格の属性値を誇るブループロミネンスに比べると影が薄い。
      上2つがG級でさらに強化できてしまうのも痛かった。しかも2つとも大業物と名高い
    • 一方の亜種武器は攻撃力は460(武器倍率200)に水属性240に加え、会心率15%スロット2と、
      何かの間違いなのかと思えてくるほど優遇されている。
      無属性ランスのツキサシを完全に上回る、と言えばその異常な強さがよくわかる。
      ライバルはガノトトスのエメラルドスピア
      攻撃力及び会心率とスロット数、斬れ味白の長さではこちらが勝るが、
      エメラルドスピアはこちらの2倍近い水属性450を備えている。
      また製作難易度もホワイトカタストロフはディアブロスの素材を必要とされ、
      モノブロス亜種の単独クエストがないため素材集めが面倒なのに対して、
      エメラルドスピアはガノトトスだけでほぼ作れてしまう。
      しかしグラビモス亜種が相手ならともかく、
      他の水弱点のモンスター相手ならトータルダメージでこちらが上回ることが多い。
      総じてサダルスードができるまでの繋ぎとしては十分すぎるほどの活躍をしてくれるだろう。
      • ちなみに、ホワイトディザスター→ホワイトカタストロフと強化すると、
        匠を発動させた時の白ゲージの長さが4030短くなる
        強化前のホワイトディザスターの時点で攻撃力437(武器倍率190)・水属性220と非常に高く、
        ホワイトカタストロフと火力はほぼ変わらない。
        青ゲージはカタストロフの方が長いためスキルの兼ね合いで色々変わってはくるものの、
        匠で運用する場合は、強化前のディザスターと強さが変わらない(もしくは弱体化)という事も。
        このような事例に限らず、例えばP2Gでは、高すぎる紫ゲージ補正によって
        斬れ味のせいでごく一部を除いて使い物にならないラスボスの武器があまりにも多く、
        この時代はどうにも斬れ味を軽視した調整が目立っている。
  • 白き神の撃破後にはG武器も登場。
    クリムゾンブロスGは攻撃力575、火属性300に加え、匠スキルで紫ゲージ40が出現。
    しかもこの紫ゲージ、同じGが付くランスの中で匠を発動させると一番長い。真紅の角の名は伊達ではなかった。
    今まで辛酸を舐めさせられてきた分の超強化に、思わず歓喜し涙する古参ハンターも多い。
    グラシアルブロスGも、攻撃力575に水属性240、会心率10%にスロット2と、
    G級クエストにも一線で使っていける性能へと強化された。

MH4G

  • モノブロス通常種・亜種と共にこの武器も久々に帰ってきた。
    まず上位通常種素材でクリムゾンホーン→クリムゾンホーン改を作成し、
    そこにG級通常種素材をつぎ込むとクリムゾンブロス→真紅槍モノブロス、
    G級亜種素材をつぎ込むとグラシアルブロス→ホワイトカタストロフへとそれぞれ派生する。
    しかしその性能は…
    武器名攻撃力属性値会心率スロット斬れ味防御
    真紅槍モノブロス667火1800%00-青70→白30+0
    ホワイトカタストロフ690水1500%00-白60→白110+0
    あれ、紫ゲージが出てこないぞ?
    物理重視のこの武器にとって実に痛い欠点である。
    それ以外の部分は物理ランスとして一線級なだけに斬れ味で思わぬオチがついた形になってしまった。
    でもこれで紫ゲージがあったらこの子がより悲惨なことになっていたから仕方なかったんだよ。
    また、地味に今作のラスボスとの相性は良い。
  • とはいえホワイトカタストロフは素の白ゲージが長く、匠・業物無しでも運用できるためこれはこれで悪くない。
    丁度これを使いたくなるようなキークエストも存在する。
    …強化課程で要求される大竜玉特濃重甲エキスに見合っているかと聞かれたら返答に困るが。
    モノブロスハートしか要求されない真紅槍モノブロスはどうするかって?知らん。

余談

  • モノブロスの素材を使った武具はどういうわけか通常種武器が火属性、亜種武器が水or氷属性をまとう。
    多くのハンターが首をかしげたと思われるが、真相は未だ分かっていない。
    角を加工することで、角の色に対応した属性エネルギーが発生するのか、
    はたまた角の色に対応した属性エネルギーとの親和性が高く、属性を付加しやすかったからなのか…。
    セルフ覚醒でも付いているのか。
  • 通常種の武器にやたら使用されるクリムゾンという言葉は、英語で濃度が高いながらも明るい赤色を指す
    (具体的にはこのような色)。
    真紅と訳す事が多く、当項目を日本語にするとズバリ「真紅の角」になる。
    亜種武器についているディザスター、カタストロフとは天災を意味している。
    カタストロフはこちらなどにも流用されている。
    グラシアル(glaciar)はスペイン語などで氷河のこと。だけど砂漠のモンスターだよ

関連項目

モンスター/モノブロス
モンスター/モノブロス亜種
武器/モノブロス武器
武器/ヴーロートブロス


*1 当時は会心率という概念自体が存在しなかったため、デメリットが実質無かった