武器/クロノヒツギ

Last-modified: 2023-08-08 (火) 00:31:48

MHP3で初登場となった、毒怪竜ギギネブラの素材で作られた毒属性の狩猟笛。
打撃面にはギギネブラの毒腺が仕込まれており、対象を殴りつける度に毒を放出する構造となっている。

目次

概要

  • ぶっちゃけると、歴代のあらゆる武器の中でも最高クラスに不気味なデザイン。
    その異様さは明らかに常軌を逸しており、最早狩猟笛と呼べるかも怪しい
    まあ笛に見えないのは今に始まった事じゃないが。
    • まずこの武器、見た目的に楽器らしさが皆無である。
      その銘の通り、そのもの
      しかもただの棺ではなく、不気味な皮で蓋を覆われ、その上から鎖を巻き、
      さらに鍵まで掛けられている
      どう見ても何かを、それも相当厳重に封印しているようにしか見えない
    • そして実際に吹いてみると…蓋が音を立てて動く
      勿論いきなり中身が飛び出して来るなんて事は無いが、
      その動き方を見るとやはり中に何か居るようにしか思えない
    • おまけにか細い悲鳴のような音色を奏でるため、ますます不気味に感じる。
      その音色は説明文にて「亡者の叫び」と表現されている。
      そしてその亡者の叫びは夜な夜な辺りに響くという。
  • 上質な素材が手に入ればカゲノヒツギへと強化できる。
    そこからさらに通常種の素材でそのまま強化されたヤミノヒツギ
    亜種の素材で強化されたブラッドコフィン、そしてさらにその上のブラッドスクリームへと強化できる。
    ブラッドコフィン系統は麻痺属性を持ち、
    その銘の通りまるで血のような赤色をベースとしたカラーリングである。
    • 「コフィン(Coffin)」はそのままヒツギの事*1。訳すと差し詰め「血染のヒツギ」だろうか。
    MH3GではヤミノヒツギとブラッドスクリームはG級武器へと昇格、
    さらにブラッドスクリームにはブラッドデスクライという更なる強化先が追加された。
    • 「デスクライ」の意味はズバリ「断末魔の叫び」。
      血染めのヒツギに閉じ込められたナニカが響かせる末期の絶叫のことだろうが、
      ここまで悍ましい武器名もそうそうない。
  • MH3Gの体験版で狩猟笛を選択すると、このクロノヒツギ系統を使用することになる。
    体験版で意気揚々と狩猟笛を選択し、あまりの不気味さに度肝を抜かれたハンターもいるのではないだろうか。
    ちなみにPVでも使われている。

性能

  • 思わず使うのを躊躇ってしまいそうな見た目や音色だが、
    実は狩猟笛としての能力はなかなかのもので、相手を選ばず戦えるオールラウンダーである。
    また、音色の組み合わせが特殊で、この系統の狩猟笛でしか使えない構成となっている。

MHP3

通常種武器

  • クロノヒツギ→カゲノヒツギ→ヤミノヒツギと強化。
    攻撃力170とやや心もとない数値だが、奏でられる旋律が攻撃力強化【大】、聴覚保護【小】
    寒さ無効、暑さ無効、耐雪&耐泥と有用なものばかりなので、毒と攻撃旋律との組み合わせで
    ソロでもPTでも使って行ける仕上がりとなっている。
    セミレア素材として有名なおそろしいクチもカゲノヒツギに2つ使うだけなので作りやすいのもポイント。

亜種武器

  • 通常種武器のカゲノヒツギから、亜種素材を使って派生することで入手可能。
    派生直後はブラッドコフィンであり、最終強化であるブラッドスクリームは、
    全状態異常無効と状態異常攻撃強化の旋律を奏でられる唯一の狩猟笛であった。
    攻撃力や斬れ味は残念ながら胸を張って優秀とは言えないが、
    その(二つの意味で)特殊な音色と状態異常やスタンを織り交ぜた戦法は決して弱くはない。
    状況によっては想定以上の大活躍が期待できる。
    強化時にはいにしえの龍骨を4個も使うので、無い時には苦労するかもしれない。
  • ちなみにブラッドコフィンの時点では音色はだが、
    強化してブラッドスクリームにした途端にに変わるという特徴がある。
    同じランクの同じ素材を使っているのに最終強化した途端音色が変わるこの特性は
    MHP3の一部の狩猟笛に見られる特徴であり、
    前作であるMHP2Gにも次回作であるMH3Gにも見られないものとなっている。

MH3G

通常種武器

  • 赤音符を没収されるという弱体化を受けた。MHP3と同じくヤミノヒツギが最終強化となっている。
    音色がとなり、スタミナ減少無効【大】、風圧軽減、
    防御力強化【大】に体力回復【中】&解毒とサポート色が強くなった。
    上位武器であるカゲノヒツギのおそろしいクチの使用数が一つ増えていたり、G級武器のヤミノヒツギに
    悪夢のクチが2つ要求されたりと強化素材の方もちょこちょこ変わっている。
    ヤミノヒツギの性能は攻撃力1012、毒属性420となかなか使える性能だが、終盤になると手に入る
    エクリプストーンに、属性値とスロット数以外は完全敗北するという結果になってしまった。
    あちらには覚醒が必要だが、今作には状態異常と覚醒を同時発動できるネブラXがあるので流れてしまいがち。
    ただ、ナルガクルガ希少種と戦えるのはイベントクエストを抜きにした場合かなり遅いので、
    それまでのつなぎと考えれば十分使える。…そう、亜種武器と比べれば。
    • ちなみに闘技大会・ギギネブラ討伐で狩猟笛を選ぶとクロノヒツギで出撃することになる。
      …そう、ギギネブラ相手にネブラ武器で挑むのである。
      ドボルベルク亜種討伐太刀も大概だが、
      弱点属性が発動しているだけあちらの方がなんぼかマシ。
      知っての通りギギネブラの毒耐性は全モンスターでも最高クラスである。
      予備知識がある人ほど敬遠したくなる武器だろう。
      • ただ、旋律自体は風圧軽減のお陰で拘束されにくく、自分強化で堅い部位も問答無用で殴れるなど
        立ち回りは結構楽な方である。
        パーティープレイならいいタイムが狙えるかもしれない。
      • ただ、注意点として毒無効が発動しているわけでもないのに解毒薬も漢方薬もないという
        ネブラを相手にするなら致命的な所持品ミスがある。
        解毒の旋律を素早く吹けないと死にかねないので、やはり難易度は高い方に入るだろう。
        パーティープレイなら、突入前にメンバーから何本か分けてもらった方が良い。

亜種武器

  • ブラッドコフィン→ブラッドスクリーム→ブラッドデスクライと強化。
    通常種武器と同じく音色が変更され、こちらもとなってしまった。
    前に持っていたルナーリコーダーに奪われ、
    280と低い麻痺属性値を自前で強化できる手段が失われてしまった。匠を付けても白止まり。攻撃力も966と悲惨。
    火力底上げのためなのかMHP3時代には無かった会心率が15%になっているが、正直焼け石に水。
    これまた贈り物とばかりにスロットも2つ空いているが、入れるとしたら特攻珠ぐらい。
    このあんまりな性能に、ブラッドデスワライと呼ばれているとかいないとか。
    • G★1で作成可能な上、旋律が「風圧軽減」と「体力回復&解毒」と
      ギギネブラとの相性は抜群に良かったりする。
      パーティープレイで通常種と戦うなら、作る価値はあるかもしれない。

MHXR

  • MHXRでは通常種と亜種の武器が登場する。通常種は氷属性、亜種は雷属性となっている。
    加えて特殊種であるギギネブラ劇毒種のものも実装されている。属性は水属性。
  • 劇毒種のブラッドレクイエム(☆5)は、
    蓋を覆う皮の色が、黄色がかったオレンジ色と青色のまだら模様となり、
    ただでさえ不気味だった通常種と亜種の武器よりも、より不気味で悍ましい物となった。
    そして、常に毒煙のエフェクトが発されており、不気味さがより増している。

関連項目

モンスター/ギギネブラ
モンスター/ギギネブラ亜種
武器/ネブラ武器
武器/代償のネイディア - 同じく棺型の武器。
武器/フルフルホルン - ギギネブラの先輩にあたるフルフルの狩猟笛。負けず劣らずの不気味さとインパクトを持つ。


*1 元々はギリシャ語で「かご」という意味。