武器/グレートククリ

Last-modified: 2023-10-20 (金) 00:30:55

MHP2Gで初登場した片手剣。
ボーンククリにエルトライト鉱石をはめ込んで作られたククリタイプの決定版。
骨素材だった部分を赤い鉱石に置き変えただけなのに、威力も切れ味も折り紙付きである。

目次

性能

MHP2G

  • ボーンククリのG級版のような立ち位置として初登場。
    何といっても高い攻撃力が目を引く片手剣である。
    • 片手剣の中では第3位の攻撃力434(武器倍率310)
    • 必須だが更に威力を底上げする紫40の斬れ味
    • オマケのスロット1
    • ただし会心率は-15%と無視はできない
    と、かなり高い攻撃力と極めて優秀な斬れ味を併せ持つ。
    これに勝る攻撃力を持つ片手剣は、斬れ味と会心率に難があるもの
    Gの名を冠したにもかかわらず斬れ味がお察しなものしかない。
    すなわち、グレートククリこそP2Gにおける最強クラスの物理性能を誇る片手剣である。
  • 属性はと言うと、そんなものはない。つまり無属性である
    無属性片手剣は、他のステータスが優秀でも残念性能で見られることが多い
    (P2Gの時点では覚醒とか剣晶とか刃薬なんてものは実装されていない)。
    ではこの片手剣も…と言うとそんなことはなく、攻撃力が頭一つ抜けて高いので、
    肉質が非常に柔らかい部位なら属性付きのものと同等以上のダメージを見込める武器になっているのだ。
    弱点属性がてんでバラバラなこともある大連続狩猟クエストが実装されたのも今作品からであり、
    そのようなクエストに片手剣で挑む場合は、ロイヤルローズと並んで最適解になり得ることもある。
  • 作成難易度だが、いわゆる典型的な「難しくはないが作成が面倒な武器」。
    浮岳龍の体液や轟竜の重牙は、要求数や入手難易度がそこまでマゾいワケでもなく、
    ある程度連戦していれば溜まるだろう。
    勇気の証Sは1枚なのでヤマツカミ戦で入手可能。
    そして精製してもらうエルトライト鉱石の要求数は、なんと30個
    農場やG級の(旧)火山を徘徊しなければならないので辛いが、
    火山で採掘しつつバサルモスを狩れば(バサルモスを10頭連続で狩猟するクエストがある)、
    鉱石が基本報酬や部位破壊報酬でもらえることもある。
  • なお、片手剣にはドドブランゴ亜種の武器が存在しないが、ククリブレイド改の時に砂獅子の重牙を使用する。
    そして武器倍率310・会心率-15%という値は、あのマグニチュードと同じである。
    よってグレートククリが、実質的にドドブランゴ亜種武器と言えるのかもしれない。

他の武器との比較

  • 最強「クラス」の片手剣であり、「最強」の片手剣とは書かなかったが、
    それは無属性武器には実は意外とライバルが多いため、
    スキル構成次第では、一概にどれが強いとは言い切れないのが理由である。
  • これだけみると、「殴り性能においては」まさしくP2G最強の名を欲しいままにしている。
    では、ライバルたちと詳しく比較していこう。
vs煌竜剣G
期待値では一番これに近く(実質ほぼ変わらない)、なおかつ会心率に左右されないと言う特徴を持つ。
怯み値を考慮した戦闘を行うならばこちらの方が確実である。
問題は金銀火竜を相手にせねばならず、大竜玉5個を集めるのも地味に面倒なこと。
またスロットがないのが地味に痛い。
下記のクギバットGとは実力的にはほぼ同等だが、
やはり会心率が0である点でグレートククリとある程度は差別化できているだろう。
vsツルギ【凶】
おそらく最もライバルとなる武器。
斬れ味による会心率ボーナスの関係上、素で会心率を持つ武器の価値は高く、
この武器は驚異的な会心率35%を持ち、期待値でこちらに肉薄するほどの性能を誇る上にスロットも2つ。
黒狼鳥の靱尾も要求されないため作成難易度も高くはなく、またG★2の段階で作れるのも利点。
最終的な期待値はグレートククリが勝つがぶっちゃけ火力は大差ないため、
これで大連続狩猟をこなすことも充分可能。
どちらを作るかは素材や自分の腕、スキル発動に必要なスロット数と相談しよう。
  • 例えば火事場や、根性等の防御スキルが欲しい場合、ミラバルZ一式逆鱗・匠・業物・回避性能+1を
    発動させる事ができ、会心率ボーナスも生じるためグレートククリ超えの活躍が期待できる。
vsクギバットG
グレートククリと全く同じ斬れ味ゲージとスロット数で、攻撃力378と低くはなく、
そして会心率20%を保持している。
期待値としては黒呪を大きく上回るだけでなく煌竜剣Gに肉薄し、
煌竜剣Gにはないスロット1もあることから煌竜剣Gとは大体同じ実力。
しかしながらグレートククリに会心込みの基本的な期待値が劣る上に、スロット1まで被っている。
しかも火力スキルを積めば積むほどグレートククリに差を付けられてしまい、
火力系以外を積むにもスロ1なので拡張性が同じという点が痛い。
このことから純粋な実力自体はここに並ぶ片手剣と同等の実力なのだが、
唯一グレートククリの「完全」下位互換となってしまっている。
vsマスターバング
マスターバングは攻撃力378、紫ゲージ20とこの武器には威力では及ばない。
一方会心率はグレートククリより高く、スロット3と柔軟性に富み、スキル構築に幅が出る。
また作成難易度も低いため、攻略を視野に入れるなら候補に上がる。
しかしながら総合的な性能はやはりグレートククリの圧勝である。
vs黒呪
白ゲージながら紫ゲージにも劣らぬ威力を持つ武器。
しかしながら白ゲージで弾かれる場面も(片手剣だとかなり少ないが)あるのが難点か。
黒呪にはスロ2を持つという強みがあるが、それを考慮に入れても基本的にグレートククリが勝り得る。
但し、片手剣はヒットストップの掛かり方で手数の掛かり方も大きく変動する上、
黒呪とグレートククリの間にそこまで一撃の差がついている訳でもないので、
肉質の極端に柔らかい相手に対しては黒呪を担ぐ選択肢も現れるといえる。
vs大虎眼、昏冥、双鋏
最終的な期待値はグレートククリに遠く及ばないものの、
最大の特徴として紫ゲージがデフォルトで解放されていることが挙げられる。
その都合上スキルの圧迫が少なく、汎用性においてはこの3振りが優れている……と言いたいが、
昏冥はスロ2まで有しているが、斬れ味が20と片手剣では業物必須の数値。
双鋏もスロ1を有し、斬れ味も30とそれなりなので有用、と思いきや
見ての通り期待値が周りよりワンランク低くこれも微妙である。
大虎眼は会心率-25%まではともかく、紫も短い、スロットもないとやや微妙である。
  • このように各々の特徴があり、総じてどの武器が良いとは言えないが、
    スキルや相手によって使い分けて行くことが重要である。
  • なおここまでは斬れ味レベル+1以外のスキルを度外視し、素の火力で比較しているが、
    実のところ斬れ味レベル+1と見切り+2さえ付けてしまえばグレートククリに勝てる片手剣は存在しなくなる。
    この時、回避性能+1や高級耳栓や根性、耳栓&研ぎ師、攻撃力UP【大】など実現可能な組合せは極めて多いので、
    大虎眼や昏冥あたりで書いてあるように他の片手剣はスキル自由度で差別化を、
    などと考えてもグレートククリでもスキル面はそれほど問題ないと言える。
    回避性能+2などを使う場合に限れば見切り+2&斬れ味レベル+1と両立できないので、
    一見グレートククリより他の片手剣が勝るように「見える」…が、
    実はこの時見切りを+1に落としてもなおグレートククリの期待値が他より一歩上手になってしまう。
    さらに、見切りを発動させ、尚且つ武器スロット1を有効活用できる装備として例のカイザミテンプレがある。
    これならば長所と短所を一手に強化する超強力なシナジーを生み出すことができ、
    実現した暁には無属性片手ではまさしく頂点に立つことができるだろう。
    • この装備の時の期待値はとんでもない事になっており、
      リオレイア辺りの切断肉質80程度の部位の場合、属性が最大35も通るにもかかわらず、
      グレートククリがダメージでトップになる*2
      ティガレックスの頭(切断75雷30)の場合でも、回転斬りに限れば最高ダメージを叩き出せる*3
    • 流石に、リオレウスの頭(切断80氷40)程度になるとミストラル=ダオラに「手数込みで」引き離されるが、
      水属性武器のマスターオデッセイには斬れ味の長さ込みで勝ててしまう(リオレウスの頭は水30)。
      片手剣は属性の使い分けが重要なはずだが、場合によってはその常識すら破壊してしまう。
  • MHP2Gでは初期装備がボーンククリでありあちらもやはり無属性だが、
    結局のところMHP2Gの無属性片手に関してはククリに始まりククリで締めククリくくるのである。

MHXX

  • 過去作要素がさらにクロスする今作において、いよいよ復活。
    PVなどで姿が確認でき、多くの人が歓喜したとか。
    ボーンククリから派生することで作成できる。
  • 今作ではククリブレイド→グレートククリ→ブラッドサッカーと強化されていく。
    究極強化後の姿であるブラッドサッカーの性能は以下の通り。
    • 攻撃力350
    • 素で白40、変わらぬ匠+2紫ゲージ40
    • こちらも変わらぬ会心率-15%
    • さらに変わらぬスロット1
    匠前提であるが、強力な物理性能と斬れ味を持つ。
    今作でも無属性片手最強を頂くか…とは行かなかった。
    まずMHP2G時代に一番近くで追随していた煌竜剣が攻撃力360を獲得。
    紫の斬れ味はグレートククリよりも短いが、斬れ味を補助する狩技やスキルを使えばある程度維持できる。
    さらに、それと似たような性能を獲得したのはまさかまさかのボーンククリ
    究極強化でキングククリとなるが、こちらも短い紫と攻撃力360をマークし会心率も0%と安定。
    また、ボーンククリと同じ強化ツリーの断骨のタバールは更に強力で、
    スロットは無いものの匠+2で紫40・攻撃力360・会心率-10%と、凄まじい物理期待値と経戦能力を持つ。
    最終装備の座は断骨のタバールに譲る事になるだろう。
  • よって、昔と変わってこちらが扱いやすさで勝負する立場になったと言える。
    グレートククリは、元の斬れ味と攻撃力が優秀なため、そこに対しては特に配慮が要らない点が大きい。
    会心率-15%の方が気になるが、スキルでカバーしやすくなっているのでそこが決め手になるだろう。
    エルトライト鉱石、真紅蓮石、メランジェ鉱石、アルティマ結晶などのG級鉱を各種と
    さらに冥カイコも要するが、いずれも5個と過去作ほど手間は掛からなくなったのも良点。
    究極強化までにもっとも手間が掛かるのは炎王龍の重殻ぐらいで
    完成時期が遅い難点はあるが、完成難度の手心で短所と長所が相殺された形と言えよう。
    • 実は一番輝くのはその前段階、グレートククリの頃なのかもしれない。
      グレートククリはG★3昇格とほぼ同時に強化でき、その時点でほぼ変わらぬ斬れ味と攻撃力320になる。
      同時期の片手剣に比べて頭一つ抜けてる火力は攻略段階で頼れるだろう。

余談

  • MH3以降、この片手剣を超える武器倍率の片手剣は長らく登場しなかった
    (一応、双剣だとディアブロスの武器であるブロス=ケイオスが同倍率の攻撃力434を誇る)。
    この記録が破られたのは攻撃力のインフレが起こったMH4G。
    崩天鉈キクキオンカムが属性武器にして400どころか500の大台すら超え、
    攻撃力504(武器倍率360)という数値を叩き出した。
    ちなみに極限強化【攻撃】を施した場合の攻撃力は圧巻の532(武器倍率380)となる。

関連項目

アイテム/エルトライト鉱石
武器/煌竜剣 - 無属性片手剣最強 in MHP
武器/七星剣【禄存】 - 無属性片手剣最強 in MH3G(期待値376)
武器/絶衝剣【虎王】 - 無属性片手剣最強 in MH4G(瞬間最大期待値639.4)
武器/弩岩獄剣【極良斬】 - MHFからMHF-Gへの過渡期に登場した、強力な無属性片手剣
武器/ダードラウラ - MHF-Gにおける強力なG級無属性片手剣
武器/アズムククリ - 割れずに育った骨素材ククリの決定版


*1 武器倍率+力の護符+力の爪)*斬れ味補正*会心率による期待値。会心率は斬れ味による補正込み
*2 これは最大弱点である龍属性の武器の性能が控えめなのが原因(最強龍属性片手の真・黒滅龍剣の性能が攻撃力350・会心率-20%・龍340・スロット0と低め)。物理寄り雷属性武器である金獣棍【禁呪】とはほぼ同ダメージだが、紫40による継続火力でこちらが圧勝である
*3 コンボを絡めると僅かに雷刃ヴァジュラ金獣棍【禁呪】に負けるが、斬れ味ゲージの長さを考慮すると逆転できる