化け鮫ザボアザギルの素材から作成できるMH4Gで追加された操虫棍。
ここでは亜種武器であるイェロヴェリルについても記述する。
目次
グレイシャーロッド
MH4G
- MH4では攻略段階で使える氷属性の操虫棍がなかったため待望の氷棍となる。
上位武器であるグレイシャーロッドから強化をしていき、
G2で最終強化である「フィンブルヴェトル」に強化できる。
上位時点では匠ありでも白ゲージが出現しないため微妙な性能だが、
G級強化をした時点でスロット数が2から3に増え拡張性がさらに高まり、
素で白ゲージが出現、さらに匠での増加分が全て白ゲージになるため継戦能力が高い。
MH4Gで追加されたモンスターに氷が通りやすい上、上述の通りスロット数が多いため、
G級序盤で作る武器として非常に優秀である。
- G2で獄狼竜の靭尾を投入することで、最終強化であるフィンブルヴェトルに強化できる。
攻撃力806・属性値300とどちらも平凡だが時期的には十分な数値で、
斬れ味は素の白ゲージがさらに伸び、ついに匠で紫ゲージ20を得る。
G2でも氷が通りやすいモンスターは多く活躍の機会は相変わらず多い。 - G3になると古龍武器であるサムドラ=ダオラが作成可能となり、
攻撃力837・会心率10%・属性値320、そして匠で得られる紫ゲージが30と
スロット以外は此方の上位互換となっている。- しかしフィンブルヴェトルも完全に負けたわけではない。
サムドラは素の白ゲージが30しかない一方此方は60もあるため、
業物で妥協して他のスキルに回すといった使い方もできる。
なので実際はスロット2個分以上にスキル構成の幅が広いと言えるだろう。
そのスキル自由度を生かして火力でサムドラに逆転できるかについては
業物でコストダウンした分でどれほど火力スキルを盛れるかにかかっているのだが、
今作では真打+業物の同時発動が容易になっている上、操虫棍にお誂え向きの装備もある。
ただ火力スキルを盛っても性能差を覆す事は難しいだろう。
生存スキルを詰めて狩猟を快適にするという活用法であれば、
ゴグマジオス撃破後でも長く使っていけるかもしれない。
- しかしフィンブルヴェトルも完全に負けたわけではない。
MHX
- MHXにも続投。
本作ではザボアザギルが上位からの登場なのでHR5の段階で漸く生産可能。
Lv4まで強化すると最終形態グレイシャーフロストとなる。
その性能は、- 最終武器としてはやや心許ない攻撃力190
- ぼちぼちの氷属性23
- 斬れ味は青30、斬れ味+1から短い白が出る
- スロット不足の環境にはありがたいスロット2、会心率はなし
全体的にバランスの取れた性能ではあるのだが、今作は下位から作れる操虫棍の最終性能が
とても良い仕上がりなので、これらが下位から強化してくると中々食い込めないかもしれない。
特に怒々舞乱棍【主】は斬れ味ゲージがほぼ同じな上に最終強化にセルレギオス素材を用いるこちらより強化が早く、
スロット以外はほぼ負けてしまっているのが苦しい。
今作は全体的に防具のスロットが少ない中でスロット2を持つのは大きなアドバンテージなので、
この強みを最大限活かして差別化していきたいところ。
MHXX
- LV7の究極強化でフィンブルヴェトルの銘が復活。
その性能は- 平均やや下の攻撃力310
- ぼちぼちの氷属性30
- 斬れ味は白30に斬れ味+2で紫30
- スロット2
- ただ、今作は二つ名ガムートの舞羽ン舞王の大跳躍が氷属性の枠を超えて幅を利かせており、
この程度の性能ではやや厳しいものがある。 - 素材元となる獰猛ザボアザギルが超威力・広範囲・ガード不可という超特殊許可並みの必殺技持ちの難敵となっており、
強化にG級ウカムルバスの爪を使用するため製作時期が以前のライバルに後れを取るのも痛手。
実用レベルの性能にスロット2は相変わらずこの武器特有の利点であるため、
なんとか活かして差別化していきたい。
イェロヴェリル
- 同じくMH4Gで初登場したザボアザギル亜種の操虫棍。
柄の部分は黒い金属質の外見に、刃は麻痺を操る亜種らしく黄色に染まっている。
MH4G
- 他のザボアザギル亜種の武器同様、麻痺武器としては高めの攻撃力に控えめな属性値を持つ。
最終強化では、麻痺武器としては破格の攻撃力868、匠で十分な長さの紫ゲージが出現すると、
非常に強力な武器に成長するので、ぜひ入手しておきたいところ。
- 強化の過程ではザボアザギル亜種の素材に加えティガレックス亜種と希少種の素材を使う。
また、最終強化ではなんとG級レア素材の驚異の大爆心を使用するため作成時期は非常に遅い。
- オンラインなどで麻痺を狙うのであれば属性値が優秀なパラライズヴァインが採用されやすいが、
他にも麻痺要員がいる場合や乗りダウンなどからの集中攻撃に関してはこちらに分がある。
パーティ編成や装備構成、出撃するクエストによって、両方の操虫棍を使い分けるようにしたいところ。
余談
- フィンブルヴェトルとは、北欧神話におけるラグナロクの前兆である、「フィンブルの冬」のことだと思われる。
古ノルド語でFimbulvetrと書き、一般的にはフィンブルヴェトと読む。
フィンブルは「大いなる」を意味するため、すべて訳せば「大いなる冬」となる。
- 聞き慣れないイェロヴェリルという銘であるが、こちらも北欧神話に登場する地名に由来する。
訳せば「戦の原」あるいは「砂の平地」という意味になるようだ。
またヴェリルは緑柱石と呼ばれる宝石の一種であり、他のザボ亜武器同様に宝石由来の銘とも言える。
この他にヴェリル(ベリル)の名を冠する武器は飛竜刀【ベリル】がある。
- メカニックな意匠の本体部分に加え、結晶を削り出したかのような透き通る刃が特徴的な見た目をしている。
他のザボア武器に見られるような牙や皮を模した箇所はなく、シンプルかつスタイリッシュなデザインである。- MHXに登場する氷属性武器は全体的に鈍器っぽい見た目のものが多く、
割とマトモな見た目のこの武器が逆に目立ったりしている。
- MHXに登場する氷属性武器は全体的に鈍器っぽい見た目のものが多く、