武器/ゴールドマロウ

Last-modified: 2024-03-31 (日) 00:26:05

MHGで初登場した、リオレイア希少種素材がメインの火属性片手剣。
作品により若干の差異はあるが、レッドサーベル系統の強化形態の一つ。
黄金に輝くその刃は非常に美しく、古代の王の墓にも同じ物が眠っているという。
本記事では派生先であるプラチナムドーン系列についても解説する。

目次

性能&概要

MHG

  • 初出。
    攻撃力252、火480、微量ながら青ゲージの斬れ味を持つ、火属性最強武器である。
    本作ではバーンエッジからの強化系となっており、
    イフリートマロウコロナなどとは全く異なる強化ルートとなっている。
    バーンエッジの時点でG級武器となっており、オフラインでの入手は不可能。
    当然のごとく「金火竜の逆鱗」を要求されるため、製作難度は高い。
  • 同じバーンエッジ系統の最終強化武器として「ハイイフリート」が存在し、
    ほぼ同格の斬れ味ゲージを持ち、攻撃力が266と少しだけ高い。
    しかし火属性値が380と大きく劣り、総合性能ではゴールドマロウに軍配が上がる。
    こちらは逆鱗を要求されない代わり、これまた入手が面倒な火竜の延髄を10個も要求される。
    よって入手難度はどっこい…というか1枚で済む分ゴールドマロウの方がマシかもしれない。
    むしろ強化前のイフリートマロウが村で作成出来る上に物理倍率がハイイフリートから30落ちるだけで済んでいるため
    G級でもなんなく戦えてしまっている
    作成難易度を鑑みればある意味最大の強敵と言えるかもしれない。

MHP

  • 本作では火竜武器がボーンネイルから
    • レッドサーベル→レッドサーベル改→フレイムマロウ→イフリートマロウ→ハイイフリート
    • レッドサーベル→レッドサーベル改→バーンエッジ→バーンエッジ改
    • コロナ→ゴールドマロウ
    という3つの派生ルートを持つ。
    物理性能が高いイフリートマロウ系、属性値が高いコロナ系、中間のバーンエッジ系という区分である。
    バーンエッジ改はハードクラスで作製可能だが、ハイイフリートとゴールドマロウはGクラス素材が必要。
    ゴールドマロウはひとつ手前のコロナ「火竜の骨髄」を5個といった
    アホみたいな要求をされるため、強化には中々骨が折れる。
  • 今作の火属性片手剣は結論から言えばほぼゴールドマロウ一強なのだが、
    実は比較してみると全作品で見ても殆ど見られない割と奇跡的なレベルに面白い現象が起きていたりする。
    論より証拠、まずはそれぞれ並べてみよう。
    武器名攻撃力斬れ味属性値期待値入手時期
    ゴールドマロウ266青10(匠で白20)480345G級
    バーンエッジ改252青20(匠で青70)400315H級
    ハイイフリート280青10(匠で白20)380364G級
    イフリートマロウ238緑100程度(匠で青30)380297.5
  • まずバーンエッジ改はハードクラス武器ゆえに青ゲージ止まりで、
    攻撃力・属性値を見てもゴールドマロウに全く勝てていない。
    但し緑ゲージはこれらの中でも最長であり、MHPの片手の弾かれにくさを考えれば扱いやすさは高い部類。
    H級での入手であることを考えれば十分な健闘ではあるだろう。
    とはいえ火竜の逆鱗2枚も使うという馬鹿げた製作難度を誇り、
    この中では最も存在感が薄くなってしまっている。
  • ハイイフリートは斬れ味がゴールドマロウとほぼ同じであり、
    攻撃力280、火380とMHGをちょっとだけ強化した感じの性能となっている。
    素材面では逆鱗を一切必要とせず、骨髄も一度に大量に要求されたりすることはないためまだ精神的には楽。
    …実はイフリートマロウまでに必要な本数は合計6個だったりするのだが。
    更にハイイフリートへの強化で「火竜の延髄」を15本も要求されるのも相変わらず。
    一応火竜の延髄も夫婦クエストで確定とはいえ、最悪15週する羽目になるのでやはり面倒ではある。
    見ての通り属性値の差がかなり大きいので、最終的にはゴールドマロウに敵わない。
  • …そして、単純なスペックでは他に後れを取るイフリートマロウ。
    だが彼が挙げられているのは、村時点で作製可能という圧倒的な製作難度の低さに他ならない。
    そしてそれでありながら他の3振りと比較しても制作時期に対する性能差が小さい
    この圧倒的なコスパの良さは非常に大きなアドバンテージである。
    • まず、属性値に関しては最下位だがハイイフリートと同等、バーンエッジ改より20低いだけの380であり、
      流石にゴールドマロウの480と比べると斬れ味補正もあって後れをとってしまうが、
      数値としては(ゴールドマロウが飛び抜けて高いだけで)充分と言える。
      また匠を使えば青20は顔を見せる。
      緑ゲージも100と充分な長さを持ち、MHPにおける片手剣の補正を考慮すれば、
      斬れ味の面では他の武器と弾かれやすさは殆ど変わらない。
      要するに、物理火力以外先述の通り村武器にもかかわらず他の武器とそこまでの大差がない。
      物理火力に関しては青以降と緑の補正差があるため、最大の期待値ではゴールドマロウに大きく水を開けられてしまう。
      しかし実際の使用を考慮するならば、ゴールドマロウの白は僅か10しかない上
      最大斬れ味では基礎倍率に直せばゴールドマロウは247,イフリートマロウは212.5と16%程度の差で、
      ゴールドマロウ側が最も有利になる*1斬れ味50消費を仮定しても19%差に留まる。
      物理が19%、属性差は30%程度の差となるため出力及びそれに伴うクリアタイムはその中間の25%差程度になるが、
      ゴールドマロウの入手難易度や当時のG級クエストの平均的なタフネス*2を考えれば
      これはG級でも充分に実用ラインであることがわかる。
      勿論ハイイフリートと比べるならば更に差は縮まり、バーンエッジ改との差はもはや誤差レベル。
    このように、性能では確かに劣っているのだが、
    それでも作成時期・難易度を含めた総合的な評価をする上で、
    トップレベルのG級武器と下位武器が総合的に良い勝負をするという状況は、
    恐らく全作品・全武器を通しても類を見ないレアケースであろう*3
    というかG級で下位武器が活躍するという場面自体貴重なものである。
  • また、これらの武器とは別に、金銀火竜の素材を使った無属性片手剣に煌竜剣が存在する。
    無属性ながら、これさえ手に入れれば最後まで武器には困らないとまで言われるほどの性能を誇る。
    しかもこの性能ながらなんと村クエで入手可能である。
    詳細はリンク先を参照。

MH2

  • 属性寄りの非常に片手剣らしい性能。
    物理攻撃力こそ238と並であるが属性値は480と、火属性片手剣における最高値を誇る。
    防御力も+10だったり、スロットも2空いているなど地味な部分での小回りも効く。
  • 最大のネックは素材が金火竜ゆえの作製難度の高さ。
    MH2のリオレイア希少種はオンラインモードのイベントでしか出現せず、
    さらに配信時に居合わせても秘境セットが無ければ受注すら不可、
    たとえ参加できても塔の秘境エリアで亜種との同時狩猟という、非常にめんどくさい作業を強いられる。
  • この「イベント限定」及び「同時狩猟」という2点によるハードルの高さのせいで、
    今作も実はイフリートマロウが結構な強敵であった。
    こちらより高い攻撃力252に火属性380、さらにこちらと同等のスロ2を有しており、
    数値スペックでは属性値である程度劣るとはいえ、相変わらず肉薄はしているといえる。
    斬れ味も白こそ出ないが匠で充分な青、匠抜きでも充分な緑を保有する。
    今作は白の補正が大きいので片手剣使いならば是非ゴールドマロウの作成を狙いたいところではあるが、
    ゴールドマロウの白ゲージがあまり長くなく維持が難しいことから
    実効値の上では余程ギリギリの戦いでない限りイフリートマロウでも充分やっていける程度の差ではある。
    何よりあちらはなんと言っても「村で作成可能」であり、片手剣がサブウェポンであるプレイヤーからすれば
    コレクション目的を除いてこの高い制作難易度を乗り越えてまで作るべきかは些か疑問視されることだろう。
  • 現在はMH2のオンラインサービス終了に伴い、新規にこの剣を入手することも不可能。

MHP2(G)

  • 防御+が無くなり、代わりに攻撃力が10上がった程度で、基本的な性能はMH2からほぼ変わらない。
    今作においても火属性値では最強の片手剣として君臨している。
  • G級における強化先として、「ゴールドイクリプス」が追加となった。
    攻撃力336に火属性520と純粋に数値が底上げされ、
    斬れ味もデフォルトで白ゲージ、匠で紫ゲージ30が出現する。
    今作ではナルガクルガウカムルバスと、火属性に弱いモンスターが追加されたこともあり、
    なにかとお呼びがかかる機会が多い片手剣である。
    • コレでウカムの後ろ足をひたすら斬り続ければ、可哀想なくらいにスッ転ぶ。
  • やはり強化しきるまでの作製難度は高く、そもそも集会所G★3クエストの素材が必要である事、
    セミレア素材の通常種と希少種双方の秘棘が必要等、相応の苦労は必要となる。ただし天鱗は使用しない。
    バーンエッジから派生させる際に、同じ火属性だがグラビモス素材を用いた武器へ派生させる事が可能。
    こちらもG級素材を使用した炎神剣アグニを作製出来る。こちらは攻撃力392に火属性300と、
    物理攻撃力を重視した火属性片手剣となっており、斬れ味もゴールドイクリプスと殆ど変わらない。
    が、火属性で大きな差がある上、記述しなかった最大の問題である会心率-15%をフォローしなければならない。
    ただ、ゴールドイクリプスとは違った意味で素晴らしいデザインの為に、作製するハンターも存在する。
    ウカム討伐後にはG武器の「バーンエッジG」「イフリートマロウG」「コロナG」が解禁されるが、
    物理・属性両者においてゴールドイクリプスの完全劣化である。
  • この性能のままMH3Gに移行していれば…詳細は下記参照。
  • 余談だが、Abingdon boys schoolの楽曲に「Gold Eclipse」という曲がある。
    偶然か意識したのかは不明だが、このバンドは「Valkyrie」というリオレイアとのタイアップ曲を出している。

MHP3

  • MH3では亜種や希少種が軒並みリストラされてしまったため未登場に終わったが、
    MHP3で希少種と共に堂々の復活。
  • 本作では火属性片手剣の派生が整理されていて、
    イフリートマロウを希少種素材で強化するとゴールドマロウに成る。
  • 属性値は40(他作品での400)と微妙に弱体化しているが、
    それでも作品内最強の火属性片手剣なのは相変わらず。
    スロット2による取り回しの良さも健在である。
    • 今作と次回作の3Gでは片手剣の属性値には0.7倍の補正がかかる様になった。
      このため、実効値は28(他作品での280)となっている。
      それでも総合性能の高さ故に、十分な力を発揮出来る範囲に留まっている。
      ただし3Gの仕打ちがすぐそこまで迫っているが……
  • 今作のリオレイア希少種は単体クエストに特殊な出現条件が設定されているが、
    「ドス○○系と牙獣種と古龍種を除く大型モンスターの合計狩猟数が100頭以上で出現」
    という出現条件は、各種武器や防具の生産に必要な素材集めや、称号解放*4していれば比較的簡単に満たせるレベル。
    しかも、乱入は有るものの中型モンスターが出ない単体クエストのため、邪魔は少ない。
    強敵ではあるが、頑張って素材を集めよう。

MH3G

  • 希少種と共に前作から続投。久々のG級強化として「ゴールドラディウス」も登場する。
    最終強化武器の名前が改められたのはコレと被るのを避けたからだろうか。
  • 今までの作品と比べると攻撃力がかなり引き上げられており、最終強化のラディウスで350と、
    ゴールドマロウ系としては過去最高かつG級片手剣として十分及第点の数値を誇る。
    …のだが、何を間違えたのか肝心の属性値がたったの350と、こっちで過去最低記録を更新してしまった。
    さらに匠スキルを発動させても紫ゲージはたったの10しか現れず、これまた過去最低記録。
    追い討ちをかけるようにスロットも全没収
  • 作製難度も過去最高を誇り、バーンエッジから順当に強化していった場合、
    火竜の天鱗×2雌火竜の天鱗×2火竜の煌液×5という鬼のような素材を要求されるので
    作製難度が大幅に跳ね上がってしまった。
    なお、1つ前のゴールドマロウを生産、そしてラディウスへと強化した場合、
    火竜の天鱗は1個で済むが、そのかわりに雌火竜の天鱗の必要数が3個になる。
    あのクエストがある以上、かえって難度が高くなってしまう。
  • さらに今作では、希少種が登場するクエストの受注条件がHR8以上、
    ゴールドマロウを作れるようになった時点ですでに最後の緊急クエストをクリアし、
    先にミラオスの剣が作れるようになっている
    • つまり、それだけの苦労をしてラディウスを造り上げても、
      火属性500紫70の斬れ味を持つミラオス剣が立ちはだかる。
      此方は物理攻撃力で勝るものの、短すぎる紫ゲージと属性値が足を引っ張るため、
      火属性弱点の相手にはまず曙光が担がれることになってしまう
      開き直って考えて、引き上げられた攻撃力を活かして無属性武器として運用しようとしても、
      今度は3G片手剣最凶と名高いデストルクジオ七星剣【禄存】 の厚すぎる壁が
      …今までの扱いから一転して、余りに酷過ぎる仕打ちである。

MH4

  • 本作でも登場。なんと本作での派生元はポイズンタバルジン
    一発生産は不可能だが、ひとつ手前のタバルジンが一発生産可能なのでそこから始めるといいだろう。
    本作での強化順はバーンエッジ→改→イフリートマロウ→ゴールドマロウとなっており、コロナは再び消滅。
    ちなみに、バーンエッジからは憎きライバルの一つだったディオスエッジにも派生できる。
  • その性能なのだが、
    攻撃力280、斬れ味がデフォルトで(匠で更に伸ばせる)、空きスロット1つ。
    会心率も0%とマイナスではなく、物理面だけ見ればトップクラスの性能を誇る。物理面だけ見れば。
    肝心の火属性値は…なんと200。300とか400の見間違いではない。正しく200である
    本作で復活したアグニ属性値で負けるという、誰もが想像していなかった事態となっている。
    確かに物理性能はアグニより上だが、本来の立場は逆ではなかっただろうか…。
    • 散々な評価だが一応擁護しておくと、前作MH3Gの上位最終形のイフリートマロウは、
      攻撃力280に火属性値230(減算補正を加味すると実質160)、素でも匠でも青ゲージと更に低い性能である。
      また、上位の希少種武器としてMHP3のゴールドマロウと比較してみると、
      確かにぱっと見の属性値が寂しいが、減算補正により実質の差は80しかない。
      攻撃力は実質同じである上、こちらは素で白ゲージまで出ている。
      そう考えれば、本作のゴールドマロウの性能は決して低いわけではなく、むしろ高性能な武器である。
      本作の片手剣は属性減算補正が撤廃されたのだが、
      そのことがいまいち認知されていなかったがゆえに、やたらと低評価を受けている、と言える。
  • アグニの斬れ味が匠ありでも白10・青10とかなり厳しいため、総合的に見れば本作でも火属性で最も優秀。
    しかし、MH4は火属性弱点の強敵が少なく、いたと思っても龍属性が同時に有効であったりと、
    いまいち不遇な状況ではある。
    汎用性の高い毒・爆破属性に優秀な片手剣が存在するのも向かい風。
    火属性が唯一最大の弱点と言えるモンスターにはゲネル・セルタスが居るが、
    脚の部位耐久値が低いのをいいことに爆破属性で爆破して転倒させ弱点である頭部をタコ殴りにする
    という戦法がまかり通っており、やはり火属性がベストという状況にはなりきれていない。
  • のちに、新たな火属性片手剣としてあのゼルダの伝説とのコラボクエストで作製できる、マスターソードが登場した。
    覚醒させる手間こそあるものの、火属性400というその圧倒的な火力は、
    手数重視の片手剣としては非常に魅力的である。
    さらにこちらはデフォルトで非常に長い青ゲージまで持ち合わせており、継戦能力にも優れている。
    ただし、攻撃力自体は片手剣の中でもかなり低めとなっており、匠で現れる白ゲージも少々心許ない。
    物理重視のゴールドマロウ、属性重視のマスターソードと、棲み分けはきちんとなされていると言えるだろう。
    その性質上、ゴールドマロウは大連続討伐やフルフルなどの肉質が軟らかいモンスター、
    マスターソードは単体狩猟やゲネル・セルタスなどの肉質硬めのモンスターと言った具合に使い分けるといい。
  • 製作難度は多少マシになり、レア素材はレウス・レイアの紅玉が1つずつ必要なだけになった。
    強化段階も減ったため、1段階の必要素材が少し増えたとはいえ精神的には楽。
  • 生産武器としての待遇が芳しくなかった反動からか、
    発掘武器の方のゴールドマロウは極めて好調である。
    まず、生産で手に入るものとは違い、刀身の中心部分が発光しており見た目が非常に格好いい。
    更に金色のベースカラーにより、似合わないカラーバリエーションほぼ無い。
    何より、Lv100でソロでも比較的短時間で倒せるキリン亜種
    報酬量が膨大なラージャン2頭クエから手に入るというメリットが大きく、全発掘片手の中でも屈指の人気がある。

MH4G

  • MH4Gにてゴールドラディウスが復活。
    ゴールドマロウからの強化によって作製できるが、今度はG級リオレウスの素材が必要とされるため、
    ソロの場合だと完成はG2までお預けとなる。
  • そのラディウスの性能は物理攻撃力が336、火属性値が260ほどとなっている。
    斬れ味ゲージも緑から白までが微妙に伸び、匠で白ゲージがさらに伸びて僅かな紫ゲージが出てくる。
  • 本作ではアグニをさらに強化した炎魔神剣イフリート、なぜか強化先が追加されたマスターソードG、
    そして本作で素材のみながら再登場を果たしたベリオロス亜種の片手剣デゼルヴェントなどがあり、
    マスターソードGやデゼルヴェントは火属性武器として使うのにまず覚醒のスキルが必要だったり、
    炎魔神剣イフリートは斬れ味が微妙で強い会心率のマイナス補正がついているため、
    バランスという点ではゴールドラディウスの方が優れているとも言えるが、
    同じG★2で作製可能な他属性の武器では、同等の属性値・高い物理性能・おまけに非常に高い防御ボーナスと
    3点揃ったゲネル・セルタスの武器正統十字ペリスケリスが存在することもあり、
    正直パッと見た感じの力不足感は否めない。
  • だがいざゴールドラディウスを作ると、さらなる強化先として見慣れない名前の武器があることに気付く。
    なんとラディウスをレウス希少種およびレイア希少種の素材を用いて改良することで
    プラチナムドーン』という強化形が出現するのである。
  • 発掘武器としてのゴールドマロウは本作でも健在。
    4同様シャガルとテオ、そして出土品が変わったクシャに代わりオオナズチで出土するようになった。
    ただし前作で出土対象だったラージャンは別の武器になり、
    報酬も増やせなくなったため収集効率は前作より若干悪い。
    とはいえ単体でもさすがに大型古龍、報酬の質・量ともそれほど悪くなく
    Lv120代のギルドクエストでも低確率だが最上級の封じられし武器での入手自体は可能。
    何より面倒くさい極限状態も存在しないので、相対的にはやはり入手しやすい部類である。

MHX

  • リオレイア希少種が続投しているため本作でも登場。
    LV3のバーンエッジから派生させることで作製可能。最終強化するとゴールドラディウスへと銘が変わる。
  • ゴールドラディウスの性能を見てみると
    • 悪くない攻撃力200
    • 十分高い火属性40
    • 斬れ味は素で青30、匠+2で白20
    • スロット不足が深刻な今作では嬉しいスロット2
  • 最大の特徴はやはりスロット2による拡張性。
    セクトウノルージュがスロット3と青ゲージで上回られているが素の火力はこちらが上。
    ただしこの武器の真価を発揮させるには斬れ味レベル+2の発動が必要という欠点を抱えている。
    また、獰猛化金火竜鱗が最終強化に必要なので当初は強化が出来なかったが、
    2016/2/12*5に獰猛化金火竜の狩猟が解禁され、最終強化が可能となった。
  • これらから見るとスロットと青ゲージという長所はセクトウノルージュ、属性ではデイズアイ、
    攻撃力はイフリートマロウと、どれも部分的にはゴールドラディウスを上回っているため、
    ゴールドラディウスの存在がかなり危うくなっている。
    しかし、個性はあるうえにラディウスはバランスタイプなため必ずしもこれらの劣化ではない。
    それにどれも向いている面が違い、その時に応じて使い分ける事も重要。
    強化前の武器が強化後の武器を脅かすというのも、本作の強化システムならではの事態だろう。

MHXX

  • ゴールドヴァリオトスの性能は、
    • 平均クラスの攻撃力310
    • 高めの火属性44
    • 素の斬れ味は白50、匠で紫20
    • スロット2と会心率は上位から変化なし
  • ごらんの通り、全体的に見ても非常に安定した性能であり、
    極端に目立つ欠点が無い。
    それでもあえて欠点を言うならば、上記のように匠+2がないと紫の斬れ味ゲージが出てこない事ぐらいだろう。
    • しかし斬れ味に関しては、今作は匠の発動難度が下がり、
      匠+2と業物の両立も現実的なものとなっている。
      また、一式で匠+2を発動する防具がいくつか存在するので、これで運用することも可能。
    • 他にも、紫ゲージの補正が下がっていることを逆手に取り、
      素の白の長さを活かして匠を切り、業物で斬れ味を補強するという選択肢もあるだろう。
      しかし、白50は片手剣の手数でも充分な長さなので、
      場合によっては、業物よりも攻撃力や属性値を上げるスキルを発動させて運用するやり方もあるようだ。
  • 主なライバルはディノバルド片手剣の大斬閃カシオヴァと、二つ名武器のシンヴァルツマロウだろう。
    • 前者は高い攻撃力と低い属性値のバランス型となっており、問題なく差別化が可能。
      やはり後者が手強く、ヴァリオトスとほぼ同じ性能に加えて
      長い紫ゲージと、二つ名武器共通の狩技ゲージ上昇効果を持っている。
      ただ、二つ名武器の特徴であるスロ0と作製難易度の高さという点では差別化が出来る。
  • 究極強化には獰猛化金火竜厚鱗と雌火竜の天鱗を二枚も要求されるが、
    それ以外は全て金火竜の素材だけで済む。
    作製難易度は非常に高いが、他のモンスター素材が必要ない分、比較的集めやすい。
  • 余談だが、本記事で紹介したゴールドマロウ系2種に加え、
    その他のレウス武器であるコロナ系バーンエッジ系と黒炎王武器、
    更にレイア武器であるプリンセスレイピア系2種と紫毒姫武器まで含めると8種類、
    おまけに本来は村クエのご褒美だが実質火竜武器とみなせる煌竜剣を加えると、
    火竜種武器だけで実に9種類もの片手剣を揃えていることになる。
    • しかもそのそれぞれが一線級の性能を備え、属性が被っているにもかかわらず十分差別化がされている。
      煌竜剣は無属性だけど。
      全武器種でも屈指の多さであり、火竜ファンにはたまらないラインナップだが、
      その分逆鱗・紅玉・天鱗の総要求数もまた凄まじい。
      片手剣コンプリートを目指すハンターにとっては悩みのタネとなることだろう。

MHF

  • 基本性能はMH2からのベタ移植となり変わっていない。
    希少種の単体狩猟クエストなども増えたため、作製難度が低下してより扱いやすくなった。
  • 凄腕での新規派生として、「ゴールドスラッシュ」が追加。
    攻撃力は大して伸びないが属性値が一気に620まで上昇。
    剛種武器や特典系などを除いた通常カテゴリの片手剣においては、このランク帯における最高値となる。
  • もう少し進めれば例の属性値4桁が作れるようになるため一旦前線を退くことになるが、
    レア度がゴールドマロウで5、スラッシュで6なので、スキルランク以降でも再び活躍することが可能。
  • また、G級では★7リオレイア希少種素材を用いて「ゴールデングリッド」を作製可能。
    こちらは火属性G級片手剣としては唯一紫ゲージを持ち(しかも最大70と長い)、
    攻撃力も非常に高いが属性値はかなり押さえられており、Lv50でも300しかない。

MHST

  • 本作ではイフリートマロウの上位進化として登場。
    やはり金火竜素材を必要とするが、シナジー効果はリオレウス系統なので注意。
  • 本作の火属性片手剣は4種類あるが、それぞれの性能を比較すると以下の通り。攻撃力はいずれも最大強化時。
    武器名攻撃力火属性値会心率スキル備考
    ゴールドマロウ11685%ハンタースラッシュ
    (単体無属性4回ダメージ)
    テオ=スパーダ11685%ファイアガード
    (3ターン味方単体火耐性アップ)
    爆破やられ15%
    豪剣アグニ11285%ファイアガード
    斬竜閃カシオール11285%ファイアガード
  • 攻撃力はゴールドマロウとテオ=スパーダが並んでトップだが、他の能力を見るとどれも大差無い。
    特筆すべきは爆破やられ付与を持つテオ=スパーダか。
    スキルから見ると、攻めのゴールドマロウと受けのそれ以外、という図式になる。
    豪剣アグニと斬竜閃カシオールに至っては能力からスキルまで全く同じである。
    • 生産難度を作りやすい順で並べると、斬竜閃カシオール<豪剣アグニ<ゴールドマロウ≦テオ=スパーダの順か。
      斬竜閃カシオールはMHXとのデータ連動で入手でき、強化には主に鉱石を使用する。
      豪剣アグニはグラビモスの上位素材が入手できれば強化しやすい。
      一方、ゴールドマロウは金火竜素材が要求されるため、とあるダンジョンの個体か
      ダウンロードクエストの強化個体を討伐しなければ上位進化すらできない。
      テオ=スパーダに至っては、当たり前だが炎王龍と死闘を繰り広げる必要がある。
  • ストーリー終盤や上位解放以降になるとモンスターの能力が高くなり、ライダーの武器攻撃力は
    あって無いようなものとなる。
    基本的には使うオトモンに合わせて装備し、あるいは見た目や好みで選んでしまっても良いだろう。

プラチナムドーン

  • MH4Gで突如追加されたゴールドマロウの更なる強化先。
    銀火竜の素材も用いて強化を施すことでちょうど半分ずつ金銀が用いられたようなデザインとなる。
    最近の作品では金火竜系列がプリンセスレイピアの派生強化のルナティックローズ系列に取って代わられ、
    こちらが銀火竜系列として乗っ取られている感があるが…。

MH4G

  • そのスペックは攻撃力378、火属性値は300にまで向上する。
    のだが、発売当初はG級リオレイア希少種とリオレウス希少種のクエストが存在せず、
    イベントクエストで配信されるまではゴールドラディウスの強化先の確認と言う形で見た目とスペックを拝む事しかできなかった。
  • そして2015年1月9日、ついにリオレウス希少種のクエストが配信された。
    なんとプラチナムドーンの先にもう1段階強化先が存在し、正真正銘の最終強化『アニュラ=ソル』が登場した。
    スペックは以下のとおり。
    • 属性武器としてはかなり高い攻撃力392
    • 斬れ味は素で白50、匠で紫30とかなり優れている
    • 優れた物理面を鑑みれば十分高いといえる火350
    • 空きスロット1つ
    4G発売から長らく火属性武器の低スペックさに悩まされ続けてきた片手剣使いにとって、
    ようやく十分実用できる火属性片手剣が手に入ったことになる。
    総合的なスペックは本作の数ある属性武器でもかなり高い方であり、
    属性武器の最終強化に多い攻撃力378ラインの武器と比較すると、
    このアニュラ=ソルは遜色ない属性値に加え、10高い武器倍率を兼ね備えているのは大きい。
  • 製作難度は案の定相当高いものとなっており、プラチナムドーンからアニュラ=ソルへの強化に
    火竜の天鱗雌火竜の天鱗を両方要求される。
    さらに覇王の証Gも3つ要求されるため、持っていない場合はG★3後半の高難度クエストへの挑戦を強いられる。
    重殻や厚鱗の要求数も多く、物欲センサーに引っかかるとなかなか素材が揃わないことも。
    • プラチナムドーンは一発生産も可能である。
      しかし、その場合金火竜と銀火竜の重殻をそれぞれ10個ずつ*6
      さらにこの時点で両種の天鱗を要求される
      この後アニュラ=ソルへの強化の際にも当然の如く天鱗が必要となるので、
      普通にゴールドラディウスから強化した方がはるかにお得であることは言うまでもない。
  • 今作の火属性片手剣はこのアニュラ=ソル以外に3種類存在する。
    前作から登場したコラボ武器のマスターソードG、交換素材を使って生産するデゼルヴェント
    そして最大のライバルと言える炎魔神剣イフリートである。
    • まずマスターソードGは、火属性が今作の火属性片手剣で最高値をマークしている
      攻撃力は低いが、会心率がそれを補ってくれる上に防御力ボーナスもあり、スロット3という拡張性の高さもウリ。
      しかし、覚醒が必須である上に素の白ゲージがたったの10しかないため、匠も必要になる。
      3スロのアドバンテージを以てしてもこの2つは些か重すぎると言わざるを得ない。
      また、コラボ武器なので極限強化が出来ないということも向かい風。
    • デゼルヴェントはアニュラ=ソルと同じ攻撃力を持っているが、デフォルトで白90紫30の斬れ味を持ち、
      更にゲージがMAXなので匠が不要で業物で代替する事が可能。
      だがマスターソードG同様こちらも覚醒が必須であり、おまけに属性値は4つの中で最も低い。
      スロットが1つも空いてないため拡張性にも貧しい。
      最終的に必須となるのは覚醒のみだという点は救いかもしれない。
      また、村クエをほとんどやっていない人はサーブルスパイク自体生産出来ない点にも注意。
      まあ流石にそんな人はほぼいないと思うが…
    • 炎魔神剣イフリートは、攻撃力、属性値共にがアニュラ=ソルを上回っており、単純な数値では劣る。
      また、防御力ボーナスもついているため一見すると攻防共に完璧である。
      …が、残念な事に素の斬れ味が青しかなく、匠でも白が出るだけ紫が出ず
      トドメに会心率も-20%スロット無しと、
      無視出来ない欠点も多く抱えており扱い辛い。
    これらのライバルに対して、アニュラ=ソルは覚醒無しでしっかり属性があり、斬れ味のバランスも良く、
    1つだけだがスロットも空いており拡張性がある…と、
    特にこれといった目立つ欠点がなく、安定していて使いやすい性能というのが最大の長所である。
    • だがそれでも完全に強いという訳ではない。
      特に製作時期が非常に遅く、攻略用としてほとんど使えないという点は非常に惜しい
      (最終強化には、上述の通り火竜夫婦の天鱗はもちろん、ラスボスの撃破が必須である覇王の証Gを3枚使う)。
      また、レア度が10なので極限強化のコストがかなり高い事も欠点の1つでもある。
  • MH3Gのゴールドラディウスと同じ属性値だが、属性減算が撤廃されている関係で本作の方が実質的な属性値は上である。
    作品が違えば環境も違うので単純な比較は出来ないが、あの頃に比べればかなりの強化が致されている。

MHXX

  • MHXでは未登場だったが、今作で復活。ゴールドラディウスから派生するルートが追加される。
    金火竜に加え銀火竜の素材を投入することで派生する、MH4Gに登場したプラチナムドーン系統。
    アニュラ=ソルを経て究極強化で夜明けのソルナになる。
  • 次に夜明けのソルナだが、こちらの性能はというと、
    • やや控え目な攻撃力300
    • こちらも控え目な火属性35
    • 斬れ味は素で紫30匠でさらに延長可能。
    • スロットは1
  • 最大の特徴は言うまでもなく斬れ味ゲージ。
    素で紫を持っており、匠+2を発動させた時の紫ゲージの長さは
    今作の全近接武器ナンバーワンに輝く。MH3Gで苦汁を飲まされたミラオスの片手剣を上回る長さである。
    • 匠の上に業物を付けて継戦能力に特化させても良いし、いっそ匠を切る手もある。
      但し、いくら紫ゲージの長さが優れていても上記の通り攻撃力と属性値が低いため、
      単純な火力では白のヴァリオトスよりも劣ってしまう。
      なので斬れ味系のスキル発動を軽く済ませ、可能な限り攻撃力や属性値を上げていく
      もしくは絶対回避【臨戦】を使い、紫ゲージを維持しながら戦う等の工夫が必要である。
  • 前述の通り金火竜に加え銀火竜の素材を要求されるが、こちらはなんと天鱗を一切要求されない
    そのため、レア素材的な意味では比較的嬉しい方である。
    • だがその代わりなのか途中から炎王龍と覇竜の素材を要求されるので、
      製作難度は高いというよりやや面倒な方だろう。
      ちなみに、今作の火竜片手剣(全属性含む)で究極強化に天鱗を使用しないのは極・煌竜剣と夜明けのソルナだけである。
      他の武器種にも天鱗を使わない武器がいくつかある。詳しくはこちら。

MHW:I

  • リオレウス亜種の片手剣「ブルーコロナ」からの強化で煌竜剣プラチナムドーンが参戦。
    なお金火竜の素材は使っていない。火竜の煌液を金レイアから取ってくれば一応両方の素材を使った事にはなるが
  • ラスボスを討伐して導きの地の調査を進め、
    陸珊瑚地帯のレベルを上げていきリオレウス希少種を仕留める必要がある。
  • なお、2019年12月5日配信のアップデートVer.12.01より前にハンターが見たのは予想外の光景であった。
    まずグラフィックは金と銀のマロウ系統、そしてその武器の名は…「」。
    つまりプラチナムドーン系統の見た目で名前は煌竜剣というちょっと不思議な事態になっていた。
    流れ的にシルバーコロナという名になるだろうと予想していた一部ハンターは見事に混乱する事に。
    Ver.12.01で無事見た目通りのプラチナムドーンに修正された。
  • そういった名前や見た目の経緯はともかく、性能はというと、
    • 属性武器としては高めの攻撃力378
    • 攻撃力の割に高めの火属性390
    • 十分な白ゲージと匠で紫が30
    • 攻撃力を底上げする会心率20%とLv2スロットが1つ
    • レア度は最高の12、固有デザインなのでパーツ強化は不可
    属性武器としてあらゆる点で非常に高水準な性能である。
    ブルーコロナが辛酸を舐めさせられたディノバトラーIIにはほぼ完勝している。
    残る火属性枠は前作からの腐れ縁であるアンジャナフの片手剣、蛮炎剣ロギンシーカなのだが、
    あちらは同値の攻撃力にこちらより高い属性値450を持つが、斬れ味と会心率が難点。
    斬れ味はそのままでは青、匠でも白止まりでありフォローが厳しく、
    会心率に至ってはマイナスのためこちらと40%もの差が付いている。
    他の部分で属性値の差を埋めるには十分すぎるほどの力があるため、
    よほど属性が欲しい状況でない限りはプラチナムドーンに軍配が上がるだろう。
    • ただしとにかく厳しいのはかなりの強敵であるリオレウス希少種の狩猟。
      マスターランクが最低でも70以上は無ければ導きの地の調査を
      リオレウス希少種が出現する段階までに進める事ができず、
      そこを乗り越えないとこの性能は手に入れられない。
      なお、シルバーソルシリーズとの相性は抜群であり、
      装飾品で会心率を伸ばしてやれば火弱点のモンスターを焼き尽くすことができるだろう。
    • 肝心の使い所は、というと、相変わらず人気の高い回復カスタムのうち、
      レア12武器のための素材に、火弱点である導きの地の歴戦ネロミェール素材が必要となる。
      他にもメインモンスターのイヴェルカーナ含め、火弱点のモンスターは大量に増えている。
      他武器との競合こそあれど、使い道に困ることは無いだろう。

MHR:S

  • 第一弾大型アップデートでリオレイア希少種及びリオレウス希少種が追加されたが、
    何故か再びこの武器の見た目でという銘の片手剣が登場してしまった*7
    この点に関してはVer.12.00にて名前が「プラチナムドーン」に修正されることとなった。早い話がアイスボーンの二の舞である。
    そしてやっぱり見た目に反して嫁固有の素材は使わない。
  • 名前の件はさておき性能の解説に移ると
    • 攻撃力310と低めだが、それを補う35%と高い会心率
    • 火属性42と比較的高め
    • 白ゲージは長めだが、紫が出るのは匠Lv4から
    • スロットはLv3スロットが1つで、百竜装飾品は必要十分なLv2
    と、会心率の高さが目につく属性重視の性能に仕上がっているが、それ以外の性能がやや見劣りする。
    というのも、
    火属性重視なら通常種武器のエヴォルイフリートが、
    斬れ味の長さを活かそうとするとセクトトレスルージュがライバルとなるが、
    これらはどちらも攻撃力330に前者はこちらより高い属性値47、後者も見劣りしない39となっており、
    さらにエヴォルイフリートはスロットこそないが素紫と百竜スロットLv3、
    後者はこちらと同等以上の白ゲージと匠Lv2から出る紫ゲージに豊富な4-2-1のスロットを持っている。
    ならばこちらは会心率の分スキルを……と考えても、会心率関係のスキルは見切りや弱点特効など比較的盛りやすく、
    一方で攻撃力や属性に関連するスキルは攻撃や火属性攻撃強化以外は条件付きがネックだったり、
    伏魔響命業鎧【修羅】などのリスクを伴ったり発動防具が限られるスキルが多く意外に盛りにくい。
    また、同時に実装された傀異錬成によりエヴォルイフリートは難点の斬れ味を補助しつつ火力スキルを、
    セクトトレスルージュは持ち前のスロットと合わせて様々なスキルを盛れるようになったため、
    会心率の高さによる利点よりもそれ以外の基礎スペックが並程度という欠点が目立つようになってしまっている。
    特に攻撃力の低さと紫ゲージの出しにくさが足を引っ張り、物理面で見劣りしがちなのが非常に痛い。
    • 火属性の高会心武器には既にローゼンゲダイエンという逸材が存在しているのもネックで、
      向こうは素で紫ゲージ持ちで、こちらが紫ゲージになってようやく期待値で横並びになるのに、
      匠Lv4まで積んでやっと紫ゲージが出る煌竜剣では武器のLv3スロ1つでは差別化しようがない。
      更に向こうは紫と白のゲージ合計が短いため研磨術【鋭】との相性に優れるという優位点もある。
      属性値では多少上回っているが、総合的にはこちらが下位互換に近い存在だろう。
  • さらに今作のリオレウス希少種はかなり強力であり、かつセクトトレスルージュが早期に最終強化出来ることから、
    傀異化モンスターの登場タイミングを考慮した新たな繋ぎとしても活躍の場は少ない。
    同時追加のシルバーソル装備と合わせた属性特化装備と考えても今作の片手剣は物理面が強く、
    物理を投げ捨てて属性特化というのは片手剣だとあまり有効な装備構成でもない。
    傀異錬成で余程会心率のスキルやスロットが乗せられず攻撃力や属性関係のスキルばかり集まっているとか、
    何らか特殊な事情がなければ苦労に見合った性能とは言い難いのが現状である。
    名前と見た目の食い違いも気になるし。
    • そもそも、属性特化型と呼ぶには属性値が明らかに足りていない
      他属性の属性特化片手剣は軒並み属性値が55~70程度であり、
      本武器の属性値42は会心撃【属性】を加味してもなおバランス型に属する属性値である。
      本作の火属性片手剣は決して層が薄くはないが、どれも物理型かバランス型ばかりなので*8
      属性特化型の登場が望まれていたが、その期待に応えることはできなかったといえる。

余談

  • リオレイア希少種の素材をふんだんに投入した金ぴかな外見であるが、
    この武器の前身となるのはリオレウス素材で作られたバーンエッジやコロナであり、
    それまではリオレイアの素材はほとんど関わってこない。
    単体で見るとレイア武器だが、全体で見るとレウスとの混合品という、珍しい武器と言える。
    盾の見た目も「黄金のリオレウスの甲殻」といった感じで少し不思議な見た目。
    銀色のリオレウス希少種は居ても、金色の要素を持つリオレウスはなかなかおらず、
    強いて言うならMHXRの豪火種ぐらいしかいない。
  • MH4Gの強化先プラチナムドーンは完全に金銀が半分ずつ用いられたデザインとなっており、
    煌竜剣以来となるリオス夫婦のハイブリッドの片手剣と言っても過言ではないだろう。
  • 燃焼のための空気を供給するため、刀身にはポツポツと穴が空いている。
    ハードによってグラフィックに差があるものの、そういうのを見て気分が悪くなるような人は凝視しないよう注意。
    しかしMH3Gからは、このポツポツとした穴はオミットされている。
    強化前のコロナは相変わらず穴だらけだが、強化してしまえばもう見ることはない。
    これでこのポツポツとした穴が苦手だった人も安心だ。
    • …と安心したのも束の間、強化前だったコロナがMHXで独立。もちろん穴だらけである。
      しかも厄介なことに最終強化のデイズアイが火属性片手剣の中でもトップクラスの性能を誇ってしまっている。
      トライポフォビア*9の苦難は再び訪れてしまったようだ。
  • MH4Gの最終強化「アニュラ=ソル」は、直訳すると「円形の太陽」となる。
    武器名からすると白銀の太陽こと銀火竜の武器のように思えるが、武器説明文は以下のとおりとなっており、
    事実上金火竜武器から金銀夫婦武器に昇華したといえよう。これは上述されているとおり、煌竜剣以来である。

    銀の王金の女王に祝福されし古の剣。
    輝きを放つ盾と剣は、夜の暗闇に光明をもたらす。

    「(素材元に)祝福された」という意味の解説文はモンハンではかなりなじみ深いものだが、
    自分を倒して素材まで剥ぎ取っていったハンターを祝福するとは、随分と懐の広いモンスターもいるものである。
    近い時期に解禁されたモンスター片手剣呪いの剣と明記されているのとは対照的である。
    って言うか、本来ならそれが普通な気がする。
    元ネタは恐らくだが古代中国の越の王が所持していたとされる錆びぬ剣と言われた黄金の剣、越王勾践剣だろうか…?

関連項目

モンスター/リオレイア希少種
武器/火竜武器
武器/コロナ - 本武器の派生元になることが多い、火竜の素材を使用した火属性片手剣。
武器/イフリートマロウ - こちらも本武器の派生元になることがある、雄火竜素材を使ったもう一つの火属性片手剣。
武器/プリンセスレイピア - もう一つのリオレイア片手剣。こちらは毒属性。
武器/煌竜剣 - 4Gの最終強化、「アニュラ・ソル」はある意味この武器のオマージュと言える。そしてMHW:Iでは致命的な事故が発生した


*1 イフリートマロウが緑に落ちて補正も落ちる&ゴールドマロウが補正の強い青以降を保てる
*2 全体防御率70~75%、HP4000~7000程度。MHP2の上位とG級の中間程度で、それなりの腕があれば火弱点の単体クエはゴールドマロウで10~15分ほどで片付く場合が多い
*3 実際にはMHG及びPのG級は他の作品の上位相当ではあるのだが、仮にトップレベルの上位武器と下位武器が渡り合っているという前提でも相当に候補が限られる。一種のバランスブレイカーとも言えるためか、昨今の作品ではほぼ見られない
*4 理論上、「ドス○○系と牙獣種と古龍種を除く大型モンスター」に該当する5種×20頭で充足してしまう
*5 同日に獰猛化金火竜が登場するイベントクエストが配信される
*6 強化の場合は5個ずつ。
*7 ちなみに片手剣使いの有志が問い合わせたところ、またもや不具合であることが判明した。
*8 今作の属性特化の火属性枠はヤツカダキやオロミドロ亜種などが挙げられ、どちらも片手剣は未実装である。もし彼ら、彼女らの片手剣が存在していたら、環境でも非常に強力な武器になっていたと考えられるだけに残念である。
*9 集合体恐怖症。斑点などに対する恐怖症で、いわゆる蓮コラが苦手な人がこれに該当する。画像検索すると当然該当するものが出てくるので注意