MHF-Gに登場する大剣。
希少素材を惜しみなく用いて、氷の力の凝縮に成功した。
対象を確実に沈黙させる。
目次
概要
- 古くはかつて配信されていたフロンティアクエスト、
「沈黙の大剣」シリーズで入手可能な素材を用いて生産が可能であった大剣。
現在では「練達の書【上巻】」「練達の書【下巻】」を1冊ずつ用いて生産する。
性能
- 生産段階の「サイレントディケイド」の性能は、攻撃力576に氷属性400、
斬れ味は緑(斬れ味レベル+1で緑が延長)とまずまず。
- 一段階強化した「サイレントミレニアム」はサイレントディケイドからそれなりに強化され、
攻撃力672、氷属性650となっている。斬れ味は僅かに強化され、緑ゲージが少し伸びた。
- 「サイレントエタニティ」は、ここへ来てスロットが1つに増加した。
攻撃力816となり、氷属性1000の大台へ突入。
この時点で、氷属性値に関しては紛れも無く最強の大剣であった。
また、斬れ味はデフォルトで短い青ゲージを獲得し、斬れ味レベル+1で青ゲージが延長、更に白ゲージも発現する。
- 実装当時の最終強化段階である「カタストレーター」は、スロット2に増加。
攻撃力912と控えめながら氷属性1300と、ただでさえ高かった氷属性値が更に上昇。
斬れ味は青ゲージが伸びたが、白ゲージの長さはそのまま。
- 2012年4月には、更なる強化先として「カダルヴィケイド」が追加された。
親方印武器であるため、抜刀・納刀が高速化する。
氷属性1500とまたもや上昇したが、その他の性能に関しては一切変わりなし。
- 2014年8月には、カタストレーターから分岐して「カダルグラッセ」への強化先が追加された。
こちらはHC武器となる。
レア度3で、氷属性値はカダルヴィケイドよりも100高い1600。
他の性能はカダルヴィケイドと同じだが、ハードコアクエストでは斬れ味がワンランクアップし、
短めながらも紫ゲージを獲得するようになる。
カダルヴィケイドの上位互換品にも見えるが、納刀する機会の多い大剣にとっては親方印もありがたいため、
一長一短といったところ。
- G10.1にて、「パローネ蘭箱」を用いてG級技巧武器「カダルツァイト」への強化が可能となった。
その性能は、攻撃力2304と氷属性2000に、
斬れ味は素で紫ゲージ、斬れ味レベル+1で紫ゲージが延長され、短めながらも空色ゲージが発現する、というもの。
G級武器として非常に強力なものに仕上がっていることは疑いようもないが、
現在では「凍王始大剣【雪晴】」や歌姫武器の「改トラグ・フェーン」などの
強力なライバルが多数存在している。
特に改トラグ・フェーンに関しては、同じG級技巧武器で攻撃力がカダルツァイトよりも高く、
氷属性値も同じ(それどころか、あちらは奏属性なので水属性2000も併せ持っている)、
空色ゲージもやや長く、会心率10%や防御力+100のボーナスも持つというハイスペックぶり。
幸いカダルツァイトにはリーチ長というアドバンテージがあり、
製作可能時期の違い(改トラグ・フェーンはGR800~)もあるので、それらをうまく活かして運用したいところ。- カダルツァイトへの強化が可能となっていることはG10時点で判明していた。
しかし当のパローネ蘭箱がG10ではついに実装されず、
G10.1においての第1回歌姫狩衛戦にて交換可能となるまで待たなければならなかった。
更に言えば、パローネ蘭箱自体は祈祷の章の開催期間(2016年8月10日~)より交換可能となっていたが、
この段階ではサイレントディケイドの生産素材などは入手できなかったため、
8月10日時点でカダルツァイトを入手するには、
カダルヴィケイドかカダルグラッセを既に所持している必要があった。
新規での入手が可能となったのは、8月17日より開催の戦歌の章からである。- ちなみに8月10日の告知時点では
親方印及びHC武器へのキー素材がギルド貢献ポイント交換から漏れており、
このままの状態であれば一から生産した場合、
G級技巧武器まで強化することが不可能な状態となっていた。
実際に素材が交換できるようになる戦歌期間である、8月17日の定期メンテナンスで修正され現在に至る。
- ちなみに8月10日の告知時点では
- カダルツァイトへの強化が可能となっていることはG10時点で判明していた。
製作難易度
- 生産に必要な「練達の書【上巻】【下巻】」は、「古書を解読せよ【前編】【後編】」というクエストで入手可能。
このクエストは「破れた書物・一~五章」の納品クエストである。
要するに「失われた書物」シリーズの武器と言える。
各段階への強化に際して必要となる素材は以下の通り。- サイレントミレニアム:雪獅子の鋭牙×2、蛮竜の尾×1、鋼龍石×1
- サイレントエタニティ:氷狐竜の靱尾×1、鋼龍の宝玉×1、尾晶蠍の輝晶石×1
- カタストレーター:古龍種の剛翼×1、古龍種の剛尾×3、真紅の毛×2
- カダルヴィケイド:竜鱗氷石×10、古龍種の珠×1、古龍種の剛爪×2
- カダルグラッセ:清氷花×10、武具職人魂【荒】×2、氷狐竜の爪×5
- カダルツァイト:パローネ蘭箱×5、絶玉×5
- カダルツァイトへの派生以降は、他のG級技巧武器同様に
パローネの英知や限界突破素材を用いて強化していく。
- カダルツァイトへの派生以降は、他のG級技巧武器同様に
数々の緩和が実施された現在では強化にはさほど苦労はしないだろう。
しかしそれはあくまでも"緩和後である現在"の話。
かつては凄まじいという言葉すら生ぬるいほどの製作難易度を誇っていたのである。
- 「沈黙の大剣」シリーズには、
「沈黙の大剣・冠婚の章」「沈黙の大剣・千年の章」「沈黙の大剣・永久の章」「沈黙の大剣・成就の章」という
4種類のクエストが存在し、冠婚の章は常時配信、他の章は1週間ごとにローテーション配信という形をとっていた。
各クエストの内容は以下の通り。
クエスト | ランク | クエスト種別 | モンスター | 入手素材 |
---|---|---|---|---|
冠婚の章 | HR11 | 狩猟 | フルフル亜種 | 冠婚つらら (確定2個+基本報酬で2個1%、1個20%) |
千年の章 | HR31 | マストオーダー | ガノトトス亜種 リオレイア亜種 | 千年雪 (確定1個+基本報酬で1個20%) |
永久の章 | HR51 | デュラガウア ギアノス10頭 | 永久凍土 (確定1個+基本報酬で1個13%) | |
成就の章 | HR100 | サブターゲット | ラージャン変種(メイン) ドドブランゴ変種(サブ) | 氷山の一角 (確定1個+基本報酬で1個1%、サブで1個5%) |
- 次に、生産・強化の際に必要であった素材である。
- サイレントディケイド:冠婚つらら×99
- サイレントミレニアム:千年雪×99
- サイレントエタニティ:永久凍土×99
- カタストレーター:氷山の一角×99
一度のクエストクリアでほとんど2個や1個しか排出されない素材を、
強化ごとに99個も要求されていたのである。
しかも冠婚の章はまだしも、成就の章などは2010年当時の装備環境で楽に回せる内容ではなかった。
ちなみに、素材こそ違えど後に登場した「ジキール・ヒドラ」も全く同じ個数設定であった。
- そして2011年4月、ジキール・ヒドラと共に生産・強化素材の緩和が行われ、
冠婚つららなどの専用素材は一切要求されなくなり、強化素材は通常のクエストで入手できるものに変更された。- ちなみに、冠婚つららは10000z、千年雪は30000z、
永久凍土は40000z、氷山の一角は50000zで売却が可能になった。
また、素材の変更後は「沈黙の大剣」シリーズが配信停止となったのだが、
緩和が実施されるまでの間は4つのクエスト全てが常時配信された。
ただし失われた地図シリーズの配信時期の関係上、新規での生産が可能となったのは同年7月からであった。
緩和後の強化素材は以下の通り。- サイレントミレニアム:雪獅子の鋭牙×9、蛮竜の尾×6、鋼龍石×15
- サイレントエタニティ:氷狐竜の靱尾×9、鋼龍の宝玉×6、尾晶蠍の輝晶石×15
- カタストレーター:古龍種の剛翼×9、古龍種の剛尾×15、真紅の毛×6
素材の種類こそG10にて緩和が入った後の現在と変わりはないが、入手確率や個数の桁が全く違う。
尻尾切断が非常に面倒なアクラ・ヴァシムや、
それに加え入手確率まで低いグレンゼブル、デュラガウアの尾、
樹海のごく限られた場所でのみ超低確率で採掘できる鋼龍石、極めつけに例の剛翼といった素材が連なっている。
一応、氷狐竜の靱尾などの一部素材に関しては、救済クエストが配信されるなどのフォローはあったが…
結果として、ユーザーの予想の遥か斜め上を行く緩和が実施されたのである。
しかし、そもそもこれは"緩和"なのか。どう考えても違います。 - ちなみに、冠婚つららは10000z、千年雪は30000z、
余談
- サイレントディケイドと同デザインの武器として、火属性と毒属性を併せ持つ赤色の「トゥライバルゲル」、
毒属性を持つ紫色の「ンカサ・コンバ」、龍属性を持つ黒色の「ヴィルチェ」が存在する。
いずれも特殊な素材を要するという点ではサイレントディケイドと共通している。
- ディケイド(Decade、発音としてはデケイドが正確)とは、10の長さの期間を指す言葉である。
某仮面の同名バイク乗りも10周年記念作品である。
強化先がミレニアム(1000年)、エタニティ(永遠、悠久)であることから、10年と訳すのが正確か。
関連項目
クエスト/失われた書物
武器/ブラフマーストラ - 当初の生産・強化素材のシステムが同じで、後に同様のシステムの別イベントに移籍した。