MH4Gで満を持して登場したセルタスチャージアックス。MHX(X)でも続投。
目次
概要
- 前作MH4において、雌雄で合体し戦うという、チャージアックスとなにか通じ合えそうなモンスターであり
またセルタス防具も榴弾チャージアックスと好相性であったにもかかわらず、
セルタス武器にチャージアックスが不在のために、一式コーディネートできず
やきもきしたチャアク使いの熱意を受け…たかどうかは定かでないが、遂に登場となった。
- 見た目は緑の甲殻に鮮やかな赤の刃というセルタス素材らしいもの。防具とも良く合う。
ドミナスインセクトに強化すると剣の先が2又に、盾にも1対の角の刃が追加される。
合体させると大ぶりなハサミ状になり、振り回すとさながらゲネル・セルタスの尾のようである。
ドリルは無いので安心。それとも残念?
性能
MH4G
- え…?と思ったことだろう。
何を思ったかセルタス防具の砲術スキルを活かせない強属性ビンなのだ。
それでも強化したら榴弾ビンになるんじゃないかと諦めず強化を続け、
最終形態のマキシマムインセクトとなると…- 榴弾ビンを装填するのに十分な攻撃力972
- 強属性ビンを装填するのに若干少なめな水属性390
- 素で斬れ味白、匠できっちり紫
- 盾斧中最高の防御力+50
- スロット1
- 頑なに強属性ビン
- 榴弾水属性枠はすでにナバルクラノス系列という非常に強力なものが存在しているため
榴弾ビンだったなら食われてしまっていたかもしれないので賢明な判断とも言えるだろう。
水属性榴弾ビンでかぶっていても、高い防御ボーナスから攻めのKNR、
守りのマキシマムインセクトと棲み分けは十分できた気もするが。 - なお、ナバルクラノス系列は作成難易度がべらぼうに高いため、
そういう意味でも棲み分けは十分できた気もするが。
- とまぁビンへの賛否はこれくらいにしておいて、性能面での考察であるが
ライバルとしてはMH4時点で唯一の水属性強属性ビンとして確固たる地位を築いていた
ダレン・モーランの豪溜盾斧【綿津見】がある。
- なお、亜種武器派生はない。そちらでアルセルタス亜種由来の麻痺&榴弾盾斧として登場してくれるかも…
といった希望も残念ながらなかった。
もっとも、仮にあったとしても4Gからのニューフェイス、ザボアザギル亜種のデザートローズはじめ、
覚醒必須だが4において唯一の麻痺チャアクとして根強いファンを獲得していたシュヴァルツスクード系列や
同じく要覚醒だがMH4でラスボスポジションを務めた古龍種ダラ・アマデュラの蛇盾斧ゲドルマデュラ、と
4Gにおける麻痺&榴弾枠はなかなかに激戦区であり、登場していても攻略用としても最終候補としても
半端に埋もれてしまっていたかもしれない。だとしても欲しかった…
MHX
- 今作にも続投。アルセルタス及びゲネル・セルタスが上位からの参戦となり、MH4G同様上位から登場する。
シルトインセクトからそのまま最終強化でイクサイトインセクトへ、
派生でドミナスインセクトからマキシマムインセクトになる。 - イクサイトインセクトは
- 攻撃力210
- 水25
- 斬れ味は素で青20に長めの緑、匠+2で白30青40
- スロットなし
- 防御+25
マキシマムインセクトは- 攻撃力180
- 水35
- 斬れ味は素で青40に長めの緑、匠+2で白20青70
- スロット1個
- 防御+40
ただし、ビンはどちらも強属性ビンである。無慈悲な。 - 今作の水属性強属性ビン盾斧は上記2種の他にはネタ武器しか無いので、
事実上セルタス盾斧2つの寡占状態になってしまっている。 なお氷属性の強属性ビンも前作から引き続き似たような状況で、ザボア武器が安泰の地位に座している。
MHXX
- G級の追加により、シルトインセクトとドミナスインセクトの双方に究極強化が与えられた。
また、新システムの防具合成のおかげで、
この武器に合わせたスキル構成のセルタス防具で出撃…もとい、狩りに行く事が可能になった。
エクサルシス
- まずはシルトインセクトの極致、エクサルシスから。
- 属性武器としては高い方の攻撃力330
- 十分な水属性31、強属性ビン
- 白ゲージ10、匠追加で出るのは全て白ゲージ
- スロット1
- 防御力+25
- 強属性水盾斧の中では、物理寄りの性能となっている。
匠でも紫ゲージは出ないが+1でも十分な白ゲージを確保出来る他、
MHXXでは紫ゲージの補正も低下しているため致命的な欠点でもない。
後述のアペクス=プレダトアとは好みで選んでしまっても構わないだろう。
アペクス=プレダトア
- ドミナスインセクトは究極強化でアペクス=プレダトアとなる。
- ちょっと落ち込んだ攻撃力290
- 高めの水属性40、強属性ビン
- 白ゲージ30、匠+2で紫30まで延長可能
- スロット2
- 防御+40
- こちらは属性寄りの性能となっている。
物理火力はかなり低いため、属性解放斬りを弱点にきっちり叩き込んでいきたい。
水属性にかなり弱いグラビモスが復活しているため、腹破壊にはもってこいだろう。
- 究極強化で鋼龍の剛角を要求してくるため、完成はHR35と遅め。
ただし、ゼルダの伝説とのコラボクエを使えばHR13の時点で作れる。
- 残る1本のヨロイシダイ武器は攻撃力が大きく伸び、
匠+2にすれば物理面だけなら普通に戦える程度の性能を手に入れている。ただし強属性ビンはほぼ息をしていない。
意図したのか不明だが3本共にスロット数は綺麗に差別化されている。
余談
- 「シルトインセクト(Schild Insect)」とはドイツ語と英語の組み合わせである。
シルトはドイツ語で「盾」、インセクトは英語で「昆虫」という意味。要はコレと一緒である。
つまり「昆虫の盾」を意味する。- なお、ドイツ語で昆虫は、英語とは微妙に発音違いの「インゼクト(Insekt)」となる。
また、英語で盾は、やはりドイツ語とは微妙に発音違いの「シルド(Shield)」
(日本人からすれば「シールド」と表記した方が馴染みがあるか)。
全てドイツ語か英語で統一しても語感的には問題なかった気もするのだが。
濁音が入らないという点から、語感を意識したのだろうか?
- なお、ドイツ語で昆虫は、英語とは微妙に発音違いの「インゼクト(Insekt)」となる。
- 「エクサルシス」とは、ギリシャ語で「興奮、高揚」を意味する。
雌に捕らわれ、フェロモンを撃ち込まれた徹甲虫を表しているのだろう……
- 「アペクス=プレダトア(Apex predator)」とは、「頂点捕食者」を意味する言葉である。
雄に対し絶対的な地位を占め、時には容赦無く捕食を敢行する重甲虫には相応しい銘だろう。