武器/タンクメイジ

Last-modified: 2024-02-29 (木) 07:40:00

初代MHから登場している毒怪鳥ゲリョスの素材で作られたヘビィボウガン。

目次

概要

  • ゲリョス武器の代表格のひとつ。アルバレストと同型のフレームを採用している。
    ゲリョスの頭部を模したような先端部分が特徴的。
    シリーズ中期からはバレルのデザインが変更され、
    アルバレストと同じものからゲリョスのクチバシのような形状になった。
    なお、シールドはゲリョスの翼を模したものとなっている。
  • ランクとしてはタンクメイジ(下位)、タンクメイジ改(上位)、
    タンクソーサラー(G級)、タンクウィザード(MHXX、G級)となっている。
    「メイジ(mage)」も「ソーサラー(sorcerer)」も魔法使いのこと。
    モンハンらしくないファンタジー全開の名前である。
    とはいえ、直訳すれば「戦車の魔法使い」だが。
    • メイジは古語でもあることから、シンプルに魔法使いそのものを意味することが多いのに対し、
      ソーサラーは悪魔や悪霊と契約した者など、よりネガティブなニュアンスを含むことが多い。
      この辺りは作品によっても異なるので、個々人でイメージにはかなり食い違いがあるだろう。
    • なお、MMORPGなどでモンスターのターゲットを取り、攻撃を受け続ける役のプレイヤーを
      タンク(または壁)と呼ぶ事もある。
      鈍重で高火力といった特徴はまさにタンク。放つのは魔法ではなく銃弾だが。
      また、ゲームにもよるが魔法職は基本的にタンクに向いていない。
      後方で支援か攻撃魔法がセオリーである。
      • 「タンクメイジ」という用語の発祥はMMORPGのウルティマオンラインと言われている。
        素早さなどを犠牲にして防御力と魔法能力を高め、
        壁役たる「タンク」と火力の中心たる「メイジ」を兼任させるという特化型の育成の一つ。
      • MHWorldではまさにそのタンクのシステムを取り入れ、FFシリーズのベヒーモスが登場。
        しかし残念ながらタンクメイジは新大陸には渡れず未参戦である。
        ある散弾ヘビィその強化版がタンクとして活躍している以上、
        この武器も高いタンク適性を発揮できたと思われるのだが…。
  • MH4、MH4Gではゲリョスこそ復活したものの、タンクメイジは復活ならず。
    古参のヘビィ使いは涙を飲む結果となった。
    せっかく戦車としての運用方法があるのに…。
  • MHXでは久々に登場した。
    直接生産するかアルバレストからの強化で入手可能。
    最終強化はかつてのG級銘であるタンクソーサラーになる。

性能

  • 初代から一貫している特徴は散弾特化。
    全ての散弾が装填可能な数少ないヘビィである。
    • もう一つの特徴が豊富な状態異常弾。
      やはり全ての状態異常弾が装填可能。ただし、毒弾の装填数に特に優れているわけではない。
  • また、MHG以降追加された特徴として、属性弾の対応種が多いことが挙げられる。
    MHGの時点で電撃弾と水冷弾を撃てるようになっており、続編でもこの特徴は受け継がれている。
  • 対応弾種に優れる代償として、基本性能には恵まれていない。
    どの作品でも基本的にリロードやや遅い、反動中である。
    とはいえ、際だって悪いわけでもなく腕でカバーは出来る。
    またP2Gのキリン討伐訓練でヘビィボウガンを選択した場合この武器で出撃することになる。
    キリンにかなり有効な散弾をうまく使いたいところだが、
    リロードが遅いせいでリロード中にキリンの一撃をもらう事態が多々起きる。
    正直クリア倍率95%という数値が詐欺なんじゃないかと思えるが、
    見方を変えればリロードのタイミングを見極めるのに有用なクエストと言えよう。

MHX(X)

  • 基本的な部分は過去作を踏襲している。
    全レベルの散弾が多く扱える相変わらずの散弾特化っぷりを見せるほか異常弾3種も変わらず。
    通常弾はLV3こそ撃てないものの、LV2は全ボウガン最多の9発装填。
    ただ属性弾は素材元の弱点である火炎弾のみとなった。
    そしてリストラ期間中に追加されたしゃがみ撃ちにはLV2散弾とLV1毒弾が、
    今作の新要素である武器内蔵弾には閃光弾と榴散弾がそれぞれ対応。
    しゃがみ撃ち対応や榴散弾で得意の散弾関連が更に伸びたほか、
    毒弾の運用強化と閃光弾への対応でますますゲリョスらしさに磨きがかかることとなった。
  • 装填速度の遅さや反動の大きさや拡張性の少なさ、
    更に倍率の低さにライバルの優秀さ等問題が山積みなことは確かである。
    しかし今作の新要素であるアクセルシャワーを使い複数の異常弾をプッシュしてみたり、
    エリアルスタイルで飛び回りながら毒をばらまき時に閃光を使いゲリョス気分を存分に味わってみたり、
    新システムと合わせ中々楽しめる銃に仕上がっているのではないだろうか。
    特に閃光弾は内蔵数が8発とかなり多いため消費を気にせずに乱発が可能。
    頻繁に飛び上がるモンスターはポトポト落ちまくるため、相性がよい。
    • この武器は硬化強靭弾には対応していないため当然PTプレイでの散弾運用は厳禁。
      エリアルならば抑えられるといっても完全に巻き込みが無くなるわけでないため控えた方がいいだろう。
  • MHXXでも続投。
    究極強化ではかつてのG級銘を越え、タンクウィザードとなる。
    基本的な部分は上位版と同じで主な変更点は新たにLV3通常弾への対応と各種装填数の向上。
    中でも閃光弾は全10発にまで上昇し、ゲリョスらしさはより磨きがかかった。
    その他状態異常弾の装填数も増えているためアクセルシャワーを使えば毒麻痺睡眠を1人でこなすことも可能。
    更にブレイヴスタイルなら散弾しゃがみも一部のモンスターには有効と順当に強化されている。
    • 上位と同じく強化にはシャガルマガラ素材が要求される。
      光つながりの縁だろうか。

亜種武器

  • MHGから登場した亜種武器。
    銘はバストンメイジ、バストンウォーロック、バストンヘクセン。
    • 「ウォーロック(warlock)」は魔女であるwitcthの男性形。
      やはり作品によってイメージには食い違いがある。
      「人形遣い」とか思っている人も多いだろう。
    • ヘクセンは「ヘクセンハウス」というと有名なお菓子の家のことだが、
      「ヘクセンナハト」だと「魔女の夜」という意味になる。
  • 基本的にはどのランクでも通常種武器の上位互換になる。
    特に売りの属性弾と散弾に関する強化がすさまじく、属性弾は新たに火炎弾と氷結弾に対応し、
    なんと全種3発ずつ装填できる。
    • やろうと思えば自動装填と組み合わせてラオートならぬバストンオートも可能。
      火力は格段に落ちるが、装填速度の遅さをカバーできる上こちらは氷結弾が入る。
      何より比べものにならないぐらい作りやすい
  • 散弾は通常種武器が4発ずつだったのが6発ずつになり、散弾特化のヘビィとしては最高クラスの逸品になる。
    • 一応通常種武器にも長所はある。スロット数と、レベル2貫通弾に対応しているぐらいだが…。
    • MH2時代、バストンメイジは、その製作難易度と散弾特化の性能から、
      雪山でのキリン高台撃ちに使用するのに推奨された実績を持つ。
  • MHP2GではG武器としてタンクソーサラーGとバストンヘクセンGが作れる。
    こちらは一長一短の性能であり、
    • タンクソーサラーGはレベル3通常弾と、レベル2貫通弾に対応。
    • バストンヘクセンGは散弾の装填数が多く、火炎弾と氷結弾に対応。
    基本性能は同じなので自分の好みで選べる。
    またこちらもP2Gのフルフル討伐訓練でヘビィボウガンを選択した場合この武器で出撃することになる。

余談

  • ノベル版第一弾の登場人物、フラディオ愛用のボウガンがこれである。
    • ただ、彼の場合愛用しているというか愛していると言った方が色々な意味で適切である。
      ちなみに、フラディオがどのような人物なのか補足しておくと
      ゲリョスのことを彼女と呼ぶ、ゲリョスキャップで顔を隠してる以外は上半身裸のガンナーである。
      これで全てを察した人もいるのではないだろうか。
    • 第四弾ではケレスもこれを使用している。
      ただ彼は至極常識的なヘビィボウガン使いなので、特にこの武器に拘っているようなことはない。

関連項目

モンスター/ゲリョス
モンスター/ゲリョス亜種
武器/ゲリョス武器