MH2から登場しているショウグンギザミ素材のランス。
目次
概要
- ショウグンギザミの鋭利な甲殻を槍身にあてこんだ攻撃的な設計になっている。
複数の刃で構成された槍による突き刺しは獲物の甲殻や肉を容易く貫き、複雑かつ無数の傷を残すだろう。
盾側にも甲殻が刃のように配されており、防御をも攻撃とする設計になっている。- もちろんグラフィックだけの設定でゲーム中ではガード時に反射ダメージを与える機能は無い。
性能
- 殆どのシリーズでザザミランスであるボーンクロウランスからの派生で作成可能。
同ランクの武器が黄ゲージ止まりのものが多い中、
この武器は作成直後のブレイドスティンガーの時点で長大な緑ゲージを得ることができる。
スキルを圧迫しやすいランスにとっては、斬れ味が良いというだけで大きなアドバンテージと呼べるだろう。
MH2
- 初登場作品。
ブレイドスティンガー時点でも先述の通り長大な緑ゲージを持つため、
手数が多くスキルも圧迫しやすいランスにとってはありがたい性能である。
ツキサシまで強化すればデフォルトで青ゲージとなり、斬れ味レベル+1で青延長+白が出る。
ただ、現在ではオンラインサービスが終了しているのでブレイドスティンガーで打ち止めとなってしまう。
- 素材面でもこれといって入手に苦労するようなものはないが、問題は製作費用。
その額たるや、ブレイドスティンガーからツキサシまでの強化だけでも、
ちょっとやそっとの金策で得た分など軽く消し飛ぶ約13万z。
同じギザミ武器の中でも大剣よりは多少マシだが、それでも高価であることに違いはない。
繋ぎ運用程度ならば、斬れ味で劣るが更に作りやすく費用も安いバーバリアンタスク系統で十分かもしれない。
MHP2(G)
- MHP2ではMH2の性能を概ね引き継いでいるが、
ツキサシまで強化すると地味に会心率+10%を獲得するようになっている。
- MHP2Gではショウグンギザミ亜種が登場し、
亜種カラーであるカーマインスティングおよび最終形態であるクシザシを作成可能。
及第点の攻撃力に匠不要の紫ゲージを持っており、無属性ランスとして一定の地位を得ている。
しかしライバルも多く、MHP2時点で存在していたダークを強化したダークネス、
新登場の暗夜槍【黒雨】も双方ともにクシザシと同じく匠不要であり、
なおかつダークネスは製作難度も低い。
加えてこちらは砦蟹素材が必要なぶん、製作可能時期も遅くなるのが難点。
また、匠がつけられる場合はかの名ランス零点にとても敵わない。
決して悪くは無いのだが、ライバルが濃すぎて結果的に影が薄いという不遇のランスだった。
MHX(X)
- MHP2Gを最後にショウグンギザミ自体が3、4系では登場せず、MHXでやっと復活を果たし久々に登場。
一発生産はできず、ボーンクロウランスからの強化でギザミスティンガーを作成し、最終強化でツキサシとなる。- 今回は初期武器のベルダーランスが生産時点でこちらに劣るものの十分な性能があるため、
強敵であるショウグンギザミを倒してまで作る価値はやや薄れてしまっている。
- 今回は初期武器のベルダーランスが生産時点でこちらに劣るものの十分な性能があるため、
- MHXXでは鎧裂ショウグンギザミの素材で作られる系統も登場。
通常系統と二つ名系統の性能は以下の通り。
ツキサシマクリ
- 通常種武器の究極強化はツキサシマクリとなる。
- 攻撃力330
- 会心率0%
- 斬れ味は素で白60、斬れ味レベル+2で紫20
- スロット1
しかし、裏を返せば白ゲージ60程度であれば業物や刃鱗磨きが腐らないため、
鎧裂装備一式とも相性が良いのが差別点になるか。
この場合火力を盛る余地が殆ど無いのでドツキサシには火力で劣るものの、
快適なガード性能と斬れ味を両立させたいなら一考の価値はあり。
鎧裂槍ドツキサシ
- 二つ名武器の究極強化は鎧裂槍ドツキサシとなる。
- 攻撃力330
- 会心率5%
- 斬れ味は素で白120、斬れ味レベル+2で紫30
- スロットなし
- 狩技ゲージ蓄積値1.2倍
なおかつ斬れ味消費も比較的激しいほうなので、白ゲージの長さが大きなアドバンテージとなる。
匠も業物も必要ない分で火力を盛れるため、実質的な火力は無属性ランスの中でもトップクラスであり、
真名セルケトヘティトにも肉薄する。
ランスの狩技は優秀なものが多く、元から堅牢な防御を誇る武器種でもあるため、
絶対回避【臨戦】を外せるメリットと狩技ゲージボーナスも大きい。
ブレイヴスタイル、ブシドースタイルのような狩技が1つしか積めないスタイルの場合、
間違いなくこの武器が第一候補に上がるだろう。
一方、ストライカースタイルはセルケトや全力突に劣りがち。
適材適所はしっかりと見極めよう。
- 鎧裂防具は通常ガードを使うスタイルのランス、ガンランス向けの性能となっているが、
業物と刃鱗磨きを完全に持て余すことになるためあまり相性はよろしくない。
「斬れ味の維持」という方向性が無駄にガッチリ噛み合ってしまったが故の悲劇である。
武器から足の先までギザミ系で取りそろえたい場合は、上記にもある通り通常種武器の方を持っていこう。- 防具の相性を見ると、神おまさえあれば火力構成を作りやすいネセトと本武器の相性が良く、
短めの紫を業物+絶対回避【臨戦】で維持するセルケトと鎧裂防具の相性が抜群という、
あべこべな関係になっている。
まあ、セルケトの方はネセト一式でも十分に運用可能なのだが。
- 防具の相性を見ると、神おまさえあれば火力構成を作りやすいネセトと本武器の相性が良く、
MHR:S
- 従来作品のG級に相当する難易度、MRでショウグンギザミが復活。
ギザミスティンガーもボーンクロウランスから派生することで作成できる。
傀異化した甲殻7つを用いて到達したツキサシの性能は- やや低めの攻撃力320
- かなり低めの水19
- 紫30、匠で延長可能
- スロットLv2×1、百竜装飾品スロットLv2
- 本作の水ランスは
- 唯一のプラス会心率15%を持つきみがきる笠雲天通槍改
- 全体的なバランスが良く水属性56まである水衝ドロスパイラル改
- 攻撃力340と防御力ボーナス30を兼ね備え
生産時の名前がこちらと似ている真蛙式・突キダシ改 - Lv4スロットを持つレッドロードランス
- トップの攻撃力360、鉄蟲糸技強化を宿す凶矛【凌雲】
その中で、ツキサシの長所は斬れ味。フォローなしというわけにはいかないが、
業物や達人芸を活用できれば1エリアなら十分に持たせることは可能な長さは備えている。- また、本作の新スキル「研磨術【鋭】」を使うのも一つの手。
斬れ味を数段階回復することで斬れ味補正を強化するというものだが、
紫と白どちらもそれほど長くはないため、ランスの手数なら効果時間が切れる頃に
使い切ることもできるだろう。
元々優れた斬れ味をさらに研ぎ澄ませ、相手の急所を突き刺しまくってやろう。
戦闘中に何度も武器を研ぐのは、鎌蟹は鎌蟹でも鎧裂の戦法であるが
MHF
- ツキサシまではMH2と同様だが、独自の強化段階としてツラヌキ、
そしてその更に先であるツキヌケが存在する。
- ツラヌキはツキサシの純粋な強化版だが、ツキヌケは説明文に
「装飾品用のスロットを廃し、さらに攻撃力を追求した漢のための一本槍」とある通り、
ひとつ有していたスロットを廃した代わりに攻撃力が483→529と大きく向上している。
……が、同期のランスとしてブラックサイクロンが存在するのだが、
そちらはツキヌケと同じ攻撃力と同じ斬れ味で会心率10%、防御力+17、スロット2を有しており、
漢を見せたにもかかわらず勝っている部分が何ひとつ無いという悲しい立場にある。
製作難易度に関しても、ツキヌケはあろうことか紅龍と祖龍の角を使うので……。
シオサイ
- ツキサシ系統をベースデザインとしたHC武器。
特異個体カラーなのでやや紫色を帯びている。
強化により、シオサイ→ウズシオ→オオシオ→ダイカイショウと銘を変える。
- ツキヌケが辛酸を嘗めさせられたブラックサイクロンでも意識したのか、
そちらと同じ会心率と防御力ボーナスを会得しており、
ダイカイショウまで強化すると攻撃力529、会心率25%、防御力+42となる。
だが水系の銘の割に水属性は持たない。
攻撃力はツキヌケと同じだが、会心率のおかげで火力期待値はそれなりに高まり、
また斬れ味レベル+1で白ゲージを出していればHCクエストでは紫ゲージになるので、
全体的な性能はかなり向上している。
- しかし性能としては悪くないものの、HCランスにはやたらと無属性のライバルが多い。
堅実な性能とスロット3がウリのブルーライトニング、
斬れ味はダイカイショウに劣るがそれ以外の全てで勝る突撃ドドトライアンフ、
スロット3に加えリーチ長のディアイステラーハと、
ダイカイショウを含む4本もの無属性ランスがしのぎを削る状況にあるのだ。
- そもそもHCランスと言えばギフト=カイザーが存在し、
そちらは上記4本と同等以上の攻撃力に強烈な毒属性値を併せ持つ、
HCランスの中で汎用的に使えるものを作りたいのならこれ1本で十分と言える性能であり、
それと比べるとダイカイショウはどうにも影の薄さが否めない。
ギィネストランス
- ツキサシと同デザインのG級武器。
今度は無属性であったことで散々他の武器の煽りを受けたHC武器の反省からか、
水と麻痺の双属性を獲得している。
詳細は個別記事へ。
関連項目
モンスター/ショウグンギザミ
モンスター/ショウグンギザミ亜種
モンスター/鎧裂ショウグンギザミ
武器/ギザミ武器
武器/ギィネストランス