テオ・テスカトルを素材としたハンマー。
目次
概要
- 城塞にも似た炎王龍テオ・テスカトルのハンマー。
まるで王冠のようにも見える先端部のデザインが特徴的。
仮に攻城に用いれば一撃で城壁を破壊すると言われている。
- テオ・テスカトルの素材を用いて製作されたハンマーの登場は、
雌であるナナ・テスカトリのハンマーより遅れており、メインシリーズではMH4が初出である。
こう表現すると相当な差があるように感じるかもしれないが、
テオやナナが一旦登場しなくなる前の最後の作品、MHP2Gの次にテオ・テスカトルが復活した作品がMH4であるため、
それを考慮すると実際は夫婦でそこまでの差があるわけではない。- また、MHFにはテオ・テスカトルの剛種武器ハンマーがかなり古くから存在しており、
しかも全ハンマー中最強に近いほどの全盛期もあったので、
テオ・テスカトルのハンマーというとそちらに馴染み深いプレイヤーもいたことだろう。
- また、MHFにはテオ・テスカトルの剛種武器ハンマーがかなり古くから存在しており、
性能
MH4、MH4G
- 他のテオ武器の例に漏れず、爆破属性を宿す貴重なハンマー。
入手するには「さびた鎚」を強化する必要があるが、
下位でも手に入るのでさびた鎚自体の入手はさほど難しくないはず。
さびた鎚から「テオ=クラテル」を経て、最終強化により「テオ=クラリア」となる。
- 攻撃力は832とさほどでもないが、会心率が5%付いている。
何より圧倒的なのはその爆破属性値で、爆破520というトンデモない数字をマークしている。
今作で爆破属性が弱体化されたとはいえ、
この圧倒的属性値をもってすればモンスターもポンポン爆発してくれる。
しかもハンマーは弾かれない攻撃が多い為、硬い部位の破壊にはもってこいの一本だ。
スロットも2つ空いており、自由度が高い。
- 弱点は斬れ味。強化前のテオ=クラテルの段階から匠込みでも白ゲージが短いが、
強化しても白ゲージの長さが変わらず、継戦能力は低め。
幸い爆破属性に斬れ味は関係ないので、多少斬れ味が落ちても気にせずガンガン殴っていこう。
- 作成難易度はそこそこ高い。テオ=クラテルの段階では特に厄介な素材は用いないが、
クラリアの強化に用いる炎王龍の尖角3本がなかなか厄介。角を折っても100%出るとは限らず、需要も高い。
もちろん炎龍の宝玉も必要になる。
- ライバルは爆砕の破鎚と七難八苦を砕くラグナ。
爆砕の破鎚は全体的な性能のバランスが最も良く、生産難易度も控えめ。
ラグナは覚醒必須かつ作成難度が高いが、物理性能が極めて高く、属性値も及第点には達している。
とはいえ、後者に関しては爆破属性を覚醒させるよりも普通に殴った方が強いのだが。
【虎咳】?ああ、そんなのもあったね…
- 続編のMH4GではG級強化が追加。
その名も『テスカ・デル・トーレ』。その性能だが、- ハンマーとしては控え目な攻撃力1352
- 上昇した会心率10%
- 拡張性の高いスロット2
- 素で白20、匠で紫20
- 圧倒的な爆破属性600
しかし、物理性能もやはり控えめで、斬れ味の長さも手数が少ないハンマーの特性を鑑みても少々心許ない。
斬れ味レベル+1だけでなく、業物や砥石使用高速化を併用して使いたいところ。 - この武器の対抗馬となり得るのは砕光の滅鎚だろう。
彼方は属性値がやや控えめでスロットも1つのみ、会心率も無いが、
攻撃力が1456と非常に優秀で、更には斬れ味の紫ゲージも40と申し分ない。
ハンマーは物理攻撃力がモノを言う武器なので、総合性能では滅鎚に若干負けてしまう。- しかし、彼方は作成時期が極めて遅く、作成難度も鬼畜な程高い。
勿論此方もスロットや属性値など勝っている要素もあるので、
それらを生かす事が出来れば此方が選択肢に上がる事もあるだろう。
- しかし、彼方は作成時期が極めて遅く、作成難度も鬼畜な程高い。
MHX(X)
- Xシリーズでも続投した関係でこの武器も登場している。相変わらずさびた武器から派生。
が、Xでは二つ名ディノバルド武器、燼滅鎚ウルガという強すぎる格上が存在するため影が薄い。
属性値では勝っているが、物理威力で大幅に負けているのがとても痛い。
- XXでは上記の究極強化ウルガノヴァ、ブラキ武器のエクスズーニーなど強敵が目白押しなうえ、
トドメと言わんばかりにミラバルカンルインという爆破ハンマーのようなナニカが大暴れしている。 - 究極強化すると素で会心率10%を獲得する。爆破属性のハンマーでは他にウルガノヴァが5%あるのみ。
活用するならこの会心率だろうか。
MHRise
- MHW系列では未登場だったが、
MHRiseにてアップデートVer.2.0で追加されたテオ・テスカトルと共に復活。
さびた塊が廃止されたため、直接生産する形となる。
- 生産できるテオ=クラテルIの性能はというと
- 低い攻撃力180
- ささやかな会心率5%
- かなりの高さである爆破属性40
- 斬れ味は素で青ゲージ40だが、白ゲージは匠LV5が必要
- スロットはLv1が2つ
- 百竜強化は攻撃力強化II、火やられ特効、炎王龍の魂
同じ爆破ハンマーの禍ツ槌ノ幽鬼グラージが攻撃力200という妥協点の数値を持っているので、
それが大きなライバルとなる。
- そして、Ver.3.00でテオ=クラリアが追加された。強化された内容としては
- 微強化された攻撃力190
- 全ての爆破属性武器の中で最大の46
- 斬れ味は素で青ゲージ60と長く、白ゲージは匠LV4で出現
- 百竜強化は攻撃力強化がIIIに上昇
継戦能力と爆破発動の頻度を求めるならばこちら、
Lv2スロットと物理火力を求めるならグラージと十分に使い分けは可能である。
また、Riseにおけるテスカト武器はスロットが貧弱な傾向があるが、本武器はその中でも唯一複数のスロットを持つ。
MHR:S
壊鎚の極地は、更なる進化を
遂げた。塔に喩えられた巨鎚
の一撃が世界を破滅に導く。(テスカ・デル・トーレ)
- 無事にMRに進出。
MRのテオ・テスカトル素材でテオ=クラリア改に強化できる。
- MRの奇しき赫耀のバルファルクから得られる奇絶の赫煌殻4つや炎王龍の剛角2つ、
そしてあの古龍の大宝玉を使うことでテスカ・デル・トーレとなる。
その性能は- やっぱり低い攻撃力310
- 倍に増えた会心率10%
- 何かおかしい爆破属性61
- 斬れ味は素で白。匠で紫が出る
- スロットは変わらずLv1が2つ
- 百竜装飾品スロットはLv2。炎王龍の魂が発動する「炎魂竜珠【2】」も問題なくセット可能
本作では爆破ハンマーとして禍ツ槌ノ幽鬼グラージの強化版である鎧怨鬼槌グラージャの他、
新たにビシュテンゴ亜種素材のハンマーである緋天之槌・六仙コンゴウが登場。
これらはこちらより攻撃力が高く、斬れ味も素で紫、更にスロットの質も上と
会心率を考慮しても物理火力で上回ることは困難。
やはりRiseまでと同様に爆破を狙っていくのが賢明だろう。
余談
- トーレとはおそらくtorreのことで、スペイン語で『塔』と言う意味。
また、クラテルはcráter(噴火口、クレーター)、クラリアはclaro(明るい)から来ていると思われる。
関連項目
モンスター/テオ・テスカトル
武器/テスカト武器
武器/ナナ=トリ - ナナ・テスカトリのハンマー
武器/炎王鎚【灼岩】 - MHFに登場する剛種ハンマー