武器/テルマエ・ロマエ

Last-modified: 2023-07-25 (火) 02:24:14

MHFに登場する大剣。
『コミックビーム』にて連載されていた漫画『テルマエ・ロマエ』とのコラボ武器である。
テルマエ・ロマエ(ラテン語:Thermae Romae)→"ローマの浴場".

目次

概要

  • MHFの正式サービス開始から5周年を記念した「MHF Anniversary 2012 フェスティバル」の
    10大キャンペーンのひとつとして実施されたコラボ企画。
    2012年10月12日発売の『月刊コミックビーム 11月号』に掲載されていたイベントコードを
    期間中(現在は終了)にゲーム内で入力すると、イベントアイテム「ルシウスの依頼I」が入手でき、
    これを使用し、3つの専用クエストをクリアして手に入る3つの生産素材を使用すると、
    「テルマエ・オリゴ」の生産が可能となる。
  • 2014年4月26日には映画版の第二弾『テルマエ・ロマエII』の公開が決定。
    それに合わせて同23日から再びコラボレーションが行われた。
    これに合わせて、新たにHC武器G級武器への強化も可能になった。
  • この「テルマエ・オリゴ」は「テルマエ・エヴォル」、「テルマエ・ジャポネ」と強化でき、
    HR100以上で作品名そのままの「テルマエ・ロマエ」に強化可能となる。
    GG以降はHC武器である「テルマエ・ロマエII」、G級武器の「テルマエ・ロマエG」へと順次派生可能。
  • こんなコラボが実現したきっかけは、MHFプロデューサーの杉浦氏が原作のファンだったかららしい。
    少々職権濫用な気もするが、面白いのでいいだろう。
    実際、初めて発表された2012年9月のMHF感謝祭においては、
    宮下氏とともにローマ風の衣装で現れたことがある。
  • 公式発表は上記のようにMHF感謝祭が初ではあったが、
    実は解析によってフォワード.4アップデート実施日頃に既に存在は明らかになっていた。
    解析SSを見た人はどう思ったのだろうか。

性能

  • カテゴリこそ大剣であるが、外見は剣というよりも
    湯桶と赤手ぬぐいを持った全裸の男性の彫像と言った方が正しい。
    G級になると石像は黄金像と化し、それに合わせてか手ぬぐいは白くなる。
    予備情報なしに見たら思わず吹き出すのは間違いない。
    大剣なので当然尻尾を切ったりすることもできるのだが、
    ほぼすべてのハンターが釈然としないものを感じるのではないかと思う。
    と言うか彫像なら普通ハンマーになるのではないだろうか。
    まあ、あのガッポンに比べればマシだろうが。
  • 原作が風呂をテーマにしていることを反映してか、水属性武器となっている。
    そしてその性能は、当初の最終強化であるテルマエ・ロマエで
    • コラボなどの特典武器としては低めの攻撃力1056。
    • やはり若干低い水属性500
    • 斬れ味はデフォルトで青、斬れ味レベル+1で白が出現。
    • 空きスロットが1あり、意外と役に立つ防御力+60。
    補正なしのSP武器と比べると、属性が若干低いが代わりにスロットと防御力は付加する。
  • HC武器であるテルマエ・ロマエIIにすると、
    • 完成系としてはかなり低めのレア度4
    • 攻撃1152、水属性600、防御70という、イベント武器のヴォルノボリと一長一短な性能
    単純に性能だけ見て「強い」と言える武器ではないが、
    わずかな素材で手軽に入手可能なHC武器として使い勝手は良好。
  • 最終強化のテルマエ・ロマエGは攻撃力1296というお世辞にも高いとは言えない値。
    水属性は700あるが、水属性を含む大剣としては天翔大剣という強力なライバルがいる。
    HC武器のままにしていたほうが便利なことが多いので、強化するなら予備を用意しておきたいところ。
  • この手の雑誌特典の例に漏れず初心者ハンターにとっては強い味方だが、通常生産の武器には劣る。
    だが、低レア度のHC武器や、シジルの取り外しが自由な準G級武器としてはなかなかの性能。
    また、より強力な武器を手に入れた後も見た目を楽しむセクハラロビー用装備としての需要はあるだろう。
    • 事実、2012年10月当時の大剣のロビー装備の集計では、
      この武器と強化前のオリゴがワンツーフィニッシュを飾っていた。

原作における設定

  • 漫画のあらすじは以下のような内容である。

    浴場を専門とする古代ローマの浴場設計技師ルシウス・モデストゥスは、
    生真面目すぎる性格から時代の変化についていけず、職を失ってしまう。
    落ち込んだ彼は、友人に誘われて公衆浴場を訪れるが、
    そこで突然、現代日本の銭湯にタイムスリップしてしまう。
    そこで出会ったのは、“平たい顔族”、つまり日本人だった。
    日本の風呂文化に衝撃を受けたルシウスは古代ローマに戻ると、
    そのアイデアを利用して大きな話題を呼ぶ。
    タイムスリップを繰り返すルシウスは、ローマで浴場技師としての名声を得ていくのだが……。

     

    風呂を愛する2つの民族が時空を超えて出会った時、世界の歴史が大きく動き出す。

  • 武器のモデルとなっているのは単行本の第1巻の表紙絵である。
    この表紙絵はポリュクレイトスの『ドリュポーロス(槍を持つ人)像』のパロディであるが、
    本編との直接の関係は無い。
    また、第1巻の表紙絵とドリュポーロス像は局部も精巧に作られて(描かれて)いるが、
    さすがに問題があったのか、MHFではマネキンのようにそれ自体省略されている。
    いや…省略するぐらいだったら布か何かで隠したほうが良かったのでは…

余談

  • 形状の関係で納刀時は右肩に石像の尻が密着する
    更に、研ぎモーション時は石像の尻をハンターが撫でているように見える
    もしもこの武器の裏表が逆だった場合、いろんな意味で笑えない事態(特に女性ハンターの場合)
    になるところだったが、カプコンもさすがに良心が働いたようである。
    どちらにせよ、ネタ武器としては最高水準のスペックであることは間違いない。
  • イベントコードが載っている『月刊コミックビーム 2012年11月号』には、
    イベクエのターゲットであるブルファンゴやブランゴ、バサルモスとともに
    温泉に入るルシウスが描かれたポスターが同梱されている。
    モンスター達も頭に手拭いを乗せ、とても気持ち良さそうにしているが、
    ファンゴはともかく、寒冷地に棲むブランゴや、水属性が苦手なバサルモスが
    温泉に入るのには少々違和感を覚えずにはいられない。
    なお、彼ら3頭の関わりは、以下の通りである。
ブルファンゴ
温泉客の老人を襲い、ギックリ腰にさせた。よく、ギックリ腰だけで済んだものだ…
ブランゴ
温泉街を襲い、物を盗んだり、客に糞を投げたりした。…コンガと設定を間違ったか?
一応ドドブランゴはなわばりのフンを埋めたりするのだが。
バサルモス
放つ悪臭(毒ガス放出と思われる)により、温泉の採掘を妨害した。
なお、依頼内容は、飛竜をキレイにして欲しいである。
なのだが、クエスト内容は普通の狩猟となっている。後でキレイにしたのだろうか。
それともキレイに(消)して欲しいということなのだろうか。
とりあえず、キレイにしろというならデッキブラシでも貸し出してほしいものである。
  • ちなみにこの号の表紙にはローマっぽいデザインのためかガレオスシリーズ
    頭部のみを装備したハンターが描かれている。
    この外見は、上記のクエストにおける貸与装備とも共通している。
  • なおアイテム入手のイベントコードは、この手の特典としては珍しく共通であった。
    さらに、1回の入力で各クエストを10回受注できるほどのアイテムが手に入る。
    このため、サブキャラクターやパートナー用の武器としては大変便利なものとなっている。
  • 原作は、この武器が配信されたのと同年にテレビアニメ化および実写映画化もされている。
    映画公開当時はTVなどで大々的に宣伝されていたので、
    この時に作品を知ったというプレイヤーも多いのではないだろうか。

関連項目

モンハン用語/ネタ武器