武器/デスパライズ

Last-modified: 2023-11-01 (水) 14:23:25

ゲネポス素材の麻痺属性片手剣。
サーペントバイト(MHP2以降からはスネークバイト)系列からの派生で作られるヴァイパーバイトの強化版。
通称:デスパラ

目次

概要

  • MHP2G以前はずっと下位クラスで作成可能であり、攻撃力210、属性値は260であった。

MH MHG MHP

  • ゲネポス(ドスも含む)素材で作れる。
    麻痺属性の片手剣で、属性値はそれなりに高い。
    値段が安く、必要な素材は下位のゲネポス素材なので下位から作ることが可能である。
    片手剣は手数が多く麻痺しやすいため、PTプレイでは意外と重宝する。
    ソロプレイでもハードクラスまでなら充分通用するので、攻略にも扱えることだろう。
    ただし、「ねこ?ぱんち」の強化である「メラルーガジェット」の方が攻撃力は少し劣るものの、
    属性値はこちらの方が高いため、総合的な性能は「メラルーガジェット」の方が上回ってると言える。

MH2

  • 上位クエストまで考慮するとメラルーガジェットがライバルとなるが、
    村クエストしかプレイできない現状では作成難易度、性能、時期全てが完成されていると言って過言ではない。
    作成時期的にはクシャルダオラに対する対抗策を一つ持っておきたいというタイミングで丁度作ることが可能。
    スロットも2と多く、装飾品を幾つか作ってスキルを増やしたくなる時期なのでこれも有難い。

MHP2G

  • MHP2Gでは従来のデスパライズに加え、G武器版のデスパライズGが生産できる。
  • 従来のデスパライズは2以前と概ね同じ使い勝手。序盤での強い味方である。
    しかし雷光エキスが必要であり、早くても村☆3、集会所☆4からの作成になる。
    幸い前段階のヴァイパーバイトも前作以前同様悪い性能ではなく、最序盤から作れるのでこれで駆け抜けていける。
  • デスパライズGについては、同じくG級で作れる麻痺片手剣にはこれより属性値の高いメラルーツールG、
    攻撃力の高いツワモノソードがあるが、
    斬れ味などの性能はバランスが良いため使い勝手は良い。
    もっとも、G級では動きを止めるだけでダメージソースにならない麻痺は火力不足なので、
    ソロでは他の属性武器を使うべきだろう。

MH4

  • その後、MH4でゲネポス一派の参戦が発表されたことから、
    またこの片手剣を作れるようになる可能性が高いと思われていた。
    • 発売後、案の定ゲネポス素材を用いて作成することが可能であると判明した…
      が、今作のデスパライズはMH3から登場したアジダル・ハーカスへの通過点に過ぎず、
      麻痺片手剣としての地位は後輩に明け渡す形となってしまっている。
      性能も全体的にMH4のバランス相応に収まっており、序盤の麻痺武器としての立ち位置も変わらない。

MHX

  • MHXにおいても引き続き参戦。
    サーペントバイトからの派生でヴァイパーバイト→デスパライズと強化可能。
    今作での性能は…
    • 状態異常武器としてはマシな攻撃力190
    • 1回の狩猟中に複数回の麻痺が充分に期待できる麻痺属性値30
    • スロット不足な今作では貴重なスロット2
    • 残念ながら斬れ味は素で緑、匠でも青が僅かに出現する程度。
    と、一見中途半端に見える性能。
    しかし、今作の麻痺片手剣としては攻撃力、麻痺属性値共にナンバー2とそこそこ高い水準でまとまっており、
    スロットも2つあるのでスキルの付与も行いやすい。
    斬れ味についてもそもそもが状態異常武器である事を考えれば緑でも充分に活用可能であり、
    更にその緑ゲージは比較的長いので匠や業物が不要と考えればプラスにすら感じられるだろう。
    鈍器スキルで攻撃力を上げ易いのも追い風か。
    肉質が硬いモンスター相手には片手剣である事を利用して心眼の刃薬を使用すると良いだろう。
  • 混沌系防具を纏い、エリアルスタイル+減気の刃薬+罠、そして昇竜撃等も活用すれば、
    乗り→麻痺→スタン→麻痺→罠→乗り→麻痺…
    といった具合に1人でモンスターを長時間拘束するのも難しくない。
    また、重撃の刃薬+ブレイドダンスに加え爆弾なども利用すれば、
    拘束して手早く部位破壊や尻尾を切断するという芸当も不可能ではない。
    更なる追い風として、混沌のカイ・覇の拡張性も高く、コレを使用したテンプレ装備も存在する。
    今作の麻痺属性片手剣の最強候補であり、作成難易度も高くないので1本作っておいて損はない。
    一時期はパーティ4人がデスパライズになる規模で流行したこともある。
  • 一方、一見相性がいいと思える紫毒姫シリーズとの相性はあまり良くない。
    何故相性が悪いかはリンクを参照。
  • しかし、エリアル+デスパライズの運用難易度はかなり高く、
    減気の刃薬や昇竜撃によるスタンまで使うとなると計算ずくで行動しないといけない。
    まずエリアル片手剣はエア回避からのジャンプ攻撃は僅か二発しか出せないので
    麻痺値の蓄積には地上攻撃に頼るしかないのだが、地上攻撃では水平斬りがオミットされているので
    実質バックステップ派生しか続けて出せる手がない。
    • また、ジャンプ攻撃で乗りダウンと麻痺が同時に発生すると
      麻痺が優先されて乗りが強制失敗してしまうため無計画には使えない。
  • 盾コンやバックナックルを知らずに連打して味方をふっ飛ばし、
    麻痺と乗りそれぞれの蓄積のバランスを考えずに効率の悪いバッタプレイを行うといった、
    サポートした気になっているが実際はサポートどころかかえってテンポを悪くする妨害行為を行う
    にわかデスパラ使いが非常に多い。
    このせいで現在のMHXXでもエリアル+麻痺片手剣を見ると警戒するオンラインプレイヤーもいる。
    この武器・運用法に限らず、事前の操作練習は必ずやっておくべきだろう。

MHXX

  • 限界突破の果てにデスレストレインへと究極強化を遂げる。
    名前の由来は英語の「restraint (抑制・緊縛)」からと思われる。
  • 攻撃力300・麻痺属性32・スロット2・素で十分な青ゲージと、上位から順当に強化されている。
    前作で暴れたために制裁が下るかと心配されたが、杞憂に終わって何よりである。
  • では引き続き大活躍かというと、そうは問屋が卸さない。
    • 最大の障害となるのはMHXXにて謎の超強化を遂げた超にゃんにゃんぼう
      攻撃力280とやや低いが、素で斬れ味を有しており、物理性能でこちらを上回る。
      麻痺属性も30あり、デスレストレインより低いものの誤差のレベル。
      そしてスロット3が何よりも大きい。
      一応、斬れ味の長さでは「デスレストレインの青」>「にゃんにゃんぼうの白+青」であるが、
      それだけで差別化になるかというと厳しいところである。
    • 挙句、斬れ味では素で紫10白40のセクトドスベルデや、
      素で白30青30、匠で紫20白60ガララ武器のパラスパイクロンドが立ちはだかる。
    • また、拘束向きな近接武器という観点で見れば、麻痺操虫棍のハイアーザントップも中々手強いライバルである。
      こちらは素では極短い白で、匠追加分が全て紫である*1
      その上、片手剣と並ぶ手数ながら麻痺属性も30とデスレストレインに匹敵する十分な数字を持つ。
      能動的な乗りが可能なため、ブシドーやエリアルに縛られる片手剣とも差別化が出来る。
  • 実際のところMHX時代でも左程性能が高くなかったこの武器が猛威を振るったのは、
    相性のいい鈍器スキルの存在と、他にまともな麻痺武器がなかったというのが大きい。
    だが妙に長い青ゲージのために鈍器適正は失われ、他の麻痺武器も何かしら光る点を得ている。
    この武器自体が弱体化したというよりは、周りが追いついたというのが正しいだろう。
  • 作成難易度はどうかというと、素材自体は楽なものの、なんと究極強化はラスボス撃破後までお預け
    究極強化の一段階下は攻撃力210という貧弱さであり、G級序盤以外では使い物にならない。
    • …なのだが、MHXの名残かG級攻略中ずっとデスパライズを担ぎ続けるハンターが続出。
      ナンニデモ=アジダルの再来となっており、オンラインでは冷ややかな視線を浴びせられている。
      究極強化を行った場合であってもそちらはそちらで、
      考えなしに使える一強などではないにもかかわらず最も採用率が高い片手剣という珍事態に。
      未だに鈍器・心眼スキルを引き摺っているハンターも結構な割合で存在し、
      武器名を見ただけで身構える人も多い。
    • 後にイベントクエストを利用すればラスボス前でも究極強化が可能になった。
      G★4難度の獰猛化モンスターに勝てるなら、HR9に成りたてでも完成させられる。
  • 究極強化後にスキルを整えてやれば確かな手ごたえを感じさせるいぶし銀な武器として愛用できる。
    やはり性能を引きだすのは噂ではなく、知識と経験だという好例だろう。

MHF-G

  • MHFでも、HR1から使える麻痺片手剣として手堅いものとなっている。
    同作においては緋骨剣というライバルが存在はするものの、あちらはHR2からの作成になるため、
    やはり最序盤で運用可能という長所が生きる。
  • 残念ながら強化先がないため、HR3以降の性能は微妙。
    だがMHFにおいてはラスタ用、パートナー用武器として、
    自身が作ったデスパライズを再利用するという使い道がある。
    これもHR5以降はパワー不足になりがちだが、繋ぎとしてはかなり優秀なものとなっている。
  • G級では生まれ変わりである「ドスゲネビナム」というG級武器が存在する。
    MHF-G3というG級黎明期の武器ということで、現在ではパワー不足が目立つ。
  • 余談だがMHF-Gには、これとそっくりな名前のドスパライズというハンマーがある。
    話のネタに早速作りたいところだが、ドスパラというPCショップとのタイアップ商品の為、
    Coreシリーズと並んで、大変ハードルが高い武器となっている。

余談

  • MH3ではゲネポスどころかベースとなるランポスすらいないため、この武器を作ることが出来ない。
    かわりに、チャナガブル素材の片手剣がある。
  • この武器の攻撃力210・麻痺属性260という性能は無印~MHP2Gまでの全作品で一貫性がある。
    残念ながらMH4では(通過点のためか)攻撃力182・麻痺属性150という値になってしまったのだが……。
    無印の攻略本では攻撃力が実数値-1(防具同様に無装備=攻撃力1の扱い?)なので攻撃力209、
    属性値は10倍される前の蓄積値の実数表記なので26となっているが、
    現在の表記では攻撃力210・麻痺260に相当する為、変わりがないことが分かる。
    この特徴は、イーオス素材から作られるデッドリィポイズンや、
    リオレウス素材から作られるイフリートマロウにも同じことがいえる。
    10年近く前からずっと同じ性能で現役なのか、などと考えると、なんとも言えないロマンを感じなくもない。

関連項目

モンスター/ゲネポス
モンスター/ドスゲネポス
武器/サーペントバイト


*1 が、片手剣は常時1.06倍補正があるので弾かれやすさは白デスレスト>紫ハイアー>白ハイアー>青デスレスト