武器/トライガンランス

Last-modified: 2023-11-01 (水) 16:10:23

MHFに登場するガンランス。
ここでは同型武器であるSP武器についても記載する。

目次

概要

  • シーズン3.5に実装されたガンランスの一つ。氷と睡眠の双属性を持つ。
    独立した強化ツリーを持ち、入手は工房からの生産となる。
    • MHF独自の双属性の先駆けであり*1
      双属性武器としては活用機会が恵まれていた武器でもある。
      ただし黎明期の武器ということもあり、属性値自体は特別高いというほどでない。
  • “トライ”の名の通り、三門の砲撃発射口が特徴的。
    武器全体が非常に重厚な作りであり、銃身から露出する巨大弾倉と相まって、
    さながら三砲身ガトリング砲のような趣を感じさせる。
    重金属の外見と浪漫溢れる砲門に心を鷲掴みされたガンランサーは多かったようだ。
    • 三門の砲門があるが、残念ながら一度に相手を蜂の巣にするような砲撃は出来ない。
      一応連撃砲が実装されてからは一斉掃射が出来るようになったので、
      機関銃の荒っぽさを感じるならもってこいだろう。実用性は保証しかねるが
  • 本来は独立した系列であり、派生強化は存在しない武器である。
    後に別系列の武器として二種の同型武器が実装され、現在に至る。

性能

武器名攻撃力属性値会心率スロット斬れ味砲撃レアリティ
トライガンランス437氷:220
睡眠:120
0%2通常:緑110
匠有:青30緑130
放射型Lv3-通常レア5
トライファイア506氷:300
睡眠:140
0%2通常:青30緑130
匠有:白30青50
放射型Lv4-通常レア7
トライブレイズ529氷:340
睡眠:160
0%2通常:青30緑130
匠有:白30青50
放射型Lv5-通常レア9
トライブレイザー529氷:340
睡眠:160
0%2通常:青30緑130
匠有:白30青50
放射型Lv5-HCレア5
 
  • 実装当初は“トライファイア”で強化が打ち止め。
    生産には特殊素材の“黒星鉄”を求められる。
    • 黒金と黄金のコンストラストがシックな印象を感じさせる。
      ノワールシリーズも同じ黒星鉄を使われているので、それを意識したカラーリングなのだろう。
  • 当時のライバルは“アイスストライクSPVII”。当時の攻撃力は483、氷属性360、拡散型Lv5だった。
    単属性SPとしての属性値の高さと優秀な砲撃性能がアイスストライクの強みだが、
    トライファイアは強化回数の少なさとスロットの多さで差別化を図る事が出来た。
    どちらも貴重な氷属性のガンランスには変わりなかったので、どちらもどちらで人気はあったようである。
    • 貴重な氷属性のガンランスではあるが、睡眠属性がある関係でエスピナスに担いで行けないのが難点。
      こればかりは別のガンランスを活用した方がいい。
    • トライファイアの強化に必要な素材は“古龍種の重殻×3、古龍種の毛×5、万年霜×21”。
      汎用素材の殆どは剛種テオ・テスカトルから入手可能。
      素材自体は特別レアリティが高いわけではないが、剛種自体が現在よりも難敵視されていた相手なので、
      凄腕ランク昇格直後のプレイヤーがおいそれと手に出来るような素材ではなかった。
      • 武器種を越えた話になるが、
        実は同時期に実装された“アルギュ=ダオラSP”にも同じ重殻を要求される。
        状態異常弾が肉質無視の仕様を残す当時では対剛種
        (特に剛種クシャルダオラ)用武器としての需要が強かった時代でもあったので、
        このヘビィを使って素材の余裕が生まれてから当武器を作成していたプレイヤーも多いはずだろう。
  • フォワード.2にてフェルミメモを使った“トライブレイズ”の強化が追加される。
    流石に既に実装されていた天狼銃槍には負けてしまうが、
    それでも通常武器としては最高峰の部類。剛種武器までの繋ぎとして充分に期待出来る。
    ただし、当時のフェルミメモは不確定報酬かつ“5%”または“9%”という非常に低い確率であり、
    それを一度に七枚も必要としていたので、簡単に強化出来るとは言い切れるものではなかった。
    現在ではドスガレオス変種の討伐クエストで確定で入手できるため、強化自体はしやすい。
    • なお、このフェルミメモはガンチャリオット系列の強化型である
      “スティルファンダマ”にも九枚使われる。
      当時はどちらに使おうかと本気で悩んだプレイヤーは多かったのではないだろうか?
  • 更に下位グラビモスと上位グレンゼブルのHC素材、
    武器魂・中を用いて“トライブレイザー”へと強化出来る。
    性能は据え置きで氷雪銃槍【崩】に完敗しているが、作成難度に大きな開きがあるので影響は殆どないだろう。
    • また、ガンランスでは通常武器からHC武器へと派生する唯一の武器である。
  • デザイン面で高い人気を博していたこともあり、
    ファミ通.comで実施された「G級技巧武器の派生を追加してほしい武器」のアンケートにおいて、
    ガンランス部門で見事1位を獲得。
    G級技巧武器「トリニティフォース」の派生追加がMHF-G6で決定した。

トリニティフォース

  • MHF-G6でトライブレイザーに追加されたG級技巧武器の派生。
  • 氷・睡眠の双属性はそのままに、突き性能が大幅に底上げされている。
    G級技巧武器はLv50まで強化可能だがその性能は以下の通り。
    • 攻撃力は高めの1101
    • 氷属性540睡眠属性370
    • 標準で紫ゲージを持ち、斬れ味レベル+1で空色ゲージが発生
    • 放射型砲撃Lv6
    となっている。
    通常属性付きのG級武器としてはファランクス・メガスに匹敵する数値であり、
    氷属性は種類が少ないこともあり、氷属性を内包する凍テツク時ヲ熾獣槍を含めても右に出るものはない。
    また、睡眠属性で見ても非常に高水準である。
    睡眠属性ガンランスはこれ以外に2つ空色ゲージ持ちがあり、それには火力面で劣るものの、
    両者は属性が無いため双属性のこの武器のメリットは高い。
    また、紫ゲージと空ゲージの合計値は100になるため、地ノ型での運用もそれなりに有効。
  • なお、突き性能は非常に高いのだが、
    属性を一切考えない場合は他の強力な武器に遅れをとってしまう。
    砲撃についても同様であり、あくまで氷属性が通る相手に用いることで、
    高いポテンシャルを発揮できると考えておくとよいだろう。
    ちなみにG級技巧武器の中では空色ゲージが一番長いので、
    突きと砲撃をバランスよく使う運用には非常に適している。

カザド・アスールSP

  • トライガンランスの色違いであるSP武器。通常型。
  • 「アスール」の名の通り、MHFでは有名な防具であるアスールシリーズとセットで開発された、
    一点物のガンランスを元に作成された量産品であるとされている。
    トライガンランスをアスールカラーに染めた外見となっており、(デザインは)こちらも人気が高い。
    • 蒼色から想像できるように水属性を有するようになったほか、双属性として毒属性も内包している。
      性能としては他のSP武器同様のスペックとなっており、可もなく不可もなくと言ったところか。
  • SPVIIの段階の性能は“攻撃506、水220、毒200、通常Lv5”。
    なおMHF-Gで上方修正される前は攻撃力483だった。
    双属性故の属性値の低さが悩みどころ。
    状態異常を誘発出来なければ蓄積値も無駄になってしまうので、
    上手く毒状態に出来ない場合は武器を変えた方がいい。
  • これだけなら特筆する程の存在ではなかったのだが、
    同デザインのG級武器「ラズルスラッガー」の存在によって再び注目される事となる。
    あくまでデザインだけだが

余談

  • トライガンランス系列の生産に使われる“黒星鉄”は特定クエストの報酬からしか入手できない、
    通称「特殊素材」である。
    現在でこそ、オーダークエストという常時配信のクエストが存在しているため入手は難しくもないが、
    当時は不定期配信クエスト扱いであり、実質イベント限定武器のようなポジションであった。
    そのため、星鉄とは違って採掘では一切入手出来ないので、
    イベントのほとぼりが冷めてから凄腕ランクに昇格したプレイヤーは入手方法に悩まされたのだとか。
    • しかも当時のクエストは、火山が舞台の《火山を掘りつくせ》と
      森丘が舞台の《【運搬】森丘の卵》という2つのクエストであったのだが、
      どちらも確定入手はできず、クエストの内容についても、
      前者はバサルモス変種1頭の狩猟及び火薬岩3個の納品及び燃料炭16個の納品、
      後者に至っては飛竜の卵8個の納品と、
      とてもではないがソロではやってられないような難易度であった。
      その後確定入手が可能なクエストとして、
      部位破壊サブターゲットを含めたイャンガルルガ変種のクエストが配信されたがこれも曲者であり、
      当時のイャンガルルガ変種は肉質が極めて硬い上に体力も非常に高く*2
      剛種武器が関の山であった当時の装備環境ではまともに討伐することすら難儀であった。
      そのため、部位破壊サブターゲットのみを達成する「部位破壊サブクリ」が流行ったこともある。
      なお現在確定配信されているのはそのイャンガルルガ変種のクエストなので、
      さほど労せず黒星鉄を集めることができるだろう。
    • なお初期の特殊素材ということもあり、この黒星鉄を使う武具は非常に多い。
      その割には、トライガンランス自体に使う黒星鉄は強化を含めてもたったの2個である。
      中には黒星鉄を15個以上使う武器もあるのだから、当時のハンターの苦労は察するに余る。
  • カザド・アスールSPはアスールシリーズのハンターをモチーフに作成されていることは上述した通りだが、
    この武器もモチーフとなった装備が存在しているものと思われる。
    明言はされていないが、同じ黒星鉄を使う「ノワールシリーズ」がそれだろう。
    ノワールシリーズはMHF-G6でG級防具への派生が追加され、ガンランスにも向くスキルが追加されている。
    実装予定のトリニティフォースと一緒に担げば雰囲気を堪能できるだろう。
    最終強化までには黒星鉄を1部位につき61個も使うので作成は大変だが…
    • なおノワールシリーズとアスールシリーズはMHFのオリジナル防具の中ではかなり有名であった。
      性能云々ではなく、そちらの面で。
      装備の趣だけで断言するのは偏見でしかないにしても、トライガンランスとカザド・アスールを開発した、
      職人の趣向を勘ぐってしまいたくなるのは仕方ないところである。
      カザド・アスールを開発した職人には申し訳ないが、
      アスールシリーズはノワールよりも細身の服型防具である。
      銃槍の中でも大型の部類に属するカザド・アスールよりも、
      どちらかと言えば細身の銃身を持つ三十二式機械槍の方がシックリ来ると思われる。
  • 武器の外見を三砲身ガトリング砲と比喩したのは前述した通りだが、
    砲撃をする度に砲身が回転するギミックは無い。残念。

関連項目

防具/アスールシリーズ - SP武器のモチーフとなった防具
武器/ラズルスラッガー - SP武器と同デザインのG級武器


*1 双属性武器自体はファランクスが初出。凄腕ランク武器としての意味を含む
*2 総合的なタフネスは現在の2倍近くと言われている