MHFに登場するハンマーで、ルコディオラから得られる素材を加工した剛種武器。
「破壊を生み、新生を招く」と呼ばれる、極龍の力を具現した巨槌は、
鱗と爪を用いて高圧的な外見を持つように設計されており、この世の全てを擂り潰すための形とも。
その槌の中心にルコディオラの翼膜を埋め込み、打撃力の向上を行った。
一撃で絶望を与え、咄嗟の声をあげる暇すらも与えないという。
概要・性能
- ルコディオラ武器特有の輝きが美しい剛種武器のハンマー。
よくある「柄の先に槌が取り付けられた」形のものではなく、
槌部の側面に平行に柄が装着されており、槌そのものを抱え上げるように持つ。
ルコディオラの黒い甲殻のなかに独特の光のオーラを纏う曜角や雷膜が覗く。
通常武器のラピス=アーラ系統は黄色のオーラ、
本稿で紹介する剛種武器のニゲル・C・アーラ系統は赤色のオーラを放つ。
- HR100に昇格して剛種武器が生産可能となってからHR500までの間、
最高峰の性能を持つ龍属性と麻痺属性の双属性の武器として知られるルコディオラ武器だが、
ハンマーであるこの「ニゲル=カリプス」のみ、なぜか不遇の道を行く。- 攻撃力は1248と高い
- 龍属性500と高属性値、オマケとしては強力な麻痺属性200
- スロットは1つだけ空いている
- デフォルトでほんのわずかな白ゲージしかなく、
斬れ味レベル+1を発動させると紫ゲージが現れるが、
それすらあるのかないのかわからない短さしかない - 武器の形状ゆえのリーチ短
お世辞にも剛種武器らしい強力なゲージとは言えない斬れ味なだけでなく、
通常よりも短いリーチで戦わなければならない。
もともとハンマーは攻撃の届く範囲が狭い部類であり、
さらに一撃重視で攻撃も大振りであるため、技を外すことはそのまま大きなダメージダウンへ繋がってしまう。
リーチ短のハンマー自体が希少な部類とあって慣れている者はほとんどおらず、
そのデメリットを補ってあまりある絶大な破壊力を持つわけでもないため、
生産する者はハンマーマニアでもどれほどいるかどうかのラインと言っても過言ではない。
- 生産のニゲル・C・アーラには下位から出るレア素材「極龍の黒石」を6個のほか、
上位ルコディオラの尻尾剥ぎ取り25%でしか入手できない「極龍の靱尾」を4本、
ニゲル=カリプスへの強化に剛種ルコディオラのレア素材「古龍種の稀玉」を5個も使う。
全ハンマーのなかでも抜きんでた性能というわけでもないわりに、
当時大人気だった腰防具「ルコFXウィング」への強化過程で必要となる靱尾に加え、
ルコディオラ武器全体で超需要を誇る稀玉をここでも大量に要求される
(現在でも剛種防具の生産素材などで需要の高い素材である)。
ほとんどのハンターが見向きもしないのは言うまでもない。
余談
- その名の詳しい由来は公開されていないが、
強化前のニゲル・C・アーラはラテン語訳で「黒き鋼の翼」、
ニゲル=カリプスは「黒き鋼」だとも言われている。
その他「黙示録」を表す「アポカリプス」の略とする説もあるが、その場合は意味が不自然になる。