武器/パラスパイクサークル

Last-modified: 2024-01-05 (金) 14:45:11

盾部分の宝石をめぐってお互いを呑み込もうとする蛇は、
永遠に戦い続ける絞蛇竜の象徴。

目次

概要

  • ガララアジャラの素材を使って作られた片手剣。
    冒頭の説明文は盾の中央にある蛇の装飾のことを言っているのだろう。なかなか意味深である。
    剣ではなく盾に重きをおいた説明文の片手剣は結構珍しい。
  • 「スパイク」は半月型の剣を、「サークル」は円形の盾を指すようだ。
    ハンガーに見えなくもないが…

性能

MH4

  • ガララ武器の例に漏れず、クセがなく扱いやすい麻痺片手剣。
    会心率-10%がやや足を引っ張るが、状態異常武器では1位タイの攻撃力252
    斬れ味レベル+1でしっかりが出て、スロットも1つ付いて来る。
    唯一の難点を挙げるとすれば、属性値が150とやや低めに設定されていることか。
    • 「麻痺武器としてそれはどうなのよ?」と、思われる方がいるかもしれないが
      案ずることなかれ、これは片手剣である。
      片手剣の手数をもってすれば麻痺150でも実用範囲に入るのだ。
      むしろ手数まで鑑みると、麻痺の期待度は他のガララ武器よりも高めになる。
    かくしてパラスパイクサークルは麻痺片手として確固たる地位を確立…するかに思われた
  • triシリーズの麻痺代表が、「麻痺はガララ一強」の現状に待ったをかけるべく
    おなじみの麻痺片手剣、アジダル・ハーカスを刺客として送り込んだのだ。
    • あちらは攻撃力224と、パラスパイクサークルにはやや劣る。
      …が、それを補って余りある麻痺240。そしてスロット2つ
      麻痺はその性質上、本人の火力は二の次でどれだけ麻痺にできるかが優先される。
      特にPTプレイを前提とされた今作ではその傾向が顕著なのだ。
    • しかし、十分な火力のPTならどちらを担いでも麻痺1回で終わってしまい、
      麻痺を2回取れないならアジダル・ハーカスを担ぐ意味がなく、火力が低いぶん損といわれている。
      現状オンラインでアジダル・ハーカスが地雷の代名詞とされつつあることもあり、
      攻撃力が高いパラスパイクサークルの方がオンラインで担ぎやすい環境になっている。
  • 今作の状態異常片手剣は業物揃いであることがさらなる追い討ちをかける。周りを見れば、 それらと比べてしまえばこの武器が見劣りするのも仕方ないといえよう。
  • 重ねて言うが、パラスパイクサークルは決して弱くはない。
    高い攻撃力と及第点の麻痺属性に、実用的な斬れ味を持った優秀な武器である。
    素材に例のクチバシは要求されないため製作難易度も良心的。
    これまでアジダル・ハーカスを担いでいた麻痺愛好家も、時にはこちらを担いでみてはいかがだろうか。

MH4G

  • MH4GではG級強化としてパラスパイクロンドおよびパラライズロンドが追加された。
    パラスパイクサークルにG級個体のガララアジャラの素材を組み込んでまずパラスパイクロンドを作り、
    そこにまたG級ガララとG級ディアブロスの素材をつぎ込んでパラライズロンドへと発展する。
    完成までそんなにレア素材は必要とされないが、あの身も凍るクチバシを2つ使わされるのには注意。
  • そのパラライズロンドの性能は攻撃力364、麻痺属性値250、会心率-10%、そしてスロット1個。
    斬れ味は通常で相当な緑ゲージにそれなりの青ゲージと白ゲージ、そして匠で白が伸びて紫ゲージが少し出る。
  • 前作のライバルだったアジダル・ハーカスがクドラ・パルガンとして強化されるも、
    向こうはやはり属性特化型なのでパラライズロンドとは今までどおり住み分けが出来ていたのだが、
    今作では新たなライバルとしてザボアザギル亜種から作られるザギルジンゼーゲが登場。
    あちらは攻撃力が392、麻痺属性値が130とパラライズロンドよりも攻撃的になっているのが特徴で、
    斬れ味においても差らしい差もなければ、作れるタイミングもほぼ同じなため今度はそっちと鎬を削ることになる。
    とは言え、バランスはこちらの方が取れているので、立ち回りによってはザギルジンゼーゲよりも効果的に戦えるだろう。
    さらに高威力の武器には蛇帝鉈エスカマデュラもあるが、こちらは麻痺武器として使うには覚醒が必要で、
    製作可能時期も極めて遅く一概に比較できるものではない。

MHX

  • 今作も無事続投。今作ではドスバイトダガーLv2からの派生となる。
    他のガララ武器のように獰猛化素材を使った別派生がなく、スパイクサークルからそのまま強化していく。
    性能は
    • 状態異常武器の中では高い攻撃力200
    • 少々低い麻痺属性15
    • お約束の会心率-10%
    • スロット1つ
    と中々優秀。問題の会心率も刃薬を使うか、狩技「狂竜身」を使えばなんとかできる範囲である。
    さらに今作のガララアジャラは戦いやすくなっているのもポイント。
  • 上述の通り優秀なのだが、ものすごく影が薄いそういや4の時も同じことがあったような
    何故ならば今作では伝統の麻痺片手、ドスゲネポスのデスパライズが立ち塞がっているからである。
    デスパライズは倍率と斬れ味こそこちらに劣るものの、それ以外の属性値、会心率、
    そして今作のスキル事情から重要度が高いスロット数においてこちらを上回っており、
    麻痺による拘束を目当てにすると勝ち目は無い。
    物理性能面でも向こうは長い緑ゲージを生かして鈍器スキルを併用することが多いため微妙なところ。
    あまり十分な長さではないが斬れ味レベル+2で白が出るので匠装備で使用するならこちらが良いだろうか。
  • ちなみに、匠2をつけた状態の斬れ味は、闇夜剣【昏冥】クラニウムラスと端から端まで完全に一致する。
    だからどうしたというと、これら3つの武器は装備ボックスで丁度並ぶ位置にあるのだ。
    カーソルを動かしても斬れ味ゲージに全く変動がないというのはなかなか不思議な感覚である。結局だからどうした
    • 隣接しないものも含めると、同じゲージ構成の片手剣はこれら3つを含め全部で9種存在する。

MHXX

  • 新たに追加された究極強化により、パラスパイクロンドとなる。性能は
    • 麻痺片手剣最高の攻撃力310
    • 麻痺片手剣最低だが低くもない麻痺属性23
    • 少々痛い会心率-10%
    • 素で青20白20、斬れ味+2で紫20
    • 悪くないスロット1
    と、攻撃力に重きを置いた性能となっている。片手剣は会心率が補正しやすいのもありがたい。
    麻痺片手剣では数少ない紫ゲージ持ちでもあるため、高い攻撃力と合わせて物理火力は中々に高い。
  • これだけ見れば悪くないが、前作で猛威を振るったデスパライズの強化後のデスレストレインが手強く、
    • 攻撃力300
    • 麻痺属性32
    • 会心率0%
    • スロット2
    • 素で青20匠2で白20
    と優秀な性能である。
    しかし、前作と違い青ゲージがあるため鈍器運用が出来ず、攻撃、斬れ味面ではロンドが勝っている。
  • …と思いきや、思わぬ伏兵が今作には存在している。
    それはなんとブナハブラ素材のセクトドスベルデ
    その性能は、
    • 低くはない攻撃力290
    • ロンドより高い麻痺属性25
    • 安定の会心率0%
    • ロンドと同じスロット1
    • 素で短い、それなりのでゲージ右端のため匠いらず。
    と、非常に纏まった性能となっている。
    何より匠が全く要らなく、スロット1なのがロンドにとって痛い。
    とはいえ素で紫ゲージとはいえ10しか無いため業物臨戦でも維持は難しい。
    会心率込みの攻撃力も同色ならロンドが上なので差別化は十分可能。
  • この三つは性能自体は割と似ており、素の攻撃の高さと白ゲージの長さのロンド、
    安定性と高めの麻痺属性のデスレスト、匠要らずのベルデと、好みや相手に合わせて使うのでも良いだろう。
    生産難易度もガララと戦いやすくなったぶん3つともあまり変わらない。
    • 殴り性能では麻痺片手剣では頭一つ抜けているため、
      ソロ~ペアと言った少人数での狩りに向いた一振りと言える。
      人数が多いときは他のプレイヤーが火力枠を務めることが多いため、
      殴り性能よりは属性値を優先したい場面が多くなるだろう。
  • ちなみに、麻痺片手剣には他に謎の超強化をされた超にゃんにゃんぼうもあるが、
    こちらは属性型なので、パラスパイクロンドとの差別化はできている。
    マスターオブメラルー?いくらなんでも攻撃面が絶望的だし…

グローツラング

  • MH4Gにて戦えるガララアジャラ亜種の素材を用いた水属性の片手剣。
    流れるような剣捌きで激しい水流を巻き起こす渦潮の片手剣と言われている。
    外見は形状はそのままにガララアジャラ亜種カラーになっている。
  • パラスパイクサークルから派生するか一発生産で「ラピスプリズム」を生産可能。
  • 性能は攻撃力336、水属性370
    なんというか、とにかく無難な性能である。広い範囲で使っていけるだろう。
  • ただ状態異常武器のようにMH4Gの水属性武器も中々に激戦区であり、
    特に属性特化の片手剣と相性がいいダレン武器の豪崇剣【八重垣】が立ちはだかる。
    攻撃力ではこちら勝っているものの、会心率30%が攻撃力を後押しし、圧倒的な水属性530
    普通のモンスターと強大な古龍の差を感じさせる。
    また、マスターオデッセイも覚醒が込むと紫ゲージが無い事以外は完全にこれの上位互換になってしまう。
    作成時期が完全に被ってるのも痛い。
  • ただ、ダレン武器は作成時期が遅い。
    マスターオデッセイも覚醒装備を作る手間やイャンクック亜種のクエストを取得しなければならない手間がある。
    そのために繋ぎの水属性武器としては防御力特化の正統十字ペリスケリスと並び優秀な部類に入る。
    • 現在ではイャンクック亜種を狩猟できるイベントクエストが受けられるので作製は簡単になった。

余談

  • 闘技大会の「ティガレックス亜種討伐」ではこの武器が用意されているので、気になる人は使ってみよう。
    使ってみればわかるが、火力はもちろん麻痺も十分に狙える。つまり、強い
    それどころか、パラスパイクサークルがソロSランク攻略の最有力候補とさえいわれている
    先輩の陰に隠れがちではあるが、彼もまた、れっきとした強武器なのだ。
  • 亜種武器の銘である「グローツラング」とは
    南アフリカ共和国のリフタルフェスト、オレンジ川近辺に生息すると言われる蛇である。
    「言われる」というのは実在が確認されているのではなく、一種の伝説となっているため。
    リフタルフェストのどこかには大量のダイヤモンドが眠る洞窟があると言われており、
    そのダイヤモンドを守る番人と言える存在がグローツラングと呼ばれる精霊の大蛇であるとされている。
    また、グローツラングに遭遇した者には災いが訪れるとも伝えられている。
    ガララアジャラ亜種=水辺に棲む大蛇、盾に埋め込まれた宝石のようなパーツ=ダイヤモンドと解釈すると、
    なるほど秀逸なネーミングであると言える。

関連項目

モンスター/ガララアジャラ
モンスター/ガララアジャラ亜種
武器/ガララ武器
武器/ア・ジダハーカ - ライバルその1。
武器/デスパライズ - その2。