MHF-G2にて実装されたパリアプリアのG級武器。
呑竜素材の特徴であるヌメリ成分が、斬撃と一緒に体内に侵入する片手剣。
概要・性能
- デザイン的には原種武器のドン・ダガーと同一だが、G級武器らしく性能はまるで異なっている。
まず生産しようと工房の画面を見ると、斬れ味が瑞々しさ溢れる青一色。
G級パリアプリアの武器はどれもこれも似たような斬れ味をしているのだが、
もしやと思って斬れ味レベル+1を発動しても青色が伸びるだけである。
- G級フルフル武器という前例があるし、きっと強化すれば輝くはず!
と思って強化を進めると、期待通りLv15で真っ白なゲージが姿を現す。
その後は少しずつ白ゲージが伸びていき、最終的には例のリッパーに近い
ゲージの端から端まで白一色となる。
- Lv50まで強化した際の攻撃力は554である。
覇種武器や進化武器の基準で見れば逸脱しているにも程があるほどの攻撃力であるが、
ことG級片手剣というカテゴリーで見た場合、Lv50G級武器としては最低の値である。
近年では攻撃力700オーバーの属性片手剣が山のように存在し、
実装直後の時点でも無属性ながら攻撃力700に空色ゲージを持つ無属性の化け物があるなど、
物理火力は当時から恵まれていなかった事が分かる。
- だがこの武器の真価は属性値にある。
というのも、最終強化することで何と水属性1160になるのである。
今でこそ、マスターオデッセイという水属性1550の武器が存在する他、
水属性が実質1300を超える複属性の片手剣も2本ほど存在はするのだが、
これらが出始めたのはこの武器の実装から2年後のMHF-G8であり、
G2からG8までの約二年間、
天廊武器という例外を除くとG級系統では最高の水属性値を有する片手剣だったのである。
- ただし時代背景を考えると、この武器が明確に脚光を浴びた期間はさほど長くはない。
G2では紛れも無く最高クラスの水属性片手剣として認識はされていたが、
G3からは水属性値のみで押し切れる相手が減少傾向にあり、そこから始まった物理火力のインフレに伴い、
片手剣であっても「物理性能が最優先、属性はおまけ」という風潮が強くなっていった。
G級武器として最低クラスの物理火力であったパリスティックダガーがどうなったかは言うまでもないだろう。
一応GGぐらいまでは水属性枠という重要な選択肢として取り上げられることもあったが、
G6で4桁を超える水属性と高い物理が両立できる天廊武器が登場したこともあり、
パリスティックダガーは選択肢に上がることはなくなった。
G9では再び属性ダメージが脚光を浴びることになるが、
属性補正が紫・空に比べ一段劣る白ゲージのパリスティックダガーが復権することは残念ながら無かった。
- G10現在G級最序盤で作成できる水属性片手剣が不足気味なのは紛れも無い事実である。
マスターオデッセイはG10を最後に廃止されるパローネ大航祭限定で、
上で例示した複属性武器はGR800まで4桁超えの属性を引き出せず、天廊武器は遠征録がG10時点で休止中であり、
高い物理性能を有する始種武器バル・エマは水属性が500程度しかないため、
4桁に届く水属性値を引き出せる武器は限定されている。
ただ、パリスティックダガーほどではないが高い属性値とパリスティックダガーを大幅に上回る物理、
属性を引き上げる空色ゲージを持つ天翔剣という対抗もあるので、
この武器に手を出すかは慎重に判断したほうがよい。