武器/ヒプノ=エクスマキナ

Last-modified: 2023-08-24 (木) 22:59:03

目次

概要・性能

  • MHFのゲーム内イベント「ヒプノック劇場」で入手可能な片手剣。
    初登場した際は「超カラクリヒプノック」が最終強化だったため、
    当時からプレイしている人達からは略称として「カラヒプ」と呼ばれることも多い。

ヒプノ=エクスマキナ

  • かなりインパクトのある見た目をした睡眠属性の片手剣。
    「フェザーシェーバー」が既存のヒプノック片手剣として存在してはいるが、
    こちらは見た目・性能が全く異なる。
    まず、この片手剣はとにかく目立つ極長リーチ
    人形劇で用いられる人形のような、ヒプノックの人形が先端にあしらわれている。
    ヒプノック人形はビックリしたような表情で、目がまん丸になっており、結構可愛らしい。
    ヒプノック嫌いの人でも一度見てみることをお勧めする。
    ほかにも、盾は劇場っぽい、というかまんま劇場である。
    幕は閉じられたままだが、正直小さすぎるので開いていてもいなくてもどちらでも良いのだが。
    さらに、刀身がかなりデカイので、遠くからでも一瞬で「カラクリヒプノックだ」と分かるほどである。
  • ヒプノロッド⇒ヒプノマリオネット⇒カラクリヒプノック
    ⇒超カラクリヒプノック⇒ヒプノ=エクスマキナと強化可能。
    イベント素材の「至高のガラクタ」は生産段階に、「幻夢の操り糸」はエクスマキナへの強化に使用する。
  • 極長リーチ故にモンスターにも攻撃が当てやすく、
    さらにヒプノック武器故に睡眠属性が高い。
    初登場時の最終強化「超カラクリヒプノック」でも睡眠属性360
    親方印武器派生の「ヒプノ=エクスマキナ」では睡眠属性390
    ぶっちゃけた話、他の睡眠属性片手剣の立場は殆どこの武器によって奪われたと言っても過言ではない。
    上記の通り、"睡眠属性片手剣"として既に優秀な睡眠属性を有しており、
    しかも極長リーチによって圧倒的な手数を稼げるからである。
  • 睡眠属性武器としての点にばかり目がいきがちであるが、火力も決して低くはない。
    ヒプノ=エクスマキナでは攻撃力336、斬れ味レベル+1で白ゲージまで現れる。
    白ゲージの長さは平均的だが、モンスターが眠ってしまえば
    安全な状況下で研ぎ放題になるため、そこまで問題ではない。
    さらに、エクスマキナは親方印武器なので抜刀/納刀が高速化する。
    片手剣で抜刀/納刀が速くなっても緊急回避が少し速くできるようになるだけでほとんど意味無いけど。
  • 2頭以上のモンスターが出現するクエストにおいて、片方を眠らせるという分断戦法にも用いられる。
    例えばヴォルガノス通常種と亜種が同時出現する「溶岩竜とネオジムメモ」である。
    両者は隣り合わせの2エリアを往復しかしないため、すぐに合流してしまう。
    これはマストオーダーではなく、ヴォルガノス通常種の討伐がメイン、
    ヴォルガノス亜種の狩猟がサブAとなっているため、
    パーティーのうち一人がヒプノ=エクスマキナを装備し、
    サブ込みの場合は通常種を、メインのみの場合は亜種を眠らせ続けるという作戦である。
    無論、別エリアで昏睡させるのが望ましい
    (通常種・亜種両方とも、眠ってから40秒ですぐに起きるので攻撃役も悠長にしていられないが)。
  • また、言うまでもなくキリンとの相性がいい。
    全身が全属性で0という完璧な耐属性を持つキリンには、
    攻撃属性重視の片手剣は極端な程相性が悪く、無属性、もしくは睡眠属性がよく用いられる。
    このヒプノ=エクスマキナはキリンを眠らせることが可能な上に、
    キリンが軸合わせでこちらに振り向いたとき、
    向かって少し右の位置でちょっと剣を振るだけで容易に角にクリーンヒットするため、
    胴体を攻撃するしかない通常リーチの片手剣に比べると、圧倒的に立ち回りやすい。
    当て易すぎて片手剣のPSが落ちてしまうのではないかと心配になるほどである。
  • ただ、当てやすいというのは、味方への妨害にも言えることであるため、
    安易に野良パーティー等で担がないようにしよう、
    というか、そもそも睡眠属性武器は戦略あってこその武器なので、
    通常のパーティーに持ち出しても効果は薄いのだが。
  • Xbox360版ではクローズドβの体験テストにおけるMHFオリジナル武具体験には含まれていたものの、
    正式な解禁は2011年となり、ネ実wikiでは「この箱民は1年待ったのだ!!」と冒頭にきっちり書かれている。
    やはり片手剣という武器種自体が火力で期待されにくい分、
    こういったクセのある片手剣が相対的によく用いられるのだろう。
  • MHF-G2で、超カラクリヒプノックからのHC派生に「極カラクリヒプノック」が追加された。
    攻撃力はヒプノ=エクスマキナと同様だが、睡眠属性は更に強化され410という驚愕の性能。
    更にHC武器なのでレア度も低く、HCクエストでの斬れ味補正も受けられる。
    ヒプノ=エクスマキナに劣る要素は全くないので、強化はこれ一択になったと言っていいだろう。
  • MHF-G5末期にてG級技巧武器である「獄カラクリヒプノック」が実装。
    最終的には攻撃力722、睡眠430という睡眠武器としては非常に高い性能を誇る。
    睡眠属性と斬れ味はLv20で完成するので、パートナーに渡すならそれでも十分。
    またG級技巧武器へ対応したために、MHF-G9.1まではパローネ大航祭開催時に並行して配信されるようになっていた。
    MHF-G10.1以降は歌姫狩衛戦ギルド貢献ポイント交換に素材が追加されているが、
    こちらの関連素材しか追加されていないという問題がある(後述)。

ムーディーナイト

  • 上記はヒプノック通常種のイベント武器であるが、こちらは繁殖期版。
    ハンショクパペット⇒ハンショクドール⇒ハンショクフィギュア
    ⇒ムーディーダンサー⇒ムーディーナイトと強化可能。
    イベント素材の「蒼白色のガラクタ」は生産段階に、「常夜の操り糸」はムーディーナイトへの強化に使用する。
  • 同じく睡眠属性、そして極長リーチの片手剣であるが、
    攻撃力350&会心率25%と剛種武器水準の武器倍率の高さ
    さらに斬れ味レベル+1でエクスマキナの2倍の長さを誇る白ゲージ等、
    エクスマキナと比べると、物理火力重視といった感じである。
    睡眠属性も低いわけではなく、290とそれなりの値に収まっている。
    • これはヒプノック繁殖期が同性への闘争心のために
      気性が荒くなるという生態を再現しているのかもしれない。
    ただ、そのリーチの長さ故に狙った部位に当てるには相当の技術を要するため、
    物理で攻めるならエクスマキナよりも扱いが難しいと言えるだろう。
  • カラクリヒプノック同様、こちらもフォワード.5でHC武器派生である「ムーディードリーム」が追加された。
    睡眠属性260に落ちた代わりに会心率30%に上昇。
    物理重視のこの武器では紫ゲージが役立つため、こちらのほうがいいだろう。
  • 物理火力が高く睡眠属性が控えめ、という特徴を活かすならば、
    睡眠属性に弱いモンスターにはエクスマキナ、
    睡眠属性の耐性値上昇が高いモンスター等で睡眠戦法を用いたい場合は
    後々のことを考えてムーディーダンサーを選ぶと良いだろう。
  • 余談だが、ヒプノロッド系のG級技巧武器入りに伴って、
    MHF-G9.1までパローネ大航祭開催時に並行してイベント配信が行われた関係上、
    ハンショクパペット系統の素材も、そちらでまとめて入手可能にはなっていた。
    ところが、G10.1で実装された歌姫狩衛戦の第0回開催時に、
    ハンショクパペット系統の関連素材が、まとめてギルド貢献ポイント交換の対象から外れている、という事態が発生した。
    他のイベントに関連する素材はきちんと含まれているため*1、不具合である可能性が高い。

爆睡アーティファクト

  • そしてこちらは、MHF-G8で追加された希少種版のイベント武器。
    キショウマペット⇒キショウレプリカ⇒快眠アーティファクト
    ⇒安眠アーティファクト⇒爆睡アーティファクトと強化可能。
    「帯電したガラクタ」を10個用いて生産する。
    上記の2つとは異なり、その後の強化にはイベント素材は使用しない。
  • 生産時点から雷属性と睡眠属性の双属性となっている。
    G級武器である爆睡アーティファクトまで強化すると、他のG級武器同様のLv強化型となる。
  • Lv50まで強化すると、攻撃力772、雷属性420、睡眠属性330となる。
    斬れ味ゲージは紫色
    獄カラクリヒプノックと比べると、攻撃力が高く雷属性が付き、また睡眠属性値が劣るものとなっている。
    状況に応じて使い分けるといいだろう。
  • この爆睡アーティファクト、イベントクエストの初回配信時はやけに生産が面倒だった。
    具体的に言うと、まず弾・ビン以外のアイテム持ち込み不可、
    その上防具無しでヒプノック1頭とチャチャブー15匹を倒すイベントクエスト「ヒプノック劇場」をクリアすることで
    「至高のガラクタ」を3個入手できる。
    更にその至高のガラクタ3個を消費して受注可能な、ヒプノック希少種1頭とチャチャブー15匹を倒す
    イベントクエスト「ヒプノック劇場~特別開演~」をクリアすることで
    「帯電したガラクタ」を1個(+確率で追加)入手できる。
    なおこのクエスト、レア度12以下かつ穿龍棍以外の近接武器限定で、防具も貸し出しであった。
  • …察しのいいハンター諸氏なら既にお分かりであろう。
    キショウマペットを生産するのに必要な「帯電したガラクタ」は10個であるため、
    運が悪ければ「ヒプノック劇場~特別開演~」を10回もクリア…
    のみならず、それを受注するのに必要な「至高のガラクタ」を入手するために
    「ヒプノック劇場」までもを何度もクリアする必要があったのである
  • クエスト自体もなかなかに面倒なものである事、
    特に武器や防具が大幅に制限される点が生産の面倒さに拍車をかけていた。
    • ちなみに武器のレア度制限があるクエストには、G級武器にレア度変化シジルを焼き付けて対応する、
      というG級ハンターが多い*2
      当然このクエストでもそう考えていたハンターは多かったのだが、シジルを焼き付けたG級武器ではなく
      通常の非G級武器を担いで行く事を余儀なくされた。
      なぜならばこの当時は、
      「レア度変化シジルを焼き付けてもシジルの効果が適用されない」という不具合が発生していたのだ。
      狙っていたとしか思えない
    • なおレア度が存在しないという点ではG級武器と同じはずの天廊武器ならば、
      強化段階コストを問わず持ち込むことが可能であった。
  • 他のイベントクエストは、次回配信時には素材の入手数が大幅に緩和されるという事が多々あったため、
    このクエストも次回配信時に緩和されるのを切に願うばかりである。

余談

  • 名称の由来は、演劇用語の「デウス・エクス・マキナ (Deus ex machina)」からだろう。
    「機械仕掛けから出てくる神」と訳され、舞台上のからくりによって神様役を登場させて
    ストーリーを打ち切り半ば強制的に収拾させるという演出技法である。
  • 睡眠属性を持つ極長としては、他にディオリモート・Σがある。
    こちらは睡眠の双属性になっており、状況に応じて使い分けたい
    (攻撃力336、龍属性300、睡眠属性は250となっている)。
    武器デザインコンテスト2011において最優秀賞を勝ち取ったプレイヤー考案の武器であり、
    ギミックの効果も非常に面白い
    (ただ、イベントコードの入力期間が過ぎたので現在では入手できないが)。
  • G8現在では、繁殖期版であるムーディーナイトのみがG級派生に対応していない。
    ヒプノック繁殖期のG級武器は風属性と睡眠属性の双属性となっているが…
    ムーディーナイトがG級対応した暁にはどうなるのか気になるところである。

関連項目

モンスター/ヒプノック
武器/ヒプノ武器


*1 イベント内で一部だけ漏れているケースはある。
*2 レア度変化シジルを焼き付けるとそのレア度相当の性能に弱体化してしまうが、それでも並の非G級武器よりは強い場合がほとんどであるため。