MHXで登場したウラガンキンやその二つ名の素材で作られたガンランス。
目次
概要
- ウラガンキンの背部、もしくは動物の脊椎を思わせるデザインが特徴的。
銃槍、盾ともにかなり大きく、装備しているとハンターが小さく見える。
オーバーヒート状態では背骨の中の椎間板に当たる部分が赤熱する。
- 武器銘に含まれる「ブルト」は英語で脊椎を意味する“vertebrae”が由来であると思われる。
実際にMHGen(海外版MHX)では、ギガスブルトは「Vertebrae Blaster」という名前で登場している。
性能
MHX
- 下位の段階では攻撃力こそ高いが斬れ味は黄色と相変わらずなまくらで運用は困難。
上位強化でLv5になるとようやく実用圏内の緑が現れる。
Lv6で最終強化となり、ギガスブルトラキスに銘を変える。その性能は下記の通り。- 高めの攻撃力220
- 物足りない火属性20
- 素で実用的長さの斬れ味緑、匠1から全青
- 見た目とは裏腹に通常型LV3
- かなり上がる防御力+30
- 空きスロットなし
- 攻撃力こそ高めなものの、斬れ味は緑なので斬撃の火力は今ひとつ。
匠1から斬れ味青が現れるが、ガンランスは要求スキルが多いので採用しにくい。
MHXには斬れ味が悪いほど攻撃力がアップする鈍器スキルがあるが、
鈍器を使う武器には突出した攻撃力や長大な斬れ味緑が求められる一方で
ギガスブルトラキスはどちらも持ちあわせておらず、鈍器との相性は微妙。 - 通常型の火属性ガンランスに熔解銃槍ヴォルガノスというものがあり、
こちらは攻撃力220、火属性20、長大な斬れ味緑と微青、空きスロット2個と
ギガスブルトラキスの同等の火力に斬れ味と拡張性を加えたものとなっている。
防御力アップ以外では上位互換であり、厳しい立場を強いられる。
また、素で斬れ味青を持ち扱いやすさに長けるリガルチャリオットも強力なライバルとなる。 - 防御力+30がかなりの恩恵であることは間違いないが、
防具と護符+爪だけで必要十分の防御力を確保できる場合が殆どなので重要視されにくい。
しかしガンランスの場合、頭部を増弾のピアスにした防御力が低い装備構成になる場合があり
そういう時にはこのギガスブルトラキスが輝く?かもしれない。
幸い斬れ味が黄色になっても増弾フルバーストにより一定火力で戦えるので、愛があれば運用可能な範疇である。
- 見た目通りに骨武器系列のゴーレムガンランスから派生する。
が、強化に骨素材が山ほど要求されるということは無い。
MHXX
- 究極強化でギガスブルトゼニスと
無駄にかっこいい名前になる。- ゼニス(Zenith)は「天頂、頂点」を意味する。MHF-ZのZと同じ。
- 高い攻撃力350
- ないよりは嬉しい火属性24
- 相変わらずの緑。だが上位より成長し斬れ味レベル+2で白20
- 通常型LV4
- さらに上昇した防御力+40
- スロット無し
また、フルバーストを多用するブレイヴスタイルが追加されたので通常型であるのは嬉しい点。
ただ、通常型のガンランスは優秀なものが大量にあり、その中で埋もれてしまってるとも言える。
特に覇撃槍イクセアペカムは青ゲージでありながら物理期待値でこの武器を20ほど上回っており、
長さも30と継戦能力で上を行かれ会心率も超会心との適正が高い35%。極め付けに通常型LV5である。
フルバーストに重点を置く場合、砲撃LV5で白や青ゲージが異常に長いものが追加されており、
この武器でそれをやろうとすると著しく火力が低い緑ゲージでやることになるので避けたい所。 - ただ、通常型火属性ガンランスにのみに目を向けるとこの武器が物理期待値で堂々のトップである。
通常型LV5の砲撃を持ち、それなりの物理期待値を持つ融壊ヴォルガカノーネの存在が気になるが、
物理性能を活かせばどうにか使っていけるだろう。
グロボブルト
- 二つ名持ちモンスター"宝纏ウラガンキン"の素材から作られるガンランス。
形状は通常種のものと同じだが、色合いが深い紫を主体にしたものとなり所々が宝飾で飾られて派手な印象に。
MHX
- 9度の果てしない強化を経て最終強化に至ると、グロボブルトゼタに銘を変える。性能は下記の通り。
- 高めの攻撃力220
- オマケの会心率5%
- 素で長大な斬れ味緑、匠1から全青
- 見た目に合致する拡散型LV4
- ちょっと上がる防御力+10
- 空きスロットなし
- 狩技ゲージが溜まりやすい(二つ名武器)
- 通常種武器と比べて火属性没収、防御力アップ劣化などの下方調整も見られるが、
長大な斬れ味緑と拡散型4と微量の会心率を得たことで、趣の違う武器へと変化した。 - 長大な斬れ味緑のおかげで、鈍器スキルとの相性が向上した他、
拡散型4のガンランスの中ではもっとも物理火力に長けており、唯一無二の個性を発揮している。
しかし他の拡散型4のガンランスも個性的で手強いライバルとなる。野菜と竹は忘れよう。 - 鈍器との相性が良くなったとはいえ、攻撃力自体は220と依然として物足りない数値。
斬撃火力だけでは火力不足に陥りがちなので、拡散型4の砲撃を活かしてこそだろう。
MHXX
- MHXXではさらに強化を重ねブルトデアマンテと銘を変える。
前作では突きによる火力不足が目立っていたが、MHXXでの性能は…- トップタイの攻撃力380
- それをさらに加速させる会心率10%
- 斬れ味は素で緑210・匠で出るゲージは全て青
- ないよりは嬉しい防御力+25
- お馴染みの狩技補正とスロット0
- そして砲撃は拡散LV5
第一に攻撃力が跳ね上がったことにより、匠が無い場合と発動している場合のいずれにおいて
拡散LV5のガンランスでは最高の物理攻撃力を叩き出すようになった。
さらに青ゲージを出せば大体の「匠を発動させた」拡散LV4ガンランスの物理期待値を超えてしまう。
また、緑ゲージが相変わらず長いため鈍器スキルとも相性が良く、
スキル自由度を活かせば火力・持続力共に申し分ない無属性ガンランスとなる。- ちなみにブルトデアマンテの物理火力を紫ゲージ換算すると、
緑ゲージ+鈍器発動時は攻撃力324、青ゲージでは攻撃力336相当である。
しかし緑ゲージの方が圧倒的に長く、火力を増強しやすい点を考えると匠より鈍器の方が望ましいと言えるだろう。
- ただ、当然緑か青での運用なので弾かれには細心の注意を払わなければならない。
柔らかい部位を突き、硬い部位を砲撃するのがガンランスの基本的な戦い方なのだが、
この武器の場合それを徹底できなければ、攻撃が弾かれて隙を晒しまくることになる。
さらに、匠+業物のセットか鈍器使いを発動させたい武器にもかかわらずスロット0なのも無視できない欠点。
柔らかい部位を攻撃できる高いPSと十分なスキルを発動させられる運が必要なまさに浪漫溢れる武器である。 - また作成難易度も相当な高さになっており、MHXX最強とも呼ばれる宝纏との連戦が避けられない。
武器強化の上でクリアが必須となる特殊許可クエストG5は臨界ブラキとの同時であり、
そもそもMHXの時に作製せずまともに宝纏をやっていない場合は14回の強化を行わなければならない。
しかし苦難を乗り越えた先に待っているのは攻撃力最強の拡散LV5ガンランスなので、頑張って損は無いだろう。