MH3以降の作品に登場するランスで、ファミ通とのコラボ武器。
入手するためには、どの作品においてもファミ通とのコラボクエストをクリアする必要がある。
目次
概要
- 異国で開発中の最新鋭の武具の鋳型。その機能がまだ十分ではないため、槍として扱われる。
- コラボ武器としてはかなり異色の外見をしている。
何が異色かと言うと、P2G以前のコラボ武器と比べ普通にカッコイイことである。- コラボ武器と言えば、攻撃するたびに奇声を発したり、
謎の生物のぬいぐるみだったりと、いわゆるネタ武器と被っていることが多いが、
この武器は初代MH、MHGなどに登場した銃槍型のランスを意識しており、
討伐隊正式銃槍などに近い正統派のガンランスの外見をしている。
ただし、初登場したMH3にガンランスが存在しないため、
「開発中の新型武器」である普通のランスとして扱われる。
- コラボ武器と言えば、攻撃するたびに奇声を発したり、
性能
MH3
- 初登場。作製するためにはオンラインまで行く必要があり、オフ専の人には影が薄い存在であった。
- 肝心の性能は…と言うと、生産段階ではかなり微妙。
斬れ味緑、攻撃力345、火属性250、会心率0%。
製作には「紅蓮石」と「火竜の骨髄」が必要なので、
火山までクエストを進める必要があるが、そこまでゲームを進行させているならば
アグナ武器のスパイラルヒート(斬れ味緑、攻撃345、火220、会心率15%)の製作が可能になっている。
こちらは属性で若干劣っているが、会心率で完全に上回っており性能差はほぼない。
加えてブレインフォックスの生産に必要な「ファミ通チケット」の入手クエスト、
「ファミ通・大角と巨鎚の激突!」はクエスト名からわかる通り、
「陸の闘技場でウラガンキンとディアブロスの同時狩猟」という高難易度クエストである。
村クエだけでも余裕で生産可能なスパイラルヒートに勝っている部分が殆どなく、
かなり空気な存在であった。
- 上位の最終強化である特捜隊専用槍【百狐】まで強化すれば、ようやく本領を発揮する。
ライバルだったスパイラルヒートの最終強化先である炎槍アグナコトルと比べると、
特捜隊専用槍【百狐】は「攻撃力414、火280、スロ2、斬れ味青」、
炎槍アグナコトルは「攻撃力391、火350、会心率20%、斬れ味青」と
どちらも一長一短な性能となっている。
ほとんど好みで選んでもよいレベルだろう。
MHP3
- ガンランスが復活したにもかかわらず、どういうわけか相変わらずランスとして扱われている。
- 生産条件は全く変わらず。チケットの入手クエストも変更なし。
やはりスパイラルヒートと本作で復活したレウスランス「レッドテイル」の壁が気になるところ。
とはいえ、見た目はカッコよくても極端に優れた性能もなく、使用率は大したことはなかった。
- 上位素材で特捜隊専用槍【百狐】に強化すると、なかなかの性能を発揮する。
ライバルたちと最終強化時の性能を比較すると以下のようになっており、
それぞれに長所と短所があり、上手く住み分けが出来ている。武器名 攻撃力 火属性 会心率 スロット 斬れ味 作成可能時期 特捜隊専用槍【百狐】 190 25 0% 2 白:長 青:長 上位★7 プロミネンスピラー 200 24 0% 1 白:長 青:普 上位★7 炎槍アグナコトル 190 28 25% 0 白:短 青:短 上位★8(アマツ後)
MH3G
- 恐らくこの武器が最も輝いた作品である。
- まず生産に必要な素材が一新された。
火竜の骨髄は相変わらずだが、それ以外の素材が「紅蓮石×5」から「ファンゴの頭×5」に変更された。
これにより、火山まで行かなくてもリオレイアが倒せれば作成が可能になった。
さらにチケットクエストは「ファミ通・怒涛の突進祭り!」に変更。
このクエストは防具、お守りなしで陸の闘技場でブルファンゴ20頭を倒すだけのクエストである。
リノプロスの妨害があるとはいえ、難易度は非常に低く、
必要素材の内「ファンゴの頭」もついでに手に入る親切設計である。
- さらに他のランスの扱いが変わった。
- 長年のライバル、スパイラルヒートは上位武器に格上げされたため比較対象外となり、
レッドテイルは攻撃322・火180で、攻撃345・火210の当武器にまさかの完敗を喫している
(ちなみに、会心率は共に0%)。イノシシ素材に負けたリオレウスの悲しみやいかに。
とは言えこちらはレア素材の骨髄を2本要求されるのに対し、あちらはレア素材無しで作れるので
その点パワーバランスを保っているとは言えるか。
なお逆鱗を用いてレッドテイルをもう一段階上のヘルファイアに強化すると、
攻撃368、火200と長い緑ゲージとなり、こちらを上回る。
ただし上位素材の爆炎袋を要求するので下位では作れないため、
下位まででの火属性最強ランスはブレインフォックスになる。 - 加えて、リオレイアは港★1から狩猟可能なので、頑張ればゲーム開始直後から生産可能。
さすがに初期装備では厳しいが、★1の採取だけでも
レイアの弱点属性である雷属性のドリルランスは作れるほか、
防具も同じく採取だけで作れてスキル構成に優れるアロイシリーズ、
同じ★1で作れて毒無効や高めの火耐性を持ち相性の良いフロギィシリーズなどの選択肢があるため、
プレイヤースキルが伴わないソロ専の人でも十分勝ち目はある。
ただし火竜の骨髄は尻尾剥ぎ取りか捕獲報酬からしか出ず、いずれもあまり確率が高くないため、
驚くほど簡単に作れるという訳ではない。
それでも逆鱗や紅玉の確率を思えば遥かにマシなため、周回する価値は十分にあると言える。- 一応、普通に村クエを進めても★4で作れるようになる。
ここから先は火を弱点にするモンスターばかりの凍土クエストが待っているので実用性は高い。
何よりも★5への昇格に必要なラギアクルスに
こうかは ばつぐんだ!
水中でのランスの戦闘力の高さは言わずもがな。さらに火はラギア最大の弱点である。
どうしてもラギアクルスに苦戦している…と言う人は、普段他の武器を使っていても
試しに乗り換えてみてもいいかもしれない。
- 一応、普通に村クエを進めても★4で作れるようになる。
- 長年のライバル、スパイラルヒートは上位武器に格上げされたため比較対象外となり、
- 上位版はMH3以来となる「特捜隊専用槍【百狐】」。
強化には「蒼火竜の堅殻」が必要なので村★9まで待つ必要があり、
ブレインフォックスのように上位進出してすぐに作ることはできない。
ただ、堅殻以外に必要なのはチケットと獄炎石のみで、その堅殻も4つあれば良いので強化自体は非常に楽である。
一足早い★8で作れる火属性ランスに「プロミネンスピラー」とスパイラルヒートがあるが、
総合的な性能ではこちらが完全に上回っている上に製作難易度はこちらよりも遥かに高いため、
どうしても★8時点での攻略に間に合わしたいのでなければこちらで十分である。- 性能面でのライバルは、百狐と全く同じ時期に製作可能となるレッドテイルの派生先の「ブルーテイル」だろう。
あちらの方が攻撃力や斬れ味に優れる代わりにこちらは属性値が高く、性能はほぼ互角といったところ。
ただしあちらは蒼火竜の尻尾を3本ないし4本に加え、火竜の紅玉まで要求されるなど
やはり製作難易度が段違いに高いため、とりあえず上位で戦うにはこちらの方が扱いやすい。
- 性能面でのライバルは、百狐と全く同じ時期に製作可能となるレッドテイルの派生先の「ブルーテイル」だろう。
- しかし強化はここで打ち止めとなるため、G級以降は上述の武器群に取って代わられることになる。
それでも製作時期の早さが光る下位のブレインフォックス、コストパフォーマンスに断トツで優れる特捜隊専用槍【百狐】と、
いずれも他の火属性ランスとの差別化を図るのに十分な性能であるため、活躍の場は多いだろう。
MH4(G)
- やはり続投。そしてやはりランス扱い。
はたしてこの武器の正体はなんなのか…。- 今回はリノプロスとスクアギルを闘技場で10頭ずつ倒す『ファミ通・突進と回転の脅威』がチケットクエスト。
見ての通り別に難しくはないが、途中でゲリョスが乱入してくるので
その妨害をかいくぐりつつ討伐することになる。
ちなみにゲリョスの狩猟がサブターゲットになっている。
- 今回はリノプロスとスクアギルを闘技場で10頭ずつ倒す『ファミ通・突進と回転の脅威』がチケットクエスト。
- 流石に下位序盤で生産して下位終盤まで通じてしまうのは強すぎたためか、大きく弱体化。
攻撃力230に火属性100、斬れ味はわずかな緑…と、
せいぜいレッドテイルを作るまでの繋ぎがいいところである。
やはり生産に水袋3個なんていう訳の分からない素材を使ったのがいけないのではないだろうか…。
- 特捜隊専用槍【百狐】に強化すると、ようやく以前の性能を取り戻す。
攻撃力は345、火属性は370、斬れ味は素で青だが匠での増加分が全て白で現れる。
生産に必要な上位素材は雌火竜の上鱗と尖竜骨なので、HR5で作れる火ランスとしてはかなり優秀。
ブループロミネンスにも斬れ味の持ちで勝っている。
- MH4ですでに登場していたほとんどのイベント武器同様、やはりMH4GでのG級強化先は登場しなかった。
上位を駆け抜ける際のつなぎとしての役目を終えた後は、基本的には装備ボックス行きとなるだろう。
MHX
- 今作でも続投となり武器種はもちろんランス。
- コラボクエストは原生林でタマミツネ3頭の連続狩猟というかなりかったるい内容。
サブターゲットでもキー素材のチケットは出るが、
内容は竜の大粒ナミダ2個の納品という運の絡む内容なためあまり当てにしない方がいい。 - いわく「突撃取材」との事だが、勿論取材という達成条件は無いので普通に狩猟である。
そもそも言葉が通じない野生動物相手に何を取材しようと言うのか…。
獣人種じゃあるまいし。
- コラボクエストは原生林でタマミツネ3頭の連続狩猟というかなりかったるい内容。
- 強化段階でしれっと泡狐竜の逆鱗と火竜の煌液を、
最終強化で覇竜の大牙と斬竜の炎玉を使い特捜隊専用槍【百狐】となる。
さて肝心の性能はというと、- 攻撃力170
- 火属性値35
- スロット2つ
- 斬れ味は青20と匠追加分は全て白
特に同じく炎玉を使う斬竜槍グラナトより40も低い攻撃力が気になる所。
しかし属性値は炎槍アグナコトルを僅かに抜いてトップである。
またスロ2を有する火属性ランスは事実上これだけなので、差別化を図るのに十分な要素は持っている。
ガード強化を付けてナズチの腹を焼くのには持ってこい。あとはやはり見た目だろう。
MHXX
- G級追加に伴いさらなる強化が可能となった。
究極強化で真・百狐槍となる。
そして気になる性能は…- 攻撃力300
- 火属性40
- スロット2
- 斬れ味は素で白40に匠追加分は全て白
ただし本作では紫ゲージの補正が低下しているため、紫ゲージが出なくてもそこまで痛手ではない。
火属性ランスでは斬れ味の補正を加味しても最高の属性値を持つこともあり、オオナズチ等に担ぐにはうってつけの一本となっている。- ただし究極強化に覇竜の極大牙を要求されるため製作時期はかなり遅い。
- ライバルはリオレウス希少種のランス、ディバイン=ソルとアグナコトルのランス、灼槍ヴァスティアグニだろう。
前者はは攻撃力310に火属性34、スロット1、斬れ味は素で白20、匠+2で紫40が出現する。
後者は攻撃力300に会心率25%、火属性36に素で白30、匠+2で紫30を持つ。
物理性能ではこちらが負けるので、スロットも活かして徹底的に火属性に特化させて差別化させたい。
余談
- MHP3以前の作品では一応紅蓮石を使っているが、MH3Gではチケット以外の素材は全てナマモノである。
…にもかかわらずいかなる錬金術が働いたものか、見た目は立派なガンランスに仕上がっている。
不思議な話である。
- MH3の頃は、当時ファンの間で語られ、現在は誤りだったと判断された俗説、
いわゆる旧大陸と新大陸の技術格差を示唆する存在の一つとされていた。
というのも、旧大陸としていた地域では実用レベルに達しているガンランスだが、
新大陸としていた地域では未だに試作段階であり、実用レベルに至っていない…と考えられていたからである。
ところが、MHP3でガンランスが復活したにもかかわらず相変わらずこの武器はランス扱いのままである。
ひょっとしてこの武器の正体はガンランスではないのだろうか?
武器説明にも「最新鋭の武具」としか書かれておらず、砲撃機能があるとは書かれていない。
もしかして個人携帯用の撃龍槍の試作品だったりするのだろうか?- 武器のグラフィックをよく見ると銃の引き金らしきものが備わっている。
それを引けば発砲できるのかもしれないが、
残念ながらその引き金とハンターが握る柄の位置が離れた所にある。
この武器がガンランスとして使われないのは、
恐らく武器の設計を間違えたからなのかもしれない…。
- 武器のグラフィックをよく見ると銃の引き金らしきものが備わっている。
関連項目
クエスト/ファミ通シリーズ
武器/スラッシュフォックス - ファミ通コラボ武器かつフォックス武器仲間。氷属性担当。
武器/フォックスクレスト - ファミ通コラボ武器かつフォックス武器仲間。爆破属性担当。
武器/チャージフォックス - ファミ通コラボ武器かつフォックス武器仲間。火属性担当。
武器/フォックスブレイド - ファミ通コラボ武器かつフォックス武器仲間。雷属性担当。
武器/バレットフォックス - ファミ通コラボ武器かつフォックス武器仲間。水属性担当(?)。
武器/プラチナクラウン - フォックス武器ではないがファミ通コラボ武器仲間
武器/古龍銃槍エンブレム - 同上