武器/ブロードブレイド

Last-modified: 2024-01-18 (木) 19:37:06

ネルスキュラ素材で作られた大剣。
影蜘蛛の素材の特異な性質が、工房の技術を超える最先端の大剣を生み出した。
初出はMH4。

目次

概要

  • スキュラ武器の例に漏れず見た目が非常に秀逸。
    幅広の両刃の剣の鍔に単眼のような青い宝石がはまっており、全体的に非常にスマートでカッコイイ。
    強化を重ねると、宝石が赤くなるほか全体的な色合いも赤系統になる。

性能

MH4

  • スキュラ武器と言えば睡眠属性。この武器も貴重な睡眠大剣として活躍してくれる
    …かと思いきやまさかの無属性である。
    ただし、会心率と斬れ味が優秀(下位のブロードブレイダーの時点で長大な青+会心率15%)なので、
    使えなくはない。生産難易度も低めである。
  • 上位武器のスキュラブレイダーに強化すると、ついに念願の睡眠属性をゲットする。
    …ただし、覚醒込みで
    それでも発掘装備除き本作における唯一の睡眠大剣なので、大剣で眠らせたかったらこれしかないのだが…
    しかし覚醒させなくとも上位序盤で実用的な青白ゲージを素で持つというのは大きなアドバンテージである為、
    他の上位大剣を作成するまでは十分に使える。
    • 最終強化のスキュラルシャーバーは斬れ味が非常に優秀で、素でかなり長い白ゲージを持つ。
      ただし、攻撃力が下位武器並みの672しかなく、覚醒させなかった場合スロット数除き
      THEアポカリプスのほぼ完全劣化となる。
      モノが大剣なので、斬れ味が長くてもそこまで評価が変わらないのが痛い。
      ティガレックス亜種の素材を利用するので作成時期も遅く攻略には使えない。
      • 運用するなら覚醒は必須。その代わり匠は付けてもほとんど変わらないので不要。
        とはいえ火力不足はいかんともしがたく、使うならほぼ完全に趣味の範疇だろう。
        一応、イベクエを利用すれば上位上がりたてでも作れるが…
        スキルで攻撃力を上げれば、白ゲージの斬れ味補正と高い会心率を活かせるだろう。
      • 匠不要、覚醒必須、高会心で抜刀術との相性悪し…と、暗夜剣とはスキル構成がかぶって来る。
        スロットも同じなので、装備を使いまわすことも可能。

MH4G

  • G級で亜種が登場し、その素材を用いてネグルヴァルスキュラへと強化が可能。
    攻撃力1104に覚醒で睡眠450、素で長~い白ゲージに匠で紫が40と、
    概ね上位までの特徴をそのまま引き継いでいる。
    今作でも微妙な性能はそのまま…かと思いきや、新スキル会心撃【特殊】が登場。
    通常、抜刀術により確定で会心を発生させられる大剣の場合、倍率は他の武器に比べ控えめなのだが、
    450という高い睡眠属性を生かすことにより、倍率の低さを気にさせないほどの睡眠属性を叩き込むことが可能。
    特に睡眠に弱いモンスターなら、この大剣4人で殴れば面白いように眠らせることが出来る等、
    従来の大剣から外れた性能としては大健闘した方だろう。

MHXX

  • 前作ではネルスキュラのリストラに伴い本武器も登場する機会を失ったが、MHXXにて復活。
    ザッシュソードから派生するかG級素材を使って最終強化を一発生産するかで手に入れられる。
  • 今作では生産段階は睡眠属性ではなく、毒属性武器となっている。
    属性が変わったというよりは、覚醒非対応の無属性だった下位段階に属性が付いた形となる。
    エリアルスタイルの大剣ならそれなりに手数を稼ぐことは出来る為、
    大抵の相手に対して、ソロなら1クエスト中に最低1回は毒にできる。
  • 従来の睡眠属性は「スキュラブレイダー」として派生する事で手に入れることができる。
    その為、他のスキュラ武器同様、最終強化が2種類存在する。
    MH4時代、強化後の見た目より強化前の見た目の方が好きだった人にとってはこの上ない朗報

影断ネル=カトラ

  • 毒属性武器「ブロードブレイド」は「ブロードブレイダー」を経由して
    究極強化で「影断ネル=カトラ」となる。
    性能は以下の通り。
    • G級武器としてはかなり控えめの攻撃力280
    • それを補う会心率40%
    • 斬れ味は圧巻の紫40白40
    • ありがたいスロット2
    • 実用には補正が欲しい毒属性25
  • スキュラ武器らしく作製難易度は低く、大剣においてはオーバースペックとも言える斬れ味が目を引く。
    これはマーティアー真名ネブタジェセルに斬れ味レベル+2をつけた状態と同等クラス。
    ただし素の攻撃力が非常に低く、高会心率と相まって抜刀会心との相性が非常に悪いため、
    通常の大剣として活躍する事は難しい。
  • 本領を発揮するのは、抜刀状態で手数を稼ぐエリアルスタイルでの運用。
    匠なしで紫と白を合わせて80ものゲージを誇る為、エリアルスタイルの手数をもってしても
    斬れ味関係のスキルが一切不要どころか、1体狩るだけなら砥石すら不要なレベルである。
    詳細は後述するが、低い武器倍率を補って余りある継続火力によって、
    エリアル大剣の最適解の一つに名を連ねている
    • 毒属性をオマケ程度に割り切ってしまうなら、黒炎王一式に超会心をつけると非常に相性が良い。
      空中溜め攻撃で弱点を正確に斬れる技術は必要になるが、DPSまで考慮に含めた総合的な火力では、
      トップクラスの活躍を見せてくれる。
    • 搦め手を使うなら手数UP系のスキルと状態異常攻撃を積むのも手の一つ。
      状態異常攻撃+1と特殊会心の組み合わせに猫の特殊攻撃術を合わせれば、
      毒自体を無効化されない限りはほぼ確実に毒にできる。
    • 弱点特効が使いにくい、または機能しない相手と戦う場合は、
      弱点特効の代わりに連撃と見切りで会心率を底上げするのも手。
      この場合、状態異常強攻撃や集中等、補助系スキルの一部は諦めざるを得ないので、相手に応じて使い分けよう。
  • 期待値だけで言うなら、この武器でつけるようなスキルで他の武器を担いだ方が圧倒的に強い
    瞬間火力を求めるには不向きと言える。
    • 全く同じスキルで武器倍率の高い武器を担いだ場合、
      こちらが紫ゲージを使い切るまでに、与ダメージに攻撃回数1~2回程度の差が生じる。
      …のだが、他の武器はまず確実に斬れ味が落ちる。
      他の武器が1回研いでいる間に1~2回斬れば、結果的には同じことである。
      • 紫+白の80、と見ても普通に強いが、大抵はモンスター1体につき砥石1回で紫を維持できる。
        よほどガードを連発したり硬い部位を斬り続けたりして無駄遣いしない限り、
        総合火力を優先するなら紫を維持した方が良いだろう。
        ただ、白ゲージでも実用的な範囲なので、神経質になる必要はない。
      • 大連続狩猟でクールタイムの間に研ぎ忘れたり、
        同時狩猟の際に別々のモンスターに均等に攻撃していると、
        折角の自慢のDPSも意味を成さなくなってしまう。
        この武器を運用する上で、唯一注意するべき点だろう。
  • 総じて、なにかと大剣の常識が当てはまらないエリアル大剣に最適化された武器と言える。
    エリアルスタイルのおかげで抜刀状態で連続した攻撃を叩き込むことができるようになり、
    スキュラ武器らしい優秀さを見せつけることとなった。
    • エリアル以外にブシドーやブレイヴでも抜刀状態での戦闘は有用であり、
      これらのスタイルでの運用も十分に実用圏内と言えるだろう。
      さすがにエリアルほどの手数は稼ぎづらいが。
    • 一方で、純粋な大剣運用としてはやはり他の大剣に大差をつけられてしまう。
      いつも通り地上で運用するなら、素直に骨を担ぐなり石を磨くなり昆虫採取に勤しむなりしよう。
  • 同じような性能の、素で会心率を補う=エリアル向きの大剣は、実はかなりの激戦区。
    詳細はこちらが明るいが、 等々、優秀な武器が名を連ねる。
    それぞれに長所と短所があり、運用方法によって順位は入れ替わるので、
    武器の見た目の好みと防具の構成のしやすさで選んでも良いだろう。

スキュラミアシゾー

  • MH4(G)ではブロードブレイドの強化先であったが、今作では派生先として別の武器となった。
    スキュラブレイダー→スキュラルシャーバーときて究極強化で「スキュラミアシゾー」の銘を得る。
    旧作同様に睡眠属性を備えるが、今作では覚醒がリストラになった都合上、素で属性を得た。
  • 肝心の性能はというと、
    • 最早擁護のしようがない攻撃力270
    • 追い討ちをかける中途半端な会心率25%
    • 旧作よりは下がった睡眠属性35
    • ささやかなスロット1
    • 大剣ではいかなる使い方をしても使い切れない白120。匠で更に延長されるほか、紫30が出る。
  • 睡眠の属性値が下げられており、多少強化された特殊会心を以ってしても旧作程にはならない。
    ただ、代わりにエリアルスタイルでMH4(G)にはない手数を出せるようになったため、足し引きゼロといったところか。
  • 物理運用ではとてもではないが実用できるものではないので、運用するなら睡眠属性の使い方が重要になる。
    攻撃力が低い都合上、主な使い方は睡眠爆殺になるので、ボマー等の睡眠爆殺用スキルは欠かさないようにしたい。
    幸い、大剣としては贅沢すぎる斬れ味のお陰で、スキルポイントには余裕がある。
    • 逆に睡眠中の溜め3など、物理運用を併用したいなら、ホロロ武器の睡鎌大公デプスレプトを担ぐほうが無難か。
      もっとも、あちらは属性値が低すぎて肝心の睡眠をなかなか取れないが。
  • 派生元同様、エリアルにしてできるだけ手数を稼げば睡眠属性の蓄積は容易。
    物理性能はいっそ捨てて、状態異常攻撃をつけたり、会心率を補正して特殊会心をつけたりすれば、
    高めの属性値を継続的に叩き込めるため、睡眠属性の扱いは睡眠大剣の中でも随一。
    大剣で睡眠爆殺戦法を取りたければ、強力な助っ人になるだろう。
    ただしエリアル大剣は性質上睡眠状態の相手に溜め斬りを当てることができないため、
    睡眠大剣の強力な一撃を当てることができないという欠点もある。
  • 物理火力がアテにならない以上、睡眠邪魔されたりすると苦戦は免れない。
    • パーティプレイでは、爆弾を使い切った等で睡爆が終わると、火力貢献が難しくなる。
      当然、点火をミスしたり、爆弾の調合分を持ち込み忘れて火力が出せなくなれば大顰蹙は免れないので、
      くれぐれも慎重に運用したい。
      そもそも、パーティでは睡眠武器自体が歓迎されない傾向にあるし、
      睡眠を使うにしても大剣の仕事は寝かしつけることより叩き起こすことなのだが。
    • 当たり前だが、睡眠耐性の上昇幅が高いなどそもそも睡爆に向かない相手にこれを担いだ場合、
      地雷の呼び名は避けられないだろう。
  • 典型的な属性偏重タイプであり、用途を限定すれば弱いわけではないが、お手軽に担げる武器ではない。
    パーティ総出で担いでひたすら寝かしまくる、部位破壊サブタゲでマラソンするなど、
    目的に特化した運用には使えるので、作るなら目的をはっきり持っておきたい。
    派生元はかなり汎用的に使える一方で、こちらは繊細な運用を要求される。
    • 特に紅兜アオアシラの怒髪を集めるのには有用。
      というのも、紅兜は眠らせたり麻痺させたりでもしない限りは頭部を狙うのが困難。
      しかし、紅兜は状態異常の耐性が低く、眠らせて頭部に溜め斬りを叩き込めば簡単に破壊可能。

余談

  • おそらくこの武器の名前を見た人の多くは「ブロードソード」を連想したことだろう。
    ブロードソードは一般には幅広の刀身を持つ西洋剣として認知されているが、
    実際にはそこまで幅広な訳ではなく、ロングソードなど他の剣とあまり差のないものも多い。
    というのも、ブロードソードの比較対象は同時期に使用されたレイピア類であり、
    あくまでもそれらと比較した場合に幅広の刀身というだけの話である。
    ちなみにブロードブレイドは現実世界のブロードソードと比べると当然かなり幅広になるのだが、
    モンハン世界の他の大剣と比較するとそこまでの差はないという点ではブロードソードと一致する。

関連項目

モンスター/ネルスキュラ
モンスター/ネルスキュラ亜種
武器/スキュラ武器