海竜ラギアクルスの力を利用した、雷の力を内包する狩猟斧。
斬り込めば蒼い光が炸裂する。
(ボルトアックス)
陽光と蒼海に愛された、雷光を纏いし狩猟斧。
大洋の支配者たる者こそ所持するに相応しい。
(ハイボルトアックス~雷震剣斧ヴォルト)
MH3で初登場した、海竜ラギアクルスの素材を使ったスラッシュアックス。
目次
概要
- スラッシュアックスがハンターの武器として正式に運用され始めた頃、
海竜ラギアクルスから得られた素材を利用して開発された武器。
素材主同様に雷属性を帯びており、同時期に作成されたアサルトアックスよりも
取り回しの良さを重視した設計となっている。
- ラギアクルスの外殻で形成されたフレームには、同じくその爪や角を加工した刃と棘が立ち並び、
斬撃と同時に蒼い光を伴う電撃を叩き込む。
また、ビンは基本的に属性エネルギーを増幅させる強属性ビンを採用しており、
剣モードではその電撃の威力をさらに高めることができる。- 斧刃は鮮やかなオレンジ色の流線形、剣刃は複数の赤い棘が配された無骨な刀身が目を引く。
強化を重ねていくと外見が変化するのは他の武器と同じだが、ボルトアックスの場合
斧刃と剣刃の材質がまるごと入れ替わるという非常に珍しい特徴を持つ。
- 斧刃は鮮やかなオレンジ色の流線形、剣刃は複数の赤い棘が配された無骨な刀身が目を引く。
性能
MH3
- ボーンアックスからの派生のほか、一発生産にも対応。
武器種とともに初登場となる本作では、スラアク自体の本数の少なさゆえか
ボルトアックス系統が唯一の雷属性剣斧であり、ライバルもおらず独自の地位を築いていた。
- 生産時点の性能は攻撃力756、雷属性150、強属性ビン、素で短い緑の斬れ味、会心率・スロット無し。
強化先は雷剣斧ヴォルト攻・輝、またはハイボルトアックスの2系統3種類が存在し、
任意でいずれかへ派生していくことになる。
雷剣斧ヴォルト系統2種に派生した場合はスロットが1つ追加されるほか、
外見やビンが変化しないまま属性寄りの性能となり、最終強化で雷震剣斧ヴォルト剛・天となる。
一方、ハイボルトアックス系統に派生した場合は外見が先述のように変化するほか、
ビンが強撃ビンに変化した物理寄りの性能となり、最終強化で雷迅剣斧ライコウ剛・天となる。
- それぞれ最終強化の性能を比較すると以下の通り。
名称 攻撃力 属性値 会心率 スロット 斬れ味(匠) ビン 製作難度 雷震剣斧ヴォルト剛 918 290 - 2 青(極短白) 強属性 低 雷震剣斧ヴォルト天 864 290 15% 2 青(極短白) 強属性 中 雷迅剣斧ライコウ剛 972 310 - 1 青(短白) 強撃 激高 雷迅剣斧ライコウ天 918 310 15% 1 青(短白) 強撃 高
自分のプレイスタイルも考えた上での強化を行わないと後悔することになる。
もちろん4種類全てを作る剛の者もいたが、
強化の際には部位破壊限定の尻尾や角(尖角)など入手が難しい素材が大量に必要となるほか、
派生によっては逆鱗、果ては蒼玉も複数個要求されるためコンプリートは茨の道だった。
- 現在ではオンラインサービスが終了している関係で、雷剣斧ヴォルト攻・輝までしか強化はできない。
ハイボルトアックスに至っては上位素材である上竜骨が必要な関係で、新規での入手は不可能となっている。
MH3G
- MHP3でのブランクを経て再登場。
本作では一発生産が可能な点は変わらないが、攻・輝のシステムが廃止されたほか
ボーンアックスからアサルトアックス経由での派生になり、
強化過程もボルトアックス→改→ハイボルトアックス→雷剣斧ヴォルト→雷震剣斧ヴォルトに一本化され、
雷剣斧ヴォルトに強化した時点で外見が変化するようになった。- その後、新たに追加されたラギアクルス亜種の素材を用いることでネオボルトアックスに強化され、
そこからG級亜種素材を用いた最終強化で白雷剣斧ラミエルに、
またはラギアクルス希少種の素材を用いて強化することで冥雷の剛剣斧に派生し、
さらにもう一段階の最終強化で冥剣雷斧エンシードとなる。
冥雷の剛剣斧は一発生産にも対応しているが、いきなり冥海竜の雷魂を要求されるため生産難度は高い。
- ネオボルトアックスまでは一貫して強属性ビンにもかかわらず属性値が200未満と低く、
かつスロットと会心率も持たないため少々扱いにくい。
- その後、新たに追加されたラギアクルス亜種の素材を用いることでネオボルトアックスに強化され、
白雷剣斧ラミエル
白海竜の素材を用いた雷剣斧。
その白亜色の刃は、振るうたび地を焦がす雷光を走らせる。
- ネオボルトアックスの亜種素材を用いた最終強化。
外見はヴォルトの色違いで、白を基調に棘や刀身のラインが鮮やかな青色に染まった
亜種の特徴を反映させたものとなっている。
その性能は、- そこそこの攻撃力1150
- 斬れ味は素で白50、匠で紫50が出現
- 会心率無し
- 大幅に増加した雷属性320
- 属性値を底上げする強属性ビン
- ここへ来て追加されたスロット1つ
スロットも1つ空いたため、総じてバランス良く仕上がっている。
雷弱点のモンスターは金銀夫妻やご苦労、魔物など、本作では物理に強く属性に弱い面子が多いので、
それらへの特効性にはかなり期待できる一振りである。
確かに強撃ビンと比べたら汎用性は劣るものの、強属性ビンならではの使い道も必ずあるのだ。
これはアルバ剣斧やミラオス剣斧の例も見ればよく分かるだろう。
冥剣雷斧エンシード
冥海竜の素材を用いた剣斧。
その一薙ぎが海を割り、その一太刀が地殻を震わす。
- ネオボルトアックスの希少種素材を用いた派生の最終強化。
外見はネオボルト以前とは大きく異なり、武器全体が希少種を彷彿とさせる青黒い配色に、
斧刃と剣刃がほぼ同形の爪全体を模したような刺々しい形状に変化しているのが特徴で、
剣モードがより一体感のある造形となる。
また、斧刃の基部と剣刃の先端にはそれぞれ希少種の剛角を模した鋭いパーツが配されており、
それぞれ各モードで水色に発光するギミックを持つ。
その性能は、- 高い攻撃力1196
- 斬れ味は素で凄まじく長い白ゲージを持ち、匠で紫40が出現
- 新たに追加された会心率10%
- 物理火力を底上げする強撃ビン
- 低いままの雷属性180
- スロット無し
しかし冥雷武器にしては属性値が妙に低く、雷属性弱点の相手に対する特効性には期待できない。
このせいで物理性能自体はトップクラスなのにもかかわらず、汎用性の高い毒や爆破属性付きの
開陽やエクリクシーに押される結果となっている。
これは「強撃ビン」自体が属性に準ずるものになっていることを示しているのかもしれない。
もし運用するのであれば、長大な白ゲージを活かした継戦力でなんとか差別化していきたい。- ネオボルトアックスから冥雷の剛剣斧への派生には雷狼竜の天玉を、
さらに最終強化では冥海竜の雷魂に加え獄狼竜の天玉と、レア素材を合計3個も要求されるため、
製作難度が非常に高いことも難点。
先述したように、冥雷の剛剣斧を一発生産した場合は雷魂が2個必要になるので、
さらに難度は上がる。
- 他の武器種では亜種武器が物理偏重・希少種武器が属性偏重である事が多いのだが、
見ても分かる通りスラッシュアックスだけは何故か立場が逆転している。
あろうことかクルペッコ亜種のものにすら属性値で劣る始末。
一体なぜだろうか?電撃の規模的にもラギア希少種の方が凄いはずなのに…。- エンシードへの強化には、どの生産ルートでも蒼天鱗は一度も使用しない。
一方、ラミエルへの強化には必要で、なおかつ属性値が一気に上がることから
蒼天鱗に秘訣があるのかもしれない。
- エンシードへの強化には、どの生産ルートでも蒼天鱗は一度も使用しない。
MH4
- 本作では水中戦廃止に伴い、ラギアクルスともどもこのボルトアックス系列も廃止された。
とはいえ、実は今回もラギア剣斧の生産は可能となっている。
- ヴォルトの性能の方は、
- かなり優秀な攻撃力1026
- まずまずの雷属性280
- 会心率5%
- 斬れ味は素では青、匠により十分実用可能な長さの白ゲージが出現
- スロット1つ
- 強属性ビン
一見すると裂雷から大きく強化されているように見える。
…しかしよく見ると、最大の長所であった強撃ビンから強属性ビンに変わってしまうのだ。
斬れ味が大幅に改善されているので火力はそれなりに上昇しているが、
強属性ビンなのに属性値280でははっきり言って物足りない。
強撃ビンのまま強化されていれば、文句なしに雷属性最強武器であったはずが、
なぜこれほどまでに中途半端な改造を施してしまったのだろうか?- そして属性特化のキリン剣斧の方に強撃ビンを付けたのは何かの嫌がらせだろうか?
ビンの種類が逆であれば共に強武器と名高い龍属性剣斧のように住み分けができただろうに、
結果として彼らを待っていたのは、揃って「肝心なところが物足りない」という
残酷な仕打ちであった。
一応、ラギアクルスが好きなハンターにとっては、発売前より登場しない事が解っていた
彼の武器が最前線で活躍できる事は嬉しい事ではあるのだが……。
- ただし素の性能はかなりのものなので、斧モード主体であればそれなりに強い。
長いリーチを生かした立ち回りを意識すべきだろう。
斧モード自体が大幅な弱体化を受けている事は触れないように。
MH4G
- 竜人問屋でラギア亜種・希少種の素材が交換可能になり、さらなる強化先が追加。
今回はMH3G時代のようなラミエルかエンシードどちらかを選択する派生強化ではなく、
なんとヴォルト→ラミエル→エンシードというダイジェストでの一本道強化に変更されており、
さながらラギア剣斧の集大成のような扱いになっている。
- 満を持して登場した最終強化、冥剣雷斧エンシード。気になるその性能は、
- 属性武器としては非常に高い攻撃力1512
- 及第点の雷属性360
- 少し増えた会心率10%
- 冥雷武器の特徴たる長大な白ゲージに匠で紫40
- スロットは変わらず1つ
…なのだが、ビンは相変わらず強属性ビン。加工担当はどうしても間違いを認めたくないらしい。
とはいえ物理火力はかの滅斧ダークライドとほぼ互角であり、
仮にこれで強撃ビンを搭載してしまうとほぼ全ての強撃スラアクが御役御免となるのは
目に見えているので、バランス調整としては妥当であろう。
攻撃力・会心率両面でこちらに勝る上、紫ゲージと属性値もしっかり備えた強撃ビンのKNDなんてのもいるが。
属性値もそこそこあるので斧・剣どちらでも運用可能とまったく隙がない。- ちなみに同じ雷剣斧の雷公宝斧キリンは属性値こそ高いものの匠で出る紫ゲージが短く、
白ゲージでは強撃ビン込みでも白ゲージのエンシードにも及ばないため、気にしなくていいだろう。
- これほどの驚異的な性能ゆえか、作製難易度も「おかしい」の一言。
まずギルドクエストとイベントクエスト専用のキリンの特上皮を8つ……多い。
他にも砕竜の撃滅拳と交換する冥海竜の雷電殻を3つ
更に雷狼竜の天玉に加え不滅の炉心殻と交換する冥海竜の雷魂*1
と何一つ楽なものがない。
ただしそれに見合っただけの性能は保障されてるので、頑張って集めたい。
- しかし、MH4Gにて祖龍のクエストが配信されたことで状況が一変した。
祖龍素材で作られたスラッシュアックス「ミラアンセスフォース」が、エンシードの前に立ちはだかったのだ。
あちらは強属性ビンによる補正を含めたエンシードと同等の雷属性を素で持ち合わせ、
更に匠で出現する斬れ味ゲージも全く同じという強敵。
ならばビンはというと……まさかの強撃ビン搭載と来ている。
素の攻撃力こそエンシードの方が上だが、さすがに強撃ビン相手では剣モードの火力では絶対に敵わない。
作製には古龍の大宝玉が要るものの、こちらの必要素材と比べればレア素材はそれ一つで済む分マシである。
更に交換素材の関係上、作製時期も古文書後半と遅い。
あちらは特別許可証さえあればすぐ挑めるので、作製時期に関しても負けてしまっている。- しかしフォースはスロットが無く白ゲージ以下が極めて短いという欠点があり、
斬れ味の長さが重要となるスラッシュアックスでは無視できるものではない。
それに対し、白ゲージが極めて長いエンシードは扱い易さでは勝っている。
ビンの効果を受けない斧モードでは此方が優勢なので、斧として運用して差別化していきたい。
- しかしフォースはスロットが無く白ゲージ以下が極めて短いという欠点があり、
- 一方、その斧として運用する場合にライバルと言えるのは、
やはり斧モードの火力が優秀なガイア・絶衝斧【狂虎】・滅斧ダークライド・覇斬斧クーネムルカムあたりか。
クーネムルカム以外は最大斬れ味時でエンシードと互角の物理性能を持ち、
ガイアは作製難易度と防御能力で、絶衝斧は圧倒的な維持力で、
滅斧は圧倒的な紫ゲージによる実用性で優れている。
最大斬れ味の長さはエンシードが最短なので、雷が効く相手に使うべきである。
なお、クーネムルカムは瞬発力こそ文句無しの最強だが、癖が強く方向性が異なるため
あまり気にしなくていいだろう。
MHX
- 素材元のラギアクルスともども続投。本作では通常種のみの登場となり、
派生元も新規武器のベルダーアックスに変更された(一発生産も可能)。
また、強化システムの変更によりかつてのMH3時代のような通常種同士の派生が存在し、
初期の外見のまま派生せずにボルトアックスの強化を進めるか、
途中で獰猛化素材を使い、外見が変化した雷剣斧ヴォルトへと派生するかを選べる。- 雷剣斧ヴォルト系統へ派生させると攻撃力と引き換えに属性値が大きく上がるほか、
会心率5%とスロット1つが付与される。
- 雷剣斧ヴォルト系統へ派生させると攻撃力と引き換えに属性値が大きく上がるほか、
ハイボルトアックス
度重なる強化により、内包する雷流の圧力を極限にまで高めた
ボルトアックス最終形態。
- ボルトアックス系統は最終強化でハイボルトアックスとなる。その性能は、
- 高い攻撃力220
- おまけ程度の雷属性13(MHP3以外の作品での130相当)
- 斬れ味は素で青30、匠+2で白40が出現
- 会心率・スロット無し
- 強属性ビン
ビンが強撃ビンではなく、低属性値と相性の悪い強属性ビンのままであることが難点。
このためビン込みでも属性値はたったの16と貧弱で、剣モードの火力には期待できない。
極限にまで高めた結果がこれとは…
- どうしても運用するのならば、前作に引き続き斧が安定だろう。
今作では斧モードと相性の良いブシドースタイルが登場したため、
ジャストアクションを主軸にした立ち回りをすればそれなりに活躍させることはできる。
その場合は、やはり今までと同じく雷弱点の相手に絞って使うようにしたい。- 相変わらずこちらと同様に武器性能とビンが噛み合っていないキリン剣斧と、
ビンを取り替えてもらえる日は来るのだろうか…。
- 相変わらずこちらと同様に武器性能とビンが噛み合っていないキリン剣斧と、
雷震剣斧ヴォルト
海原の王の怒りを身に纏う、雷剣斧ヴォルト最終型。
その天雷は大海を覆い尽くす。
- 一方、雷剣斧ヴォルト系統は最終強化で雷震剣斧ヴォルトとなる。その性能は、
- やや低めの攻撃力190
- とても高い雷属性35
- 斬れ味は素で青50、匠+2で白20が出現
- 先述通り会心率5%、スロット1つ
- ハイボルトと同じく強属性ビン
ビンによる属性値上昇を大きく活かすことができる点が長所。- ただし、匠で付く白ゲージはお世辞にも長いとは言えず、継戦力には不安が残る。
斬れ味の補正が弱い属性重視であることも鑑みると、匠を切って業物を搭載し、
属性特化型のスキル構成にした方が賢明か。
- 今作では主に狩技・剣鬼形態の存在により強撃ビンとそれ以外のビンの格差が
以前にもまして非常に大きくなっているため、
強属性ビンであるヴォルトはかなり肩身が狭いが、雷属性が弱点のモンスターの強豪達は
金銀火竜はもちろんのこと、怒り喰らうイビルジョー、そして新たに登場した白疾風と
肉質の硬い奴らが揃っており、活躍の場は決して少なくない。
適材適所で強撃スラアクと使い分けても良いだろう。
MHXX
- G級が追加され、それぞれさらなる強化が可能となった。
エクスボルトアックス
- ハイボルトアックスは究極強化でMH3以来久々に雷迅剣斧ライコウ…ではなく、
新たにエクスボルトアックスという銘になる。
ちなみに「ライコウ」の銘は、何の因果かラギアクルスのイベクエ素材で製作できる
新参の雷スラアクが受け継いだようだ。
その性能は、- 一応高い攻撃力330
- ほとんど伸びず低いままの雷属性17
- 斬れ味は素で白20、匠+2でも白が延長されるだけで紫は出ない
- 結局最後まで会心率・スロット無し、強属性ビン
斧としてもパンチが弱く中途半端な仕上がりになってしまっている。- 本作では剣鬼形態の弱体化や斧モードのモーション値向上に加え、
ブレイヴスタイルやテンペストアクスといった斧モードを活用しやすい
新要素が登場するなど環境面へのテコ入れが行われており、
前作MHXに比べて剣・斧モード間の格差が多少は緩和されている。
とはいえ、それでも強撃ビンを根底から覆せるというほどではないため、
エクスボルト程度の物理火力ではそれらに到底及ばないのが現実である。
- 雷スラアクには同じく低属性・強属性ビン持ちのジルヴォルトグレイブが存在するが、
あちらは攻撃力280と貧弱ながら匠で伸びる素紫に会心率40%を持つため
50もの攻撃力差を含めても素の期待値はエクスボルトとほとんど変わらない。
さらにあちらは二つ名武器特有の狩技ゲージ蓄積補正も備えており、
超会心を主軸にしたスキル構成で斧としてのポテンシャルを引き出す余地があるので
エクスボルトは雷斧が必要な場面でも使いどころを失うことに…
当のジルヴォルトでさえ大抵は無属性の斧に劣る場合がほとんどだが…
- 仮に強撃ビンであったとしても、完成時期・難度を含め素白の斬れ味以外
電刃ボルシュレッドの劣化である点も痛い。
究極強化でこちらより一足先に海竜の雷電殻を使用するなど要求素材も被っており、
最終的には断天や震為雷相手に及ばなくなるものの、つなぎとしての将来性も踏まえると
電刃よりもエクスボルトへ優先的に素材が回される事はないだろう。
豪雷震剣斧ヴォルト
- 一方、雷震剣斧ヴォルトは過去作の強化先である亜種・希少種武器が存在しないため、
究極強化で新たに豪雷震剣斧ヴォルトという銘になる。その性能は、- 標準的な攻撃力300
- 高い数値である雷属性41
- 会心率5%は据え置き
- 斬れ味は素で短い白40、匠+2で紫40が出現
- 拡張性に優れるスロット2つ
- ビンは高い属性を活かせる強属性ビンだが…?
それ以外の性能も優秀なので、過去作基準で見れば高性能な一振りであるように見える。
- …しかし、そう安心するのも束の間の話。
本作では祖龍のスラッシュアックス・ミラアンセスヴェンデが復活した。- こちらの性能は、スロットと会心率こそないが、
攻撃力300と斬れ味レベル+2での紫40はこちらと同等であり、
強撃ビンにより剣の火力では会心率5%の差など簡単に覆し、
トドメとばかりに雷属性52となっている。
- こちらの性能は、スロット1に、攻撃力280、素で長めの白ゲージ、強撃ビン、
そして雷属性55となっている。
つまり属性をモットーとするはずのこの武器が、強撃ビンである上記2振りに属性値で勝てないのである。 - こちらの性能は、スロットと会心率こそないが、
- 祖龍に比べれば作製時期こそマシだが今度はレア素材不要のキリンが立ちはだかる。
そして、こちらはこちらで一筋縄ではいかない
陸の王と化した獰猛化ラギアクルスの素材に加え海竜の蒼天鱗が必要である。
- なお、公式ガイドブックでは「強撃ビン」と書かれている。
誤植だろうが仮に強撃ビンだったならば、
上記2振りに対して属性値で劣る代わりにスロ2と僅かな会心率でなんとか個性を出し、
更にミラアンセスヴェンデには素の斬れ味で、キリンには物理性能で差別化できていたのだが…。
余談
- 白雷剣斧ラミエルの由来は、雷を司る天使「ラミエル」からだろう。
その名前は「神の雷霆」を意味する。
幻視を支配する存在であり、その力で地上の人間に神からの黙示を伝えるとされている。
また『第一エノク書』では、
ヘルモン山に集まって人間の女性と交わることを誓った200人の堕天使の頭の1体として、
「ラメエル」および「ラムエル」の2つの名前で登場する。- なお、フロンティアでは上記も含め、
天使の名を冠する敵が登場する某SFアニメとコラボしたのだが、
予測できたのは単なる偶然なのだろうか?
あちらの攻撃手段はビームとドリルであり、
どちらかと言えば撃破のために日本中の電力を徴収した主人公サイドの方が雷要素は強いのは内緒。
- なお、フロンティアでは上記も含め、
- スラアクの最終強化名には「○○剣斧△△」となるものが多いが、こちらの希少種武器の最終強化名は
「冥剣雷斧エンシード」であり、「冥雷剣斧エンシード」ではない。
強化前の武器名が「冥雷の剛剣斧」ということもあり少々紛らわしいが、
同期には似たような命名をされている桜剣蒼斧という武器もある。
ラギアクルスが火竜のライバルポジションということで、武器名もそちらを意識したのかもしれない。
- ボルトアックスというネーミングだが、一部の方にとってはある意味で馴染みのあるものなのではなかろうか。
と言うのも、任天堂のシミュレーションRPG「ファイアーエムブレム」シリーズ9作目*3に登場する、
通称「ボルトアクス将軍」なる人物がシリーズ屈指のネタキャラとファンから認識されているためである。- なお、ボルトアクス将軍というアダ名からも分かる通り、
ファイアーエムブレムにおいては「ボルトアックス」ではなく「ボルトアクス」である。
自軍の投石攻撃に巻き込まれて自滅したりといった奇行が目立ったため、
ネタキャラ扱いを受けてしまったのである。
ボルトアックスに意味の無いスキルが発動する防具を着て投石を喰らえば、将軍気分を味わえるかも。
MH4以降は武器性能と付属するビンが噛み合っていない点も将軍の武器・ステータスを思わせるかも。- 更に余談であるが、MHFでそのシリーズの作品自体とのコラボが行われた。
現状MHFにスラッシュアックスは存在しないため、コラボ防具と共に使用できない点が惜しまれる……
とか言っていたら、なんとスラッシュアックスFとして実装されてしまった。うぬ、ここまで手広くなってきたか!- ただしラギアクルスに遷悠種のお呼び無しのままMHFはサービス終了してしまうことに。
ならば失意のどん底に叩き落としてくれる!
そもそもそのコラボ装備自体がWii Uユーザー限定品であるため、
仮にボルトアックスが実装されたとしても共演は難しかったと思われるが。
こちらでは前作のMHXにてラギアクルスも奇跡の復活を果たしており、
FEシリーズの登場人物であるマルスになりきれる「スターロードシリーズ」も存在するため、
いよいよ完全再現……と言うよりはまあ共演は可能となった。
せっかくならばボルトアックスの名を冠するエクスボルトアックスで運用したいところだが、
スターロードシリーズは超会心が発動するため、
どちらかと言うと微量ながら会心率を持つ豪雷震剣斧ヴォルトの方が相性は良かったりする。
ただ(スラッシュアックスの特性上)死にスキルというほどでもないが活かしづらいという点も相まって、
エクスボルトアックスの方が将軍気分を味わえたり。 - ただしラギアクルスに遷悠種のお呼び無しのままMHFはサービス終了してしまうことに。
- なお、ボルトアクス将軍というアダ名からも分かる通り、
関連項目
モンスター/ラギアクルス
モンスター/ラギアクルス亜種
モンスター/ラギアクルス希少種
武器/ラギア武器
モンハン用語/斧