武器/ミラアンセスフィア

Last-modified: 2023-10-04 (水) 09:28:32

白金の輝きを放つ祖龍の大鎌。
返り血すらもその刃を穢す事を畏れると言う高潔なる神の牙。

ミラアンセスフィア最終形態。
純潔なる神の牙は、降りかかる全てを浄化する。
(ミラアンセスヒュルノ)

目次

概要

  • MH4Gにて実装された、ミラルーツこと祖龍の太刀。
    見た目は黒龍の武器であるミラドレパノンを踏襲しているが、若干形状が異なる。
    祖龍の素材を用いた結果、こちらは白い大鎌といった出で立ちとなっている。
    また、新たに追加されたMHP2Gまでの古参の武器種が龍属性を得ているのに対し、
    太刀だけは新顔の武器種と同じ雷属性となっている。
  • ミラドレパノン(MHXXではブラックサイス)の分岐先としてではなく、祖龍素材で一発生産となる。

性能

MH4G

  • その性能はというと、
    • 攻撃力891というかなり高めの攻撃力
    • 圧倒的な属性値である雷属性680
    • によって出現する紫ゲージ40
    という祖龍の武器にふさわしい圧巻の性能を誇る。
  • まず、目を引くものとして圧倒的な雷属性値
    雷太刀の中では無論トップであり、また全太刀の中においても3番目に高い属性値である。 しかも、この武器以上の属性値を持つ太刀はどれも物理性能に難があるものばかりなのに対し、
    この太刀は高い物理火力も兼ね備えている。
    太刀は属性重視ではあるが物理火力も重要なため、この数値は非常に大きい。
  • また、他の雷太刀の選択肢が少ない(実質2本)こともこの武器の優秀さを際立たせている。
    そしてその2本についてだが、まずはラージャンの太刀である鬼神薙刀【阿修羅】
    物理火力はこちらが劣っているものの、マイナス会心があるためその差は極僅かである。
    なにより属性値と紫ゲージで大きく差をつけているため火力ではまず敵わない。
    しかし、白ゲージまで含めた継戦能力やスロットによる拡張性では鬼神薙刀が勝っている。
    総合火力のフィア、小回りが利き扱いやすい鬼神薙刀で辛うじて差別化できている。
    むしろ不遇なのは、MH4Gで強化されたジンオウガの太刀であるガオウ・バルグリオ
    物理火力、属性値、紫ゲージとどれをとってもミラアンセスフィアに及ばず、実質下位互換である。
    一応こちらもスロットや白ゲージまで含めた継戦能力では勝るものの、この差をひっくり返すのは難しい。
    ただガオウはG2に上がってすぐに強化できるので攻略用に使え、ランク9であり極限強化しやすいのが救いか。
    これらの要素から、ミラアンセスフィアはMH4Gにおける生産雷太刀のトップといえるだろう。
  • もちろん欠点も存在する。
    1つ目は斬れ味スキルの負担が重いこと。
    素ではともに10しかないため匠の発動が必須であり、
    発動させたとしても白+紫の合計は60しかないため、手数の多い太刀では業物も欲しくなってしまう。
    2つ目は雷弱点のモンスターの少なさ。
    実際にはセルレギオスジンオウガ亜種を筆頭にそれなりに存在しているのだが、
    雷以上に他の属性が弱点というモンスターも多いほか、
    祖龍と戦えるのがラスボス後ということもあって、攻略には役立たない。
    3つ目にスロット0という拡張性のなさ。
    しかし、今作では匠や真打を発動させるのが容易であり、
    装備の拡張性の高さからスロットのなさもそこまで痛くない。
    むしろ、スロットまでついてたら本当にぶっ壊れであることは想像に難くない。
    モンスターについても、極限化するものの一部やイビルジョーなど攻略後にも
    雷属性が役に立つ場面はあるため無駄になることはないだろう。
  • 作成に関しては、大量の祖龍素材に加え、もちろん古龍の大宝玉も要求される。
    MH4Gの祖龍は高威力な技を矢継ぎ早に繰り出す強敵となっているが、
    硬化が部分的になり、攻撃後の隙も存在するため、対策を講じればソロでも時間内に討伐可能。
    剥ぎ取り回数も多く、素材集めにもそこまで苦労はしないため、作っておいて損はない一振りである。

MHXX

  • 祖龍ミラボレアスの復活に伴い、この武器も再登場。
    強化によって、ミラアンセスフィア→ミラアンセスヒュルノ→ミラアンセスフォリアと名が変わる。
    その性能は、
    • 平均以下の攻撃力300
    • 最早お馴染みの雷属性値68
    • 斬れ味は素で白10、斬れ味レベル+2で紫50が追加される
    • スロットは無し
    というこれまでの流れを汲む一振り。
  • 攻撃力・属性値が共に高く、斬れ味に難があるのを斬れ味レベル+2で克服するスタイル。
    匠が細分化されたことと、元々持つ白ゲージ以下が非常に短いため斬れ味レベル+2以外での運用は難しい。
    更には紫ゲージでの補正値が従来より弱体化されているので、
    相対的に見れば弱体化していると言わざるを得ない。
  • また、本作は雷属性の太刀の数が非常に豊富であり、それらとの競争は避けられない。
    • 攻撃力330を誇り、なおかつ会心率10%、匠+2で紫ゲージ30
      おまけの空きスロット1を持つ大鬼薙刀【羅刹】
    • 攻撃力は280と控えめだが会心率40%に、最大で紫ゲージ70という
      総合的な期待値は高い真飛竜刀【アルミナ】
    • 太刀の中では高水準の攻撃力320に加えて空きスロットを1つ持ち、
      それでいながら紫ゲージも40あるバランスの良い真・王牙刀【天威】
    これらの業物と比べてもミラアンセスフィアの属性値は圧倒的であり、他の追随を許さない。
    一方で物理性能ではどう頑張っても追いつくことができないため、前作のような一強状態にはなりえないだろう。
    上記以外にも雷属性太刀は豊富なため、スキル構成や相手によって担ぐ武器を変えるという使い方が求められる。
    • ちなみに、4Gでこちらに苦汁を舐めさせられていたガオウ・バルグリオは攻撃力と属性値で劣るものの、
      匠のいらない長い白ゲージスロット2という快適性でこちらを上回っているため決して腐ってはいない。
      ここはやはり使い分けや諸々の需要と照らし合わせて判断するべきだろう。
  • 本作では匠と業物の両立が比較的容易なので紫ゲージを維持して戦うこと自体は決して難しくない。
    が、前述したとおり紫ゲージの補正値弱体化を織り込んでミラアンセスフィアを見た場合、総合的な火力面だと
    雷属性の中では低めの部類であり、またそれらも相まって白ゲージ運用も重要視されるようになったため、
    相手を選ぶ武器となってしまった感は否めない。
  • とはいえ雷属性どころか全属性の太刀種のなかでもトップクラスの属性値を持っているため、
    雷属性が苦手な相手に対しては非常に心強い。
    それらを苦手とするリオス夫妻に始まり、イビルジョーなど拘束する手段が豊富な相手が多いので
    属性ダメージ込みでの瞬間火力は相当以上見込める。
    MH4Gのようにこれ一択という性能ではないものの、相手を選べば相応の性能を発揮できるだろう。
  • 作製に関しては今巷を賑わせているテンプレ装備が尽く雷耐性に乏しく、
    ミラルーツの広範囲高威力な攻撃も相まって
    そういう観点からすると相当程度のPSが求められる、かもしれない。
    剥ぎ取り回数の多さなどを見れば集まりにくい部類でもないため、
    余裕があれば持っておいて損は決してしない太刀と言えるだろう。
  • さて、この属性値、極限まで特化してみたいとは思わないだろうか。
    それにお誂え向きなスタイルが存在するのである。それが前作から追加された新しい狩猟法、エリアルスタイル
    抜刀術【技】属性会心属性攻撃強化、雷属性強化+2、斬れ味レベル+2で準備は万端*1
    怒り喰らうイビルジョーやナルガクルガなど雷に弱い相手に担ぐと面白いように敵が怯んでくれる。
    たまには王道ではなくこのように奇をてらった狩りをするのも一興というものだろう。
    • なお、このエリアル太刀の適性がある太刀は雷属性のミラアンセスフォリアだけではない。
      火属性ならば気炎の太刀【万丈】ボレアース
      水属性ならば特鮮太刀ウオノカミ、氷属性ならば深雪一文字【幻日】
      龍属性ならば咎刀デリトスレイヴ龍刀【火焔】がそれに当てはまる。
    • お守りに多量の各属性のSPがつくという性質から、
      一度エリアル太刀の装備を作れば、各属性への流用が効くのもポイント。
      加えて、前述したエリアル太刀用のスキルに他のスキルを加えることは
      武器スロットに関わらずほぼ不可能な上、各武器用の装備も作る必要もない。
      以上の事からハードルはそれほど高くないので、興味があればやってみよう。

関連項目

モンスター/ミラボレアス【祖龍】
武器/ミラ系武器
武器/ミラザーゲスパノン - 黒龍太刀
武器/ミラフォティア - 紅龍および紅龍特殊個体太刀


*1 雷属性攻撃11スロ2などのお守りで構築可能。なお、○属性攻撃のSPをお守りだけで確保できるなら各属性に流用できる