古の時代、生贄を捧げる儀式に
用いられたという魔の剣斧。
命を吸い脈打つ刃が光を放つ。
(ミラアンセスフォース)
屠ったエモノの血肉を贄とし、
魔の剣斧が真の姿を顕現させたミラアンセスフォース最終型。
(ミラアンセスファナス(MHXX))
MH4Gで遂に姿を現した祖龍のスラッシュアックス。
目次
概要
- MH4Gではエピソードクエスト「竜ガ紡ギシ古キ歌」で、
MHXXではHR100に達すると出現する「祖龍」で、祖龍を討伐することで作れるようになる。
素材は勿論の事、古龍武器なので例の大宝玉もしっかり要求される
(MHXXでは究極強化時に要求される)。
ただしMH4G以降の祖龍はMHP2Gから攻撃力が調整されており、
それなりのPSを持った狩友で力を合わせれば何とか卸せるくらいの強さに収まっているため
以前より製作難易度は落ち着いている。
- 形は黒龍剣斧や黒滅龍剣斧とほぼ同じで、祖龍ならではのフサフサも健在である。
白い甲殻の刀身には紅いラインが通っており、祖龍の特徴を上手く捉えているといえよう。- いずれの登場作でも強撃ビンを搭載しており、同ビンから発せられる赤いエフェクトは
祖龍が繰り出す赤い雷を彷彿とさせ、見た目の親和性は非常に高い。
- いずれの登場作でも強撃ビンを搭載しており、同ビンから発せられる赤いエフェクトは
- なお、MH4G、MHXXの祖龍武器の例に漏れず他の武器からの派生は一切無い。
性能
MH4G
- 従来の祖龍武器が持つ龍属性ではなく雷属性を宿しているのが特徴。詳しく見てみると、
- 汎用性の高い強撃ビン
- 攻撃力1458、強撃ビンスラアクとしては平均以上
- 雷属性もこれまた充分な440
- 匠発動で紫ゲージ40
- スロットが無いのが唯一の難点
特に紫ゲージの長さと属性値が優秀なことから、
肉質が硬く、雷属性が通りやすいジンオウガ亜種やリオレイア希少種などに有効と言える。 - 他の雷属性スラアクとしては冥剣雷斧エンシードや
雷公宝斧キリンが挙げられる。- エンシードは攻撃力1512・属性値360と数値上では物理寄りの性能で、
白ゲージ紫ゲージ共に長く、会心率10%・スロット1まで兼ね備えている。
しかし強属性ビン搭載で、ビン込みでも属性値はフォースを僅かに上回る程度。
剣モード時の火力では強撃ビンのフォースにどう足掻いても勝てない。
一応、斬れ味ゲージが長く期待値も優秀なことから、斧としては使いやすい。 - キリンは攻撃力1242・属性値660という属性重視の性能でありながら強撃ビンを搭載、
匠で現れる紫ゲージもごく僅かなため、とても武器の性能と噛み合っているとは言えない。
強烈な属性値も大きな物理火力差を補えるほどとは言えず、
フォースに優先してこちらを使うことはほぼ無いだろう。
エピソードクエスト配信に伴うこの武器の登場によって戦況は大きく変わった。 - エンシードは攻撃力1512・属性値360と数値上では物理寄りの性能で、
- ただし、強撃ビンスラアクとして見た場合はライバルが多く、
単純な攻撃力では海王斧ナバルディードや叛逆斧バラクレギオン、クライムorグラントなどが立ちふさがる。
また、雷属性と共通弱点であることが多い龍属性を兼ね備えた狼牙剣斧【暴獄】は大きなライバルとなる。
とはいえ、フォースは紫ゲージの長さと属性値、暴獄は白ゲージの長さと攻撃力、そして極限強化のしやすさと、
それぞれ長所を持っているため、十分に棲み分けできていると言えるだろう。
MHXX
- 祖龍復活と共にこの武器も再登場。
ミラアンセスフォース→ミラアンセスファナス→ミラアンセスヴェンデと強化される。 - 究極強化のミラアンセスヴェンデの性能は、
- 標準的な攻撃力300
- それを高める強撃ビン
- 圧倒的な雷52
- 素で青10、白30だが、斬れ味+2で紫40を得られる
- スロットは0
- しかし、雷属性強撃ビン持ちとしては、とうとうG級進出した真・王牙剣斧【断天】がある。
あちらは属性値こそ雷32と大きく突き放しているが、こちらに優る攻撃力320と
同等の斬れ味、スロット1を持っている。
物理火力では逆に大きく劣るので、高い属性値を活かす形で差別化しよう。 - また雷公宝斧キリンもかなり高いポテンシャルを秘めているため、所詮はキリン武器などと慢心していると
匠・業物いらずでスロ持ちという破格の器用さであっという間に肩を並べられてしまう。
むしろ「よくぞここまで来た」と褒め称えるべきだろうか。 - この武器の復活により、雷属性の強属性ビン搭載スラッシュアックスは、もれなく厳しい立場に立たされた。
御存じの通り強属性ビンは武器の属性値を1.25倍にするのだが、
1.25倍にしてもなお、この武器の52という属性値を超える強属性ビンの剣斧は一つも無い*1。
そしてこの武器は強撃ビン搭載なので物理攻撃力の差はさらに大きいものとなる。
狩技ゲージが溜まりやすい二つ名武器はともかく、
スロットを活かしてスキル構成で差別化を図らない限り、完全下位互換となってしまうのは免れないだろう。 - 勿論、この高性能で製作難度が低いわけでもない。
HR100にならないとクエストが出現しない上、祖龍自体もかなりの強敵*2。
激昂ラージャンの素材はともかく、祖龍に最低でも2回は挑まないと素材が揃わない上、
悪名高い大宝玉を要求される。
しかし、それに見合った性能は約束されるので苦労してでも作る価値は十分にある。
また、イベントクエストにも配信されているので、早い時期で製作ができる。
関連項目
モンスター/ミラボレアス【祖龍】
武器/ミラ系武器
武器/黒龍剣斧 - 黒龍のスラッシュアックス。
武器/黒滅龍剣斧 - 紅龍のスラッシュアックス。