武器/メイルシュトローム

Last-modified: 2023-08-25 (金) 22:49:04

目次

概要

  • MH初代から登場しているガノトトスの素材を用いて作られるライトボウガン。
    メイルシュトロームは下位の武器だが、上位やG級には上位版が存在し、名前は○○シュトロームとなっている。
    亜種版も存在し、こちらはジェイド○○となっている。
  • MHP2Gまではほぼ全ての弾種を運用できるという凄い性能である反面、非常に微妙な性能であることも多かった。
    近作では睡眠弾速射に対応した水冷弾速射銃にまとまっている。

性能

MHP2G以前

通常弾
LV1とLV2が使用可能…なのだが、主力となるハズのLV2の装填数は3とか4と非常に少ない。
LV2の装填数は大体6発、多いものでは9発であることから、通常弾の適性は低いと言わざるを得ない。
亜種武器のLV2通常弾の装填数も、ほとんど変わらないか更に低いが、速射が搭載されている。
貫通弾
LV1、LV2、LV3全ての貫通弾が撃てる。ほぼ全ての弾種を運用できるというのは伊達ではない。
が、装填数も全て2となっているので正直貫通弾の適性があるとは言えない。亜種武器も同じ。
散弾
同上
徹甲榴弾
やはり全てのLVを撃てる。装填数は全て1。
モンスターの体力が低い序盤は、固定ダメージは強力なダメージソースとなる。
ただし序盤は金欠になりがちなガンナーでは調合素材の調達は容易ではなく、
このボウガン自体の反動も普通である。やはり使い易いとは…。亜種武器も同じ。
拡散弾
同上
…と言って終わっても良いのだが、序盤のLV1拡散弾は頼りになる。
火力に悩まされるライトボウガンにとってこれは大きい。
ちなみに、徹甲榴弾と拡散弾の全LVが装填できるライトボウガンは多くない。
シリーズによってはこれと、鬼ヶ島くらいである。
属性弾
滅龍弾を除く全ての属性弾が撃てる。基本的に3発装填可能。
シリーズによっては水冷弾が速射に対応しているが、その場合は装填数が減る。
氷属性が初登場となったMH2では氷結弾が撃てなかったが、MHP2では撃てるようになった。
亜種武器はLV2通常弾が速射対応している為か、水冷弾が速射できない。
状態異常弾
状態異常弾3種、それぞれLV1が3発、LV2が1発装填可能。
装填数こそ並だが、3種類ともしっかり対応している。
それ以外の弾
LV1-2回復弾、鬼人弾、硬化弾もしっかり装填出来る。ペイント弾、捕獲用麻酔弾も当然。
初代ではこやし弾毒消し弾円盤弾といったものにまで対応している。
攻撃力、装填速度、反動
装填速度・反動は平均値だが、攻撃力は同ランクの中で一、二を争う程に低い
  • ほぼ全ての弾を撃てるのは凄いことなのだが、
    その為に色々犠牲になっている為、やはり微妙と言われても仕方ない。
    そもそもボウガンというのはライト・ヘビィに限らず、何かに特化している方が扱いやすい。
    その場合、スキル構成も特化すればいいため楽になる。
    もしくは、並の万能ではないくらいブっ飛んだ性能を誇っている必要がある
    装填数UP剛弾の恩恵を無駄なく受けられるのだが、やはり色々と厳しい。
  • MHP2Gでは、G武器であるメイルシュトロームGと亜種武器のジェイドタイフーンGを作成可能。
    両者攻撃力が312に上昇したが、装填数の少なさは相変わらずなので出番が回ってくる事は少ない。
    ヴォルガノスのライトボウガン「ラヴァシュトローム」もかなり近い性能だが、
    速射対応弾がLV3貫通弾だったり攻撃力がかなり高いという点で異なっている。

MH3G

  • ガノトトスの復活に伴いこのライトボウガンも復活。亜種武器も同じ。
    扱える弾種は大きく減少したが、
    攻撃力の上昇・装填数増加(特に散弾)・速射対応弾増加・空きスロットの獲得などにより、
    大きく強化されたと言って問題ないと思われる。
    亜種武器にはブレが出るようになったが、リロード速度と反動は悪くなっていない。
    そのため通常種・亜種武器共に、強化された場合の方が多くなっている。
    惜しむらくは、どちらも水中で猛威を振るうLV3通常弾を撃てないことだろうか。
  • 作製にはレア素材として「水竜の(絶品)お頭」が必要になったりもするが、
    かなり出易い部類なのであまり問題にならない。
    • 亜種武器の方は一発生産もできるので素材によっては視野に入るか。
  • 今作で水冷弾速射が可能なライトははこの2丁のみしかない*1
    その他にも通常種はLV1麻痺弾、亜種はLV1睡眠弾とLV1水中弾の速射が可能である。

MH4G

  • ガノトトスが斜め上な出方をしていたMH4ではこの武器は無かったのだが、4Gで復活。
    3Gと同じくロアルフラッドからの強化により作成できる。
    • また、他のガノス武器同様一発生産でも作れるが、
      ライトの生産対象はあろうことか最終強化の流弩ガノシュトロームである。
      砂竜の桃ヒレが厳しいが、イベントクエストを利用することでG★1の時点で作れる。
  • そんな流弩ガノシュトロームの性能は
    • 攻撃力351
    • リロードやや速い、反動やや小
    • ありがたい防御+42
    • こちらもありがたいスロット1
    • 通常種ベースでブレなし
    となり取り回しの良さは変わらない。
    また強化前のロアルフラッドの速射を引き継いでLV2睡眠弾が使用可能。
  • 水冷弾速射銃として見た場合、 などがある。
    攻撃力・スロット数で言えばこの中では最も低く、
    火力だけが目的で水冷弾速射銃を選ぶ場合は選択肢に登る事は無いと言っていい。
    ただし防御力があることで裸クエなどに挑む場合は多少の火力を捨ててでも選ぶ価値がある事や、
    睡眠弾速射と言う大きな個性がある事、そして何より製作難易度の違いから差別化すること自体は割と容易。
    グラビモスに睡眠爆破を仕掛け早期の部位破壊を狙ったり、
    飛び回るリオレウス希少種を睡眠速射で撃ち落とすといった場面で非常に頼りになる。
    ただ水冷弾を撃ち続けるよりも、適切な場面でサポートに切り替えることで最大限の威力を発揮する。
    そういう意味ではライトガンナーとしてのセンスを問うボウガンとも言える。
    • 余談だがこの防御力ボーナス、極限強化の【防御】を合わせると100を超えるのだが、
      護符なども持ち込み裸クエ最難関と名高い「範馬刃牙・牙剥く金獅子」の極限ラージャンに挑む場合、
      「裸のはずが怒りデンプシーや巨岩投げが直撃しても死なない」
      と言うことが、極限防御の特殊強化も手伝って余裕をもって可能になる。
      敵を倒す火力との兼ね合いもあるので、それだけでこの武器がライトボウガン最適解とは限らないのだが、
      有力な選択肢の一つであるのは間違いないだろう。
  • サポガン用の銃として見た場合は などがある。
    特に速射対応弾が全く同じであり、反動リロードのフォローに使うスキル圧迫具合も
    似たようなものでありながら、スロット3と拡張性が段違いのアイルーヘブンドールは
    状態異常で仕事をするだけならたいていの場合上位互換になってしまう。
    代わりにヘブンドールはブレ大を持つが片ブレなので、
    慣れ次第ではスキルによる矯正を入れなくても誤魔化せる。
    • しかし、ガノシュトロームにしか無い特徴として、
      水冷弾速射、貫通弾全LV対応斬裂弾対応によるちょっとした火力がある。
      貫通弾は一級品の貫通ガンには比べるべくもないが、それでも装填数UP込みで3/4/4とそこそこ入る。
      リミカする訳では無いので全LV入る事の恩恵は薄いが、それでも1種類しか入らないよりは扱いやすい。
      実用的なレベルで貫通弾をサブ弾として備える事で上記のライバル達がいる以上一概には言い切れないが
      バサルモス通常種やグラビモス両種に対し総合性能で最適解と言っても過言ではないバランスの良さを生む。
      また斬裂弾は、純粋なダメージ原としてはあまり期待できるものではないが、
      その特殊な仕様により極限状態の解除に(ガンナーとしては)大きな効果を示すので、
      抗竜石【属撃】が切れてしまったが【耐衝】は残っている…なんて時に仕事を失わないで済む。
      厳密に言えば茶釜も斬裂弾にも対応しているがたったの1発であり、
      そもそもこちらは状態異常弾のコストを抑える節約運転目的が強いので、
      極限解除の手伝いをサポガンがしなければならない可能性が予想されるシビアなクエストでは
      斬裂弾の有無以前にそもそも担がれない事が多く、事実上ガノシュの特権である。

MHX

  • ガノトトスが復活したため、当然この銃も続投。ガノトトスが上位からの登場なのでこの武器も上位からの登場。
    上位緊急クエストの相手がガノトトスなのでクリアすれば作成可能…と思いきや、全然出てこない
    作製できるのは上位の終盤も終盤、獰猛化モンスターが出てきた後になってからである。
    ある意味ガノトトス武器といえるエビィーガンからの派生強化でのみ作成可能。
    リロード「やや速い」に反動「やや小」、防御力+10、そしてスロット1つという優等生ぶりは相変わらず。
    • メイルシュトロームの状態では、速射対応弾はLV2睡眠弾のみ。2連射の隙【大】で1発装填。
      水冷弾速射は没収である。エビの方はLV1水冷弾が速射できるのに。
      しかし、MHXでLV2睡眠弾を速射できるのはメイルシュトローム系のみであり、
      睡眠爆殺向けのボウガンとしては、LV1睡眠弾を速射できる吹吹チャガンマンと並び立つ選択肢となる。
      睡眠爆殺なら攻撃力は関係ないため、最終強化しなくてもあまり性能は変わらない。
  • 最終強化の「ネビュラシュトローム」にすれば、さらに新たな速射が対応する。
    それはLV2貫通水冷弾の3連射
    MHXのライトボウガン最終強化で貫通水冷弾を速射できるのはネビュラシュトロームのみであり、
    LV2睡眠弾と貫通水冷弾の速射両方で唯一の選択肢となる。
    武器内蔵弾はLV1貫通水冷弾、LV1斬裂弾、硬化弾、LV2貫通水冷弾となっている。
    残りの性能を見れば貫通弾や散弾は全レベルが3発。麻痺弾もLV1だけが3発撃てる。
    ついでに防御力ボーナスも+20まで伸びた。
    • LV2貫通水冷弾速射の隙は【中】であり、装填数も少ないため、一見非常に扱いづらく見える。
      しかし貫通属性弾は水属性強化、属性強化に加えて特定射撃強化で強化できる
      全てのスキルを揃えた際の威力はまさに絶大。
      さらに連発数+1を発動すれば速射の威力が更に増大して総火力も大きくなり、
      装填数UPを付ければ物理弾やLV1貫通水冷弾も扱いやすくなって隙の少ない怒り状態に対応しやすくなる。
      また、速射の隙は狩技を使う事でキャンセルをかけることができるため、
      例えばストライカースタイルで全弾装填III絶対回避【臨戦】絶対回避と組めばリスクを大きく低減できる。
      そのため実力を発揮するためには自分に合ったスキルを揃えた上で、
      モンスターの大きな隙を的確に探して高威力の速射を撃ちこみ、そして自らの隙は絶対に晒さないという
      上級者向けの運用を要求する水冷ライトと言える。
      またLV2睡眠弾速射は非常に強力で睡眠爆殺に最適なライトであるため、
      睡眠弾と水冷弾の両方で使える優秀なライトボウガンである。
  • LV1水冷弾の速射がないため、水属性ライトボウガンなのにLV1水冷弾を主体にしないという奇妙な立場にある。
    そのため他の水冷ライトに比べ長期戦に弱く、息切れしやすい。
    内蔵弾と睡眠爆破で倒せる相手に対しては強いがそれでも足りない相手には向かないため、
    運用の際には相手を選ぶ必要がある。
    尤も水属性攻撃強化が発動しているなら、
    下手な物理弾を撃つよりは水弱点にLV1水冷弾を撃ち込んだ方がマシなことは多いので、
    サブ弾として水冷弾を持ち込むのは悪い選択肢ではない。
    • 最終強化するには嵐龍の飛膜が必要。
      上位序盤で出てくるガノトトスの武器を使うために、まさかアマツマガツチの討伐が必要だとは
      想像もしなかったハンターが大多数だろう。
      アマツマガツチのクエストは参加するだけでもHR解放が必要(イベントクエスト含む)で、
      自力で出すにはHR70を超えなければならない。
  • 防具はEXブラキシリーズとの相性が良い。
    腕・腰・脚の3部位に装飾珠をつければ連発数+1ボマーが発動でき、睡眠爆殺が可能。
    残りの部位で水属性強化+2などを発動できれば理想的。
    ちなみに連発数+1を発動させた場合、全弾ヒットすれば睡眠値が150蓄積するため
    耐性の低い相手(岩穿隻眼など)であれば弾一つで眠らせることができる。
  • テキストが「滝の如き勢いの乱射で獲物を屠る。」と若干おかしな内容になっている。
    余談の項に詳しいがメイルシュトロームはザックリ言えば「大渦潮」の事なので、
    「滝」という表現はかなり違和感がある。
    まぁこのテキストになるのはネビュラシュトロームになってからだがそれでいいのか

MHXX

  • G★2でガノトトスを狩猟した時点では限界突破できず、
    G★3にて解禁されるG★2の獰猛化狩猟の証IVを使うことでG級に昇格できる。
    限界突破することでスロット数が2つに増え、攻撃力も270まで上昇する。
    LV5で貫通弾の装填数が全体的に増え、
    装填数UPを含めれば貫通弾をメインとして、
    十分運用できるだけの装填数を確保できる。
    ただしLV5には獰猛化狩猟の証Vを使用するため強化はG★4になってからである。
    そしてHR解放後にG級アマツマガツチの素材を使用することで、
    究極強化の流弩ガノシュトロームとなる。
  • 究極強化で攻撃力は330まで上昇し、
    貫通弾の装填数もさらに増えて最終的に6/5/5となり継戦能力の問題が解消されている。
    さらに斬裂弾とLV2貫通水冷弾の装填数が3発に増え、内蔵弾の取り扱い性能も向上している。
    一方で通常の水冷弾の装填数は3発から変化がなく、
    こちらを使用するのはいっそ諦めてしまっていいかもしれない。
    • ライバルとなるタマミツネのあまとぶや軽妙霊水弩は、全レベルの貫通弾が7発装填でき、
      内蔵弾を含む水冷系が、どれも4発以上装填できて安定した立ち回りが可能。
    • また二つ名タマミツネ武器であるひさかたの天紅驟雨弩も強敵。
      こちらは攻撃力こそガノシュトロームより低い320であるが
      貫通弾の取り回しは通常弾と変わらずに反動小のLV1貫通水冷弾の速射が可能となっている。
      さらにLV2水冷弾及びLV2貫通水冷弾にも対応している為121発という
      恐ろしいまでの量の内蔵弾を打つことができる。
      さらに内55発は速射できるのでそれも含めれば231発と圧倒的な継続能力を誇る*2
    こちらは上位同様にLV2貫通水冷弾の速射による瞬間火力や、
    睡眠弾速射によるサポートを活かしての差別化をしつつ運用していきたい。

余談

  • メイルシュトロームという言葉は、ノルウェーのロフォーテン諸島のモスケン島周辺海域に存在する
    極めて強い潮流およびそれが生み出す大渦潮を指す語であるメイルストロムが由来と思われる。
    ミールストーム」などと表記される場合もある。
    古くから「あらゆるものを飲み込む恐ろしい渦潮」として小説などにも頻繁に登場しており、
    特にジュール・ベルヌ作のSF小説「海底2万マイル」で、主人公たちが乗船していた
    潜水艦ノーチラス号がこのメイルストロムに飲み込まれていくシーンはとても有名である。
    • ゲーム関係でいえば、「Romancing SaGa 3」で四魔貴族の1人「魔海候フォルネウス」が使用する
      「即死*3の追加効果を持った水属性攻撃」として登場しているのが有名か。
      ちなみに「ミールストーム」はFFシリーズで
      「PT全員を瀕死(HP1桁)にしてくる攻撃」として登場している作品が多い。
    • モンハンの世界を見渡すと、「大渦潮」の名を与えられるのにより相応しいモンスターがいたりするのだが。
  • 一方のネビュラの方はというと、それらしい言葉は『星雲』を意味する「Nebula」位しか見当たらない。
    星雲は"無数の星が集まり"位の意味なので、直接海や水とは関係ない言葉である。*4
    ネビュラシュトロームで直訳すると「星々の大河」「星雲の流れ」位の意味になる。
    あるいは強化前の「あらゆるものを飲み込む恐ろしい渦」をかけて「ブラックホール」…というのは飛躍し過ぎだろうか?

関連項目

モンスター/ガノトトス
モンスター/ガノトトス亜種
武器/ガノス武器
武器/デザートストーム - 色違い武器。
武器/ラヴァシュトローム - 同上。


*1 一応ロアルドロスのボウガンも可能だが強化するとこちらになるため、事実上ガノトトスの武器のみになる
*2 速射はダメージが減少するため、単純に231発分のダメージというわけではないことに注意。
*3 厳密には「HPを強制的に0にして気絶させる(気絶した時点でLPが1減少)」という効果であり、本当に即死と言えるのは「Romancing SaGa 2」で七英雄の1人「クジンシー」が使用する「ソウルスティール」(LPを全て奪うという効果。1ポイントだけ奪う「ライフスティール」という攻撃も登場する)ぐらいである。
*4 乱暴に言えば「夜空を見上げて雲っぽくぼんやりとして見える部分」が星雲である。もっと詳しい事はこちらなどを参考にされたし。