目次
概要
- ヴォルガノスの素材を用いたガンランス。
溶岩竜のマグマブレスを彷彿とさせる強力な砲撃機能を備え、
さらにヴォルガノスの鋭く尖った牙やヒレを穂先に取り付けたことで、岩をも砕く威力をもたせることに成功した。
この名称はMHFのもので、MHP2Gでは「熔解銃槍ヴォルガノス」という名称で有名
(名称が異なるだけでデザインはシリーズ通して全く同一である)。
MHP2G
- MHFとは名称が異なり「熔銃槍ヴォルケーノ」「熔解銃槍ヴォルガノス」となっている。
ラヴァガンランスとは異なり、こちらの砲撃タイプは放射型。
ナナ=ソレイユと比べると火属性が240と少し低いが、
攻撃力が644と非常に高水準な上に、スロットも2つあり、スキル構成に幅が出る。
熔解銃槍ヴォルガノスへの強化には黒鎧竜の天殻を使用するため、作成難易度は高め。
- 魚竜種繋がりか、ガノトトスのガンランス「海王槍リヴァイアサン」より派生する。
MHX
- ヴォルガノス復活に伴いこの銃槍も復活。
P2Gと同じ名称の「熔銃槍ヴォルケーノ」でガノトトスのマリンフィッシャーから派生する。 - MHXでの最終強化「熔解銃槍ヴォルガノス」は
- 高めの攻撃力220
- 普通な火属性20
- 斬れ味は素で長い緑ゲージと青10。斬れ味+2で白10
- 砲撃は通常型LV3
- 会心率は0%
- 貴重なスロット2
- 高い攻撃力とスロット2が魅力。
MHXのスキル環境で匠スキルとガンランススキルの両立は厳しいので、鈍器運用が望ましいか。 - 火属性ガンランスは多いが、通常型に限れば黒炎王リオレウスのリガルチャリオットと
ウラガンキンのギガスブルトラキス、ブナハブラのフィオレウノルージュがある。
リガルチャリオットは攻撃力とスロットで勝るがそれ以外は向こうが勝る。
全体的にはあちらが有利なのでスロットと作成難易度がこちらの長所か。
ギガスブルトラキスは本武器の斬れ味とスロットを削って防御力アップを得たような性能。
こっちの方が扱いやすい。
フィオレウノルージュはスロット3だが攻撃力が大きく劣る上砲撃LV2。ヴォルガノスの圧勝だろう。 - 作製難度については獰猛化溶岩竜鱗は必要だが、あとは千刃竜の刻爪と火竜の延髄くらい。
獰猛化溶岩竜はHR解放後の依頼クエストかイベントクエストな点は注意。
MHXX
- G級で究極強化すると「融壊ヴォルガカノーネ」となる。今回の性能は、
- 属性銃槍では平均的な攻撃力320
- 伸び悩んだ火属性24
- 斬れ味は素で白20、斬れ味+2で紫20
- 通常型LV5
- 会心率は変わらず0%
- 据え置きだが扱いやすいスロット2
- 通常型LV5という非常に素晴らしい特徴を持つ。
ブレイヴスタイルでのフルバースト運用が脚光を浴びているのも追い風。
斬れ味はG級相応になったのみだが、スキル環境の大幅緩和で匠+その他スキルも盛りやすい。
通常型のみならず、火属性ガンランスの中でも相当扱いやすい武器だろう。
突き性能も充分なので、味方と斬れ味ゲージに気を付けつつモンスターを焼き尽くそう。 - 通常型火ガンスに新たな追加はなく、砲撃LV5も放射型のエントグルティガスのみ。
黒炎王のガラ=エーネヴェルデは気になるが、砲撃LV5の個性で差別化は簡単だろう。 - ただし今作のヴォルガノス武器は究極強化で覇竜の素材を使う。
この武器も例外でないので完成はHR解放後となる。
MHF
- ラヴァガンランス⇒キャノン⇒ゲイザー⇒ゲイザー改⇒インフェルノと強化可能。
ラヴァインフェルノは攻撃力552、会心率-10%、火属性470、拡散型LV3と中々のもの。
しかし周知の通り、このガンランスが実際に活躍した時代には
MHFのヴォルガノスは古龍に匹敵する実力で、新人ハンターを容赦なく圧倒するものであった。
生産時に牙3本、ゲイザーに鋭牙3本と上ビレ4枚を要求されるが、
これらの素材は当該ランクでは逆鱗並のレア度で、
ヴォルガノスの強さもあって、作成可能になったばかりのHRではかなり作成難易度が高かったのである。
- ラヴァゲイザー改に強化する際に「黒龍の紅殻」、
ラヴァインフェルノに強化する際には開拓素材のアツサムシと業火吹き草を要求される。- 余談だが、業火吹き草は葉が炎のような形をしていることから名づけられただけであり、熱くはない。
また、アツサムシは溶岩の近くで生息することから「熱さ無視」が由来となっているらしい。
開拓素材はこういった面白い(?)名前の素材が多い。
- 余談だが、業火吹き草は葉が炎のような形をしていることから名づけられただけであり、熱くはない。
- ヴォルガノスが初登場したMHFにはヴォルガノス亜種もおり、
その素材を使用した「クリムゾンゲイザー」も実装されている。
クリムゾンゲイザー→クリムゾンゲイザー改→クリムゾンヘルと強化していく。
モンスターの外見通り、ラヴァガンランスの黒く冷え固まった溶岩の部分が
赤熱したデザインだと想像してもらえれば、おおよそそのイメージ通りである。- 通常種のガンランスと異なり、砲撃タイプは通常型。
クリムゾンヘルは会心率が一転してプラス25%もあり、武器スロットも2つ空いているなど特徴はあるが、
斬れ味レベル+1を発動しても白ゲージが20しかない。
どちらかというと嵐ノ型スタイルで竜撃砲の代わりにヒートブレードを発動できるようにし、
斬れ味が減らないようにして運用するのが望ましい武器バランスである。
- 通常種のガンランスと異なり、砲撃タイプは通常型。
パイロランス
- 上記のラヴァインフェルノは、登場から10年経ってもラヴァインフェルノで強化は打ち止めである。
代わりにG級ランクでは、G級武器として登場した「パイロランス」が存在する。
デザインはラヴァガンランスと同様なので、ラヴァガンランスのG級バージョンと捉えていいだろう。
- ラヴァガンランスと同様に砲撃タイプは拡散型。
G級武器なので強化段階が50段階あり、LV.10までは拡散型のLV5だが、
LV.11からは拡散型LV6に強化されるので砲撃特化なら早い段階で運用しやすいのが特徴。
- このガンランスは、MHF-G2から登場したG級システム変遷の初期にあたる武器であるので、
現在の水準(MHF-Z時点)と比較するとステータス自体は低めとなっている。
最終強化のLV.50で- 攻撃力1039
- 火属性540
- 斬れ味レベル+1で紫ゲージ70
これはMHF-G2当時のG級★6クエストまでを基準に見るとやや物理に傾倒したところはあるが、
さすがイャンクックやバサルモス、リオレイアのG級ガンランスより高性能となっている。
唯一グラビモスの「アルバスクード」は、斬れ味ゲージが白までしかないという弱点はあるが、
火属性と毒属性を同時に備えた双属性のガンランスだったので棲み分けは可能である
(なお、アルバスクードの砲撃タイプは通常型である)。
クリムゾンアート
- ヴォルガノス亜種の「クリムゾンゲイザー」のG級武器バージョン。
G級のヴォルガノス亜種が登場したのがMHF-G9のため、
通常種の「パイロランス」に比べるとさすがに尖った性能になっている。
- まずパイロランス、そして凄腕クラスまでの「クリムゾンヘル」との大きな違いとして、
クリムゾンアートは火と龍を複合させた炎属性に変更されている。
このため、火と龍の両方に弱いモンスターに対して効果的にダメージを与えられる武器となっている。
また、武器のステータスも最終強化のLV.50で- 攻撃力1184
- 炎属性910(換算すると「火属性637」と「龍属性637」に分割できる)
- 紫ゲージ100(斬れ味レベル+1発動時)
唯一クリムゾンアートの砲撃タイプが放射型なことが差別点とはなっているが、
それだけのためにパイロランスを運用するのは兄貴に対しての愛情がないと難しいだろう。
- 注意点としては、紫ゲージが100もあることは長所な一方、
実はこの武器の斬れ味ゲージは赤ゲージと紫ゲージの2色しか存在しないので、
紫ゲージがなくなった瞬間、赤ゲージのボロボロな火力に転落してしまう。
運用するにしても斬れ味の管理だけはしっかりしていきたい。
- ちなみにヴォルガノス亜種が登場するランク以下でライバルとなるのは
基本的にはリオレウス亜種の「蒼火竜銃槍【灼天】」というガンランスだろう。
こちらは赤と紫しかないなどという特殊な斬れ味ゲージではないのだが、
白ゲージが設定されていないので、紫がなくなると白を飛ばして青になってしまう。
通常型で攻撃力は僅かに蒼火竜銃槍【灼天】のほうが高いが、
属性値はクリムゾンアートのほうが遥かに高いので差別化には困らない。