武器/リュウノトドロキ

Last-modified: 2024-01-27 (土) 12:10:44

リュウノトドロキ
ジャズィでソウルフルな音色の毒キノコ付き木製狩猟笛。
狩りも音楽もアドリブが大事。

毒奏ファンガサクス
毒気を含んだサウンドに飛竜さえスウィングするという…。
リュウノトドロキ最終進化形。

大毒奏ファンガサナル
毒心孕むアドリブが効いた
グルーヴは、古龍でさえ思わず
陽気なリズムを刻むという…。

MHXにて初登場の狩猟笛
大剣のリュウノコシカケに次ぐ、コシカケダケ武器の一種である。

目次

概要

  • 見た目は木製のサックスに毒キノコを植えたもの。飛竜どころか、古龍でさえスウィングする音色らしい。
    竜すら○○する...どこかで聞いたような。
  • 木管楽器であるサクソフォーンが元ネタということもあって、
    狩猟笛としては珍しく、いかにも笛らしい見た目となっている。
    その巨大さゆえか演奏時に流れる音はバスサックス並みの低音である。

性能

MHX

  • 村★3の依頼クエスト「ロイヤルハニーハント」限定の報酬「コシカケダケ」から作られる。
    最終強化までに6個必要になるため、何度も同じクエストをこなす必要があるが、
    このクエストは下位で邪魔者もアオアシラだけなので、完全無視するなりさっさと狩猟するなりして
    ロイヤルハニー5個(スキルがあれば1箇所のみの採取で終わる)を集めるだけなので、簡単な部類である。
    • なおG級での強化にはコシカケダケは使わない。
  • 最終強化の毒奏ファンガサクスまで強化すると毒属性は45に達する。
    しかし攻撃力は170、斬れ味は素で緑、斬れ味レベル+2でやっと実用範囲の青とあまりよろしくない。
    スロットはなし。
    実質的に緑ゲージでの運用となるため、鈍器を使用した方が良い。
    自分強化で心眼効果を得られる狩猟笛では斬れ味の悪さはあまり問題ならない点もありがたい。
  • しかし殴り性能だけで価値を測れないのが狩猟笛というもの。
    この笛の長所といえば「全状態異常無効」の旋律。
    MHXではを持つ笛はこのファンガサクスだけで、この強力な旋律が吹けるのもコレだけ。
  • まず厄介なホロロホルルに対しての相性の良さが挙げられる。
    混乱、睡眠のどちらも無効化できるので、非常に快適に狩れるだろう。
  • 更に紫毒姫リオレイア隻眼イャンガルルガが操る劇毒をも無効化できる。
    MHXでは毒無効化スキルがなく、「毒耐性」という軽減スキルしか存在しない。
    解毒薬を飲む暇もない二つ名リオレイアの攻撃に対して予防という形で対処できるのは、
    笛では唯一この笛だけ、というかMHXのどのシステムを探してもこの笛だけである。
    • どのレベルでも事故防止として役立つが、特にアイテム持ち込み不可(LV7)で解毒薬の心配がいらないのが嬉しい。
      気絶も防げるので、ゲリョスとも相性が良い。
    • ちなみに紫毒姫に毒属性は効かなさそうだが一応入る。ただし、酷い火力不足には変わりないのでPT推奨。
      それとただ吹いているだけで、攻撃に参加しないのも吹き専という寄生行為に値するので
      しっかり攻撃にも参加しよう。
      あまりダメージは期待できないがスタンを狙って頭を攻撃していくのが良い。
      一方で隻眼は毒が完全に効かない上に、劇毒になる攻撃も限られているため紫毒姫ほど有効ではない。
  • 精霊王の加護も吹けるので、紫毒姫戦でPTの生存率を上げるという役割には相当な適性がある。
    その他の旋律は
    • 自身含め状態異常属性攻撃を強化する状態異常攻撃強化
    • 他の旋律と合わせると微妙な耐だるま状態
    と支援特化になっている。
    属性やられ以外なら事前に無効化できるので、
    味方に旋律を掛け続けながら狩猟対象に毒を浴びせるスタイルになるだろう。

MHXX

  • G級が解禁され、さらなる強化を得たが唯一の旋律という長所がなくなってしまっている。
    一応新規組はすべてHR解放後となっているためそれまでは出番がある。
    もっとも主な活躍の舞台となる紫毒姫や朧隠などはHR解放前に挑むハンターが少ないため、
    その需要があるかと言われれば微妙なところである。
    残念ながらホロロホルルはキークエストに含まれていないためそこでの出番も得られない。
  • 究極強化はLV7大毒奏ファンガサナル
    • 相変わらず低い攻撃力290
    • 驚異的な毒属性値60
    • 素で長めの青ゲージに匠での追加分がすべて白ゲージ
    • スロットは0のまま
    相変わらず高い毒属性値を持つが物理性能は低い。今作では紫の斬れ味補正が低めになっているため、
    相対的に白ゲージが使いやすくなっているがさすがに300に満たない攻撃力では厳しい。
    元から高い属性値を旋律で強化できるため、毒状態にさせることにかけてはトップの性能を持つ。
    ただしスキルの状態異常攻撃強化やネコの特殊攻撃術を含めた場合でも、
    補正値は1.25倍が上限となっているため、最大値は76*1となる。
    なお、旋律による強化が大きいため最大値はスキルの状態異常攻撃+1と旋律の重ね掛けのみで達成できる。
    倍率のみで言えばネコの特殊攻撃術+旋律の重ね掛けでも最大値になるが、
    スキルには定数の+1補正があるため、こちらの方が僅かに上である。
    • またこの上限の仕様があるため状態異常攻撃強化の旋律は
      状態異常攻撃+2をスキルで発動させている相手に対してはほぼ効果がない。
      特に状態異常攻撃+2とネコの特殊攻撃術を併用した時点で倍率が1.25に達してしまうため、
      この場合は全く効果がなくなってしまう
  • HR解放後に登場するライバルはすべて物理性能が大毒奏よりも高い。
    状態異常攻撃強化の旋律を活かせるのはこの武器だけの強みだが、
    上述の通りこの旋律は状況によっては効果が期待できないため差別点としては弱い。
    さらに大毒奏が不利な点として、音色の並びがであるため、
    が2回続く状態異常系旋律2種に音色3を多用することになってしまう。
    一方で同じ旋律が使える狩猟笛の中で特に人気の高い真名シストルムメナトで演奏しやすくなっている。
  • 闘技大会のウラガンキン討伐では、この毒奏ファンガサクスのLV6を使うことになる。
    肉質の硬いウラガンキンには、毒や弾かれ無効は非常に効果的で、旋律によって厄介な睡眠も無効化できる。
    さらに、スキルには笛吹き名人や回避距離UPなど取り回しのいいものが揃っており、
    それでいて、落とし穴に麻痺投げナイフ、攻撃によるスタンなど拘束手段が群を抜いて豊富。
    なにかと過酷な条件を強いられることも多い闘技大会においては異例の好待遇である。
    ゆえに、火力担当の他の武器とチームを組み、サポーターとして活躍できればSランクも難しくはない。
    • ただしスタイルがストライカーとなっているため、
      後方攻撃が使えず演奏のために叩きつけを多用することになるため、
      立ち回りには注意が必要である。

MHRise

  • リュウノコシカケ共々復活。
    今作ではコシカケダケが無いため山盛り茸という新素材を使って製作することになる。
    山盛り茸はさまざまな種類のキノコの盛り合わせなので、コシカケダケも混ざっていたのであろう。
    上位では同様に闇盛り茸というアイテムを使うこととなる。
  • 生産時のリュウノトドロキIは攻撃力90に長大な黄ゲージ...
    という凄まじいなまくらだが、高い毒属性30を持つ極端な性能。
    山盛り茸と毒袋が必要なため、ドスフロギィの狩猟と隠密隊の派遣が入手条件となる。
    隠密隊を大社跡へ派遣した際にキノコもしくは小型モンスターのアイコンから入手できることがあるが、
    それを知らないといつまでもキー素材が手に入らず、気づいたときには
    大した性能の武器ではないと見向きもされない可能性があるのが痛い。
    里★6クエストで手に入る勇気の証と雌火竜の棘を使うことで
    リュウノトドロキIIに強化でき、攻撃力130、毒属性32、緑ゲージが少し出るため。
    使おうと思えば使えなくはない性能となる。
  • 上位になると、闇盛り茸・猛毒袋・毒妖鳥の翼を使い毒奏ファンガサクスに強化可能。
    攻撃力150、毒属性35、長い緑ゲージに匠3からやっと青、スロットなし...
    という、なんともいえないステータス。
    上位プケプケ素材が必要なため最終強化できるのは集会所★5以降となる。
  • 肝心の旋律は スタミナ消費軽減体力回復【小】防御力UP
    というややパンチに欠けるラインナップ。
    全状態異常無効の旋律がリストラされたのもあってか、独創的とは言い難い性能になってしまった。
    使い勝手の良いAボタンに発動頻度が多ければ多いほど良い体力回復が
    割り当てられているのは良点と言えるか...
  • 毒属性の狩猟笛は他にプケプケ笛ナズチ笛があるが、
    どちらも攻撃力と斬れ味が上位互換なうえにスロットまで備えている。
    ウラナイオカリナに至っては属性値も上回っているうえに今後強化される可能性もある。
    差別化ポイントの旋律もこちらは平凡...と、かなり厳しい。
    ただしどちらのライバルも上位からの登場なため、リュウノトドロキは下位で作れる唯一の毒笛となる。
    低い攻撃力と斬れ味は毒殺戦法で虫素材を集めるのにはちょうど良い。
    支給品ボックスにある毒けむり玉というアイテムは見なかったことにするんだ。いいね?

MHR:S

  • MR相当の強化系が登場。最終強化は大毒奏ファンガサナル
    説明文では"古龍でさえ思わず陽気なリズムを刻む"とあるが、前例はあるので特に違和感はない。
  • 性能としては、
    • そこそこ高めの攻撃力330
    • 高めの毒属性42
    • 斬れ味は素で白40、匠5で最大紫40
    • スロットなし
    • 百竜スロットLv2
    • 旋律効果はスタミナ消費軽減、体力回復【大】、防御力UPに強化。
  • 上位ではいまひとつぱっとしない性能だったのに対し、MRでは高めの攻撃力と毒属性を両立した武器に進化。
    匠を多めに積まないと紫が出てくれない斬れ味面がネックではあるが、体力回復【小】が体力回復【大】に進化した事で
    全3本しかない、赤旋律に体力回復【大】を持つ狩猟笛の一つとなった。
    • 一本は神響・雷禍諦哭。こちらも無印での微妙武器扱いから一転、MHR:Sでの躍進を遂げた武器で
      雷属性に弱い敵に対する有用性、傀異化モンスターに対する相性の良さなどから人気となっている。
    • もう一本はVer.14で登場した氷琴アイスフィール
      体力回復【大】に加えて攻撃力&防御力UPの旋律を持ち、汎用性の高さからこちらも人気が高い。
  • 2本ともに属性武器であるため、雷と氷の通りが悪いモンスター相手に体力回復【大】を持ち込むならばファンガサナルの方が有効か。
    とはいえ、本作の狩猟笛で重要なダメージソースになっている鉄蟲糸響打の火力に関してはあまり期待できないのが状態異常武器の辛い所。
    龍気変換狂化奮闘を積む必要が無い分、
    毒属性を活かす攻勢蓄積時攻撃強化、高い攻撃力を活かす粉塵纏などを積んで火力差を埋めていきたい。
  • MR武器としては強化・作成可能になる段階が比較的早めなのも嬉しい所。
    MR第一段階の強化はオトモ隠密隊ですぐに入手できる虹盛り茸+MR★2から出現するプケプケ素材で可能なため
    MR攻略では有用な選択肢になり得る。最終強化系も傀異★2と比較的早めの段階で入手できる事、
    ナルハタ笛と同じく体力回復【大】が傀異との相性が良い事などもメリット。

余談

  • MHXでは、唯一の旋律持ちと言うこともあり重要な一本であった。
    しかし、次作のMHXXではラスボス笛猛り爆ぜるモンスターの笛二つ名な象の笛が登場。
    作品唯一の旋律持ちという肩書きが消えた上、どれもかなりの業物なので出番が危うくなっている。
    尤も、これ以外の3本ではソロもしくは状態異常武器持ちの仲間がいなければ
    状態異常強化の旋律が意味をなさなくなってしまう。
    また、状態異常を防ぎつつ自身の毒属性を強化してモンスターに浴びせたい場合は、
    こちらの役目もまだまだ捨てたわけではない。
    全状態異常無効の旋律がほしい相手はだいたい毒が効きにくいのが残念だが
    状態異常持ちが多いパーティーであれば、出番の余地はまだあるかもしれない。
    一応、超攻撃力と異常に範囲の広い状態異常攻撃を兼ね備えた宝纏ウラガンキンあたりであれば、
    毒の通りやすさもあってなかなかの活躍が見込める。
  • 特徴的な武器名であるファンガサクスは、
    菌類を意味するファンガス(fungus)にサックスことサクソフォーンを加えたものが由来と思われる。
    ファンガサナルはおそらく、ファンガス+鳴る。
    頭に付く毒奏も、他に類を見ないという意味の独創的から来たものであろうか。
    事実、MHX時点では唯一無二の音色を持っていた。
    独奏だとソロ(狩り)の意になるのでたぶん違うだろう。
    他にもゲリョスのが毒と独創を掛け合わせたネーミングになっている。
  • MHRiseでの演奏音は、正直わかりにくいがとある村のBGMの一節を奏でているそう。

関連項目

武器/狩猟笛
武器/真名シストルムメナト - MHXXで登場した同じ旋律が使える狩猟笛
武器/砕光の陽鈴 - 上記に同じ。爆破属性
武器/銀嶺弦琴 - 上記に同じ。氷属性・二つ名武器
アイテム/コシカケダケ - キー素材
アイテム/山盛り茸 - MHRiseでのキー素材
武器/リュウノコシカケ - 同じ素材から作られる大剣


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