MHP3から登場する、ファンゴ素材のスラッシュアックス。
目次
概要
- ファンゴの素材を贅沢にあしらった、文字通りワイルドな外見のスラッシュアックス。
鍔と軸には毛皮、剣モード時の刃には牙、持ち手付近にはなんと鼻があしらわれている。
そのワイルドな見た目に反して軽く、扱いやすいらしい。
鉄武器の存在しなかった当時はボーンアックスと並ぶスラッシュアックスの基本形であった。
そんな立派にファンゴ武器と呼べる本武器であるが、3Gから4(G)にかけてはファンゴが関わらずとも
作成できたこともあり、骨系武器の一種として扱われてしまうこともあったり。
- 基本武器の一つだが、数あるスラッシュアックスの中でも特にギミックが特異。
まず、斧モードの見た目はまるでカナヅチのような鈍器であり、
「斧」のイメージからは逸脱している(一応、側面には棘の打たれた鉄板のような物が見える)。
そして剣モードにすると、カナヅチの頭部分が90度折れ曲がり、
鋭く研がれた牙状の側面部分がそのまま剣モード時の刃になる。- こう聞くと剣モード専用のパーツが存在しないように思えるが、厳密には異なる。
納刀状態では斧刃用のカナヅチと剣刃用の牙はそれぞれ定位置で分離しているのだが、
抜刀状態ではどちらのモードでも斧刃と剣刃が常に一体化しているという
地味ながら極めて珍しいギミックなのである。
- こう聞くと剣モード専用のパーツが存在しないように思えるが、厳密には異なる。
性能
- 全シリーズを通して装填されているビンは残念ながら減気ビン。
それゆえに、強撃ビン搭載のボーンアックスに火力は劣る。
攻撃力も斬れ味も大差ないので、装填されているビンが戦力の決定的差になってしまうのである。
- 主にファンゴ素材を足していくことでワイルドアックス改→グランドダッシャーへと強化される。
最序盤モンスター武器の宿命として、グランドダッシャーの時点で本武器の強化は打ち止めとなり、
以後は主に他の大型モンスター武器へ派生するための繋ぎとして役目を終えることになる。- ただしMHX(X)のみ強化システムがレベル制に変更されたため、他の武器に派生させずに
ワイルドアックスのまま最終(究極)強化することも可能になった。
- ただしMHX(X)のみ強化システムがレベル制に変更されたため、他の武器に派生させずに
MHP3
- 直接生産はできず、ユクモノ剣斧からの派生強化での登場となる。
要求素材の時期的にはボーンアックスと並んで早く手に入るスラッシュアックスだろう。
…そして初心者に減気ビンの残念さを身を持って教える武器である。
グランドダッシャーからは角竜素材を使ったタイラントアックス、
アグナコトル素材を使ったファイアテンペスト、ラングロトラの素材を使ったバウンドローラーへと派生する。
今作でのドスファンゴ素材の武器は派生が色々と特徴的であり、
ハンマーはナルガ武器のヒドゥンブレイカーへ、ランスはそのまま最終強化まで行ってしまう。
大猪のくせに万能すぎである。
MH3G
- 生産に竜骨【中】が必要になり、生産可能時期が遅くなってしまった。
派生武器はフィンスラッシャー系統以外全て一発生産出来るポイントがあるので、
人によっては一回も作らないかもしれない…。- ただしグランドダッシャーだけは、ここから派生できる武器が
バウンドローラー系統やヘビィディバイド系統、タイラントアックス系統など数多いので、
この段階での需要は高い。
しかしいずれも一発生産が可能なので、やはりグランドダッシャーの世話になることは
あまりないだろう。 - …というかこのグランドダッシャー、要求素材が変わっているというか謎であり、
強化の場合ファンゴの大牙×3、ファンゴの頭×1、溶岩塊×2、上竜骨×2が必要で、
生産の場合土砂竜の甲殻×3、灯魚竜の棘×3、上竜骨×4、竜骨【大】×4が必要になる。
見ての通り重複素材が上竜骨しかなく、生産の場合ファンゴ素材すら必要ない。どうやって作ったんだ…。
しかも強化の場合村★5からであるのに対し、生産の場合村★4からになる。
一発生産の方が作成難度が低いという謎すぎる武器である。
- ただしグランドダッシャーだけは、ここから派生できる武器が
MH4(G)
- 基本武器としての派生の優秀さを買われたのか、無事続投。
だが今作、ファンゴ一族は登場せず交換素材としても流通しない。なのに作れてしまう。
あの特徴的な鼻などは一体どうやって再現したのだろうか?
MHX(X)
- 要求素材がコロコロ変遷していたが、今作では素材元の復活に伴いしっかりファンゴ武器として登場。
基本武器枠としてベルダーアックス、アイアンアックスが追加されたため、
本武器はランポス武器・ジャギィ武器のような「初期から作れて派生先が豊富な武器」
のポジションに改めて収まることになった。- 他のファンゴ武器と同様、強化過程でガムートの牙素材が要求される。
単に牙獣種繋がりというだけでなく生物としての共通点も多く、素材の相性もいいのだろうか。
それ以外の要求素材はほぼファンゴ一族から入手できるもので完結し、
その他にはせいぜい最初の強化時のカワズの油、
最終(究極)強化時にランク相応の証系素材と獰猛化個体のコモン牙素材程度であり、
作成難度は易しめ。 - 今作での派生はLV2でフリックアックスとバウンドローラー、LV3でレックスラッシュ、
XXからはLV5でタイラントアックスへと派生できる。
- 他のファンゴ武器と同様、強化過程でガムートの牙素材が要求される。
- MHXでの最終強化(LV6)でおなじみグランドダッシャーの銘になる。性能の方は、
- とても高い攻撃力230
- ビンはいつもの減気ビン
- 使い勝手のいいスロット2
- 斬れ味は素で結構長い緑80、匠+2で青20が出現
- 属性・会心率は無し
「高攻撃力とスロット数を両立した鈍器向け装備」として見た場合には意外と悪くない位置に立っている。
- MHXXでの究極強化(LV8)では新たにギガントダッシャーの銘になる。気になる性能は、
- 非常に高い攻撃力360
- ビンは変わらず減気ビン。今作からゲーム内でも明らかとなった数値は32
- さらに拡張性を増したスロット3
- 斬れ味は素でかなり長い緑120、匠での増加分は全て青
- 属性・会心率は無し
イノシシらしい
G級になっても鈍器向け装備は意外と数が多く、純粋に当武器以上の攻撃力・あるいは属性持ちだったり、
強撃ビン持ちだったりとライバルはなかなか多い。
そんな中で「スロット3」と「不遇だけど減気ビン持ちであること」をどこまで活かせるかが、
本武器を運用する上での差別化点になるだろう。
関連項目
モンスター/ブルファンゴ
モンスター/ドスファンゴ
武器/ボーンアックス - 基本武器仲間
武器/アイアンアックス - 同上
武器/ベルダーアックス - 同上