武器/ヴァシム・アルマ

Last-modified: 2023-07-18 (火) 10:46:23

美しく煌めく輝晶石が組み込まれた
尾晶蠍の片手剣。
<<辿異武器>>

目次

概要

  • 2017年2月末に解禁された、辿異種アクラ・ヴァシムの素材を用いて作られた片手剣。
    尻尾の異常発達を招いた要因である、重量が増し、蒼く煌めく輝晶石をそのまま刀身に加工、
    セットである盾は漆黒の甲殻をメインに輝晶石を装飾として埋め込まれたデザインとなっている。
    • 刀身が蒼く煌めく輝晶石であるため、
      リーチを伸ばすシジル「蒼輝剣」の蒼オーラとも違和感なくマッチしているだけでなく、
      その輝晶石から放たれた蒼光が刀身を形成しているという、SFチックな見た目に変化する。
      外見とのシナジーを気にしているために、件のシジルを使うのを躊躇っている人でも、
      躊躇なく使用、リーチを伸ばすことが出来るだろう。
  • この片手剣のリーチは中となっており、
    辿異武器の特徴の1つであるシジル、装飾品両対応のユニバーサルスロットを3つ備え、
    辿異スキルは劇物強化となっている。
    劇物強化はスキル「劇物取扱皆伝」の状態異常下方修正値を緩和する効果を持つ。
    下方修正と述べたが、件のスキルの実態は、
    「状態異常値の下方修正と引き換えに、確定で状態異常を発生させる」ものであるため、
    実際には状態異常値の強化と捉える事が出来る。
    手数に優れる片手剣との相性は非常に良好で、
    加えて元の状態異常値に応じた基本攻撃力UPの効果もある一方、
    後述の解説で述べるが、MHFに於ける麻痺属性の事情を踏まえたかのような調整が見受けられるため、
    是非ともこのスキルを発動させた装備とセットで運用したい所である。
  • この辿異武器は、4段階の強化段階を持つ通常タイプの辿異武器に属し、
    GR200の辿異種解禁と同時に生産が可能、
    以後GR200毎上昇すると共に解禁される、
    上位の難易度に登場する個体の素材で更なる強化を施す事が可能である。

ヴァシム・アルマ

  • 異を辿った尾晶蠍の個体から得られる、
    堅紫殻5個、結晶液3本、堅顎1個を用いて生産できる初期段階。
    レア度は9。
  • この段階のみ、スペックについては今後の強化による変化が分かりやすくなるよう、
    GR200までに生産、強化できるG級の武器との比較表で掲載する。
     
    武器名攻撃力属性値会心率斬れ味
    匠発動時
    (匠+始種防具)*1
    その他
    ヴァシム・アルマ707麻痺3200%青180
    紫40空10
    辿異スキル「劇物強化」
    トリドイクシオLV50694雷750
    麻痺330
    25%紫50
    紫60空40
    リーチ:長
    ルルエール=アーラLV50765龍790
    麻痺420
    0%紫100
    紫150
    無し
    フロルオーレ715麻痺3900%紫30
    紫80
    (紫60空80)
    始種武器:ブチギレ
    緋猛始剣【真空】693麻痺4500%紫50
    紫100
    (紫60空100)
    始種武器:弱点特効
    リーチ:長
  • 以上の表を見ての通り、
    強力なライバルと比較して攻撃力こそ悪くないが属性値が若干低めなのに加え、
    匠スキル効果込でやっと紫、空色ゲージが出現するのに、そのゲージ量が少ないという、
    辿異種アクラ・ヴァシム武器特有の悩みは片手剣でも同じであることがわかる。
  • 問題となるのが、やはり属性値の微妙な低さと斬れ味の悪さであろう。
    • 麻痺属性値については、
      武器辿異スキルを活かすために劇物取扱皆伝スキルを発動させると属性値150*2となるが、
      この値は、劇物強化無しのルルエール=アーラLV50の159と大差ない数値であり、
      一方で真空は171で完敗、それ以外には勝利していると言った状況である。
    • 一方の攻撃性能は、
      ルルエール=アーラには属性値抜きで見ても紫と空色のゲージ差を考慮しても負けており、
      フロルオーレ、真空は始種防具を1部位導入されると逆転されてしまい、
      トリドイクシオは会心率とデフォルトリーチ長のアドバンテージ、雷属性持ちであるのに対し、
      こちらは麻痺属性以外何も持っていないため、
      これらアドバンテージを活かされるとやはり逆転されてしまう。
    以上の通り、LV50G級武器と同等の性能を持つレア度9武器として見ても非常に厳しい環境下に置かれている。
    過去のMHFに於いて、麻痺属性はハメに積極的に用いられた経緯があるため、
    この性能は、それを考慮しての性能調整と見られる。
    結論として、競合ライバル武器を持っていない中、麻痺武器として当武器を作成するようでもなければ、
    非常に厳しい運用を強いられる武器であると言える。
    そのため、生産していきなり「強化による性能向上に望みを託す」事になるユーザーも居るかもしれない。

ヴァシム・フィロ、ヴァシム・セイフ

  • それぞれGR400、GR600で解禁される、より強力な辿異種尾晶蠍の個体の素材で強化を施した段階。
    レア度はそれぞれ10と11。
  • ヴァシム・フィロは攻撃力が728、麻痺360に
    ヴァシム・セイフは更に性能が向上し、攻撃力749、麻痺400となっている。
    ヴァシム・フィロの時点で物理性能はルルエール=アーラと同等、
    一方で劇物スキル込の麻痺値は169と、真空と同等と言っても良い数値になっている事から、
    この段階からが、この片手剣の性能を遺憾なく発揮できる段階になると言っても良いだろう。
    ヴァシム・フィロではそれが更に強化されるが、
    どちらにせよ斬れ味が一切変わらないため、斬れ味管理には気をつけたほうが良いだろう。
  • ヴァシム・フィロへの強化より、発達部位素材が強化に絡んでくるようになる。
    ヴァシム・フィロへの強化素材は劇毒毛3本、重爪2個、極上尾1本、
    ヴァシム・セイフへの強化素材は極濃汁5本、上堅顎1個、極剛尾2本となっている。
    重爪、上堅顎は発達部位である尻尾の切断過程で必ず破壊する事になるため、
    無理に意識する必要性は低い。
    • ただし、この片手剣で挑む場合、
      斬れ味が短いために肝心の切断段階で斬れ味が落ちる可能性が高いことに気をつけたい。

ヴァシムーンジアン

  • 頂点とも言える強さに達した辿異種尾晶蠍の個体の素材で最終強化を施した姿。
    GR800より解禁される。
    レア度は更に一つ上がり、12となっている。
  • ここに来て、ようやく今までの最大の懸念点である「斬れ味の心許なさ」が改善、
    今まで匠スキル込で発現していた紫ゲージ40空色ゲージ10をデフォルトで獲得するに至った。
    攻撃力も777、麻痺値も460へと強化されており、
    加えて斬れ味ゲージは匠スキルで空色ゲージ60へ強化することも可能である。
  • 最終段階と言うのもあり、生産段階で見せた心許なさは消え、
    上述のライバルに大きく差をつける、力強い姿を見せている。
    強化素材は劇麻痺袋3個、大水晶2個、極絶尾3本となっている。
    • ただ、同期である辿異種エスピナス、ヒプノックのレア度12辿異片手剣と比較すると、
      麻痺属性であるためか、一番攻撃力と斬れ味性能が低い他、
      こちらはリーチ中であるのに対して、あちら2種はデフォルトでリーチ長である事も見逃せない。
      ただ、依然麻痺は優秀な拘束手段となり得る存在であるため、
      この片手剣の性能をフルに活かして差別化するためにも、
      冒頭で述べた通り、劇物スキルを用いた専用装備を用意しておきたい所である。

余談

  • 辿異武器、高麻痺値とパートナーの武器としても最適に見える当武器であるが、
    状態異常属性値は元の数値を適用することと、パートナーでは辿異スキルは機能しない仕様上、
    パートナー武器としてその性能を開花させるにはヴァシムーンジアンまで、
    つまり最後まで強化する事を視野に入れなければならず、
    比較武器で取り上げた真空が次点ながら十分な攻撃力、斬れ味を備え、
    リーチと麻痺値、作成難易度では大幅に勝っているため、
    余程拘りがなければ当武器を麻痺武器として持たせるのはオススメ出来ないものとなっていた。
    しかし、最大の難点であった「作成難易度の高さ」が大幅に改善された2018年4月アップデート以降は、
    様々な要素と比較する必要があるものの、持たせる価値が大きく上昇したと言える。

関連項目

モンスター/アクラ・ヴァシム
武器/辿異武器
武器/アクラ武器


*1 始種武器のみ掲載。
*2 小数点以下切り捨ての数値。以後の劇物スキル補正適用属性値も同じく小数点以下切り捨ての値となる。