武器/ヴェノムウィング

Last-modified: 2024-03-31 (日) 09:47:30

MHP3にて登場したギギネブラの双剣。ここでは、亜種素材を用いたボルトガイスト系列についても解説する。

目次

ヴェノムウィング

概要

  • 神への復讐を誓ったとある職人(経緯は不明)が、その怨恨と狂気の下に作り出したという猛毒双剣。
    波打つように湾曲した独特な形状の刀身と、表現し難い不気味な色合いが特徴。
  • 刀身の中央にはギギネブラの猛毒腺を仕込んでおり、斬り付けた傷口に直接猛毒を打ち込む。
    その効力は惨たらしいほどに強力で、獲物を内部からドロドロに溶かしてしまう。
    そのあまりに凶悪な毒性は、不死の神をも毒すると言われる。
  • 邪翼刃マガマガの説明文によると、怨念か怨恨なのか、計り知れない位の悪意が宿る、悪夢の双剣であり、
    その刃から溢れ出る猛毒は、一滴でも死に至る程の致死性を持つという。

性能

MHP3

  • 最強の毒属性双剣。というか、他の毒双剣が狩団子しかないので実質これしかない*1
    他の武器系統の毒属性武器と比べると少々属性値が低いが、双剣の手数ならどうという事は無い。
    素材はほぼ全てギギネブラから入手できる上に、とりわけ貴重な素材も必要無い。
    さらに、比較的手頃な生産費用なので入手が割と簡単なのも長所。
    しかし、基本攻撃力が控えめ(ブースト込み195)なのに加えて会心率も0%なので、
    単独での戦闘はあまり得意ではない。
    血塗られた設定とは裏腹にサポート型の戦闘の方が得意な武器である。
  • 性能そのもの以上に問題なのが今作の毒の仕様である(毒状態の間は新たに蓄積されない)。
    今回近接毒武器はほぼすべてが厳しい評価を受けているが、これも例外ではない。
    有効に使えるのはウラガンキン(亜種含む)くらいだろうか。
    • 毒武器と相性がいいクエストと言えば大連続狩猟が挙げられるだろうが、
      その場合でもサラマンダー土雷ラースプレデターあたりから相手の弱点と相談して担がれることが多い。
      せめて攻撃力がもう少しあれば選択肢に入ってきただろうが…。
    • 他作品のクシャルダオラのような、毒状態にすることそのものに意味があるモンスターがいないのも辛い。

MH3G

  • G級でさらに邪翼刃マガマガ→邪翼刃ンディギギラへと強化できる。
    言いづらい…というか、MHFに存在するンカサ・コンバ系統の4つの大剣を除けば、
    本家では銘がから始まる唯一の武器である。
    これでしり取りでコンティニューできるね!
    まぁ厳密に言えば「邪翼刃」が付いているのでンから始まっていないのだが。
    邪翼刃マガマガになると形状はそのままだがカラーリングが変化し、
    ギギネブラ由来の赤紫色から、更に毒々しい紫色に染めたような外観になる。
    その紫色は人工染料のようで意外な程綺麗。だがその質感が逆に不気味でもある。
  • このンディギギラ、双剣の中では最高の毒属性値をもち、デフォルトで斬れ味ゲージ白があり
    斬れ味レベル+1があればネブラ武器のなかでも長めの紫ゲージ(30)が出現する。
    モンスターを毒することにかけて、これを超える武器はないと言っても過言ではないだろう。
    • ただ、毒属性双剣のライバルとして、ナルガクルガ希少種の素材から作られる七星連刃【揺光】がある。
      こちらは素で紫ゲージを持ち、攻撃力も高め。ただ、作成時期はグラン・ミラオス討伐後と比較的遅く、
      作成そのものにもレア素材である朧月の欠片が必要となる。また、毒属性値もそこまで高くはない。
      攻撃力と斬れ味では七星連刃【揺光】、属性値と作成難易度では邪翼刃ンディギギラに軍配が上がる。
      と、言うよりあちらは無属性武器としても優秀な物理性能を持つためか、
      絶望的と言うわけではないものの属性値がかなり低く、状態異常攻撃強化はこちらの専売特許である。
      状況に応じて使い分けるといいだろう。
      具体的に言えば、モンスターの毒耐性や武器の取り扱い方である。
      前者は毒のダメージが大きいのは勿論、効果時間の長さで選択し
      (短く、すぐ解毒されるモンスターなら次の蓄積にリセットされにくくなる。)、
      後者は単純にあちらを事実上の無属性双剣として使用する。
      つまり、まともに運用できる「毒属性」双剣はンディギギラしかないと解釈する手がある。

ボルトガイスト

概要

  • こちらは亜種素材を用いて作られた双剣。
    狩りのために進化したギギネブラ亜種の放電能力を応用している。
    不気味な翼のように見えるのが特徴である。
    亜種が雷属性を駆使した攻撃を繰り出してくるのを反映して、属性も毒から雷へと変化する。

性能

MHP3

  • ブラッドウィング → ボルトガイスト → 双翼刃ギギボルトと強化される。
  • ライバルである王牙双刃【土雷】と比較すると、
    攻撃力と白ゲージの長さでは及ばないものの、属性値は30(300)とこちらの方が上。
    そのため、物理肉質が硬く、属性に弱いリオス希少種などにはこちらの方が有効だったりする。
    もちろん、短めの斬れ味ゲージを補うために、スキル構成などはよく考えておこう。
    • また、土雷は強化の過程で、入手難易度の高い「雷狼竜の碧玉」を要求されるため、
      作成難易度がかなり高いのだが、一方のギギボルトはおそろしいクチや
      竜玉(2頭クエストの確定報酬で入手可能)くらいしか面倒な素材がないので、
      非常に作りやすいのもおいしい。

MH3G

  • G級追加に伴い、新たな強化先である閃雷刃ギギガボルトが追加された。
    攻撃力は294とやや低めで斬れ味も白止まりだが、雷属性値は300とこれまたかなり高い。
    相変わらず属性偏重型の双剣である。
  • しかし、今作ではMH3のパッケージモンスターであったラギアクルスが復活、
    さらに亜種と希少種まで登場してしまったため、雷属性双剣はかなりライバルが多くなってしまった。
    特に、希少種素材から作られる冥双剣エントラージは、
    双剣としては申し分のない攻撃力336に脅威の雷属性360、さらに匠で長大白&紫30
    全く隙のない性能に仕上がってしまっている。
    スロット以外は完全に負けており、一転して狩場から姿を消してしまった。
    3つあるスロットにより、スキル構成の幅は広いのだが…。
    • なら攻略用なら…というところだが
      エントラージの強化元はジンオウガの双剣である。
      攻略途中で獄狼竜や恐暴竜もいるにはいるが
      それこそジンオウガの双剣で通せるレベルな上、こいつらは更に毒にも弱く
      ネブラ双剣を使うにしても通常種武器で良かったりする。
      更にここまで言うと風情が無い気もするが3G自体
      爆破属性がほぼ前提のバランスであることを考えると…。
      せめてどこぞの精霊双刃のように、
      通常種の毒と亜種の雷(あるいは麻痺)を両立した双剣であったならば…と思わずにはいられない

邪爪ソドム&ゴモラ

  • MHXRでは通常種と亜種の武器が登場する。通常種は氷属性、亜種は雷属性となっている。
    加えて特殊種であるギギネブラ劇毒種のものも実装されている。属性は水属性。
  • 劇毒種の邪爪ソドム&ゴモラ(☆5)は、
    不気味な青色の刀身に、黄色がかったオレンジ色の刃、刀身の中央はピンク色という
    不気味な組み合わせのカラーリングであり、
    刀身からは常に毒煙のエフェクトが発されている。
    また、双剣では珍しく、それぞれに異なる名前が付けられている。
    ウルクスス武器のスノウツインズが、それぞれ「白雪」と「雫」の名前が付けられているように、
    こちらは「ソドム」と「ゴモラ」の名前が付けられているのだが、
    どちらがソドムでどちらがゴモラなのかは明らかになっていない。

余談

  • ボルトガイストの由来は、超常現象の一種、ポルターガイスト現象と思われる。
    特定の場所において、誰一人として手を触れていないのに、物体の移動、物をたたく音の発生、発光、発火などが繰り返し起こるとされる現象のことで、心霊現象の一種ともされている。
  • 邪爪ソドム&ゴモラの由来は、旧約聖書の『創世記』19章に登場する都市、ソドムとゴモラだと思われる。
    天からの硫黄と火によって滅ぼされたとされている。

関連項目

モンスター/ギギネブラ
モンスター/ギギネブラ亜種
武器/ネブラ武器


*1 余談だが麻痺・睡眠双剣が今作には無いため、状態異常双剣という括りでも実質これしかない。