MHFに登場する大剣で、テオ・テスカトルの剛種武器。
全てを飲み込み蹂躙する炎を纏った、王者たる者の大剣。
目次
概要・性能
炎王大剣【暴君】
- 剛種テオ・テスカトルの素材から作られる大剣で、
その姿は通常武器のテスカブレイドとは関連性が微塵も感じられないほど異質。
剣は非常に巨大で、リーチ長に分類される。
刀身はやや反り返っており、巨大な刃の中腹にはえぐれたような窪みがあるなど特殊な形状となっている。
先端に向かうほど赤から紫へと移り変わるその色はテオ・テスカトルの角を彷彿とさせる。
また、鍔はまさにテオ・テスカトルの角そのもの。
鍔の角と角をつなぎとめる結節点には、青い一つ眼がギロリとこちらを睨んでおり、見るものを戦慄させる。
この大剣を愛剣とするキャラクターを想像するなら、まず悪役が浮かび上がるに違いない
(実際、「暴君」はほとんどの場合において悪として認識される)。
…ちなみに後述するが、レジェンドラスタのリアはこの大剣を愛用している。ああ、なるほど。- 通常個体のテオ・テスカトルは眼が青色であるため、
この武器の鍔を装飾している青いそれも実物なのだろう。
- 通常個体のテオ・テスカトルは眼が青色であるため、
- 生産段階の「炎王大剣【獄炎】」から強化することで手に入る。
基本的な性能は以下の通り。- 攻撃力1200とまずまず
- 火属性540と高め
- 斬れ味レベル+1で紫ゲージ出現
- さりげなくスロット1
多少離れていてもあたったり、高い部位を攻撃しやすかったりするリーチ長の代償。
また、この武器の実装はシーズン4.0、最初に登場した剛種武器の大剣
(これは現在との性能環境の違い以外にも、後述する生産素材にも関わってくる)。
ぶっちゃけると「他の剛種武器」も何もないので環境を考えれば全くおかしくはない。- リーチ長は味方を巻き込みやすい。
一見すると極長リーチよりもマシに思えるものの、
極長リーチは根元に判定がないため重なっていればあたらないが、
リーチ長は刃が届く範囲全てのハンターを容赦なく妨害する。
パーティープレイでの斬り上げはなるべく控えたほうがよいだろう。
- 剛種テオ・テスカトル自体、剛種トップクラスの強敵として認知されるが、
それ以前に生産には厄介な素材を要求される。古龍種の剛翼である。
詳細は上記リンク先を参照してもらいたいが、これを3枚も要求される。
炎龍の宝玉も2個使うが、古龍種の剛翼がマジキチすぎてこちらはさして問題ではなかった。
また、強化には古龍種の特濃血を5個。
確かに今でこそ剛種ヤマツカミや剛種ルコディオラ等の登場で楽になったが、
こちらもシーズン4.0時の状況では非常なレア素材だったため、大きな壁として立ちはだかった。
- なお、この炎王大剣【暴君】は先述した通り大剣使いのレジェンドラスタのリアがデフォルトで担いでいる。
装備している頭防具が悪役っぽいデュールFヘルム(胴以下はミラドFシリーズなのに加え、
悪役の愛剣っぽい炎王大剣【暴君】との相乗効果で怪しい雰囲気が漂っている。- しかも、リアが装備可能な大剣の中で唯一紫ゲージを持つのがこの炎王大剣【暴君】だったりする。
炎王獄大剣【破王】
- フォワード.5にて実装された天嵐武器派生。
- 攻撃力1296、会心率10%とようやく剛種武器クラスに
- 破格の火属性770
- 据え置きの斬れ味ゲージにスロット数
敬遠されがちだった炎王大剣【暴君】も、一気に上昇した攻撃力倍率と会心率によって、
同じく火属性のリーチ長大剣のフレアアンサラーを抜き、天嵐武器としての面目を立てた。- この時点でもリーチ長大剣として最高峰と言っても過言ではない性能だが、
このあとにフォワード.5の目玉が控えていたのだった。
- 強化に使用するHC素材は炎王龍の覇角2本に轟竜の裂爪1本。
HC剛種テオ・テスカトルにHCティガレックス変種と、
シーズン9.0にてハンターたちを悪夢に陥れた二者が、ここに再び立ち塞がるため、
覇角が2本も要求されるのも相まって強化難易度はトップクラスである。
炎王獄大剣【滅帝】
- 全てに等しく破滅をもたらす非情な帝王のための獄炎大剣。
本当に悪役の武器としてのポジションを確立した(?)炎王大剣は、
上述した炎王獄大剣【破王】の詳細判明よりも前、
フォワード.5のプレビューサイトの武器紹介ページにて、
大剣部門の代表として一足早く世に公開。
覇種武器として転生したその性能も驚愕すべき内容であり、- 攻撃力1344、会心率15%と驚異的数値
- スキルも駆使すればもはや四桁超えも容易な火属性900
- もともとそこまで悪くなかった紫ゲージが【破王】の倍以上の長さ
- スキルがより重視されるフォワード.5以降では非常にありがたいスロット2
天嵐武器の時点でリーチ長最高峰だったものを、ほぼ最強の地位で不動のものとした。
大蛇ノ大鉈【煌然】LV100にも会心率で物理火力は勝る。- 確かに攻撃力を1.2倍する強撃剣晶の存在で条件がそろえば【煌然】LV100に抜かれてしまうが、
事あるごとにいちいち強撃剣晶を使うのかという問題と、
進化武器は作成に時間がかかりすぎるという大きな難点がある。
- 火属性も破格の数値であり、属性特化武器として見ても全く差支えがないほど。
味方を巻き込みやすかったリーチ長も、いたわり+2のスキルの実装によって解決、
2つも空いているスロットがそれを後押しするなど全く隙が見当たらず、まさに非の打ち所がない。
- 強化には炎王龍の灼翼を20枚使用する。
覇種テオ・テスカトルはフォワード.5最後の大トリを勤めたモンスターであり、
狩猟可能になったのがMHF-G移行1ヵ月半前の2月下旬と非常に遅れ、
性能の数値だけがネットで一人歩きしている状況が長期間続いた。
炎王獄大剣【焔皇】
- 全てを灰燼に還す、強欲な皇帝のためのG級覇種武器。
非情からちょっとベクトル転換した模様。
- G級に正式対応しており、覇種武器だった炎王獄大剣【滅帝】の頃と比べ、
攻撃力が1344から1392へ、火属性が900から950へと引き上げられた。
とはいえ、覇種テオ・テスカトル素材である「炎王龍の灼翼」をまたしても50枚、
さらにG級グラビモスの特異個体から得られる「焔鉱石」を1個、
様々なG級武具に要求されるG級ババコンガ特異個体の「桃毛獣の磨牙」を2本など、
2種類のG級ハードコア素材が必要となるため、性能に対しての強化難易度は釣り合っていない。
あくまで烈種武器に強化することを前提に強化すべきだろう。
炎王烈大剣【煌冥】
- 己の力に貪欲な皇帝のために作られた獄炎を纏いし烈種武器。
MHF-G6.1アップデートで遂に追加された。
炎を纏う角竜ヴァルサブロスの素材を用いて強化することができる。
- 攻撃力が2016、火属性が1200と激烈なパワーアップを遂げており、
斬れ味も大幅に強化され、標準で紫ゲージを備えるようになった。
もちろん会心率15%も健在である。
更にダメージを与えると一定確率で体力が回復する、吸血+1スキルを自動発動させることができる。
吸血は手数の少ない大剣では使えないと思われがちだが、
回復量はモーション値依存なので一度の発動で多くの体力を回復することができて便利である。
- 基本スペックの時点で既に初期実装のG級武器Lv50を凌駕するほどの性能を持ち、
更に烈種防具2部位装備では攻撃力2160、火属性1250、長い空色ゲージ発生という強烈なものとなる。
- G級武器のリーチ長武器はいずれも強豪ぞろいであるが、属性を持たないという点がある。
MHFの大剣は属性をダメージに大きく転換できる要素は備えていないものの、
それでも火属性1200という数値は脅威の一言であり、
吸血スキルも活用しつつ上手く使えば十二分な活躍が期待できるだろう。
なお、属性や会心率15%、吸血スキルを活かせない装備や相手では、
G級リーチ長武器や同じくリーチ長の烈種武器である、「金塵翔龍大剣【嵐断】」に負けてしまうので注意。
- 余談だがG級HC素材はまた「焔鉱石」を2個使う。
焔鉱石自体は入手が極端に難しい素材という訳ではないのが救いではあるか…
炎王始大剣【耀宙】
- MHF-G10.1にて遂に実装された始種武器。
紅蓮獅子ヴォージャンの素材を用いて強化することが可能。
- 性能はいち早く公式サイトで公開されており、以下の通りとなっている。
- 攻撃力2457
- 会心率20%に強化
- 火属性1450
- 吸血+2自動発動
- 斬れ味は据え置き
- 元々非常に属性が高かったため、属性値はそこまで大きくは上昇していないが、
やはりというべきか攻撃力の伸びが著しい。
始種防具で空色ゲージを発現させれば、並みのG級武器Lv50ではこの武器を超えることはできないだろう。
関連項目
モンスター/テオ・テスカトル/派生作品 - 剛種個体・特異個体・覇種個体についてはこちら。
武器/テスカト武器
武器/テスカブレイド - 通常のテオ大剣。G級武器「エンペテスカブレイド」もこちらで解説。
武器/フレアアンサラー