武器/炎妃笛【妖艶】

Last-modified: 2023-10-31 (火) 20:53:29

ナナ・テスカトリの剛種武器。
外見はファゴットのような管楽器で、ナナ武器特有の青い色に金色の装飾が施されている。
青に金色が映えてかっこよく、ビジュアルに魅せられるカリピストも多い。

目次

概要・性能

炎妃笛【妖艶】

  • 剛ナナ武器のスペックは笛でも相変わらず優秀。
    • 攻撃力1248に会心率10%を持つため、剛種武器の中でも高めの火力。
    • 龍属性360とこちらもまずまずの値。
    • 斬れ味は素で白、斬れ味レベル+1で更に延長される。
    • 嬉しいスロット2。
    単純な殴り性能では剛種ラオシャンロンの笛、巨龍笛【須弥山】の攻撃力と紫ゲージに負けるが、
    龍属性値と戦線維持能力ではこちらに軍配が上がる。
    剛種ドラギュロスの笛である真冥雷笛【不如帰】には、
    会心率こそ負けているものの、攻撃力に関してはこちらがかなり優位に立っている。
  • 素材としては、打撃職だと辛い古龍種の靭尾6本と剛角4本が面倒か。
    それを除くと比較的良心的な素材のみであり、剛ナナ自体の難易度を考えなければ製作難易度は低め。

炎妃獄笛【艶麗】

  • フォワード5に入ってまさかの天嵐武器への強化を果たす。
    • 攻撃力1300、会心率20%に上昇し殴り性能は文句無し。
    • 龍属性420と実戦級に強化された。
    • 相変わらず安定した白ゲージ
    • この待遇でスロット3に増加。
    と、大出世を遂げている。
    しかしながらこれはまだ序の口であり、下記の覇種武器へと強化出来る。
  • 強化には、それぞれ剛種テオ・テスカトルとディアブロス奇種のHC素材である、
    「炎王龍の覇角」と「激甚にねじれた角」を要求される。
    どちらも特異個体のなかでも指折りの強モンスターであり、
    さらに激甚にねじれた角はこの武器にしか使わないので、人がかなり集まりにくいのがネックか。

炎妃獄笛【凄艶】

  • そしてお目見えした覇種武器
    • 攻撃力1456となり、会心率20%のおかげで覇種狩猟笛中最高クラスの物理火力に。
    • 龍属性500の大台に乗り、龍属性弱点のモンスターに対して凄まじい威力となる。
    • 斬れ味レベル+1で待望の紫ゲージが出現するようになった。
    • 当然のごとくスロット3を維持。
    物理ダメージだけなら最強、属性値に関してもとんでもない数値に昇華した。
    分かりやすく言うと、数値上は覇種ドラ笛の翡翠には会心率以外、
    オディ笛の激楽打には斬れ味以外全て勝っていると言えばお分かりいただけるだろうか。
  • 強化には覇種テオ・テスカトルの「炎王龍の灼翼」が50枚必要。
    最後に実装予定だった覇種であり、強化はそれまでお預けとなっていた。
    覇種テオは覇種連続迎撃戦のトリを務めるだけあってかなりの難敵。心して挑もう。
  • 次の強化段階である炎妃獄笛【狂魅】は性能は殆ど上昇しておらず、
    烈種武器の前段階であると考えよう。

炎妃烈笛【誘魅】

  • MHF-G6.1にて烈種武器へと強化を遂げた炎妃笛。
  • 始種武器実装前最後期の烈種武器ということで性能向上が著しく、
    • 攻撃力2210となり、烈種2部位で並みのG級武器Lv50以上のスペックを発揮可能。
    • 龍属性680と更に強化
    • デフォルトで紫ゲージが出現するようになり、斬れ味レベル+1で更に伸びる
    • スキル「吸血+1」を自動発動可能に。
    • 当然のごとくスロット3を維持。
    と、殴り性能では烈種武器でも最高クラスの水準となった。
  • 強化には炎角竜ヴァルサブロスの烈種素材が必要。
    ヴァルサブロスはかなりの強敵であり、心して挑みたい。

MHF-Z以前での問題点

  • しかしながら、強化系を含め上記に上げた龍属性笛の使用率は、
    ほぼ不如帰系統一強になってしまっている。
    また、龍属性吸収肉質でもない限り勝っているはずの激楽打はもてはやされているのに、
    こちらは話題にあまり上らない。
    なぜかと言えば、今の今まで触れていなかった音符に他ならない。
    炎妃笛の音符は
    そう、笛を担ぐ目的がもっぱらスタン&攻撃力UP【大】旋律であるMHFにおいて、
    最も大事な音色を忘れているという致命的な欠陥がある。
    攻撃力UP旋律の欠損は痛く、それによって火力は激楽打に、龍属性が通る相手には翡翠に負けてしまう。
    効率重視のMHFではこれの有無で戦闘時間に影響するとして、
    攻撃力UP旋律無しの笛は弾かれてしまう場面もかなり多い。
  • 一方、ドラ笛の不如帰~翡翠はしっかり攻撃力UP【大】を吹け、
    PT単位での火力を跳ね上げることが出来る。
    笛単騎を強化するよりPT全体の攻撃力を強化したほうがいいのは言うまでもない。
    そのため、覇種笛のなかでは残念武器とされている。哀れな…
    • 一応アクラ系統に担ぎ、音色を無視した単なる尻尾切断貢献役なんて言うニッチな職もあるのだが…
      ヴァシムなら攻撃大が吹ける笛1人で十分、ジェビアでも笛の相方ならハンマーを使うべきである。
    しかし素晴らしい笛使いによって、HC剛種錆びたクシャルダオラのソロ5ラスタ討伐を成し遂げている。
    攻撃旋律抜きでのこのタイムは画期的であり、いかにこの笛単騎の殴り性能が高いかがうかがえる。
    もし赤旋律があればものすごくぶっ壊れた笛となっていたであろう…
  • そんな中、G7にこの笛に希望の光が降り注いだと言える情報が入った。
    赤旋律が無く、同じ境遇であったキリンの剛種笛が始種武器化で赤旋律を獲得したのである。
    つまりこの武器も、始種武器化で赤旋律獲得のチャンスがあるかもしれないということになるのだ。
    仮に獲得したらネタ度は激減してしまうだろうが
    • なお、剛種武器に限ると、赤旋律の吹けない笛は前述の幻雷笛と巨龍笛、
      怒髪笛唄にこの炎妃笛の4本のみであり、ゴゴモア以降の新モンスターの笛は全て赤旋律を備えている事から、
      今後も恐らく増えないと思われる。
      G7時点で烈種武器以上の強化段階を持っているのは幻雷笛と炎妃笛のみで、
      幻雷笛が赤旋律を得てしまった以上、微妙な旋律と引き換えの高い攻撃性能という傾向は、
      最前線武器の中ではこの武器にしか残されていない事になる*1
      当然赤旋律が吹ける方が(少なくともPTプレイにおいては)実用性は高いのだが、
      ここまで来たら攻撃性能だけに特化した笛というネタ性アイデンティティを堅持して欲しいという声もある。
  • が、しかしMHF-Zにて嵐、極ノ型の音色変換を用いることで、
    紫さえあれば赤旋律無しでも攻撃力UP【大】を完成させることが可能になり、
    そのネタ性は別の要因で消え去ってしまうのであった…。

余談

  • 残念な音符ではあるのだが、奏でられる音色はわりと可愛いと評判。
    そのビジュアルと音色から製作を決めるハンターもいる。
    ただし、先にも述べたように、
    • 生産段階でターボナナこと剛ナナが立ち塞がり
    • 天嵐武器には剛テオ&ディアブロス奇種特異個体タッグが行手を阻み
    • 杉浦Pですら逃げ出そうとした覇種テオ
    • 烈種でも相当厄介な1体に数えられるヴァルサブロス
    と、難敵が揃いも揃っているため、製作は計画的に。
    G級覇種武器を直接生産できるようになった現在でも、覇種テオと烈種ヴァルサブロスは避けられない。
    • 尚、レジェンドラスタのチルカが所持しているので、
      アシストコースにさえ入れば音色の試し聞きくらいなら出来る。
  • 夫であるテオ・テスカトルの笛は長いこと登場していなかったが、MH4Gにてようやく登場。
    公式HPの狩猟笛の紹介にあるものがそれ。
    外見は燃えるような紅いコントラバスといったいでたちで、
    ファゴットのような炎妃笛とはピッタリな組み合わせであろう。共演さえ出来れば…
    • なお余談中の余談だが、普通のコントラバスやベースは4弦が主流だが、
      件のコントラバスは5弦コントラバスである。

関連項目

モンスター/ナナ・テスカトリ
武器/テスカト武器
武器/テオ=オルフェス - かなり遅れて登場した夫の狩猟笛
武器/エンプレスドラム - さらに遅れて登場したメインシリーズのナナ笛


*1 G級武器には未だに赤旋律を持たないものが実装されるが、これはシジルにより旋律を書き換えられる為であり、それを考慮してかそこまで突出した攻撃性能は持っていないものが多い。