武器/火竜砕フラカン

Last-modified: 2024-02-24 (土) 19:38:39

MH3で初登場した武器。シリーズの看板とも言えるリオレウスのハンマーである。
リオレウスの頭をそのままハンマーにした、と言えば形の想像がつくだろう。
火竜の怒りをも恐れぬ実力者だけが所持できると言われる逸品で、
翼は無くともその雄なる魂は何者にも縛ることは適わない。
本項では二つ名持ちモンスターである黒炎王リオレウスの武器も扱う。

目次

性能

  • MH3G以前はフリントポウク(MH3ではフリントペッコ)から、
    MH4(G)ではヴェノムモンスター改からの派生強化などによって入手可能。
    他のリオレウスの武器と同じように火属性値が高く、火が有効なモンスターであれば大いに活躍が見込める。
    MHP3からは更なる強化先も追加され、最終的には火属性ハンマーの最高峰となる。

火竜砕フラカン

MH3

レッドビートレッドビート改火竜砕フラカン

  • シリーズ初のリオレウスのハンマーとして、多くのハンマー使いを歓喜させた。
    最終強化形の火竜砕フラカン剛は火属性値がMH3の全ての武器の中で第二位の520となっている。
    攻撃力も884と低くはなく、スロット2つも揃えており、強さと扱いやすさを両立している。
    また、強化に当たってリオレウス以外の素材がほとんど必要ないので、
    運が良ければ上位中盤でも入手でき、以後半永久的に使っていける。
    しかしその強化にはやはり火竜の紅玉が必要となる。
  • 同じく火属性のハンマーであるデッドリボルバーと比べると、
    攻撃力や会心率では劣るが、属性値とスロットの数で勝る。まさに一長一短である。
  • しかし、それもアルバトリオン撃破前までであった。
    その後は連戦してアルメタを作り、それでカオスラを作れば、
    デッドリボルバー共々もはや使われることはない。
    なぜなら、今作では火属性弱点の相手は肉質も軟らかい敵が多く、これが一番有利なのはベリオロスの棘くらいで、
    そこも両方破壊した後は狙わなくなってしまうだろう。
    そしてカオスラ剛・天及びアルメタは、匠で当時補正が大きかった紫が出る。
    お陰でいくら火が効いても、龍が通ればハンマーなら物理で取り返せるし、
    通らなければカオスラを担げばいい。
    最大の原因は、3では気絶値が斬れ味の影響を受けることであった。
    そのため、PTではスタンを狙いやすく、疲労も誘発しやすい上記2振り以外はほとんど見かけなかった。
    決して弱くはないが、生まれた環境が悪かったとしか言いようがない。

MHP3

レッドビート火竜砕フラカン星砕きプロメテオル

  • 強化過程が短縮され、その影響か若干弱体化された。
    極端に低い性能となったわけではないが、前作ではライバルだったデッドリボルバーには
    属性値以外に勝てる要素が無くなってしまっている。

MH3G

レッドビートレッドビート改火竜砕フラカン
蒼火鎚フラカンリオ=マルステッド蒼炎鎚リオフロギオ
星砕きプロメテオル星滅のスヴァログ

  • 亜種の再登場により、その素材から作られたハンマーが新たに強化先として追加。
    しかしその結果、派生表が上記のような大変な事態に。
    今回はフリントポウクからだけでなく、レッドビートや星砕きプロメテオルの一発生産も可能。
    なお、今作では属性値より攻撃力を重視した性能となっている。

MH4

レッドビート火竜砕フラカン
┬→蒼火鎚フラカン
└→星砕きプロメテオル

  • レウス一族とともに堂々続投。
    派生元がゲリョス素材のハンマーに変更されているが、あちらもモンスターの頭を模したハンマーである。
    今作は流石に紅蒼銀色を全部まとめるようなデタラメツリーではなく、
    ちゃんと火竜砕フラカンから蒼火鎚フラカンと星砕きプロメテオルへ分離する形となる。
    また、蒼火鎚フラカンは一発生産も可能。
    残念ながら、MH3時代の火竜砕フラカン剛のような通常種カラーの最終強化は叶わなかった。
  • 蒼火鎚フラカンは属性重視、星砕きプロメテオルは物理重視とうまく住み分けがなされた。
    物理肉質が属性肉質にくらべてべらぼうに硬い相手でもない限り、
    ハンマーとしては星砕きプロメテオルのほうが性能としては優秀。
    とはいえ、HR7までプロメテオルはお預けなので、それまでの繋ぎになら蒼火鎚もよい。
    ただし、蒼火鎚に強化してしまうとそれで終わりなので、
    新たに蒼火鎚フラカンを生産して使うほうがコスパはいい。
    新規作製でも強化でも素材面では火竜の延髄×2が要求される点は変わらないのだが。
  • 加えて特筆すべきは一発生産も可能な下位のレッドビートの利用価値である。
    イベクエが利用可能であればゲーム開始直後だろうがUSJ・火竜達の舞いが受注できる。
    そのサブタゲ竜のナミダ1個の納品で報酬がレウス素材であるため、
    その報酬だけでHR1・旅団★1にしてレッドビートが入手できてしまう。
    初期武器の倍以上の火力があり下位はこれだけで突破できるほどなので価値は非常に大きいだろう。
    もちろん4Gでもイベクエ導入下であれば同じことができる。

MH4G

  • G級素材を用いることで、蒼火鎚フラカンは蒼炎鎚リオフロギオとなる。
  • リオフロギオは、低めの攻撃力1248だが高い会心率20%がそれを補い、さらに磨きがかかった火属性630、
    そして匠で紫ゲージが40も現れるのが特徴。
    かなりの属性値に加え、会心率20%を持つので当のリオソウルZシリーズとの相性が抜群。
    属性会心をうまく使えば相当の爆発力をたたき出す。
    ちなみにマジオス前に最終強化可能でしかも要求素材も重くない。
    そのため火属性の通りが良い相手を攻略したい場合には強みを発揮できるだろう。

MHX

  • レウス続投によりこのハンマーも引き続き登場。
    生産段階では攻撃力100、火属性32、会心率5%にスロット1と、長大な緑ゲージを持った火属性ハンマー。
    同期としてガンハンマー系灼炎のイシャター系があるが、どちらも物理に寄った性能。
    二振りに比べると属性寄りになるため、部位破壊などで肉質が硬めの部分を殴らざるをえない場合は優位に立てる。
  • 通常種武器はLV5で火竜砕フラカンへと変化。
    • 攻撃力200
    • 火属性40
    • 会心率5%
    • スロット1
    • 素で青20、匠+2で白20まで出せる
    ライバルのデッドリボルバー、斬竜鎚ウルガとの関係性もほぼ変わらない。
    斬竜鎚ウルガが火力と継戦能力で一歩抜け出ているが、劇的な差は無いので好みで選んでいいレベル。

MHXX

  • 引き続き登場しているが、突破が遅いためG★1、G★2攻略用としてはカボチャデッドリボルバーに頼らざるをえない。
    の事は忘れよう。
    通常種武器はG★3で限界突破できるが、究極強化はどちらもHR解放後までお預け。
  • 通常種武器は「火竜砕リオフラグマ」となり
    • 攻撃力310
    • 火属性47
    • 会心率10%
    • スロット1
    • 素で白30、匠+2で紫30まで延長可能
    と、ここにきて総合的な期待値で上位でもライバルだったウルガノヴァを抜き去る事に成功。
    あちらの方がスロットが1つ増える分だけスキル自由度では劣るが、スロットが2になるのはHR解放後なのも大きい。
    コイツもコイツで天鱗という例のヤツの仕事場を潜り抜ける必要はあるが、
    G★3で究極強化一歩手前まで強化できるので、攻略用ハンマーとしても優位に立つ。
    G★4段階の火属性ハンマーはどれもこれもパッとしないというのは禁句。

MHRise

  • 今作ではバサルバッシュから派生し、ヤツカダキ素材を用いてレッドビートIIとなる。
    その性能は
    • 攻撃力200
    • 火属性32
    • 会心率5%
    • 短めの青ゲージ30、匠5で白10
    残念ながら蛮顎槌フラムスフィリに負けている。
    斬れ味はあちらが短いが大差なく、攻撃力の期待値はあちらが10以上の大差で勝利。
    会心率も今作は盛りやすいため差はより広がるだろう。
    ただ今作のレウス武器は全部名前が半端で性能も妙に低い。
    ヌシの追加も確定しており強化先が来る可能性が高いのでそちらに期待したい。
    • 注意すべき点として、
      強化前のバサルバッシュでは百竜強化の攻撃力強化IIIを付与出来るにもかかわらず
      レッドビートIIでは攻撃力強化IIしか付与できない。
      後述のフラカンではIIIが付与出来るようになったが、
      アプデ前はバサルバッシュの時点から気をつける必要があった。
  • Ver.2.00で火竜砕フラカンに強化可能となった。
    その性能は、
    • 10上がった攻撃力210
    • 2上がった火属性34
    • 変わらない会心率5%
    • 斬れ味は少し伸びて青ゲージ40、匠4から白が出現
    • スロットは最後まで空かず0
    • 百竜スキルは攻撃力強化III、属性強化【火】I、弱点特効【属性】
    これまで辛酸を舐めさせられていた蛮顎槌フラムスフィリと比べると、
    そのままでは物理でわずかに劣るが、素の青ゲージはあちらの倍。
    百竜強化で攻撃力IIIを発現させれば、高い属性と物理を両立したバランスのいい優等生となる。
    属性強化がIのままなのは触れないでください。
  • もちろんフラムスフィリも黙ってはいない。素でスロット2と1を1つずつ備えるスキル自由度で
    性能上不利な部分に無理矢理ムチを入れることができ、強力な物理性能でズンズン迫ってくる。
    さらにスフィリは属性強化IIIにより22だった火属性が突如30に跳ね上がり、
    派生前から強化すればウォーハンマーI攻撃力強化II(+6)が引き継げてしまう
    次のウォーメイスからの派生だったら鉄蟲糸技強化が付いていたため温情ともいえる。
    その結果もともと攻撃力で上回るあちらに凄まじい追い上げを見せられてしまう。
    フラカンを活かすなら、やはり物理と属性の両方を考慮したスキル構成にするべきだろう。
    幸い素で5%の会心率を持つため、属性会心・会心強化のどちらを積んでもハッキリと応えてくれる。
    • 白ゲージに関しては、出やすくはなったものの
      匠の発動難易度を考えると匠4はまだ重めで、実用範囲に入れるのは難しい。

MHR:S

火竜の鼓動、深山に木霊して
侵入者を遠ざける。一度踏み
入れば逆鱗に触れ塵芥と化す
(火竜砕リオアドラ)

  • 通常種ハンマーは「火竜砕リオアドラ」という新たな銘を得る。
    その性能は
    • 火ハンマーではワースト2位タイの攻撃力310
    • それを補うには力不足の会心率10%
    • 中堅レベルの火属性45
    • 斬れ味は素で紫10が出て匠スキルでの延長も可能、ただし白ゲージはかなり短い
    • MRでも最後まで空かなかったスロット
    • 百竜装飾品スロットはレベル3
    匠さえ付ければ火ハンマー最高峰…と、過去の環境ならそう断言しても良い位の性能だったが
    今作はライバル達のインフレに見事に置いて行かれたのが運の尽きであった。
  • この武器の最大の壁となっているのがバーストリボルバー
    あちらは典型的な属性重視型だが攻撃力320と物理性能を捨てきっておらず、
    百竜スロットLv3・通常スロットLv2×2、Lv1×1と拡張性も優秀で、あちらの方が完成が早い。
    最大の問題として、こちらが白ゲージになった瞬間に物理期待値で抜き返されて完全敗北を喫する羽目になるため、
    あちらと差別化するためには意地でも紫ゲージを維持するしかない
  • だが、仮にもリオアドラは紫を出している間は火ハンマー第3位の物理期待値。
    それなら紫を維持すれば立場は盤石!……というわけではなく
    この方針では斬れ味の傾向が似通っている物理特化型の蛮炎槌ロギンスフィリと真っ向から激突することになる。
    あちらは攻撃力350・延長可能な素紫10会心率-20%というスペックとなっており、
    攻撃力に40も差がある事から、会心率の差を差し引いてもあちらの白ゲージとこちらの紫ゲージの期待値は大差ない*1
    しかもサンブレイクのスキル環境において会心100%構成のハードルがガクッと下がっており、
    更にはハンマーという武器種には必須級のスキルが無い。
    極めつけにロギンスフィリは自前で通常スロットLv2×1・Lv1×1を持つ。
    つまりあちらの白がスキル構成で簡単に物理期待値を飛び越えてくるということ
    …当然ながら、あちらが紫ゲージの場合の物理期待値とは勝負にすらなっていないのである。
    おまけに火属性32、百竜スロットLv2とそれ以外の性能にも大きな穴が無く、
    紫のあとの白ゲージが50と過不足ない十分理想的な長さを持っている。
    匠などで単純に紫を維持する方針ではあちらの下位互換として終わってしまうことが多い。
  • 前述の通り紫・白ゲージはどちらも短めなので研磨術【鋭】との相性がいいものの、
    そちらの道ではローゼンウンヴェッタと競合することになる。
    上二本とは異なりこちらは大きな性能差はないため、スロット数や会心率に合わせて選択することになるだろう。
    一応青ゲージの短さではこちらが勝っているため、青ゲージまで使い切れば明確に勝てるかもしれない。
  • そしてアップデート第2弾でとうとうほぼ完全上位互換が現れてしまった。
    あちらは攻撃力と百竜スロットがこちらと同じで、会心率、火属性値、紫と白ゲージの長さでこちらを上回る。
    更に攻撃と同時に確率で毒属性値を蓄積させるギミックを持ち、
    スロットもLv4-Lv1-Lv1を完備、おまけに理論上の最速完成時期も向こうの方が早いと、
    もはや差別化点が見つからない。
    しかし安心と信頼のリオレウス武器がまさかここまで肩身の狭い思いをさせられるとは、
    ライバルや希少種の猛烈な追い上げがあったとはいえにわかには信じ難い話である。
  • せめてもの慰めか、Ver.12から武器の重ね着が実装された。
    もしもこの武器に思い入れがあるのであれば、せめて他の武器の見た目をこれにして使ってあげよう。

MHXR

  • 従来の通常種、亜種、希少種の3振りの他、
    特殊種であるリオレウス豪火種のものが実装されている。属性はすべて火。
  • 豪火種の豪炎鎚ブラストスミス(☆5)は朱と金のカラーリングとなっており、
    常に炎のエフェクトが発されており、より熱そうな印象を持つ。
    与ダメが4倍になりめまいを誘発しやすくなる武技を持ち、スタンでパーティ全体の攻撃チャンスを増やせる。
    しかし、必要武技Pが80と武技Pを貯めやすい武器種と考えてもやや多いため、
    防具のスキルなどで武技P最大値を上げたり、武技師を活用し少しでも多く武技を発動させてカバーするのがよいだろう。
    現状、星5の火属性のハンマーの中では最も使いやすく、めまいを誘発させる武技を使用しやすい。
    特にめまいを起こさなければ攻略が難しい凶暴個体と相性が良く、
    その中でも火属性が弱点のギギネブラ凶暴個体で活躍する。
    他にも怒りで俊敏性が大きく上がるベリオロス凍氷種にも拘束手段として有効である。

MHST

  • 本作ではレウス系統の下位ハンマーとしてレッドビートが登場。
    下位の火属性ハンマーではトップの攻撃力を持つ。そもそも下位火ハンマーはフリントポウクとコレしかない
    なお、本武器は3段階までの強化で上位武器に進化できる。
  • ストーリー上では必ずレウスがパーティに加わるため、シナジー効果を発揮させるためにも早めに作っておきたい一本。
    防具のレウス装備と合わせて、かなりの活躍が期待できる。
    • 最速の生産タイミングは普通に進めていればストーリー後半、ボルデの丘にリオレウスが出現する頃。
      DLC有りであればクプニ村到着直後からMHXコラボクエストが受注可能。
      リオレウスの討伐クエストのため、倒す事さえできれば一足早く生産できる。
      この時点で生産できれば破格の火力。他に大剣片手剣があるが、
      攻撃力は誤差の範囲なので使い慣れた武器種を選ぶと良い。
      防具のレウス装備とも相性が良く、レウスとのシナジー効果を含めてかなり頼りになるだろう。
  • 上位進化で星砕きプロメテオルとなる。その性能は以下の通り。
    • 火属性8・攻撃力124(最大強化時)
    • ハンマーにほぼ共通の会心率2%
    • スキルは相手単体に火属性ダメージのパワー技バーンストライク!
  • 攻撃力は火属性ハンマーでは最強の一角。勿論強化には銀火竜素材をメインに使用する。
    • ライバルは同攻撃力に爆破やられの追加効果まであるテオ=クラテル
      生産難易度は古龍武器相手の分、ややこちらに分があるか。
      一応スキルで差別化できるものの、最終的にはシナジー効果狙いでオトモンに合わせて選んで良いだろう。

星砕きプロメテオル

MHP3

  • 火竜砕フラカンの更なる強化先として追加された星砕きプロメテオルは、
    その物足りなくなった部分を盛り返したような性能となっている。
    ただし、その強化には凄まじい強化を受けて復活したあのリオレウス希少種の素材が必要。
    • 攻撃力と属性値ではデッドリボルバーに勝っているが、会心率の影響で物理期待値ではほぼ同等、
      匠時の白ゲージはあちらの半分の20と、高い生産難易度の割にあちらを明確に上回っているとは言い難い。
      白ゲージの間は属性値も相まって高いダメージ期待値を出せるが、
      その白ゲージを維持するには匠に加えて業物も同時発動させなければ苦しい。
      開き直って匠を切りシルバーソル主体で組もうにも、素の青ゲージもこれまた短く継戦能力は物足りない。
      リボルバーとは相手やクエスト、装備によって使い分けできる範疇ではあるだろう。

MH3G

  • 最終強化である星滅のスヴァログは攻撃力がネロ=カオスと同等の1404に加えて火属性320
    ほんの僅かではあるが会心率5%も備えてスロットも一つと、#c41ba333
    他の火属性ハンマーどころか無属性ハンマーすらぶっちぎるほどの驚愕のポテンシャル。
    ラスボス武器である始祖ノ炎ヲ抱キシ花をも上回る、正に一級品といえる性能を誇る。
    • 唯一にして最大のネックは、匠で出る紫ゲージがたったの10しかないこと。
      一撃重視とはいえ手数もそれなりにあるハンマーではあっという間に白ゲージに落ちてしまう。
      一方で白ゲージは圧倒的な長さなので、いっそ匠を切っての運用も検討したいところである。
  • しかし、その製作難度は今作の武器の中でも最高クラスと言えるほど高い。
    入手方法はレッドビートからコツコツと地道に強化していく方法か、
    一発生産した星砕きプロメテオルを強化する方法の二つである。
    ただ、前者の場合、その強化にはG級の蒼火竜や銀火竜の靭尾が必要となる。
    ハンマーはその特性上、全武器の中で最も尻尾の切断が苦手な武器
    (と言うより単独ではブーメランを使わない限り不可能)であり、
    その中でも最上質な靭尾となれば、一つ入手するにもたいへん苦労する。
    • ただ、銀火竜の靭尾に関してはクエスト報酬でも入手できる。
      蒼火竜の靭尾も、「USJ・蒼火竜狩り」の基本報酬で低確率だが入手可能となった。
    加えて、なんと火竜の天鱗が3つも必要になる。
    後者の作成法を取ったとしても、火竜の天鱗が2つ必要
    天鱗もまた尻尾から入手できる場合が多く、ハンマー使いにとっては頭の痛い話である。
    そしてグラン・ミラオスから得られるほとばしるマグマも必要。
    とにかく素材集めが大変である。
    なお、レッドビートから強化していく場合は費用も凄まじい事になる。
    星砕きプロメテオルを一発生産して強化した方がはるかに安上がりで済む。
  • 本来ならば高い作成難度に見合った活躍が期待できるはずなのだが、
    本作にはG★2で強化できるグロンド・ギガという化け物が
    存在するため、使用者はお世辞にも多いとは言えない。
    一応、火属性に弱く体力が多い相手などであればスヴァログがギガを上回るのだが、
    「グロギガで間に合ってるから苦労してスヴァログを作る必要なくね?」
    となりがちなのが実情である。
    それでもランディープなら…ランディープならきっとやってくれるはず…!
    ハンマーは物理が重視されるから爆破の息切れはさほど問題ないとか言ってはいけない
    爆破がダメでも毒があるとかはもっといけない。
    • グロンドギガは匠を使わないと白ゲージすら出ないが、
      こちらは前述の通り匠なしで長大な白ゲージを保持している。
      また覚醒がない状態で比べればこちらの方が上なので、
      匠・覚醒を切った分で相当な火力スキル搭載を期待できたりはする。
      そのため、匠を使わない構成であればグロンドギガを上回る活躍が出来るかもしれない。
      匠不要なら匠不要で、力の護符爪を持ち猫飯を食べた時点で今度は裏常闇に抜かれたりするけど。

MH4

  • 火竜砕フラカンから蒼火鎚フラカンと星砕きプロメテオルへ分離する形となる。
  • 星砕きプロメテオルはバーニングノッカーと比べて性能は完全に優っている。
    火ハンマーでは最終武器になり得る逸材。
    一方、蒼火鎚フラカンはバイオレンスジョーがライバル。
    クックハンマーなぞ鼻であしらうレウスハンマー…のはずが、
    どうしたことかクックハンマー、攻撃力自体フラカンより高く、
    更に覚醒で火属性を650も迸らせる。先生の意地というものか。
    数値上は完全に負けてしまうが、斬れ味や装備の自由度では圧倒的にこちらが有利なので、
    うまく使い分けていきたいところ。
  • 素材面では星砕きプロメテオルは火竜の紅玉が曲者。
    根気よく粘って集めよう。
  • 発掘装備にも星砕きプロメテオルが登場。
    色違いにより通常種亜種のようなカラーリングになる……ということはなく、
    色が変わるのは甲殻の先端部など元々黒かった部分である。

MH4G

  • G級素材を用いることで、星砕きプロメテオルは星砕きプロメテオル改を経て星滅のスヴァログとなる。
    別に名前が似ているからって同作のラスボスの武器ではない。それにこちらの方が先である
    G級のリオレウス希少種はイベントクエストでのみ狩猟が可能。
  • 高い攻撃力1456に会心率10%、火属性390を持ち、
    匠で現れる紫ゲージは20と短めだが素でそこそこの長さの白ゲージを持つ。
  • これだけ見ると、属性&斬れ味の長さ重視と、物理攻撃力重視で棲み分けできており、
    物理攻撃を重視するハンマーの性質上スヴァログが優勢に見えるだろう。
    だが…
  • MH4Gでは亜種武器と共にこの両ハンマーへの致命的ともいえる逆風がある。
    今作でシリーズ初登場となった、かのミラバルカン素材を使った火属性ハンマーであるミラガルズイーラの登場である。
    このハンマーは火属性は260とおとなしめだが、物理攻撃力1612というとんでもない数値を持っており、
    上述のようにハンマーは物理を重視する性質のため、こちらが圧倒的上位に位置するのである。
  • では製作難易度や製作時期を考えてのクエスト攻略用としてレウスハンマーを考えた場合、
    なんと亜種のリオフロギオに軍配が上がる
    素材としてリオフロギオもプロメテオル改もレア素材の「火竜の天鱗」を用いるが、
    リオフロギオはそこで強化が終了して他に必要な素材も亜種のG級と真紅蓮石だけのため、
    天鱗さえ手に入ればG2に昇格となった段階で入手することができる。
    だがプロメテオルは、プロメテオル改をへてさらにもう一段階スヴァログへ強化しなくてはならず、
    そしてスヴァログへは終盤の古文書クエストをクリアすると入手できる「覇王の証G」が3つ必要となるため、
    ミラガルズイーラと製作可能となる時期は大差ないのである。
  • 一応、MH4に引き続き発掘武器として星砕きプロメテオルが登場しているので、
    最上級の性能のものを入手できれば引き続きプロメテオルを活躍させることができる。
    ただし、MH4Gでは発掘装備のデザインのグループ分けが変更されて、
    シャガルマガラとテオ・テスカトルのクエストでは入手できなくなったので注意。

MHX

  • 途中でレウス希少種の素材を使用して星砕きプロメテオルへと派生。
    強化で星滅のスヴァログへと変わる。
    • 攻撃力190
    • 火属性46
    • 会心率10%
    • スロット2
    • 斬れ味は青30、匠+2で白20まで出現
    期待値的には通常種武器に劣る分、スロットが1多い。
    が、よりにもよって獰猛化銀火竜撃破が必要になるため作成難易度は高い。

MHXX

  • 希少種武器は「星天のアグスシャマ」となり
    • 攻撃力310
    • 火属性50
    • 会心率15%
    • スロット2
    • 白ゲージ10、匠+2で紫20とハンマーとしては及第点
    と、属性特化寄りだが物理性能も悪くなく、火属性ハンマートップ火力を手に入れるに至った。
    とはいえ通常種武器の火竜砕との差はほぼ無く、斬れ味はあちらが優位。
    こちらはスロットが1つ多いという点で差を付けよう。
    • こちらの最大のライバルは火撃鉄槌
      あちらは会心率が無いが属性値で5だけ勝り、おまけ程度の防御ボーナス+10がある以外は
      星天のアグスシャマをコピーしたかのように瓜二つの性能を誇る。
      会心率の差から本作で人気の超会心構成は星天の方が適性が高いものの、
      骨髄×6、延髄×4、逆鱗×1、紅玉と天鱗×2と火竜のレア・準レア素材を湯水のように要求してくる*2上に、
      今作屈指の難敵である獰猛化リオレウス希少種を討伐する必要があるこちらと異なり、
      あちらはレア・準レア素材を一つも要求せず、
      やや入手難度が高い素材が獰猛化狩猟の証とアカムトルムの甲殻ぐらいというお手軽さが最大のウリ。
  • 斬れ味ゲージが最も長い大斬鎚ウルガノヴァ、中程度の火竜砕、短いが火力は最大の星天
    星天より僅かに劣るが頭一つ抜けて低い生産難度の火撃鉄槌と、
    物理期待値ではほぼ横並び、属性値の分だけ差が付くというかなりの激戦区であるが、
    通常種・希少種武器共にトップクラスの火属性ハンマーなので作成しても損はしない一本。

MHW:I

  • 前作では欠席となってしまったフラカンだが、今作では希少種と共に堂々の復活。
    最終強化は星砕きプロメテオル。その性能は
    • 攻撃力1404
    • 火属性420
    • 会心率20%
    • 白ゲージ50、匠Lv5で紫30
  • 不遇気味な属性ハンマーの中でもトップクラスの火力を持ち、火弱点の相手に担いでいくには最適解と1なる1本。
    匠を使ってもいいし、使わなくても匠の補正が小さいのと白50のお陰で斬れ味も優秀と言える。
    今作は肉質が硬く火を弱点とするネロミェールがおり、素材の用途も多いのでそちらを狩る際には役に立つだろう。
  • しかしながら作成時期がMR70以降と凄まじく遅く、制作までの道は長い。
    プロメテオルを作るまではアンジャナフのハンマーか強化前のフラカン、
    またはそもそも属性ハンマーを作らずにアルタミラのような強力な無属性ハンマー及び
    ベネ・フローレスのような比較的敵を選ばない状態異常ハンマーで戦うという選択肢になるだろう。

MHR:S

竜王の大鎚。太陽が落ちてきた
かのような一撃に大気は爆ぜ、
大地は業火に焼け落ちる
(星砕きプロメテオル)

  • 無料タイトルアップデート第1弾ではリオレウス希少種が追加実装。
    通常種武器からの派生で「星砕きプロメテオル」が復活した。こちらの性能は
    • 火ハンマーではワーストの攻撃力300
    • それを補う会心率35%
    • ピュリフ=Yに次ぐ火属性68
    • スロットはLv2が1つ
    • 斬れ味は素で白50。匠+4で紫が出る。
    • 百竜装飾品スロットは火竜砕より低いLv2
    典型的な属性重視ハンマーになったが、リオアドラと異なり会心率が高めなのが嬉しいところ。
  • 最大のライバルは、火属性特化の怪物と化しているオロミドロ亜種のピュリフ=Y
    あちらはこの武器を上回る火属性75を誇り、
    弱点特効【属性】が入る百竜スロットLv3があるため単純な属性勝負では分が悪い。
  • もう一振りのライバルは、寄ってたかってリオアドラをいじめている一角でもあるバーストリボルバー
    あちらは属性値こそ61とこちらより劣り、素の斬れ味も白30とやや物足りないものの、
    攻撃力320、百竜スロットLv3、スロットLv2×2・Lv1×1、防御ボーナス30と汎用性と拡張性に優れた性能となっている。
  • プロメテオルがこの両者に対抗するために肝となるのが会心撃【属性】
    単体での強化量こそMHRise時代と同様に今一つなものの、
    連撃伏魔響命といった大幅に属性を強化できるスキルが追加され、
    そこからさらに乗算で強化できる事からMHRise時代とは異なり採用するメリットは大きい。
  • 傀異錬成の方針も悩ましい。
    弱点特効【属性】のためには百竜スロットを強化したいところだが、
    素で百竜スロットLv3であるライバルたちは躊躇なく属性を上げてくるため、素の属性値で差を付けられてしまう。
    百竜スロットLv3を持て余し気味のリオアドラとスロットが逆ならよかったのに…と思っても言ってはいけない。
  • と、こちらはこちらで強力なライバルに挟まれているものの、
    リオアドラとは異なり個性を生かせば十分にライバルたちに対抗できる性能となっている。

グロードビート

MHX

  • 二つ名モンスター黒炎王リオレウスの素材からグロードビートを作成可能。
    通常種武器と比べるとやや刺々しい形状で、黒炎王らしく黒色が目立つ。
  • 最終強化で黒炎砕アイテールとなる。
    • 攻撃力190
    • 火属性42
    • 会心率5%
    • 斬れ味は青50、匠追加分は全て白
    期待値はスヴァログより更に落ちるが、優れた斬れ味と二つ名補正が売り。
    特にフラカンスヴァログと違い斬れ味レベル+1で十分な長さの白ゲージが出るのが長所。

MHXX

  • 黒炎砕アイテールを究極進化させることで「黒炎王鎚ガライテル」となる。
    • 攻撃力300
    • 火属性48
    • 会心率10%
    • 白ゲージ50、匠+2で紫50
    レウス武器3種で期待値は相変わらず最下位だが、
    斬れ味レベル+1でも紫ゲージ25とハンマーには十分な長さを得られる。
    二つ名武器唯一の火属性武器のため、狩技重視の際にも優秀。
  • 斬れ味重視で考えると大斬鎚ウルガノヴァがライバルとなるか。
    あちらは攻撃力が320と高く、スロットが2つある。
    こちらが勝るのは属性値と会心率、斬れ味の長さ、二つ名補正。

類似武器

MHF

  • MHFにも似たような形状のハンマーが存在する。
    但し、こちらはリオレウスの頭を模したハンマーとなっているが。
    眼がついていないため、形状的にも背中等の甲殻を使用しているのかもしれない。
    いずれもリーチ短であり、扱いは簡単ではない。
    また、これらは全て《HC武器》である。
炎鎚シリーズ
シーズン8.0より登場。
無印⇒【火影】⇒【灼熱】⇒【業火】と強化する。
リーチを除けば、基本性能は極めて高い。
  • 地味にだが、生産に必要な素材のうち、
    開拓クエストでしか入手できない「ジュビー」×3がやや面倒。
竜鎚シリーズ
フォワード.4より登場。
リオレウス亜種の素材を使用した、龍属性のこれまたリーチ短ハンマー。
無印⇒【打】⇒【破】⇒【壊】と強化していく。

余談

  • レッドビートの説明文には「火竜の頭部をまるごと大鎚にした逸品」と書かれているが、
    「火竜の頭」などという素材は現時点では存在しない。
    また、希少種の頭部(星砕きプロメテオル以降)ならともかく、通常種と亜種の頭部の肉質はかなり柔らかい。
    加工して硬くするにしても、最初から硬いものを更に加工した方が良い様な…
    • もしかすると、デッドリボルバー系統より攻撃力が低いのは硬さのせいかもしれない。
      そして、MH3Gの星滅のスヴァログが物理寄りなのはリオレウス希少種の頭肉質が硬いからかもしれない。
    • 一応ノベル版では、
      「リオレウスの口元は相手にぶつけただけでも十分鈍器としての役割を果たす」とある。
      ゲーム的には柔らかい「頭」として一括りにされているが、
      実際のところ口元に関して言えばかなり硬いのだろうか。
  • リオレウスのハンマーが登場したのはMH3が初だが、
    それより前に発売されたハンター大全には、既にリオレウスのハンマーの設定画が描かれている。
    もしかすると、これが元になって誕生したのかもしれない。
  • 「フラカン」とはマヤ神話における炎と風を司る創造神である。
    なるほど火竜と呼ばれる空の王者の武器としては最適なネーミングだろう。
    • ちなみに台風の一部地域での呼び名「ハリケーン」もフラカンに由来する。
    また「スヴァログ」も東スラヴ地域の伝承における火の神である。
    星砕きプロメテオルの「プロメテオル」は由来がはっきりしないものの、
    月穿ちセレーネ天開きヒュペリオンと名前のつけられ方が同じであり、
    この二つはそれぞれギリシャ神話の神々の名前に由来すること、
    そして「フラカン」「スヴァログ」ともに炎の神の名前であることを踏まえると、
    おそらく「プロメテオル」とはギリシャ神話において人類に火を与えた神である「プロメテウス」に、
    流星や隕石を意味する「メテオール」を合わせた造語と思われる。
    なお、フラカンは「一つ脚の者」を、スヴァログは「輝き清い者」を、
    プロメテウスは「先見の明を持つ者」を意味する。
    MHXRに登場する、リオレウス豪火種の片手剣「プロメテウスリブス」も同じくプロメテウスが由来である。
  • 黒炎王武器の「アイテール」は、ギリシア神話に登場する原初神にして天空神。
    澄み渡った輝く大気の神格化とされている。
  • MH4の発売に合わせてイーカプコン限定で販売されていたレウス装備ハンターのフィギュアに
    飛竜刀と共にこのハンマーが付属されるのだが、
    公式紹介ページの一ヶ所で「竜砕フラカン」と誤植されてしまっている。
    他の部分は「竜砕フラカン」表記なので、4で名称が変わったわけではない。
  • MHST2ではディノバルドが「レッドート」と言うレッドビートとよく似た特技を使う。
    内容は口内に熱を溜めるあの行動で、火属性攻撃力と防御力を上げる補助技。
  • 現実にもレッドビートは存在する。
    ナデシコ目ヒユ科に属する「テーブルビーツ(Table beet)」という植物で、
    日本で単に「ビーツ」と言った場合はこのテーブルビートを指す事が多い。
    当然何かの頭を模してる訳でも火を噴く訳でもないが、
    可食部位である根が赤紫色をしているから火焔菜(カエンサイ)という、
    シンパシーを感じる別名も持っている*3かえんさい:レッドビート。完全に武器である。
    尤もハンマーのレッドビートのつづりは十中八九、連打や叩くを意味する「beat」であろうが。

関連項目

モンスター/リオレウス
モンスター/リオレウス亜種
モンスター/リオレウス希少種
モンスター/黒炎王リオレウス
武器/火竜武器
武器/HC武器
武器/エムロードビート - 本武器をオマージュして作られた電竜武器。


*1 こちらは紫&会心率10%のおかげで期待値441を確保しているが、ロギンスフィリは白&-20%で既に期待値438をマーク
*2 内、骨髄と延髄1つ、および逆鱗は星砕きプロメテオルに派生可能になるまでのレッドビートの強化素材
*3 他にもビートルート(beet root)、ガーデンビート(garden beet)、ブラッドタナープ(blood turnip。訳すと「血蕪」)、赤蕪…などとも呼ばれる。