武器/禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓

Last-modified: 2017-10-21 (土) 18:33:49

MHF-G2にて"真のG最強モンスター"として登場した熾凍龍ディスフィロアの素材を用いた弓。

概要

  • ディスフィロアの外見の意匠が盛り込まれた弓で、
    構えると熾凍龍の頭部、特に氷角が際立つ格好となる。
    弓本体の上下は炎鱗で覆われた形で、熾凍龍の胸に特有の蒼い輝きも健在。
    矢筒もしっかり蒼光を放っているので見た目も派手である。
  • 禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓」という、まあどっかで見たことがあるようなネーミングだが、
    それに匹敵する衝撃が武器の解説文

    一矢ガ呼ブハ、
    禍ヲ止メシ願イノ心。

    これだけである。
    ちょっと意味が分からない
    しかし、「禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓」というのも、なかなかに読めない
    というか、シリーズ全体でもここまでやたら画数の多い武器名は他に無いのではないだろうか。
    ちなみに読み方は"ワザワイヲ シメ シセイヲ モタラス ユミ"。
    • この武器の名前、禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓の合計10文字だが、
      これはゲーム内の武器名の文字数制限ギリギリまで使っている。
      そのため、表示では「禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓Lv1」などと、かなりギチギチになっている。
    • 知らないと読みようがないものを除くとMHFでも屈指の難読武器である為か、
      10周年イベントのクイズにおいてこれの読み方を知らないと解けない問題が出題された。

性能

  • ネタはさておき、本題の性能を見てみよう。
    生産のLV1から最終強化のLV50までがあるが、近接系統のG級武器などと違って
    斬れ味ゲージなどの特別な変化要素がないため、ここでは単純にLV50時の最高性能を挙げる。
    • 攻撃力573と非常に強力
    • 属性そのものがこれ一本の熾凍属性800
    • 曲射は放散型
    • ビンは強撃ビンのみ装填可能
    • 溜め3で連射LV4
  • 高攻撃力に高属性値、さらに使いやすさでナンバーワンの連射型と、極めてバランスが良い。
    「熾凍属性」というものを初めて聞く人もいるかもしれないが、複属性の一種であり、
    火属性、氷属性、龍属性の3種類を同時に発揮する、ディスフィロア武器専用の属性である。
    熾凍属性800をダメージ計算上の実際の数値に変換すると、
    火属性640氷属性640龍属性320となり、どれか1つ、もしくは2つだけをとっても非常に強烈。
    さすがにこの3つの属性が同時に効くようなモンスターはあまりいないものの、
    属性値自体が強力なので、高い攻撃力も相まって汎用性は高め。
  • 3種もの属性を併せ持つため、G級武器弓におけるライバルは非常に多い。
    火属性ではリオレイアの「クイーンシューター」や、ヴォルガノスの「熔弓ベニタツマ」、
    氷属性ではドドブランゴの「リウージュアロー」や、デュラガウアの「ネヴェアーゲン」など。
    しかし、複属性武器なのにもかかわらず、実は火属性や氷属性に限ってみても、
    禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓は他の火属性弓や氷属性弓をほぼ全て圧倒している
    (ミドガロンの火属性弓「爆狼弓【アタル】」にのみ会心率で負けている)。
    他の弓の大半は連射ではなく貫通や拡散なので単純比較はできない、が、
    禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓が集中攻撃タイプの連射弓であることは逆にその点での大きな強みになっている。
    さすがはラスボス武器の風格といったところか。
    • 龍属性だけはあまり信用がならないので、あくまでも火属性か氷属性を主軸に、
      龍属性も効いたら最高、程度の気持ちで選ぶとよいだろう。
      また、攻撃力だけでゴリ押しできるわけではないため、
      雷属性や水属性のほうが効きがよいならそちらと使い分けることも当然必要。
    • ちなみに切断曲射シジルや昇龍弓を併用することになるが、
      属性依存の部位破壊が全て可能になるのも見逃せないところである。
  • MHF-GGでは響狼オルガロンがG級へ進出したことに伴い、「王狼弓【蘭花】」が氷属性ラウンドへ登場。
    曲射は放射型ではなく爆裂型で、溜め3が連射レベル4、
    最終強化のLv.50では会心率が15%なので最終的な物理威力では禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓をやや上回る。
    とはいえ、禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓があれば火と氷はだいたい何とかなってしまう状況には変わりない。
    禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓との明確な違いの一つとしては、王狼弓【蘭花】は毒ビンが装填可能である。
  • むしろ問題は無属性組であり、現状この弓の最大のライバルは
    同じく連射弓・放散曲射のティタ・ベスティアであろう。
    G級では属性も非常に重要なため無属性はあまり使われていないのだが、弓だけは例外。
    「無属性強化」シジルを装着したティタ・ベスティアは、火・氷属性が良く通る相手ですら
    無改造の禍ヲ凍メ熾盛ヲ齎ス弓を凌駕する火力を叩き出すのである。
    そのため人によっては、この武器を作る労力をティタ・ベスティア(と無属性強化シジル)に
    回したほうがいいと言い切る人すら居るほどである。
    あちらの弱点としては、無属性強化シジルの発現しやすいレシピがレア素材を使うものに限られていることと、
    無属性強化シジルのみにシジル枠を1スロット分使ってしまうことであろう。*1
    つまりこちらは3枠全てを属性や攻撃力・会心率等の武器強化に使用できるのである。
    属性値を大きく引き上げることで、属性が弱い部位に対しての射撃で
    無属性強化シジル付きティタ・ベスティアを上回ることは当然可能。
    結局のところ、どういう方向性で使うかにかかっていると言える。
  • 初期のG級属性弓ということもあり、攻撃力は(従来武器よりは圧倒的に上とは言え)
    近年のG級属性弓に比べると大きな差がある。
    熾凍属性が内包する火・氷・龍属性で考えても、龍属性は始種武器のアルモタル=ダオラが圧倒的性能を有しており、
    GR500以降は火属性と氷属性についても、メインシリーズからやってきた琥牙弓アルヴァランガと、
    同じくメインシリーズから新生というレベルでの調整が行われた剛重弓ギガントマキアが、
    攻撃力610を超える性能で立ちふさがる。
    初期のG級を彩った武器であるのは間違いないため、派生先追加が期待される武器の一つと言えよう。

余談

  • 武器のネーミングセンスがミラオス武器に似ているということで、
    「熾烈ナル修羅ニ墜ツ鎗→ナルニツ」のように、
    ディスフィロアの武器もカタカナだけ抜き出して呼称しようという動きがあった。
    他の武器種が今一パッとしなかったり、大変なことになってしまっている中、
    この弓の『ヲメヲス』は比較的語感が良いと評判である。
    ただしこの弓は指定には滅多に載らず、指定されたクエも過去には存在するのだが
    「ディス弓」という身も蓋もない指定が多かった。実際ヲメヲスもディス弓も四文字なので
    指定の分かりやすさを追求した結果であろう。

関連項目

モンスター/ディスフィロア
武器/ディス武器
武器/G級武器
システム/複属性


*1 上述した発現しやすいレシピでは、「無属性弓強化」に加えて「会心率」や「攻撃力補正」などの効果を1つのシジルに同時に発現させるのは極めて難しい。